ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4550】 SHIROMARU-BASE (東京・大森) スパイシー中洲ブラック + 煮玉子 + 替玉 〜豚骨と思えば醤油!ブラックと思えばレッド!意外性の旨さ!

シャア専用ブラック拉麺!
 一時期はあちこちで見かけた一風堂系の「SHIROMARU-BASE」ですが、急に見なくなりましたね。調べてみれば大森と大阪梅田の2展開のみとか。関西転勤時代には、大阪-東京を出張で往復して時間がないときは、少しお世話になったような記憶。実に10年ぶりに大森店にやって参りました。
 

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 なぜかって?へへへ・・・何とこちらに「中洲ブラック」と呼ばれるブラックラーメンがあると知ったからです。横浜・川崎方面には当番出勤の機会があるので、大森は実に好都合。さっそくその機会を利用させてもらった流れでございます。
 

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 しっかし、この一杯は2度驚かされました。一風堂系と言えば豚骨で有名。そんなブランドの黒バージョンと言えば、フツー頭に浮かぶのは「マー油」の黒さ。博多系とは違ってくるがマー油豚骨かと思って訪ねたら、しっかりと醤油系のブラック拉麺だったのね。中洲ブラックと言うから、豚骨醤油かと思えど・・・分類としては醤油系に見えました。
 

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<全体> ブラック拉麺と言いつつ最早やレッド拉麺!激辛系辣油の一色のレッドオーシャン!

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 スパイシーと冠が付くブラックがあったのでそいつをチョイス!どうせ食らうなら刺激を求めてみるのがブラック好きと言うもんですよ。そんな気軽な感覚で待ち受けた一杯はこんな一杯!それはこんな麺顔!。
 

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 おおお!どこがブラックじゃ!まっ赤っ赤!一面レッドオーシャンじゃないか。マジでメニュー表サンプル写真を見返したが、別の一杯と勘違いしていたか見落としてたかです。まぁ、中洲ブラックに辣油を溶かしたというシンプルな展開らしいのですが、その辣油の層が分厚くて、どうみてもレッドラーメンにしか見えん。レンゲで出汁を揺らしてみると、下層には漆黒のスープが展開・・・・。実に赤と黒の二層展開なるブラック拉麺なのであった!。
 

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<スープ> 黒醤油に特製辣油で真紅の展開!更にまるでレッドカレー風スパイシーで意外な展開!

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 意外性はまだ止まらない。見た目から一味唐辛子系のヒリヒリキレキレ系の鋭い刺激かと思いきや(そんな部分も少しあるが)、味わってみるとイメージ的には「レッドカレー」のようなスパイシー感で、何となく白飯を誘うような辛さの展開です!スパイシーと言うことで、ブラックペッパー系だと決め込んでた私は気持ち良く裏切られて痛快!。
 
 
背脂量も相当なもの!特製辣油をガッツリ吸込み全体をコーティング

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 へへへ・・・メニューサンプル写真では、少しばかり背脂が浮くってな展開ですが、実物はかなりの量です。これがレッドオーシャン一面に浮かび尽くすので、まるで全体の蓋になっているような様子。ここに同じく浮いている特製辣油がガッツリの入り込み、背脂を赤く染めているような存在感です。全体が背脂コーティング状態。これが激辛をマイルドに調整するだけでなく、ベースの旨さをコク深く感じさせるような働きをしますね。
 
 
円やか輪郭の黒醤油に豚骨清湯のサッパリした甘味!辛さに旨さ埋もれず!

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 ベースが分かりにくいが、辣油と背脂の層をのけると漆黒の動物系濃厚醤油です。濃口醤油の強めなパンチのない塩気。醸造を感じる酸味もない感覚だが、円やかな醤油の輪郭が悪くない。澄んだ豚骨の旨味ともマッチしてる感覚です。ただ中盤以降はすっかりと辣油スパイシーに舌が支配されますので、序盤のみの味風景と言えましょう。
 

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<麺> ご存知博多系低加水極細ストレート!円やかスパイシー出汁を纏っても素地の風味良し!

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 私の一番表現が苦手な博多麺。博多麺そのものは大好きで、低加水の極細というイメージが先行しがちだが、しっかりと生でも食えるような熟成感があるのが印象的で好き。フツーで言う粉感覚とはちょっと違うとこのタイプでは思うのですよねー。カタ麺主義者としては、カタさを選べるところも好きになるポイントです。以前はハリガネとかコールしてイチビってたのですが、カタメが十分に旨いと思えるこのごろです。さて、表現が苦手と言うのは、店や製麺によって違いが分かり難い?殆ど分からない?と言うこと。代替、上述のことをただ毎回繰り返しておりますよ・・・・。
 

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 ただ、今回のようにブラック醤油で、しかもレッドカレーにも感じるスパイス風に混じる博多麺と言うのは初めての体験!。今回は新鮮に楽しかった。極細麺のスキマに入り込む辣油混じりの背脂の粒。軽くブラック醤油に濡れて薄褐色な麺地肌。持ち上がる出汁のスパイシーさ。それらが混然一体となった旨さが、博多麺で楽しめたのは実に痛快でした。
 

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<チャーシュー> 豚バラの煮豚スライス!辣油背脂塗れで薄味にスパイス刺激が浸透!

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 完全にスープのインパクトに飲まれた感がありますが、定番の煮豚タイプの豚バラスライスです。超大判をハーフカットして2枚にした風貌。きっとフツーの豚骨出汁だったら、豚同志の旨味を補完しあい、出汁塩気と脂身甘味が融合した旨味なのでしょう。今回はスパイス&辣油感に少しそれらが飲み込まれた展開ですが、フツーに旨い!
 

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<他具材> メンマや青ネギはすっかり特製辣油が浸透し別の旨さに昇華?

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 豚バラ肉でもある程度、スープのインパクトに飲まれるのだから、メンマや他の薬味はすっかり染まってしまったかな。それもまた、その味わいを楽しむのだが、特に辣油塗れのメンマは酒のアテとしては最適と思える変化で楽しませてくれます。そこに少しネギが絡むので更に最適化。
 

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<味玉にハズレなし!> スープとは対極に感じる濃厚マチュアな甘さ!出汁の刺激にビクともしないコクの濃密さ!

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 一方で、スープのインパクトにビクともしなかったのが味玉です。優しい出汁が実に深く浸透し白身と卵黄の奥に届いて熟したような濃密さを発する。まさに濃厚な甘みを発する卵黄で、ネットリ感とトロリさが最高潮!。スープに沈めてもその甘味は突き抜けて伝わるから凄いよね。嗚呼、やっぱり味玉はハズレない旨さ!。
 

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 蛇足だが・・・スパイシー中洲ブラックには、生卵か温玉の方が合うのかもしれません。少しカレーに似た風合いがあるのでそう妄想しましたが、後で写真メモを整理してたら、店側からもそう紹介してあったではないか:汗。
 

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<替玉> 中洲ブラック!どこか中洲を感じたくてやっぱり替え玉!

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 正直言って、今回は白ごはんを丼に投入するかマジで迷いました。カレー系なら間違いなく白ごはん。ただ博多麺なら替玉は自分の中では鉄則。激しく葛藤した結果、カレー系と言い切れない要素もあるので、白めしは取り下げて替玉をしょかんです。バリカタにしてみました。
 
 
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 これはいいね。汁多めの混ぜそばのような感覚で、クシクシ感が最高に楽しめる。替え玉にタレをかけなくても十分な味の濃さ。クシクシな素地風味と、少し刺激が落ち着いたスパイシー感で調和が楽しめました。何となく10年前を思い出して、3玉目!とも頭をかすめましたが、このあと仕事が迫っていたので自重することができましたー。
 
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総じまして「豚骨と思えば醤油!ブラックと思えばレッド!意外性の旨さ!スパイシー中洲ブラック!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。当初は固定観念があって少し舐めてたかもですが、予想を超える展開続きでちょっとハマったかも。むしろもっと早く食っておくべきだったと感じるほどです。次はスパイシー抜きの方も試したいと感じてる。看板メニューの一角は確実にゲットかと。駅から非常に近いに多忙なタイミングでは非常に有効かと!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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