ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1050】 札幌ラーメン専門店 サッポロ軒 西荻窪店 (東京・西荻窪) 醤油味

 サラリーマンの最大の的は、「疲れ」ですかな・・・。仕事が少ないときも、それはそれで気疲れする。多忙な時はもちろんのことだね。今、いろんなチームに組み込まれてしまったけれど、疲れというのは大切な機能でして、メンバーの中には情熱で疲れを乗り切ってしまったりしています。でも、体が壊れたらご本人が気の毒だし、実は、代わりの人間ではリカバリーできなくなる。疲れを感じるということは、正常な精神状態そのものだし、そういった体のサインには少しづつ対処していかなければなりませんね。疲れと仲良く付き合って行くということでしょうか。

 はてさて、ひとの疲れの心配はしていられない・・・・アタクシ自身も潰れそうだ。でも半年前とは事情が違って、それなりに人間関係も培って来たし、チームワークも覚えて来た。だけど、たまに無意識に落ちるように眠ることがあるので、注意が必要ですな。なので早めに退社する事にしたある日、駅から1分以内のこの店に突入!通し営業であり、また深夜まで営業してるのが訪問理由のポイントです。あ、そうそう・・・・早めに帰れた理由はね・・・・休日出勤だったから(笑→やっぱり泣)。




【スープ:炒めの一技が入る醤油の独特のコク】

<独特な醤油の濁りがそそります>

 北海道でも、旭川とか札幌など、地域によって特徴があるようですが、それは今度宴会で、嘗て北海道に飛ばされて大活躍な先輩に聞いてみよう。それにしても、この濁り方は独特ですよね〜。個人的には、京都駅にある拉麺小路にある「すみれ」の醤油以来の北海道系の醤油です。濃い色合いだけど、モヤシや玉ねぎ等野菜を炒め、そこに豚骨鶏ガラのベーススープを炒め鍋に注ぎ入れジュワーっと湯気が立つ。この炒め時の成分が旨味の個性と認識しておりまして、そのあと気が飛ばないように醤油ダレを丁寧に合わせて行く過程が、カウンターから伺えます。アタクシよりも遥かに若いご店主が、お疲れ気味かと思えるほど、元気に振る舞っては・・・背中が疲れを物語っておりますかな? 頑張っていただきたいもんです。


<甘みよりも酸味が先行する醤油>

 すすってみて、醤油味先行。見た目以上にサッパリしているのは計算通りでして、野菜の旨味と豚のライトに煮出した感覚が調和しております。味噌のように濃厚な攻めはないものの、身近思える親近感ある仕上がり具合でして、高田馬場の有名店にみられる油コーティングな感覚はありません。ゴクゴク飲みほせるが、少し塩分ある・・・ていう感じかな・・。醤油ダレのニュアンスに集中すると、それは甘みよりもチリっとした酸味が弱く舌に染み渡るという感覚。サラサラな感じとじっとりとした感覚のほぼ中間かと・・・。むしろ、メンマの塩気の方がスープに影響を与えているかもと思えるジンワリ系だと思います。





【麺:低加水丸麺縮れが風味良く】

<むむ!引き上げて・・・・脳みそのシワの如く>

 これこれ!やはり北海道のイメージは、アタクシのような単純男にとっては、丸麺で縮れ!昔子供のころに関西で食った「どさん娘チェーン」は角麺だったか??? 箸で思いっきり麺をリフトするとボコッと固まりがサルベージされ、その縮れの集合体を見て、その風貌から「猿の脳みそ」を連想いたしましたがな。この感覚、吉祥寺の古い名店以来やがな・・・。


<どこまでも歯ごたえが継続する>

 とにかく醤油に染まった色合いが鼈甲のような褐色でして、いかにもと食欲をそそります。加水は低め。前歯の千切りに時間差を感じるスパスパ感があり、切り口を見ると明らかに芯。風味としてしっかり味わえます。そしてそのコシは熱いスープにも関わらず、後半まで失われることなく、最後まで旨くいただけたという次第。

そしてスベリも面白い。油断してたらハネが思いっきり飛び散りますからね〜。表面薄皮一枚が滑っているかのようにコーティングされたスベリ層を感じます。それゆえ、スベリ落とす感覚の刺激が細かく、豪雨かスコールのような口内を刺激して一気に駆け抜けて行きます。これだから、縮れ麺ってのは良いよね!




【具:ネギの苦さが妙に合いハマる】

  炒めたタマネギの余韻が甘く、スープにとても貢献をしています。そして、トッピングのややざくっとした白髪葱のシンプルな苦みがコク深いスープによく合います。またメンマも塩気がわりと多めで歯ごたえはクニャリ度100%。チャーシューはよくあるロース肉でして、スープよりは塩気を感じず肉の味がストレートに楽しめるといった感覚。

  さて、この一杯の歯ごたえは、麺だけではありません。主に麺と対立するのはモヤシ。モヤシの炒め具合がちょうど良い頃合いでして、熱でダレることもなく、フレッシュ過ぎることもなく、麺のクニクニさに対立して、モヤシはシャキシャキして旨いです。





 総じまして、これなら味噌も期待したい!と思える。いや、味噌の方が?味噌はレギュラーの他に、海老味噌というのもあり、こちらのほうが得意な分野らしいですから。夜遅くまで営業しておられますので、いずれ間違いなく再訪問することでしょう。ワンカップも、ホッピーも、サワーも、もちろんビールも程々に酔えそうな店でもありますから、疲れた週末にまたお邪魔します。なので詠います!


  疲れては
  気持ちもふわふわ
  こりゃいかん


  気持ちの切り替え
  今日もラーメン


 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした。




 

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