ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1965】 麺屋 すみす (東京・青山一丁目) 汁なし担担麺+サッポロ黒ラベル小瓶


 梅雨の晴れ間の休日に、妻子同士の集まりがあるとのことで、旦那は解放〜。久しぶりに、カメラもって都内で緑の多いところを散策してまいりました。結局、ぶらぶらとしただけだったけどね。イマジネーションというのは、こういうタイミングでしか湧いてこないもので、不思議と仕事上のアイデアがぷかぷかと無意識に浮かんだりして、いろいろ仕事空想した1日でした。休んでても、結局仕事のことしか考えてなかったのか?(笑)。







 いや・・・・この日ちょっと発見したのは、ストレスとプレッシャーとは別ものということかな。これらを混同して業務的なものを乗り切ろうとするが、ストレスに陥ってはミスは減らない。抑圧と解放が大事だと思うけど、不健康な抑圧から解放されてもいいアイデアは浮かばない。しかし、無思考に陥らずキープできてる抑圧からの解放なら、回復度が早いばかりか、生産性の工夫も浮かんでこようかと?。心地よい思考はストレスを生まないか。そんなことを集団でどうすすめようか、などとあれこれ考えては、メモして破棄して、また書き直してはと、結局面白いマインドマップが一枚出来上がっただけだったけど・・・・。












【店:静かな青山一丁目〜、ゆったり広々で明るい日差し】


 そんなことを考えてた神宮のオープンカフェからすこし散歩がてらに青山一丁目へと歩きます。ここで一杯すすってから、地下鉄に乗って帰ろうということで。青山一丁目といえば、個人的には「麺屋すみす」。ここがベースです。最近知ったのは、ここで期間限定の「汁なし担担麺」があったということ。これは発見ですよ!博多水炊き系の鶏白湯のお店が、何故担担麺!?驚くだけでなく食うしかないね・・・・。

 そんな感じでたどり着いたのは、午後3時。オフィスビルの休日営業ってのは、心地よい閑散とした気分があって気が落ち着くもので、訪問時店内はパラパラとした先客の入り。店もマイペースで製造できる余裕も伺えて、非常にまったりとした「ノン・ストレス」な雰囲気。こういう雰囲気なら、いい仕事・いい一杯・美味い麺が生まれそうで期待が高鳴ります。とりあえず、ゆっくりでいいからと・・・いう意味も込めて「ビール」を着席と同時に追加注文。やりながら待つこととします。


  











【タレ:店の個性をシッカリ受け継ぐ担担ダレが染みる!】


 なるほど・・・・、「すみす」流担担ダレはこういう立て付けなのね!わかる気がする。








<鶏炊きベースの担担!ほのかにゴマ香りクリーミー仕立て>

 配膳の瞬間に閃きました。そのタレの見栄えに「ゴマのなめらかなペースト感覚」と、「鶏煮出汁のほどよいコラーゲン感覚」の融合というやつを。なるほど、このコラボ感なら「すみす」のアイデアを生き生きと感じます。実際に味わってみると確かにゴマの香りと甘さが広がる。そしてその中には、「クリーミー」といった滑らかさがあり、この粘度は動物系でしかなし得ないようなエッセンスを感じます。つまり「鶏煮出汁」からくるコラーゲン感。ちょっとライトに感じるようで、まったりとした鶏の味。ああ、うまく店個性と、メニュー個性をまとめましたなと感心する次第。


<辣油は添える程度のあっさり!擦った山椒が溶け込んでざらっとした香味油>

 さて「辣油」と「山椒」の攻撃はどこへ行ったか? それは、うっすらとかかった「香味油」に全てが封じ込まれております。見た目は、マー油の如しですが、そこに辣油仕立てのエキスと、細かく擦られた山椒が溶け込んでいます。なのでとてもザラリとした舌触りなんですが、食べ進めていくとそれらはタレへと溶け込んでいきます。そして後からじんわりと攻撃してくる、辛さと痺れ。ほかにこれらを補強するテーブルセットも見当たらないことから、このライトな辛さと痺れが完成型です。辛ければ辛いほどいい。痺れはそうとう攻撃的でないと満足しない。そんな方よりは、ほどよいバランス感を楽しみたい、ちょっとした創作系を味わいたい、そんな方のほうがフィットする一杯かと思います。












【麺:タレを巻き取るような、シッカリした平打ち】


 ここでは細麺しか食ってなかったけど、つけ麺はこんな感じだったのですね・・・。流麗に整形された平打ちがキレイです。








<平打ちタイプの締りあるヌチヌチ感!玉子っぽいイエロー>

 きっぱりした平打ちに、丸いエッジング。光沢感から多加水系と判別しますが、やや黄色目ないろあいから、玉子麺の風合いも感じられます。茹で上げは芯を残さないしっかりとしたものもありますが、実際には全体的には締まりのある弾力感で、クシクシっとライトに千切れます。香味油が張り付く様もキレイ。奥歯での束になったプレスでは、順列無視で束全体でクニクニ〜と潰れる感覚で、そこに水分多めなグルテン感と麺の風味を強く感じます。と、同時にタレとの相性も感じてそのまま旨しと溜飲するという繰り返しのみ。







クリーミーなスープが張り付くようなスルスル感>

 すすりは、この鶏煮出汁感がとても貢献してて、洋風クリーミーな感じでスルスルと滑り組む感覚。ライトポタージュのような淡い感覚で、喉奥を駆け抜ける感覚で、あっさりとまったりの中間的な貼り着きを覚えます。汁なしでは珍しい、ジューシー&ライトといった滑り心地。












【具:鶏挽肉の淡白さがマッタリなタレに合う】


 あくまで「鶏」と感じるポリシー感。


<さすがは鶏こだわり!鶏ミンチが優しい味わい>

 挽肉がライトでやさしい感覚。これは鶏ミンチでしか表せないような気がいたしますが・・・。とってもふっくらとした歯ごたえと、淡い肉味でタレにとても染まる。香味油を後追いで吸い込むような許容度もあり、やさしいながらも、器用さを感じる挽肉感でした。







<薬味はネギで十分!ビールで〆る>

 思えば、あとは青と白のネギ薬味しかなかったのだな・・・・。それにしては寂しさ感はまるでない。タレの完成度が高いため、よけいな薬味はいらなかったということか? ま、そんなことを感じながら、最後に残ったビールを一気に飲み干してフィニッシュ!


  











 総じまして、「鶏水炊きエキスが染みる、コンテンポラリー担担!」と言う感覚かと。これは、看板メニュー「博多水炊きらーめん」と併せて体感するとよくわかるかも。と、同時に・・・・汁なし担々麺って、意外に容易な汎用性もあるのねと再認識した次第。ごまの風味と、辣油と、山椒と、何かベース旨味があれば、そこそこ成立するものなのか???なんてね。そこは、素人がいくら考えても仕方ないのですが、意外と個性の発揮できる領域なのだなと認識。「すみす」らしい鶏の味わいもあって大変良かった、面白かった、旨かった。解放された気分で良い1日に乾杯。なので詠います!



   まったりと
   梅雨の晴れ間の
   ビル谷間



   今日仕事なし
   今日も汁なし



お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


  



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