ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン926】 つけ麺処 三ツ葉亭 (東京・阿佐ヶ谷) あっさり醤油

【コレ食ったわけ:阿佐ヶ谷を開拓したくて・・・・】

  残業も遅くなると、早く自宅に帰って一息つきたいモードが比例してますのです。なので、都心で一杯引っかけるよりも、地元に少しでも早く近づいたところで食いたいのよね・・・・。なので、吉祥寺・荻窪・・・・余裕があれば中野で途中下車するのですが、その間の駅って結構見逃していたなと最近気づきました。特に、阿佐ヶ谷・高円寺は数えるほどしか食ってない・・・。なので今回は比較的、阿佐ヶ谷駅から近いところで評判がそこそこ良いところということで、こちらをチョイスです。

  訪問時、先客若い人ばかりで4名。若い女性がお一人でご奮闘!後ほど旦那さんかがこられての共同作業だけど、なんかこの光景・・・・・三鷹駅北口から数分の「あすなろ食堂」に似てまんがな。女性がしっかりと麺場をまかされ奮闘してて好印象!このお方に生ビール券を渡して・・・・一人まどろんでおります。ラーメン店で380円の生ビールは、気持ち良く支払えるがな・・・。




【スープ:つけ麺屋らしからぬ・・・やさしい味わいに魅了ですな・・・・癒し系です】

  「らしからぬ」点を二つ。一つ目は、店内に流れる環境音楽っぽいBGM。つけ麺屋「らしからぬ」のですがとても和みます。以前、こういう音も家の中で静かに流したらええな・・・と思ってやってみたけど、眠たくなってやらなくなった(笑)。二つ目は、スープの淡麗ぶり。つけ麺メインで濃厚派っぽい売りに店「らしからぬ」その穏やかな味わいに・・・・これまた和みます。


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「しっとりとした丸みを感じつつ・・・・しっかりとした旨味のコク感じまんがな。ええ意味で、とらえどころないやん(笑)」


1)旨味:あっさりした鶏豚コク!しかも薄くない!!醤油もほのか!魚介も優しく!!

  つけ麺屋の「あっさり醤油」ラーメンと言えども、そこそこ普通にしっかり輪郭を示した味わいなんやろ・・・・という先入観を最初から崩されます。本当にあっさり醤油であったのですから、もっと人を信用するもんですな。しかし、そこには、つけ麺屋というか、最近の若いセンスと渋いセンスのハイブリットのような小技を効かせたテクニック香味も感じます。この時点で、なかなか面白み十分な満足感を与えてくれます。「600円」「中盛り200gまで無料」という価格設定と内容以上!これは、正直言ってめっけもんかも?

  味の方はというと、レンゲが木べらで分かりにくが、明るい系統の醤油ブラウンでして、いかにもくっきりと醤油のニュアンスを感じるタイプではないです。主に豚鶏の動物系をじんわりと感じる・・・・その自然な甘みが丸くてホッとさせてくれます。そして、アタクシのような中年オッサンを心から落ち着かせてくれるこの安心感・・・。感じない程度の軽い魚介の存在感かな?丸い味わいが甘みと感じ取れこれはゴクゴクと最後までノンストップに飲み干しました。

2)塩気:塩・・・・加えてないでしょ?みたいな・・・(笑)でも十分満足

  全体の味の色合いとしては「丸い」のです。しかも、塩を隠し味で節をパワーアップさせるとか、肉の旨味と結びつけるなど、塩としてのアクセラレーションをあまり感じませんな。 濃厚豚骨に酢を投入すると、実は酸味効果より、味全体がまろやかになるような現象があるが、まさか・・・・塩を投入して甘くなるということもあるまい・・・。いやいや、塩大福という甘味もあるか・・・。まったくもって、塩気と旨味の関係は、難しいテーマですな・・・。


3)香り他:香味ネギ油がゆったりと

  揚げネギのかもし出す香味が、とても全体感としていいですね。単なるあっさりラーメンで終わらない部分で、最後まで手を抜かないといった心づかいすら感じる小技ですかな。こういうモミジを控えたサラサラスープには、このような揚げネギ香味ってとても合うと思うし、これからも好んで食べて行くことだろうと思います。




【麺:スープのやさしさに反して、つけ麺屋らしいカッツリした個性がでてます】

  またまた・・・・やさしいスープ感「らしからぬ」ちょっと主張する麺ですぜ!しかし、アンバランスと思えるそのスープと麺との組み合わせが、ミスマッチとも思える面白さと感じ始めたと思えば、食ってる途中からコントラストあるバランス系などと思えて来るから・・・・ラーメン道というのは、止められないね(笑)。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「マイ好みな固さや、全粒粉配合など・・・・喜ばせすぎなんちゃう?(笑)」


1)風貌:固めなニュアンスナイス!しかも全粒粉がかっこええ!

  さすがに「つけ麺屋」であったことを感じさせる麺です。やさしいスープにやさしい細麺?と思いきや、じつはカッツリした感じの中太い麺でして、ストレート。そしてどこかしら外固なイメージを感じさせてくれて、さらに「全粒粉」が配合されとりますがな・・・・・。「全粒粉」だからといって和な渋さで貫くタイプでもなく、全体的に明るい感じもするな・・・・。個人的には油そばにも大変期待が持てるような感じを受けました。


2)感覚:かなりの潰しこみ感じる!つけ麺仕様がクッシリ!!

  麺の密度感が高くていいね〜!前歯を差し込む時点のサックリとした感覚と抵抗感にその密度感を感じてしまいます。この時点で、ボーダーラインを越えてしまった感覚だったな・・・。スパスパとまで容易に千切れるタイプでなく、或る程度歯ごたえを楽しもう!これはスープの染み込みを期待しなくとも、麺自体が風味もあるし、あっさりなスープを少し浴びた段階で、やわらかい風味同士のコラボとクッシリ歯ごたえを楽しめる中々の好みでありました。


3)スベリ他:全粒粉なのだが外固ニュアンスでニュルリと滑る

  蕎麦ライクなスベリもなく、外固ニュアンスで表面もつるつる。すこしラーメンにしては太目でハッキリした反発があるので、表面のヌメリがなくとも、麺自体の弾力によりにゅるりん〜!としたスベリになる次第。スープの全体感からして、このような反発スベリは予想外な展開・・・。




【具:600円という価格設定以上に満足だった具たちです】

1)チャーシュー(品のいい赤身主体な肉)

  一時、大勝軒系を集中的に回ったことがありましたが、そのときに良くお目にかかったような、カスカスの赤身主体で肉厚なチャーシュー。これがスープを少しスポンジの如く吸い込んで食すると、持ち味自体の塩気とスープのコクが合わさって実に旨いのですよね〜。なんかしら、そういうのに品を感じてしまうアタクシなのです。


2)メンマ(大ぶりでナイス!)

  いやいや、実にしっかりとしたメンマでしたよ。大ぶりで、主張するかのごときのメンマの存在感でした。歯ごたえもシャクリとして好みだったし、キレも良かった。また味わいも薄味の中に、メンマ自体の風味も十分に感じ取れまして、なかなか美味しくいただきました。


3)海苔・ネギ薬味

  アタクシが、この麺顔で一番面白いと思ったのは、薬味ネギ。揚げネギのえんじ色に近い茶色と青ネギのコントラストが一緒に一塊になっていて、モザイク模様のようではありませんか。そしてそれらがまだ独特の香味を放ち、単なる薬味以上に複雑な風味をめ一杯アピールしているかのよう。これは好きな演出ですね・・・・。一方の海苔も中々風味よく、美味しくいただけましたよ。

4)薬味ポット

  フレッシュ玉ねぎみじんと、コチジャン風な辛いやつ。アタクシは、玉ねぎを後半に大量投入!こういうところ、アタクシの中には、がめつい関西人の血が脈々とながれているのでしょうな(笑)。いやいやどうしてどうして!なかなか甘みの豊かな玉ねぎでして、正直ビックリでしたよ!ポットに入っているのって、正直鮮度が期待できないのですが、これは別格!是非お試しあれ!!




 総じまして、「こちらはマイ定番店」とさせていただきましょう!という感じでナイス!何がいいかというと・・・明確に言えないのだけど、とにかく、店の雰囲気が等身大だし、ビールもそこそこな価格でおつまみせっともあるし、旨いし、帰宅路途上だし、駅から近いし・・・・・、通わない手はないのです(笑)。でも・・・・もう少し、阿佐ヶ谷開拓もしてみたいから、もう少し訪問インターバルさせてね(笑)。なので詠います!




  夜もふけて
  毎度毎度の
  遅残業


  俺を癒すは
  やさしいスープ

 
 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!
 




東京都杉並区阿佐谷南2-17-3 長谷ビル1F

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