ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン748】 SHIROMARU-BASE (東京・大森) SHIROMARU-BASE(バリカタ)+半熟に玉子+海苔

【ほんまに久しぶりに・・・一風堂系にご挨拶ですわ!】

 おそらく、東京に居を移してから初めての九州ラーメンとなります。ここ「shiromaru-base」の訪問理由は、コレから関西へ旅立つ前の腹ごしらえのためです。品川起点ですから、品達でも良かったのですが、ちょっと冒険もしてみたいため、大森にまでちょいと足を延ばしました。

 「一風堂」・・・・実は、関西時代に訪問し、「ふーーーん・・・・そうなの・・・」な印象だったため、それから訪問しなくなったのですが、ちょっと面白いシステムでオーダーを通す店があるとの情報で突撃したら、そこにたまたま、「一風堂」のデカい赤提灯があった次第。それやったら天下一品へとも思ったのですが、まぁここまで来てそれはないやろということで入店です。最初は、ネガティブなスタートやったんやね・・・・。






【紙に印をつけて渡すシステム】

 もう少し凝った用紙かなと思ったら、案外普通でんな・・・。肩すかしな気分が先行しますが、腹いせにTOEICの解答用紙みたいに、全部塗りつぶしたろか・・・とも思いました。が、やめときます。一応、「バリカタ」と、100円トッピングから、味玉と海苔をチョイスいたしました。ニンニククラッシャーも、ニンニク本体も、清潔そうに装備されてますし、これは、新幹線で嫌われてもいいから、プンプンと匂うほどに、パンチを効かせてやりたくなりますわ!



【知らないスタイルがありました・・・背脂ありな博多?】

 がら空きで、しかも博多麺ゆえに配膳があっという間に・・・と言いたいところですが、結構まったぞ6分間。その一杯はやって来ます。麺顔見て一言(心の中で・・・)

 「背脂でっか! 博多湾に浮遊物が浮きまくっているような図式ですな・・・・」

 これまで、博多はシャバ系豚骨で、どちらかというとエグ味を旨しと逆説的に食う代物と理解して来たため、この背脂こってり感は誠に意外でありました。こんな博多ラーメンもあったんやね・・・・。博多一風堂? 久留米一風堂? どっちやったっけ??? ・・・などと少し脳処理が混乱するのを覚えます。スープをごくり・・・。その印象は・・

 「ジャバ系豚骨とも、オイリー豚骨ともまた違う・・・・クリーミィー豚骨!」

 そんな豚骨分野はないのですが(勝手に言ってるだけやから)、その舌へのまとわりつく感覚からそう覚えますよ!味は、しっかりと濃厚スタイルでして、豚骨の旨味とともに塩気も相当引き連れて舌の周りで遊びます。これは、生卵を投入して、マイルドに仕上げるか、またご飯といっしょにすすっておかずとして食いたい分野の味わいですわ! なんや・・・・個人的には、スタイル追い求め系な一風堂と思ってたんですが、こういうガッツリ?こってりな豚骨もできるんやと少し見直している自分を認めます。

 獣感覚が少なく滑らかな点も「クリーミィー」と感じさせるのに一役かってます。そして溶けた背脂が出汁のように旨味をエスカレーションしているのも感じます。そう・・・・豚骨も塩も脂もそれぞれが補完し合って出汁の一体化となっているところに、生ニンニククラッシュ2個が、スパーーーーーッと風味とエッジングを決めて、幕を引く感じがナイス!個人的に見直しましたぜ・・・一風堂〜。

 ※味のグラデーション:豚骨コク>背脂マイルド感>塩分>ニンニクのエッジング>生姜&ネギの苦み他



【次回から・・・ハリガネに変更じゃい!】

 手早く写真撮影を終えたつもりが・・・・時間というのは残酷なのでして、バリカタをあまり感じ取ることができなかった次第です。でも、普通の固めで食する事ができて満足ではありますが・・・。個人的には、バリカタ基準がアタクシの基準と合ってないだけだと思うので、あまり参考になさらないでくださいね〜。

 「博多麺は、一番美しい麺かも・・・・」

 とにかく流れるラインが美しいので、どのラーメン店でも博多麺を見てがっかりということはまずありませんね。極細ピッチな見栄えが女性的ですし、芯が感じることができるのも気丈な女性をイメージします。

 とにかく、スパスパと前歯で噛み切るときの、極細麺の「絡み付き→断ち切り」の一瞬が、ぶちぶちぶち〜!と切れて快感・・・・。断髪式というか、ちょんまげにはさみを入れるのを一回で全部やり遂げたような快感を覚えますわ・・・。その後は、小麦の風味感を楽しみ、また熟成した乾いたようなグルテンなどを楽しみながら、嚥下し、胃に落としこむ作業の繰り返しです。旨し〜♪

 ※麺の感覚:博多麺以外のなにものでもない。
 ※麺の形状:博多麺以外のなにものでもない。
 「博多麺」とは?:極細、ストレート、低加水で、かん水極力控えめで、麺密度(潰し込み)が高く、風味豊か!



【選べるトッピングシステムが、ここの特徴ですな!】

 「2つで100円」というシステムで、9つの中から選ぶシステムです。また、1つで200円という高級トッピングもありまして、この組み合わせ悩ませるところが、遊び心と申せましょう。まぁ・・・・個人的には、鬱陶しいと思うところがありますが、そこまで切り捨てては可哀相(すみません)。家族連れなども、結構入っているようですし、こういうものも楽しそうと受ける客層もいることは確か! アタクシは、何の芸もなく、半熟煮玉子と海苔という・・・・オマエはお役所仕事かい!とも思える発想でチョイスしてしまいました。しかし後からよくよく考えて見ると・・・・このスープには「玉ねぎ」が面白く響くかも。また、あえて「生卵」に「黒醤油」というのも玉子かけご飯じゃないけれど、ベストマッチな予感すら覚えます。

 さて、デフォのとっぴんぐは、チャーシューですが、薄切りで柔らかいカエシに包まれた味わい。ま・・・・・それなりに旨しと申しておきましょう。味玉は、半熟とわざわざネーミングするだけあって、鮮やかなオレンジ色と、トロミが絶妙な上に、「作り置きの冷たさがない!」のがナイス!!白身部分における味の染み込みも中々でして、これはおすすめトッピングかもですな!

 海苔も悪くなかった!しかし、最近・・・・家系の海苔増を食って、良質の海苔を爆食いした余韻を引きずっておりますので、感動がそこそこということで、ご容赦ください。それと最後になりましたが、ネギ・・・・・。乾いた感じが少しするのが気がかりでしたが、そういうものですかな・・。

 ※具のおさらい:薄切りチャーシュー2枚、海苔、半熟煮玉子、薬味ネギ、ニンニククラッシュに、紅ショウガ




 総じまして、一度もったネガティブを跳ね返すような実力は持ち合わせておりまして、ナイスな印象!そういう意味では収穫ございました。そして、一風堂の良い点も新たに発見できました。「たくさんの人にできるだけ良質な博多豚骨を楽しんでもらいたい」というようなシンプルなコンセプト! これまで関西に限ってですが、そこそこ食い慣れた方や九州出身でないと近寄らないような旨い店はそ食って来たけど・・・・、やはり感じた敷居の高さ・・・。店側としてははからずもそうなってしまったところがあるのですが、気軽に家族や、女性でも食べたいときは食べたいねん!というニーズを上手にゲットしてるのが、ここ一風堂さんでして、功績はたしかにありまんがな・・・・。ミーハーな博多系という認識を明確に変えさせていただきます。ポピュラーな博多系ということで!なので、詠います!

 黒丸を
 認識あらため
 白丸へ

 広め届けよ
 旨さを世界へ (・・・いまいち)

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。



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