ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン781】 麺場 風天 (東京・大井町) 煮干塩そば・大盛り

大井町が面白いと感じました】

 何かとに気になっている「青竹平打ち中華そば 麺壱吉兆」狙いで訪問した大井町ですが、仕事始めの日に営業しているかも不安です。でもそれならそれで、「永楽」行けば良いと割り切り強引に訪問しました。しかし、吉兆への行きすがら・・・・永楽もチェックするとやっぱり混んどるがな(泣)。そして肝心の吉兆は、案の定休みやがな!(号泣)。仕方なし・・・・寒空の下、永楽前で待つかと踵を返し歩き出すと・・・・ふと目につく看板あり!それが、このお店「麺場 風天」さんです。店の前にある麺箱に「カネジン」の文字有り!それにメニュー表に「煮干塩そば」なる実に風流な名前!この2点がアタクシを後押しし、吸い込まれるように入店と相成ります。それにしても、この界隈半径100mは、とてもオモロい店ばかりですわな・・・。家系の店もあれば、路地裏の飲み屋、スナックも広がり・・・・・とてもディープな地域です。アタクシは、今、大井町がとても面白いと感じています!



【実に分かりやすい〜煮干塩スープなのだ!】

 若いスタフ3名体制で清々しい対応がまずナイス!きびきびと冷水が配された席に誘導されます。もともと、つけ麺メインなお店らしく、先客の殆どはつけ麺を食されていて、そのうち半分が塩つけだったのが印象的です。仕事始めの慣れない疲れに目を閉じウトウトしていた5分過ぎ・・・、意外と早めに配膳されたのが添付の一杯であります。

 塩煮干という名称の「渋さ」とは裏腹に若干明るい透明系を感じるスープですな〜。すごすごと、赤いレンゲを具のスキマに滑り込ませ、静かに汁をすすり上げることに専念します・・・。すると・・・・

 「旨いがな!(*゚0゚)ハッ 」
 「しかもこの煮干し旨味は、マニア系じゃなく・・・万人に受けそうな明るい旨味やがな!」

 ・・・という印象が頭を駆け巡ります。見た目ライト系煮干しに見えるのですが、どうしてどうして!しっかりと最初の一口目から、煮干しのふわっとした風味がふわっと広がります。それに、鶏清湯のしっかりしたボディーも感じますし、塩も淡いというのではなく、しっかりと旨味と化しています。味わいとしては、全体的に明るいと感じたのは・・・・・、個人的には「野菜旨みがしっかりと出ている」と勝手に感じたからでしょうな。

 「野菜の旨味が、煮干し×塩味×鶏清湯・・・それらを融合しとんのか?」

 と思えまして、さらに野菜故の仕事と申せましょうか・・・「優しさ」とか「まろやかさ」とかのニュアンスもだしとると思うのです。なので、「味の角がとがっていて丸濃いの苦手」な女性でも、するすると食していただけるのではと考えるのですが・・・。ふらっと入ったお店ではありましたが、「当たり!」な感覚を食している途中から覚えまして、少し興奮している自分を認めます(笑)

 ※味のグラデーション:煮干し甘み>鶏清湯の旨コク>出汁と化した塩味>節系の柔らかさ>野菜の旨味>トッピング葱の甘み>その他



【つるつる系大好き人間なら最高!と思える仕上がり!】

 カネジンというだけで・・・何かスペシャリティを感じてしまうのですが、アタクシのいつも好き!と言っているタイプの麺とは、実は反対方向なスペックを覚えます。しかし・・・・これも旨いと思えますよ!最近、あまり麺固めにこだわらなくなりましたしね!

 「あーーー、こういうのも好き!(*′ω`)b゛ок!!」
 ※加水がやや高めで、表面のつるつ感がええやなの!すべりが抜群やし!
 ※標準太さのストレートという・・・・オーソドックス過ぎるところがまたキレイ!
 ※麺の潰しが軽いところもなく、質実としたところも残す、ややクッシリ麺!それでいてアルデンテ超え!
 ※写真よりは実際は、少し黄色みがかっているように感じる(カネジンの時はいつもそう思うのですが)
 ※とにかく、前歯さばきも良くスパスパ感もナイス!

 特に今回は、大盛りをいただきまして十分堪能させていただきましたわ!お正月を挟んで・・・なにかこういうすするものというか・・・・麺類に飢えていたのでしょうな(笑)



【具が全体的に手抜きなしと思うのですが!】

 海苔の刻みが一枚海苔だったらなーと個人的に思いますが・・・。しかしそれ以外は実にええ仕事してまっせ。

 チャーシューは、醤油タレをやや感じるバラ肉ロールでして、ほぐれて、溶けるような柔らかさが素敵。味わい的にはご飯に合う味付けかもですが、塩スープ・煮干しスープの味わいとタレが喧嘩することなく、全体的にマイルドな味付けが印象的でした。麺と絡めると崩れるほどですわ・・・。

 そして、ほうれん草も茹でてあっても、「おひたしのお通し」として十分通用するほど、野菜の歯ごたえを残してほうれん草の風味も損なわない仕上げ方でして・・・痺れる旨さ!残念ながら、アタクシ腎臓結石持ちなので、ほうれん草ばかり食っては居られないのが泣けて来ますが、これは、100円払って追加トッピングができるものならそうしたい!

 刻み葱も実にええ仕事してます。フレッシュ&シャキシャキな歯ごたえと、葱エキスがスープにとけ込んで、煮干しエキスとの絡み合いが味わえてナイスです。なによりもケチケチしない量がええやないの!

 残るメンマは、浅漬けタイプで、歯ごたえは・・・・フニャ系少なく、シャクリ感が多いタイプ。食ってて気持ちよく個人的には好きな味付けです。ナルトと海苔は・・・・一定の評価はいたします。

 ※具のおさらい:バラロールチャーシュー2枚、ほうれん草、メンマ、ナルト、刻み葱、海苔



 総じまして、大井町の課題2店舗を外して飛び込みで入ったものの、大満足という顛末でございます。大井町の懐の深さを思い知ったかもです!これは、当面重点訪問地域にランクアップさせてもらうかもですな・・・・。そして駅から1分もかからず、こんなディープな飲屋街が広がっているなんて、それも意外でありまして、このあたりも探検できれば良いのですがね・・・・。新年早々から個人的には大発見という次第。なので詠います!

 寒空に
 風に吹かれて
 天仰ぐ


 風天飛び込み
 温かさ汁(知る) 
  
お粗末!とういことで合掌!今日も本当にごちそうさまでした! 



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