ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン746】 丸め 背脂煮干 (東京・武蔵小金井) 味玉背脂煮干ラーメン+温キャベツ

【ようやく脂肪摂取を再開いたしました】

 年に一度の健康診断が終わりまして、久しぶりに「背脂」を摂取したくなりまして、こちらを訪問です。と言っても、昨夜の酒が残ってて半分気持ち悪い〜のですが(笑)。それでも、アタクシを突き動かすのは何なのかというと・・・やっぱり変態魂というやつでしょう! 肉煮干しをいつもの吉祥寺で食おうかとも思ったのですが、たまたま書店で目に入った「ラーメン大賞」という雑誌に、「豚骨しょう油新人賞3位」のこちらが目につきます。目的地変更し表敬訪問とさせていただきました(しっかりその雑誌は購入しましたよ!)。



【久しぶりに背脂が染み渡るのであります・・・・】

 中央線に揺られているうちに雨が上がり、店先に付く頃には完全にあがってました。待ちは、中に2名、外に2名。この程度ならあっという間と感じて行列接続です。関西のころやったら行列避けて店変えてるけど・・・えらい性格変わったもんやでほんまに・・・。次第に、レビの中からも関西弁が消えて行くのでしょうな(どおでもええですね)。

 回転も早く、券売機での食券購入を促され、定番の「背脂煮干し」に味玉とキャベツをプラス!食券を渡すと、キャベツ注文者には、「ニンニク必要・不必要」の確認がはいります。嫁はんの顔を心に浮かべ、すまぬと心中で謝り、週末のお昼からガッツリといかせていただくこととしました。で、配膳された一品がこの添付のお姿・・・。

 「うおーーーー、ギトギト!スープが脂で見えませんわ・・・・」

 実は隣の客はもっと凄くて(汗)、おっちゃん早死にしたいんか!というほどの自殺的な脂の量!この脂の調整は口頭で伝えるのですが、POPの説明書きによると、メガ(中油)、ギタ(大油)、テラ(鬼油)という単位になっとります。レンゲを沈めてまずはスープカラーをば確認・・・と行きたいのですが・・・・

 「油でやっぱり見えへんがな!もはや木星・・・・」

 ラードの海に漂う油の浮遊物もまた脂・・・・。まるで木星を覆う液化水素ガスの海を見ているような気分ですな・・・。もう一段、ずい!とレンゲを沈めると、そこには漸く濃いめの醤油ブラウンを確認できまして、それをメインにすくいあげても・・・ほとんど油の層やがな。と心を決めて、クチに流し込む・・・・・その印象は・・・、

 「!!これはスッキリ!! そして醤油カエシが キタ━━━━ヽ(・∀・` )ノ━━━━!!!! 」

 これはもう油のコクがクリアーなこってりなうえに、カエシの風味が凄くシャープに響きます。鋭い剃刀というよりでかい青龍刀を鋭く研いだような切れ味を感じます。ようするに「分厚く」「鋭い」といいたい! 

「分厚い」部分は、まぎれもなく煮干しのコクであり、甘みに加えて若干の苦み系もカエシと化合して単なる醤油味ではなくなっている。そして「鋭さ」部分は、キャベツトッピングで聞かれた「刻みニンニク」が感じられるところですかね・・・・。フレッシュニンニクの細かい刻みという処理がまたええのです。これ、作り置きのおろしニンニクでも似た感じ出せると思いますが、フレッシュにしか出せない風合いというものを如実に感じます。それと、刻みフレッシュ玉ねぎ!これがスープににじみ出ると苦みが爽やかだし、キレに貢献しています。歯ごたえもナイスですしね!

 思わず・・・旨しと小声が漏れます。飲み過ぎでちょっと気持ち悪かったはずだったんですが、しっかり完飲!丼の端に乗せているいつもの人形も今回だけは、油まみれでちょっと可哀相だったかな・・・。とにかく、久しぶりの背脂地獄は、天国への階段へと昇華してしまった昼下がりでございました。

 ※味のグラデーション:背脂のコクと甘み>醤油由来カエシ>煮干しコク>ニンニク辛み>玉ねぎの爽やかさ>甲殻類アミノ酸??



【ハンドメイド感あふれる自家製麺です!これは・・・ちょいとワシワシ??】

 丼の底から麺を一気にたぐり寄せますと、でたでたでたーーーー!うねうね素朴平打ち麺!これは、アタクシの個人的にえこひいきしてしまうポイントが満載の麺でんがな!! 順番に問題形式に確認してみると・・・

 1)平打ち麺 ・・・・ ピンポーン!
 2)全粒粉配合 ・・・ ブッブーッ!
 3)ハンドメイド感・・ ピンポン、ピンポン、ピンポーン!
 4)低加水 ・・・・・ ブッブーッ!
 5)アルデンテ感 ・・ ブッブーッ!

 すでに2ポイントも「えこひいき」したくなっている興奮ぶりを抑えられません!しかも、底で浸かってるためカエシの色合いに染まって・・・・まるで焼きそばか焼うどんのような香ばしさを見た目から感じますやん!何も考えずにすすると汁気をまき散らし、普段着なため気にせず一気に爆食いをつづけます。見た目はワシワシっとした風合いも感じ取れそうですが、意外に、クニクニとした歯ごたえで、スパスパと前歯の歯切れがよろしい!カエシに染まっていながら、油の層を通過してスベリが異様によろしいのもポイントでっせ〜。

 まるで極太油そばのような見栄えですし、これは当然、つけ麺のほうにも期待が大です。これは冷水で〆るとどういう風に引き締まるのかが見物。そういえば、アタクシがいたカンターの半分はつけ麺だったような・・・。次回は、つけ麺かな・・・。

 ※麺の感覚:ハンドメイド感あふれる見栄えと舌触り、加水は中、油をすってスベリがとても軽やか。
 ※麺の形状:平打ちで不規則な幅、ウネリがとても強く、また捩れも同等に強い。カエシ吸収したブラウン色



【具に手抜かりはないのが凄い!】

 どれ食っても旨かったな〜・・・。なかなかの仕上がりでしたよ!

 まずチャーシューは、分厚いバラ肉でして、ほぐれる、ほぐれる〜!と興奮したくなります。味付けもカエシの風味がにじみ出ていて、これはご飯がすすむ系の味付けです。また結構食べ応えがありデカい。脂のさし具合も非常によろしく、ラードの海に浮かんでさらに旨さパワーアップしとりまんがな!

 味玉は、深くにじんわりと味が染み込んでナイス!白身の断面が二段階になってます。周囲の濃い染み込み部分と、その内側にやわらかく味が染み込んでいる層・・・。きっちりと全体&深層まで味が行き渡ってます。そして黄身は、外側がゲル状態。内側がジェル状態。とにかくどこをとっても、味玉の性能発揮というやつですよ!

 そして温キャベツ。これは賛否かもしれませんが、比較的柔らかめな感じですが、甘みも感じられてグッド。先輩レビュアーさんの真似をして、家系でトライしてから、必ずこれがメニューにある場合は、注文を入れています。今回はこれのおかげで、ニンニクパンチも少し効かせていただけたわけですし、感謝な一品ですね!

 そして、玉ねぎの微塵切り!これも上述の通り、歯ごたえと苦みがスープに絶妙の影響を与えていますし、この一品の場合、ふつうの青ネギじゃなくて本当に良かったと思います。キクラゲも久しぶり!ウニョウニョした麺にあって、かるいコリコリ感を演出してくれて・・・・ナイス。

 ※具のおさらい:チャーシュー2枚大、味玉、温キャベツ、玉ねぎ、キクラゲ、海苔、背脂、ニンニク刻み



 総じまして、久しぶりに背脂食ってめまいがするほど旨かった・・・・。呼吸をするのを忘れるくらい、一心不乱で喰い駆け抜けたような印象です。ありがとうございました!という気持ちを「ごちそうさま」という言葉に込めて挨拶しましたら、券売機のあたりまででてきてくれて丁寧なお辞儀をくれた・・・。ああ、最後まで手抜かりなしでんな!この姿勢は、アタクシも毎回毎回見習わないといけないなーと思っているところ。今日も勉強させていただきました。なので詠います!

 背脂を
 食いて後から
 悔いている

 脂の旨さ
 危険なサイン

お粗末、ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
 






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