ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン753】 つけめん処 あすなろ食堂 (東京・武蔵野) とまとつけめん

【どっちがご店主かわからんな・・・】

 こちらは、毎朝の通勤で通りすがり、なんとなくいい雰囲気だしているので、退社時にちょっと一杯食おうと思いつつ・・・いつもスープか麺切れか、営業時間外になり願いが叶わずでした。日曜休業というのも痛くて、思い切って土曜のお昼に単独行動をさせていただき訪問が叶いました。それにしても、通勤バス経路の途中で降りるというのは妙な気分ですな・・・・。どこか全体的に「かわいい渋さ」を感じる外観。まず入店し入り口すぐ右手の券売機を見て「いちおし」が「とまとつけめん」であることにちょっと驚きます。一番左上の一等席ボタンがそれ!ならば!と迷わずこれを注文させていただきました。一番奥の席に案内されます・・・。

 「女性の方がご店主なのね・・・・」

 共同経営かどうかはしりませんが、麺場面倒や、全体の流れ指示などの動きを見ていると、そのように感じます。なかなか店内も清潔そうですし、明るさと、「あすなろ食堂」というバブルはじける前あたりに流行ったドラマを連想したりして、オヤジ心をくすぐりますやん!




【つけ汁よりも、個人的には麺が特徴的!これだけで通い店です!】

 こちらは、太麺と細麺が選べる仕組みです。つけ麺なら太麺選びが通常だと思うのでそれをお願いしましたが、その他常連とおぼしき方は、つけ麺でも半分が「細麺」。めずらしいな・・・と思っていたら、店員さんとお客さんの会話が漏れ聞こえて「細麺がおすすめ」とのこと!なぬ〜、次回は細麺でということで。

 とは言っても、太麺も「なかなか」でありました。どのように「なかなか」であったかと言うと、ピカピカしていて美しく、見た目と裏腹に結構ハードなコシの強さを感じたからです。また、麺の冷たさもしっかりしていて、水切りもOK。しっとりと小麦の風味も感じられて・・・・地元にこんな麺をさらっと出す店があったんか!と少し知らなかったことに悔しささえ覚えます。

 「とても基本に忠実そうな、加水低めな太麺をいただきましたわ!」

 久しぶりに、つけ麺の太麺で、しっかりした低加水を食った気分ですな・・。それで表面のザラツキがなくするすると口から胃に入って行くところが、高品質と感じます。前歯のさばきで二段階に感じる中心部の反発を感じます。奥歯のすり潰し感は、店の宣伝文句では「もちもち」と書いてあったと思いますが、個人的な感想を言えば、「もちもち」と「クッシリ」の丁度中間・・・「もっちし」といったところかと。

 つけ汁に浸す前に、あまりにもそれだけで旨かったので、六分の一程度は確実にそのまま素で食してしまいましたよ(笑)。最後にスープが余ってしまうのではとこの時点では心配をしてました・・。

 ※麺の感覚:つるつるなスベリに、噛み締めると「クッシリ」&「もっちり」な加水低め。ほのかに小麦の香りがナイス!
 ※麺の形状:角が膨れて丸まった切り口、自然な小麦色が食欲そそる、太めと細めが選べるストレート麺。




【鉄鍋で供するつけダレがアイデア勝利!】

 さてこちらのつけ麺つけダレは、みな鉄鍋に注がれてやってまいります。その理由が店内POPに書かれていますが、あとから要望があれば器ごと温め直しができるからだとか・・・。なかなかアイデア勝利ですね〜!これまで、い焼き石投入やレンジでチンまで、いろいろありましたが、個人的には初めての経験でした。さて、そのとまとつけダレですが、なかなか見栄えが想像より大人しめで洋風な感じがいたします。器が無骨なので余計にそう思うのでしょうかね・・・・。

 「これは・・・・、とまとポタージュ風でんがな!」

 とまとの身がごろごろとしているという風貌が一般的かと思うのですが、完全にピューレ状になっており、とけ込んでおります。豚骨と鶏をベースにしたスープと完全に一体化しており、まさにポタージュと化しています。なのでマイルド主体な味わいかと予測しましてタレをすすりますと・・・・

 「タバスコ系な辛さ?が見事なエッジングをきかせてますやん!」

 基本的にクリーミーなんですが、すぐさまピッチリとした辛さが追いかけてきます。そう激辛ではないので誤解なきよう・・・。タバスコ系かどうかはしらんけど、一味系かもしれないと思うほど、柔らかい辛さが広がり、それがフレッシュと感じます。肝心のとまとの感覚は、甘みとか出汁と化しています。とまとがアミノ酸に分解されて全体にとけ込んだかのよう。しかしフレーバーとして「とまと」はしっかり残っています。またパルメザンと少しばかりのタイムかバジルかの乾燥薬味もほんのりと良い仕事をしていそうです。香ばしさと変化あるコクがまたナイスです。

 さらにこのクリーミーさ故に、麺との絡みがとてもよろしいのです!表面がつるつるしているので、少々心配をしましたが、並の分量でも最後にのこったのは、やや少なめかと感じる程度です。麺のスープ持ち上げがいいというより、これはタレの絡みがよいと言った方がいいでしょうね。これは、モミジの分量が多めなのか・・・・。そう感じるのは、具を見て「鶏得意?」と感じるがゆえです。ともあれ、やさしくクリーミーつけダレはナイスでした。

 ※味のグラデーション:とまとの甘み(ピュレー感)>鶏&豚の動物系コク>一味?タバスコの辛味>パルメザン他のコク>その他



【具がシンプルですが、鶏中心ということです】

 チャーシューが豚でなく、鶏です。そしてブロックに切られていてタレに沈んでいますので、見た目にはアピールっしてきません。なので、食べ始めは少ない・・・・と感じますが、残りのタレを見ると、ゴロゴロと入っているのが見て取れます。なかなか、トマトと鶏の相性ってええね!と今更ながら思います。このつけダレとの一体感としては、なかなかの計算と思いますし、女性的とも感じる感性がナイスです。

 また隠し味として・・・・クルトンの仕事は見逃せません!つけダレ後半のカリカリ感を多く感じるところは、食していて面白い演出ですし、また後半のこったクルトンをレンゲで救って食うのも楽しいというもんです。

 そのほか、麺の方にフレッシュたまねぎと、水菜がそえられていますが、水菜は最近すっかり定番になりましたね。玉ねぎの方ですが、とまとポタージュ系なつけダレのなかでは、なかなか面白い味の輪郭を加えますので、これまたナイスと申しておきましょう。この二つとも、つけダレの具の見栄えとしては寂しいと感じるところに、ナイスな見栄えを与えていて全体的にはナイスです。

 ※具のおさらい:鶏肉ブロックチャーシュー多数、クルトン、パルメザン、水菜、玉ねぎ



【カウンターにそなえつけのポットで自分で注ぐタイプ】

 スープ割りは備え付けポットで自分でやりますが、入れすぎないように重々注意が必要です。非常に淡目な節系スープです。そして大抵の場合、つけダレがそう多く残っていないと思いますので、レンゲ2杯前後でもいいかもしれません・・・。どぼどぼ・・といれるのは避けた方がいいですよ(余計なおせっかいですね)。




 総じまして、自宅から散歩気分でぶらっと訪問しましたが、これは実にいいところを発見したと気分をよくして帰路につきました。ここは、期間をかけずに全メニューを制覇したいもんです。「らーめんはじめました」とのPOPもありいろいろ開発努力もあるようですし、地元の期待の星として頑張っていただきたいです。2012年に、注目の店としてメディアに取り上げられるといいですね!なので詠います!

 あすにはと
 なろうと誓う
 名人技

 辰の年には
 昇り竜か  

(あすなろ・・・・にひっかけ考え過ぎでばらばら・・泣)
お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。




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