ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2168】 中華そば専門 はつがい商店 (東京・平和台) しおそば

 リーダーっていつも孤独ですよ。自分の意見を通しづらい一方で、舵取りも必要だし、完璧な舵取りなんてありえない。だから、批判も受けやすい。かといって、だったらやってみろとも言えないしね・・・。要するにストレスを別に抱えるのです。メンバーにもそれぞれ事情があったり、足枷がある中進めているのだしね・・・・。切れずに真摯に受け止めて、それでも知恵を絞って組織として前向きにやるしかないよね。ただ、悩んでいる顔ばかりしているとメンバーは不安がるってのは、改めて気づいわ。まだまだリーダーとしての覚悟が、足らんかったな・・・・とプチ反省して週末を過ごしました。残業でも片付かない仕事を家に持ち帰りながら。


シンプルだけれど重要なリーダーの仕事

シンプルだけれど重要なリーダーの仕事




 ・・・・などと考えながらも、人間は正直なもので、時間が経つと腹が減るのです。妻子はそれぞれ、お友達との用事があるとのことで、寒い中をクルマで送って行き・・・・残された私は、一人ただ感情を鎮めんと環状八号線を走るのみです。さて自衛隊の駐屯地が見えたところで、さあ遅い昼飯でも食おうかと、今回は「はつがい商店」さんで「しおそば」をいただいてまいりました。






 訪問時・・・満席。5分待ったら通されたけど、この店の人気ぶりが伺えます。店先からは想像できないほど奥に広まった店箱でして、一番奥のカウンター席へと誘導されます。今回は疲れきっているので、あっさりしたものを頂きましょうということでの「しおそば」。比較的カップル連れが多くて、男は醤油、女は塩、といったオーダー組み合わせが多かった様子。加えて言うなら、疲れたオヤジも塩が好き。疲れてなくとも塩好きなじっちゃんもいるけど、最近お元気に復活されているようで、こっそりと安堵しております。












【すっきりとした淡麗鶏塩!鶏ミンチが漂い優しさ広がるエキス感!】


 配膳の瞬間から美しい!と思わせてくれますね!透明系の塩そばって、それだけで上品に思えてしまいますけど、この一杯もそれです。麺顔を見た途端に美しく輝く薄い黄金色したスープ!濁りの少なさがとても印象的ですが、じわじわと滲み出るような霞もエキス感を高めます。それよりも、表面に漂う脂が真円でして、大小いろいろと割れては、引っ付いたりして、キラキラと輝きながら浮いている。おお、見ているだけで飽きませんね・・・。鶏の旨味を見た目からアピール!






 味わうと、塩気の円やかさにまず唸ります。いや、ニヤつくと言ったところか。鶏がらの旨味と深く結びついた感じで、塩気なのか旨味なのか境界線を引きにくいような一体感がある。そんな柔らかいカエシのエッジングがまずナイス!です。塩煮干し系の清湯も好きなんですが、魚介塩系のキリリとした感覚よりも、それよりやや分厚い感じがします。言い換えれば、「あっさりなんだけど豊潤、キレよりもコク」。だから「優しい淡麗系」というイメージがいたします。









 さてこのまま味わい尽くしても良いのですが、薬味があるから活用いたしましょう。ブラックペッパーとゆず胡椒。当然、淡麗系ならゆず胡椒の方ですよねー。試しに3ミリ程度絞りだして、ゆっくりと溶かし出しますと、風味が激変!霞が一気に晴れたような鮮烈なイメージが味わえます。少し前まで「コク重視」と感じていたそれは、一気に「キレッキレ」なエッジングに変貌。うまし!塩清湯には、ゆず胡椒は欠かせません。











【スベリと腰つきのしなやかさが秀逸!汁を吸ってからも旨さが光る!】


 細麺で美しいストレート麺。加水は多めで密度感は低め。しかしグルテンの風合いは柔らかく、汁を吸いやすい傾向。表面はツルツル度合いが高くて、口当たりが軽いばかりでなく、舌触りがとても滑らかでシルキーと感じさせるほどです。当初丸い麺かと思っていたけど、よくよく見れば角が膨れたような見栄え。箸でリフトするときには整列しますし、何かと扱いやすいタイプ。前歯でスパスパと小気味よく切れ出すし、奥歯でのプレスは一気に潰れる。消化にも良さそう。







 軽やかだけでなくて、風味も豊かかも。グルテンの風味とか、デンプン質の甘みが汁に入り混じって、とてもうまいと思えます。特に、後半の汁吸いガチな味わいがこれまた秀逸!表面に漂ってた香味油も、毛細管現象の力に吸い込まれるように張り付くイメージ。食っても食っても飽きない味わいで、スルスルといくらでも腹に収まる感覚です。











【二種の鶏チャーシュー!デフォルトでも満足感アリアリ】


 さて・・・判断に迷うが、「鶏肉ミンチ肉」がなかなか良い仕事をしています。肉団子が崩れているような感覚で、肉団子とも言い難いし、鶏肉ミンチとも言い難い。生姜のふくみを微妙に感じてこれがうまい。家庭でスープを作るとき、出汁を取るために挽肉をじわじわと沸騰しない程度に煮ると、いいエキスが引き出されることがある。まさしくそんな感じ。ふわふわと鶏挽肉が漂うと、スープの印象も上がるし、麺と絡まって一緒に食ってもナイス!。 しかしある程度塊状態になっているので、出汁のためなのか、トッピングとして成立しているのかが微妙。カイワレという対極な味わいにも良く合う。味のコントラストか味の補色構造といったイメージかな・・・。







 鶏肉チャーシューも二種あっていい。もも肉部位はやや深い醤油ダレ系の味わいで、塩気と甘みが非常にうまくバランスされているし、しかも柔らかい。一方、白い方は鶏の胸肉?っぽくて薄味。淡麗スープを十分に吸い込ませてから食むとこれがまた格別。さらに・・・少しだけ、ゆず胡椒を乗っけて食うとこれがまた最高!酒にも白飯にも両方相性が良さそうで、心の中ではもっとくれ!もっとくれ!と、駄々っ子のように叫んでいるようにも思えます。


   









 総じまして、「疲れた時に最適な癒しの鶏塩そば!」という、個人的な心象そのままの言葉でごめんちゃい!いやね・・・・年末年始と激動の中を駆け抜けて、ようやく1月が明けて・・・・個人的には放心状態なんですよ。そんな中、二郎を食って弾けたり、飽きたらず酒をあおってまた〆ラーメンを欲したりと、無茶な麺生活を続けているもんで、こういう淡麗系でしっとりした一杯が、妙に落ち着くんですよ、今の私なら。まさしく癒しの一杯になりました。疲れたら・・・また環八をぶっ飛ばして、食いにきます。醤油系も気になるし、つけ麺だって食いたいし。なので詠います!



   残業と
   雪雲重く
   のしかかり



   気分を変えん
   スッキリしおそば



お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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