【今週のラーメン１４０５】豚骨味噌ラーメンじゃぐら野方本店（東京・野方）味玉ラーメン

　個人的には既に花粉症の季節に突入しとるのです。そういう体質でして、いつも年末からゴールデンウィークが終るころまで、鼻みず・鼻づまりが長〜く続くのです。オーバーな・・・なんて思うなかれ。実は、脳のドッグ結果だけ少し見せてもらったけれど、自分でもこれまで言われたことない「蓄膿症」と診断されてしまった（泣）。かなり以前、副鼻腔が炎症を起こし、鼻汁で埋もれてしまったことがあったけど・・・、蓄膿症とまでは言われなかった。やはり、ただの花粉症だとは思ってなかったけど、ちょいとショックであります。

　・・・などと考えながら、マスクしてハーハー息をしながらたどり着く野方界隈。私は最後の最後まで、何を食べたいのか決めかねる優柔不断男なのでありました（泣）。鼻もぐじゅぐじゅ、気持ちはグダグダ・・・・・。あちこち歩き回って・・・結局バスの停車場から一番近いこちらへ。今回は「豚骨味噌ラーメンじゃぐら野方本店」へ突撃。そして、考える余裕もなく、お店で一番オススメの「味玉ラーメン」をチョイスです。そしてライスも追加ね！いや〜、結局おすすめには、素直に従うべきですな！食った一口目で私は心の中で叫びます・・・・。

　　旨し！久しぶりのラーメン＆ライス攻撃に充実を感じますがな！ランチの無料ライスは必須！！

【スープ：味噌と豚骨のダブル濃厚スープ！そこに香ばしいパンチが加わり食欲増進！！】

＜さすがの濃厚さ！味噌と豚骨のダブルパンチ＞

　さすがに空腹感がMAXでありまして、ようやく年末年始のだるだる〜な胃袋から復活であります。今年の前半は、寒いうちに味噌を食っときたいなと思うものの、近くの「花道」とどちらを食うか最後の最後まで迷いましたわ（笑）。なれど、なかなか個性的な味噌コッテリでありまして、結果的にはナイスでありました。

　味噌のしっとり感や芳醇さでシッカリ食うタイプかと思いきや、中々な動物感！やはり屋号に偽りなし。豚骨味噌という仕業でして、ダブルの濃厚さが上手い具合にハイレベルで融合しております。味噌のまったりとした濃厚さと、豚骨の胃袋にズドンとうる満足感呼ぶ濃厚さが、ダブルで聞いております。そこにやや一味的な辛さで水引きのようにまとめているような感じもあり、一体感がすばらしいですね・・・・。テーブルセットのカレー粉がどうも目につきますが、ここにカレーを投入すると、さらに濃厚さがパワフルになるのでしょう。半ライス無料サービスが生きますね。

　加えてトッピングのコーンや、モヤシなどが、暴力的になるところを美味く抑えているという部分も面白い。濃厚なので噛むように味わうそのスープに、ときおり感じる歯応えの後味に、ほんのりと甘みが広がる。味のアクセントとしても面白く、より美味しくいただけますね・・・。

＜辛さがスマートで香ばしい！ニンニク？マー油？山椒！？・・・それにしても食が進む＞

　さてこちらのスープは濃厚以外にも、辛さが特徴的だと踏んでいます。時折シャープに切れ込むからさとじんわりとした淡いひりひり感。当初その香ばしさからマー油の存在かと感じていたのですが、大きく視認できるほど黒い液体の存在は見渡せず・・・。その一方で、ちりちりとくる一味感のエッジングもあるようですが、山椒のジリジリとした香味と切れ味もほんのりと感じる・・。この辛さはクセになるね。やはり白飯と合いそうな味わいです。

【麺：スープに負けないシッカリとした個性！味噌系を感じさせる良質太系イエローヌードル】

＜潰しこみが効いたイエロー太縮れ麺をくっしりと食う＞

　味噌ラーメンのアイデンティティを感じるイエロー気味な、中太麺の印象が鮮烈です。縮れ度合いはやや緩めであり、軽く所々捩れている。加水が低い目なのか、実にくっしりとした歯応えが気持ちよい。実際、前歯での切り口を視認すると、明確に芯の存在を認めます。潰し込みが効いた感じもするはずです。前歯の切れ込みは、突き刺さるようにクニリと潰す感覚が久しぶりと思わせていいフィーリング。奥歯でのすり潰しも固めなテンピュールを連想させる低反発感がいいね〜。濃厚なスープに全然負けていない存在感があります。

＜汁を吸い込まず、最後までハネ散らかす啜り感覚＞

　
　スベリにおいてもハードさが印象的です。熱とか汁吸い込みの影響を受けにくく、最初から最後までクッシリとハードに食えるし、スベリ感も内頬とのど越しに深くシルエットを残す感覚です。軽く表面がコーティングされたようにするすると滑り込みますし、調子にのっていると口元でぶるんぶるんと跳ね回り、汁ハネを散らかし回しますからご注意を。

【具：実は大人しげなトッピング個性！スープと白飯に丁度合う】

　濃厚なスープと、ハードな麺。それに対して・・・具は比較的淡白でありました。むしろこれで全体としてバランスが取れている感覚ですかな・・・。味玉は、醤油タレで染まる・・・といった感覚が薄くとても白い色合いが印象的。塩ダレつけこみか！？不明。豚肉もロース肉っぽい部位で脂身より肉繊維の方がメインでして、柔らかい中にくっしりとした歯応え。噛みしめてじわりと肉本来の味わいが滲み出る感覚。これらトッピングは、スープにいったん深く沈めてから頂くとよろしかろう。そしてそれを白飯に乗っけて食いたいと思わせる仕上がり感。やはり・・・どこをとってもこの一杯は、白飯がとても合いそうに思えてならない。モヤシや白ネギ・・・そしてキクラゲをスープに絡めてライスの上に乗せると旨しなのであります。

　総じまして、「また食いたいに決まっているけど、そう頻繁には来れん」・・・といった感想ですかな・・・・。

　だってね・・・野方で味噌なら「花道」もあるし、こってり系なら「無極」もあるぜよ。そしてまだ未訪問である「花みずき」や「野方ホープ本店」もあったりして、非常に悩ませるエリアでございます・・・・。さらに、何といってもこの西武新宿線は、近くて遠い沿線路なので・・・そうそう遠征というわけには行かない。鷺ノ宮や、都立家政・・・にも宿題が山積だし・・・・。高円寺の支店なら、なんとか寄り道できそうだが、再訪は少し先になりそう。悪い意味ではなくね・・・。なので今回は万全を期して体調整えて来たのさ！とういことで・・・・なので詠います！

　　　休日の
　　　朝飯抜きて
　　　準備して

　　　こってりスープに
　　　久しくワクワク

　お粗末！ということで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！