ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン761】 牛骨らぁ麺 マタドール (東京・北千住) 千住葱らぁ麺・塩

【もう一度ちゃんと味わいたくて・・・】

 今度は、麺友の「関東らー友」を誘って一緒に訪問してみました。今年一年いろいろ有りましたな・・・とこのあと大人しく一献傾けるつもりが・・・痛飲に陥り記憶が飛んでおりますが、断片をつなぎ合わせてレビューしてみます。(ほんまに・・・カラオケの飲み放題コースは、人を駄目にしてしまいますな(笑))



【塩と牛の相性もまろやかなんですね〜・・・】

 アタクシ、牛骨と言えば何度も言って来ましたが田町の牛骨らーめんを連想してしまいます。その「塩」と「牛骨」の相性の記憶ももはや定かではありませんが・・・・・「ジョッパさ(強い塩っぱさ)」をどうしても期待してしまいます。しかし先日の醤油味のこの一品を鑑みるに・・・そういう系統ではないと想像できます。どういうアレンジメントか期待がたかまりますわな・・・・。そして出て来たスープがこんな淡い黄金色!コンソメスープとはまた違った色合いと透明度ですな・・・。などと感じながら、ゆっくりとレンゲでいただきます。

 「塩にして・・・・逆に甘みを感じるこの妙!牛の甘みの伝わり方がストレート!」

 これも唸りますわな・・・・。牛テールスープともまた違った甘みのゆったり感がナイスですし、脂の「味の厚み」がいつも食しているものとは別ものです。それでいてしっかり「ラーメンスープ」してますから、面白いですね。前回の贅沢牛焼きらぁ麺の時は、ローストビーフ以外に、ほほ肉のしぐれ煮っぽいトッピングの味に影響されたような「醤油がらみの甘味」のニュアンスがありました。しかし、今回はそのニュアンスのベールを脱いだ分だけ、牛の脂の旨味がストレートと感じました。しかし、単なる透明とも違い少しばかりの濁りも感じる・・・。コショウの感覚か、節系の濾した欠片かは不明・・・。ラーメンスープたらしめる成分が、牛スープの見え隠れする微妙さが・・・惹き付けられる所以でしょうね。節系な味わいや、昆布系のアミノ酸の味覚を探し求めましたが、こってりクリアーな牛のパワーに圧倒され・・ただの一体化した旨味が残るだけでした(笑)。

 「後からネギの甘みも加わるみたいね・・・・」

 トッピングの千住ネギの山盛り!これ実は結構見た目以上に入っていて絶品なのですが、食し進めるうちにネギ独特の甘みがスープに加わるようです。苦みとは呼びたくないフレッシュなネギの中心部の繊維質が、次第に熱を帯びて甘みへと変化し、スープに溶けて行くようです。こういうところも・・・・

 「最初クリアーこってり・・・、途中で肉味厚みな塩味・・・・、後はマイルド感・・・・」

 という具合に感じ方も変わってゆくのだよな・・・・・。こちらのこの一杯は、もう一度ゆっくりと味わいながら食したいわと、やはり思う次第。隣に座ってた「関東らー友」も旨そうにスープを完飲しとったわ、そういえば。普段は健康気遣いスープは少し残すやつやのに・・・・。

 ※味のグラデーション:牛骨のコク>塩の輪郭>塩のミネラルっぽい甘み>ネギ等の甘み>節系?コショウ?その他



【アタクシ(関西人)・・・初めて関東に白ネギの山盛りに出会いましたわ!】

 青ネギ文化の関西エリア・・・・しかも京都出身でっさかい、小さい頃は九条ネギしか食ってない!そんなアタクシは、成長して焼き鳥の「ねぎま」に出会うまでは、白ネギの旨さを知りませんでした。こちらは、千住の地場産らしいのですが、鮮度の良さを感じさせますし、また実際シャキシャキしながらも柔らかく、苦みが少ない代物でした。麺とからめて・・・というか自然とそうなるのですが、最後の最後までネギがそこに有るという感じでした。

 「そのまま塩こしょう!またフレンチドレッシングで食っても旨いネギ!」

 ・・・・とそんなフレッシュ感を楽しめます。また肉は、好き焼き肉のような薄切りタイプをそのまま煮たような「ぷよぷよ感」が漂う見栄えでして、この脂身からも牛肉ならではの甘みがにじみ出ています。これだけで、ご飯頂けますよ!何杯でも!肉が甘いなんて陳腐な表現ですが、それが一番当てはまってしまうのだから仕方が無いです(困)。また、シナチクでなく竹の子と呼びたいくらい!穂先に近い部分なので、柔らかくてスパスパと前歯で噛み切れます。

 ※具のおさらい:千住ネギ山盛り、牛肉(スライス肉薄味)、竹の子みたいなメンマ(穂先部分)



【平ザルで・・・・勘でその一瞬を見極めるのね・・・・・】

 麺のコメントは二日前のレビューを参照ください(とここでさぼってみたりする(笑))。付け加えるとすると、今日は塩らーめんのせいか、先日より全粒粉感が若干多く感じる見栄えだなということくらいかな。

 こちらのご店主は、茹で時間をタイマーで計るということがなく、すべて勘で見極めておられます。麺釜でゆったりと麺を泳がし・・・平ザルでちゃっちゃ!ちゃっちゃ!!と小気味好い湯切りがかっちょええですな。このスタイルだと前半と後半の茹で時間に微妙に差ができてしまうので、2名分づつ小分けに調理なさっておられるようです。

 ※麺の感覚:多加水なクチュリ感!表面一枚のヌメり層でスベリがいい!今日は締まりよく感じてしまった・・・

 ※麺の形状:標準よりやや細いストレート。微妙な長方形な切り口。全粒粉配合していて見栄えが素朴!



 総じまして、まだ二回目の訪問なれど、びしーーーと決まった感すらその一杯に感じる存在感はさすがです。隣の麺友「関東らー友」も今回は言葉少なく麺に没頭しておったくらいですから・・・。帰り際、券売機をもう一度しげしげと見て「次何を食おうか」などと考えます。なかなか・・・・こちら実は「ご飯系」に力が入っているような感じでして、いろいろなのがあります。そしてつけ麺だけではなく、「油そば」「あんみつ」など結構メニュー豊富ですね! あーーーー食いたい!けど常磐線沿線も他に行きたいところもあるしな・・・・・。さらに興味が募るこのお店は全く罪づくりです。なので詠います!

 マタドール
 またどーしても
 来たくなる

 遠くの千住
 千手の手招き

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。




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