ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン752】 味噌麺処 花道 (東京・野方) 味噌ラーメン

【そろそろ味噌が恋しい季節になりましたので・・・野方あたりをぶらぶらと・・・】

 先日の忘年会(ちゅーかラーメン・オフ会)で、花道旨かった〜♪という某レビュアーさんの言葉が頭に残ってます。最近寒くなったので、そろそろ味噌を食いにかかるかと思っていたところですから、素直に追随させていただきました。去年までは、寒かったら暖房をガンガンとつけていたのですが、今年からそうはいきませんね。温かいものを食べて心身ともに暖まり、エネルギーの温存につとめようではありませんか!というグローバルな気持ちを、ここ野方から叫びたいのであります。

 しかし野方駅前ってええですね〜♪ 帰宅途中のお客さん狙いのお惣菜屋さんの数々、中華屋等のお食事処が連なっており、自然とラーメン店もそこそこの集積具合でっせ!ぶらり途中下車の格好の舞台ですな。とか思っていたら、徒歩2分程度で早速到着という分かりやすさがまたナイス!です。



【マイルドな濃厚!矛盾な組み合わせが印象的なスープ!】

 入店すると、若いスタッフ3名体制で笑顔が絶えない明るさが印象的です。すぐ脇にある比較的小さな券売機に千円札を吸い込ませ、まずはデフォの味噌ラーメンをチョイスです。味噌系の中では、評価が高いのは知ってますから、期待は高鳴りますな。

 「やっぱり味噌系は、火鍋がないと気持ちが高まらんよな!」

 注文を通すと鍋がガチャガチャ言い出して、炒めの作業が入るのが何といても味噌の醍醐味です。もうこの時点で「こいつは旨いはずや!」と確信している自分を認めます。でも、麺待ちな先客が結構おられたため、待つやろな・・・・と思ってスマホいじくりだしてたら、ものの7分程度で配膳ですから、「味噌は回転が遅い」という先入観念は捨てた方がよいかもです。さて、この麺顔。第一印象は・・・・濃厚そう・・・というものでした。実際にレンゲを尻からゆっくり沈めてトロミを見ますが・・・・モミジを多様したようなトロミ係数とは別物を感じてしまいます。しかし、素直にクチにいれて、その印象はまたコロコロ変わり出すから、レビュアーって身勝手ね(汗)。

 「味噌より・・・隠し味のエッジングが気になる!華椒か?生姜か??・・・」

 味噌の味は計算に入れてましたが、味噌以外の味に注意がもっていかれてしまうのです。味噌の塩気以外のじんわりと形づけられたエッジングが非常に気になるのです。これは、「華椒」と正直思っていた前半食べ進み・・・。しかし、山椒系ならもっとカミソリみたいな感じなんやけどな・・・・と確信が持てなくなります。そこで、濃厚なスープを食しながら、何度もトロミを確認しながらと変な行動を繰り返していくうちに・・・・「生姜!?」とひらめきました・・・・・。味噌に生姜はなんとなく合いそうですやん!と思いつつ・・・・この部分の分析は終わりにして、その後は、一気に刻みニンニクをばばばーっと投入し、シャープな辛さを演出してしまいました!

 「結構辛いのよ・・・、「濃い=辛い」という図式でね・・・・」

 辛味噌メニューもあるのに、すでにデフォルトでも辛いのです。この辛さは、唐辛子とか塩気の辛さという単純なことを言っているのではなく、「濃厚だから味がコク、そして辛い」というものです。見た目はそれほどなのにね〜。しかしそれだけ味がしっかりと込められているという証拠でありまして、それでもゴクゴクと飲めるのであります。まるでクリーミィースープですやん!それに・・・

 「炒め物の味わいが自然な甘みをプラスしてグッド!」

 ・・・・と思います。特に「白菜の甘み」が自然でいい!アタクシ的には、甘みを与える野菜で言うとすぐに「玉ねぎ」を連想してしまうのですが、白菜の炒め物のやさしく自然な甘みが、よくこの濃厚味噌に合っています。ニラ炒めの苦みと、モヤシの水分も味噌スープにとけ込んでいてええね〜!これは、レンゲをすくいあげるたびに、いろいろな脚色が注目できて実に飽きないスープですわ!

 ※味のグラデーション:合わせ味噌コク>鶏豚コク>生姜エッセンス?>野菜トッピングの甘み>刻みニンニク他



【個人的には・・・・「もっつる!」としたフィーリングがナイスですわ!】

 麺がなかなか、独特なタッチをしてまして、個人的には気に入っとりますねん!玉子麺のような黄色い色合いがしとりますが、俗にいう中華麺のような明るい黄色ではありません。比較的、中太に分類されるストレート麺でして、見た目にやや丸目に見えるフォルムです。そして、地肌がつるつるしているのが見て取れて、「これはスパスパーっと食えるやつ」と思ってクチへと投入するのです。しかし・・・・

 「前歯でスパスパしようと思ったら、ちょっと「もっちり」しとるやん!」

 ・・・という印象に変わります。噛み心地が二段階になるよう・・・というか、二重な反発を持つ・・・というのでもないのですが、歯切れの一瞬に「もっちり!」とか「くっちり!」とか、「っ(小さい「つ」)」を入れたくなるような感覚が印象的なのです・・・・。麺の密度も適度に感じますし、麺の風味も良く、バクバクくってしまいたいような腹ぺこ系にはたまらない食感だと思います。加水は決して高くなく、ヘビーと思えるほど個性が強くもない。家系麺と札幌麺の中間にありながら、やや家系を勝手に連想してしまう自分かってな、ポートフォリオを組み立ててしまいますが・・・・。

 ※麺の感覚:表面つるつるでありながら、適度な歯ごたえある弱もっちり系(くっさり!と個人的には呼びたい)。
 ※麺の形状:平角な切り口が殆ど丸に膨れた形状、基本的にストレート&ちょいウネリでラーメンにしては太い(中太)。



【あたしゃ・・・・豚に注目するね!】

 具は、野菜炒めに目がいきがちですが(スープへの貢献もあるしね)、アタクシは、「豚」に注目したいのであります。この分厚さとかこの柔らかさがええ!というのもあるのですが、アタクシが言いたいのは「皮付きチャーシューの旨さ」なのです。皮を削ぎ取らずのこしたままのバラ肉部分。脂→身→脂→身という層がはっきりと見て取れて、東坡肉のようじゃありませんか!それが塩味でさっぱりとしていて、しかし肉汁、脂汁でギトギト旨いのであります。特に、皮部分が絶品でして、この部分の柔らかさと滋味深さは、是非とも凝視しながら味わっていただきたい次第ですが(ほんまにそんなことやったら・・・変態とおもわれますがな(笑))。

 また、野菜もスープの段でのべましたが、白菜の仕事もええし、またモヤシが少し炒めて焦げている部分が見て取れるところがまたナイスじゃありませんか!やはり、炒めものは、ラードでちゃちゃっと高熱で一気に仕上げるにかぎりまんな!
 
 そうそう、忘れそうやったけど、メンマも材木手前な寸法ながら、結構大きくても柔らかく、歯ごたえが「シャクリ!」としていた薄味系でして、何気に品質をかんじましたよ!・・・といことで、トータルで考えれば、「具に死角なし」であったのではと感心しているのですが・・・。

 ※具のおさらい:絶品チャーシュー2p、野菜いため(モヤシ、白菜、ニラ)、プチ材木メンマ



 総じまして、非常に内容の濃い一杯!文字通り、スープも濃いけど、デフォで750円は高いな〜と正直最初はおもったが、これは非常に気持ち良く払える750円ですよ! しかも、マイ箸持参なら、大盛りか、味玉がサービスとなりますので、これを適用すると100円ばかりのキャッシュバックです。となれば・・・・逆に割安にさえ思えますわ!これは、野方住人なら、通いですぜ!旦那!(・・・ってダレに言うてんねん・・・)。なので、詠います!

 寒空に
 味噌を求めて
 彼方より

 野方たどりつ
 幸を感じる   (いまいち・・・)

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。




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