【都会の光と影が交差する町でんな】
割とすきなんですよ・・・・新橋って。買い物ついでとか、宝くじ購入とかで結構利用する新橋駅ですが、最近はラーメン食にもわざわざ定期を使って訪問したりします。なにがいいかって・・・・・・食後、烏森口から汐留方向の空を見上げると、手前の影が雑多なのに対して、向こう側が空に向かってビル壮大に建っているじゃないですか。天気がいいときなんか、なんか気持ちにスイッチが入ったりするのですよ。野心めいたもんちゅーことでしょうか・・・・(笑)。
そしてもう一つの野心。新橋のラーメンを食いつくすということ(うそです)。それは、先輩に任せるとして、野菜摂取もかねて「タンメン」を食しにこのお店を訪問した次第。
【色なんて関係ないぜ!みんなでガッツリと黙々と食う!】
非常に昼時は混んでいます。先日も断念したくらいだし・・・。でもこのときはたまたま一席だけ空いていて、そこに滑りこむことができました。しかし座っても・・・・・フロアのお兄さんは気の毒なくらい忙しそう。だまって注文とりにくるのを待ちながら、周りも見渡します。サラリーマンもいれば、OLもおられ、はたまた、ガテン系なお兄さんたちも、みんな黙々と食っている!なにか、「日本の元気」というものを感じますぜ。及ばずながら、アタクシもそのお仲間に!という気分になります。そんな、熱気むんむんな店内。湯気のパワーだけじゃないようです。
【スープを具と麺の下から引きずり出す・・・・塩コクと野菜甘みが濃いね!】
タンメン一本メニューとはいえ、少し待ちました10分後、いよいよ配膳です。となりのお客の配膳を横目でみてたとはいえ・・・・、その迫力にはやはり心が動きますな・・・・。期待と不安感。これ全部食えるやろか・・・とね。とまぁ、ヘタレなアタクシですので、プルガクしながらレンゲを投入し(いやいや突き刺し、持ち上げ)、スープをすすりあげます。その感想は・・・
「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「味がやや濃いと思うけど、すごいサッパリしていて・・・・プラマイゼロな淡麗さがナイス!」
1)半濁り加減がややスパイシーで食欲をそそる
見た目にすごい山盛りの野菜炒めですし、その炒め汁の影響度も比例して大きいと思われます。すでに半分濁っているように見受けられ、ややグレーな色合いをにじませます。そのため、スープの印象としては、絶対的には淡く薄味なものの、タンメンとしては、そこそこコクが濃く、わずか〜にスパイシーとすら感じます。塩味のエッジングが遠くのスパイシーさでビシッときまったような印象を受けます。
2)意外に炒め油がサッパリしてて軽くいただける
先日、田町で食した一品は、具の炒めにゴマ油を使用していたため、このニュアンスが芳ばしく良い影響を与えていたっけ・・・。これに対して、この一品は、さらさらな炒め油の感覚を感じており、油の与える影響度もさらっとしているというもの・・・。表面に浮く油の縁もゆらりと大きく、純粋に具の炒め加減の芳ばしさが、油とともにジンワリとスープに影響を与えています。芳ばしさがうっすらでも芳ばしいというのはナイスです。
3)塩と野菜のエキスの集まりでんな・・・・
それにしても、旨さの本質は、鶏ガラ清湯をベースとしながらも、塩のエッジングと、野菜からにじみ出るまろやかなエキスの二つに集約されると思うのですが・・・。 特に今回の野菜炒めには、白菜ではなくキャベツが投入されておりまして、前回よりも、野菜の甘みがはっきりと出ていると察しられます。
※味のまとめ:山盛り野菜から受ける旨味がとても豊富でうま濃く倍増!それを若干のスパイスで上手にしあがっている!
【モヤシの山に驚き、そして麺の風貌にも驚いたりする】
まるであの系列の一杯のように、麺を具の下から引きづり出します。そして、先日のタンメンとはまた違った風貌に驚きを隠せません。その感想はというと・・・・
「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「プチ二郎気分で、麺と野菜をやっつける気分になれました(笑)」
1)平打ち麺がまたハンドメイド感を感じさせる
麺をリフトして少し驚きます。結構主張した平打ち麺じゃないですか! しかも所々、若干うねっていたり、捩れていたりでこれは中々、旨そうで食べ応えもしっかりしていそうと直感します。それに、見た目のピロピロ加減が「ハンドメイド感」を連想させますから、そういうところが個人的にはボルテージが上がってしまうんです・・・。
2)モチモチ感を重点的にアピール!ナイス!
加えて、当たりの感触が非常に「モチモチ」しているからナイスですね〜。この風貌だと、冬だから味噌ラーメン等の濃厚スープに投入しても、個性に負けないのではないでしょうか? また、山盛りモヤシと平打ちをみると二郎的な直感も脳裏に走るため、あのワシワシ感と無意識に比較してしまうから、余計にそう思うのかもしれませんね。
3)多加水レベルの滑りの良さが気持ええ!
熱ダレをしない麺!そういうところ、やや多加水系な感覚もあります。よって、表面の滑りがよく、つるつるとしています。一方、形状は、多少ビラビラしておるので、滑りと抵抗が喉の奥で感じられ楽しいです。今にして思えば・・・・・潰し込みも強くないところも、喉のつっかえもなく、するすると胃に入ってしまうという面白さなのかも・・・・。
※麺のまとめ:平打ちのやや縮れな麺で、食感がモチモチとしている。そして滑りがいいため、喉全体でとても楽しめる!
【この具だけで白ご飯をいただけますな・・・迫力のボリュームがナイス!】
冗談で、「アタマをライスに乗っけて!」と言ったろかしら(大うそ!)。アタマと餃子セットってないかしらん・・・・。
「最初はビビりましたが・・・・最終的にサクっと食えたことに驚きと安堵」
1)野菜炒めとして
野菜炒めとしてだけでも十分に通用する的具合ですな!このボリュームなら大満足ですし、白菜でなくキャベツにしているところも、おかずとしては個人的に好きです。しいて言えば・・・・・キクラゲなどもう少し違う歯ごたえ、そして苦みとしてピーマンがあれば、完全に野菜炒めとして一本立ちできそうな出来栄えです。
2)トッピングとして
トッピングとしては、具のカッティングが少々大きいかったくらいか・・・・。豚肉、キャベツにしてもそんな感じ・・・・・。しかし、これはその分ワイルドに食せると解釈する方が自然なのかもしれません。麺が主張し、具も大きく主張しているので、それぞれバラバラ交互に食するといった所作になります。具が大きいと麺と一緒に絡まん・・・。
※具のまとめ:迫力ある野菜ボリューム!タンメンとはそういうものだと改めて思う・・・・。
総じまして、いかにも「新橋の労働者のエネルギー源」たる質とボリュームに気持ち良く打ちのめされる一品ですな!こりゃ・・・・午後から、少し眠たくなるぞ・・・・と思い、ドトールでコーヒー買って帰ります(新橋にスタバは似合わない)。健康を配慮して野菜を採ろうとタンメンにしたものの、食後のコーヒーと一服ということで何やってんだかワシ・・・・。人間とは矛盾を抱える生き物なのよ!なので詠います!
健康を
野菜摂取で
タンメンだ
餃子から揚げ
食って台無し