ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン712】らぁ麺トラットリア Due Italian 吉祥寺店 (東京・吉祥寺) 黄金の塩らぁ麺

【ラーメンもだんだんと国境を超えますな・・・・吉祥寺でイタリアの風に・・・なんちゃって】

 吉祥寺がベースとなりまして、はや一カ月となりました。ぱらぱらとはココを開拓していますが、まだいろいろと慣れないところも多々ありですわ・・・。今まで訪問した中で、やはり土地柄というか、若者向け志向のお店が多いな・・・ということと、そしてそんなお店でも粋な年配者が気兼ね気おくれすることなく、飲んだり、食ったり、生活している・・・と思うのです。そんな吉祥寺で、アタクシ・・・おっさんなりに、ちょいと小粋な店に突撃してみました。それがこちらのお店。実際に口で言うと舌を噛みそうになりますな(照)。訪問時、先客ゼロ。白基調の店内に、深紅の椅子が鮮やかで、アタクシのビジネススーツがどうしても浮いてしまうがな・・・。ま、一人ぼっちやし気兼ねいらんかと思えば、あとから、カップルがそこそこやって来て、何気にアタクシ福の神ちゃうん?とか思ってしまう単純男でございます。カップルは、フロマージュなんとかとか・・・・、レモンなんちゃら・・・とか、別々に注文してシェアしようかとの算段をよそに・・・・・、アタクシは、黄金の塩らぁ麺一本で勝負いたします。トッピングオプションも何もなしやでぇ〜!




【魚介排除ですっきり塩!いやいや・・・それだけでないスペシャリティを感じまっせ!】

 いやいや・・・・ここは、ビールもええけど、麺を待つ間はグラスワインなんぞも楽しんでもええかもしまへんなと、店内しげしげと、目線を泳がせているアタクシは、異様に見えたのでしょうか・・・・・。途中から、そばのカップルが席を遠くへ移動したりなんかして・・・・、不審行動は反省して、静かにスマホいじりながら待つことにしました。配膳完了までの待ち時間、およそ10分弱。いよいよ、イタリア風?とかいう黄金に輝く塩らぁ麺とご対面の瞬間です! で・・・・その正直な印象でございますが・・・・、

 「黄金というよりも・・・・その透明度の方が気になりまっせ!クリアーイエローに漂う素材の欠片が泳ぐ・・・・」

 ・・・・ということでレンゲを何度もすくったり、また戻したりして(アホやな・・・ほんまに)。あげ玉ねぎ微塵?のような浮遊物がまた細かくうろうろと漂いまして・・・・これがまた、旨そうに思うのです。大阪の塩元帥をなんとなく連想して・・・・・玉ねぎ風味を想像しながら、ごくりと飲み干すと・・・・・

 「魚介排除なすっきり感!鶏清湯というより、鶏ベースの洋風ブイヨン!」

 ・・・・とこれまた好印象でございますわ!しかしそう単純じゃないのは、調味料関係が洋風系なからか・・・・いつもの塩ラーメンとはエッジングが確かに違うと認識できます。上手く表現できませんが、鶏油ひとつとっても、オリーブ油との組み合わせのような、さわやかな濃厚さを感じる味付け油が漂います。黄金というネーミングにセンスをとても感じます。意外にもピカピカ!な黄金じゃなく、黄色と黄緑が混じり合って・・・・黄金を感じさせる深い黄色と感じるその麺顔がステキじゃないですか!

 味としては、鶏ブイヨンがすっきりしていて、そして香味油がややオリーブを感じる程度で全体的にさわやかです。それに輪をかけて・・・・玉ねぎの甘みがにじみ出るのですが、これが単純でなく、フレッシュな甘さとこんがりな甘さとが、あいまって深みを与えています・・。見た目がきれいなだけのラーメンとはちゃいまっせ!と店主が問いかけてくるようですよ・・・・。単なる洋風のラーメンと片付けたくなく・・・・、かといって挑戦的な一杯であることも確か!今度、嫁はんここに連れてきたろかしら・・・・、子供は何かドルチェとか食わし取ったらええやろ・・・とか、次回以降の訪問シミュレーションなども考え出してます、すでに・・・・。

 ※味のグラデーション:鶏ブイヨンスープ系>香味油(鶏油?オリーブ油?玉ねぎ成分?)>塩味やわらか>各種トッピング味




【この麺で・・・・ラーメンとしての筋が一本通っている気がするのんね・・・・】

 単純発想な男ですので、イタリアンイメージなら・・・・・「スープパスタ」な麺?と勝手に予想しておったんですわ・・・。しかしながら、ここだけは、麺として、ラーメンとしてのツボをつかんでいるようなセンスでして、これは安心というか納得した次第です。もっとも、デュラム・セモリナ配合の剛麺食っても、それと気づかず・・・・後で知ったという経験もありますので、アタクシの感覚などあてにはならんのですが・・・・・(号泣)。

 「塩らーめんと、角切り細麺って・・・・ほんまに合うね!洋風に変わってもこの相性は鉄板!」

 ・・・とも思える「しっかりした麺!」でありましたわ!加水は言い飽きた・・・・中加水でして、すべりは適度。つるつる&もちもち系で・・・・透明で高速に滑るという風合いではなく、わりと、「くっちり感が楽しめる」コシがステキと申せましょう!ハードスペック麺というまでにはいかないものの・・・・個人的趣向には割とあいましたね。前歯でスパスパとかみ切れる感覚もナイスですし・・・・これ、イタリアンなラーメンとか言わんでも、普通のラーメン屋で出されても旨いんとちゃうのん?というのが、正直な感想であります。

 ※麺の感覚:中加水のど真ん中、最初前歯でスパスパとちぎれ、後ほどクッチリと奥歯でごたえ、滑りほどよし、麺密度あり
 ※麺の形状:角切り、やや細めのストレート麺、やや薄めの黄色(白目勝ち)



【フライド・・・・なんとか・・・がいい感じ(名前が出てこんが・・・・年かもう)】

 考えてみたら・・・・スープ意外に、イタリアの風景はでてこんのでありました・・・。一番、イタリアの表現しやすかったはずの具においてさえも・・・。別メニューには、フロマージュやら、レモンやら・・・・やたらイタリア色がでてくるんですが、この「黄金の・・・」については、極めて抑えめな具材でありましょう・・・。

 チャーシューも薄めな切り口なれど、バラロールチャーシューで普通に旨く、周囲の香ばしさもなかなか・・・。細めのメンマも適度にコリコリですが、特筆するほどでもなし・・・。小松菜にいたっては・・・和風な具ですが、ほんのり苦みがまた鶏スープの風合いとマッチしまして、雰囲気を壊すことはありません。むしろ気になるのは、フライにしてある何かの欠片・・・そして、玉ねぎの微塵。フライドガーリックっぽいけど、それほど香りがどぎつくなく・・・・・フライドオニオンか、フライド長ネギか・・・不明。また玉ねぎ微塵は、とても細かい丁寧な微塵切りで、オリーブ油っぽいのでマリネにしてあるかのごときです。これらが、ぶわーーーーとスープに溶け込んで、一気に風格を形成いたします。

 ※具のおさらい:バラロールチャーシュー、細メンマ、小松菜、フライドガーリック?、玉ねぎ微塵マリネ風味付け??



 総じまして、たんなる若者向けや、流行洋風ラーメンとして片付けたくない上質な仕上がり!動物系ですっきり仕上げたテクニックが、たまたまイタリアンなだけの話と申させていただきます。これは、次回、おもいっきりイタリアンの風が吹き荒れるラーメンメニューを食ってみたくなりますがな!ということで再訪問を検討することとします。場所が、地図だとわかりやすいようで・・・・・実は入り組んでいるんですよね。ラーメン好きな恋人たちにお勧め!なので詠います。

 秋深し
 恋人集う
 吉祥寺
 
 男女も麺も
 熱さめやらぬ

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。




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