ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1250】 麺屋 蕃茄 (東京・大泉学園) トマトチーズつけ麺・並盛

 西武池袋線大泉学園駅。滅多に来ないこの界隈なのですが、以前煮干を体験いたし度、訪れて以来かも。とにかく個性的な一杯を求めては、この駅に降り立つのが定石のようです。さて、たまに早く帰れたとある日、池袋界隈はまた来れると思って、そこを起点として今回は久々に遠い寄り道をしてしまいました。それが、とんでもないことに遭ってしまった顛末となることも知らずに・・・。という感じで「麺屋 蕃茄」さんへ突撃しました。









【つけダレ:豚魚にトマトは実に合う!それに・・・パルメザンは更に合う!】


<豚魚の新たな可能性!?トマト酸味と乳脂肪!>


 それにしても・・・「トマトチーズ」という名目から、もっとチャラい麺顔を想像しておったのですが、いやはや・・・実に実力派なファーストインプレッションであります。何がって・・・まずつけダレの泡立ちに濃厚なる豚魚の仕草を感じますし、何となく赤みを帯びた色合いとトマトのミスマッチ感が何とも言えません。またパルメザンチーズが、業務用とは言え、かなりの分量が投入されておりまして、赤と白・・・そして深い赤茶色がハイカラです。更に全体的に泡立ちが深いのが濃厚たる由縁かと。元々は、トマト好きな性分なのですが、さっ引いてもこれはナイスですよ!



 味わい的には「またおま」的な豚魚とは一線を画しますな。あの魚粉の香ばしさもありましょうが、トマトの酸味が魚介に結びついて、新しさを感じながらも、前からあったような質実な存在感です。まず酸味が豚魚と結びついて円やかです。トマトの欠片をかじりついても違和感なく、むしろ当たり!と思えるさっぱり感を濃厚たれの中に見つける。そういう辺りが実に魅力的でして、豚魚の新しい可能性!?を感じてしまったというのはオーバーだろうか・・・・。




 それに、パルメザンがこれほど合うとは!豚魚に乳脂肪が合う!!コクが別ベクトルで際立ち、味わいが立体的に感じまして、感覚的には味わいの容積の増加がハンパないという感覚です。混ぜっ返すといけないらしいが納得・・・。ご丁寧に「蕃茄流つけ麺の食べ方」なる張り紙がカウンターに貼付けられてますが、このパルメザン感覚は、混ぜると確かにもったいない。ふわっとした空気感も味わいの一つで、粉っぽく感じる乳脂肪感と、完璧に混じり合ってからねっとりとつけダレにまとわりつく乳脂肪感の時間差攻撃は、実に魅力的!これは最初から混ぜっ返すと味わうことのできない演出です。なるほど・・・・注意書きというのは見ておくものだと再認識をいたしましたわ。





<ちょいとスパイシー風に感じる・・・というのもポイントですな>


 なかなか出だしからSO GOOOD!!なつけダレですが、豚魚と思いつつ・・・なぜかいつもの味わいとは違うのに気づく。それは、トマトやパルメザン以外の部分で・・・・。自信はないのですが、個人的にはスパイスの余韻が独特だと思えるのですが・・・。このスパイス感覚が、パルメザンには絶妙に合いますし、トマトも然り。そして豚魚の中の「魚介」部分とも喧嘩せずに上手に融合しているのが、別の意味で印象的・・・。粒胡椒とか、視認できる欠片を発見してないのでこれはあくまでも想像の話。もしくは、豚魚とパルメザンの融合でそういう風合いを偶然に実態もなく感じ取っただけかもしれません。ともかく、ただの豚魚ではないところが、新たな可能性を感じて止まないのでありますが・・・。









【麺:基本をしっかりと押さえたという感覚!実に質実さが溢れる高品質】


<実は麺が旨い!密度感ある中加水タイプやね・・・>


 写真写りよりは、もっと風貌的には素朴だったような気がします。この麺は旨かったな・・・。以前なら極太ストレートと評されていたサイズ感。並サイズでも実にボリューミーでした。歯ごたえを存分に楽しめるのがつけ麺のいいところ。前歯の当たり方としては、ちぎれる最後にクニリ感があり、スパスパと軽い感覚とは明らかに違います。中加水ならではの・・・もっちりとした感覚が千切りの段階でも感じ取れます。


 そして風合い的にもなかなかナイス。冷たく〆られた部分から・・・・密度感ある小麦の感覚が鼻孔をくすぐります。奥歯に送り込んですり潰しにかかると、二段階的なクニリとした反発を感じて、瓦解するポイントに突入するや否や、クニリ!と解けるように潰れる・・・・。これはなかなか久しぶりの快感でして、またつけ麺派に改宗してしまいそうな感覚に教われます(ちょっとノリが過ぎる)。




<水切り完璧で貼り付き感が少なく・・・瑞々しいスベリ>


 ほかにいいところは、水切りが完璧なところか。単純のようでこれって出来ていない店がまだ多い。瑞々しさが奪われるというなら、ザルを敷けばよい。とにかくつけ麺で最後に水切り不足だったものが溜まっているという光景は、誠に忍びない。という点ではこちらの水切りは完璧でありまして、この点も非常に好印象。かつて、つけ麺食べ始めのころは、こういうところだけでも凄く印象にひっかかり、全体感に影響していたもんです。






【具:もっと肉感をというのは贅沢なのだろうか・・・】


<実は何かが足らないと思っていたのだが・・・>


 あああーーーー、実に旨かったと思いたいが、何かが足らない。あ、そうそうチャーシューじゃ!と思いつつ、後追いでそれらしき何かを探すのだが、ブロックが解けてバラバラになって混在している模様。それらしきものをサルベージしてみたのだけど、これはどうも脂身部分なのかもしれない。味わってみて旨しでありました。ま、絶対に不足だと思えるほどでもないけれど、何か肉も食ったというポイントがあれば、さらに印象があがることは間違いない。別に炙りをかませて崇高にすることもない。ただただ・・・ブロック肉ひとかけらでもいいから、肉!!!という部分があればいいというだけ。個人的な話。




<トマトの余韻に三つ葉が合うとは知らなんだ・・・>


 意外にも・・・淡いスープ割で〆る段階で印象的だったのは、三つ葉。トマトの残り香と、三つ葉の風合いって実に合うのね!見てくれとして何の変哲もないのだけど、トマトの成分が赤く散らばり、それが緑の三つ葉に結びつく風合い感が色合い的にも楽しい。漬けダレ自体が旨いのでついつい絡めとりすぎて残りが少なくなってしまったのだが、もっとスープ割りように残しておきたかったと思う・・・。









 総じまして、本当に久しぶりの帰宅の寄り道作成は、見事に満足いくものでありまして快感であります。しかしながらですね・・・・、たまに変わったことをしようと思うとまた雨になる。しかも急激に!店に入って、食って、帰るという段階でいきなりのゲリラ豪雨でっせ・・・・。日頃の行い悪いせいなのか。これは実に極まった(泣)。でもね・・・・しばらく店内で雨宿りしていってくださいとのことで、そのあと数十分店内の端っこのカウンターでまったりとスマホいじって過ごさせていただきましたよ。誠に感謝感謝。なので詠います!



   久々に
   ちょいと寄り道
   西武線


   巡り合わせか
   ゲリラ豪雨



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!



 



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