ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン709】 らぁ麺Cliff (大阪・大阪城北詰) 醤らぁ麺

【関西出張のご挨拶にとマダムを訪ねて・・・】

 ・・・フラレマシタ・・・。アタクシの関西生活の昼ラー女神様と申しましょうか、開店間なしのころは、本当に良く通ったものです。それでも、いつものスタフさんとそれからニューフェース君が丁重に御出迎えしてくれて、あーー帰って来たな・・・としみじみ感じます。今日だけですけどね。さて、一日だけなら何を食う?そりゃもう・・・・超定番の鉄板メニュー一本に絞るしかないでしょ!それは、「醤らぁ麺」。開店のころは、これと上白湯しかメニュー無かったしな・・・。思い出の一杯にダイビングです。

 でも本音はね・・・。八重洲で新幹線に乗る前・・・、思いっきりヘビーなつけ麺食って来たわけで・・・、あっさりしたもんしか食えんというものです。あっさりしたもの・・・・だったらラーメンなんか食うなよと言う事なかれですよ〜(笑)





【今更!こいつの良さを再発見!大阪出汁文化を感じるわぁ〜・・・】

 東京へ転勤してはや1ヶ月。その間、じんわり系というか・・・やわらかい東京らしい醤油な一杯。それから、東日本らしい濃厚煮干しな一杯を、短期間に集中的に食して来ました。なので、自分でも本当に気づかなかったのですが・・・関東基準の舌になってたのが、驚きでした。見慣れた麺顔、そしてクリスタル・醤油ブラウンに身を任せるように、何の緊張もなくレンゲをすすります・・・・

 「淡麗と思ってた醤油が実は甘深い味わい!しかも…イリコ出汁か?甘みが素敵!」

 ・・・と感じてしまった・・・。アタクシ、この醤油スープをすすって関西も関東もないやろと・・・一ヶ月前までは、高をくくってたんです。そこそこ、頻繁なる東京出張で東京ラーメン食ってた気で勝手におりましたしね・・。ところが今になって、ゆっくり味わってみると、明らかに関西なる個性を強く感じた次第でして・・・・。関西ベースの時は、関東の先輩方が関西ラーメン食されて、甘いとか何とかおっしゃってたのを見て・・・そんなもんかね・・・・と少しひねくれてみてしまった自分を恥じています。

 「この節の甘みが深いところが、関西らしくて・・涙がでるほど旨かった・・・。」

 煮干しを少なからずつかっているのは東西共通ながら、その種類も違うことでしょう。また苦みとか塩分のエッジングを好む地方と、甘みと旨味をシンクロさせて仕上げるのを好む地方というのもありましょう。この一杯を食って、甘みがシンクロした旨みが温かく迎え入れてくれているようで泣けたのです。西長堀の名店にも思いを馳せてしまいました。豊中の本山にも心が飛び越えていきました・・。出過ぎた甘みでは決して無いのですが、ゴクゴク、ぷはー!と飲み干した後味の甘みがナイスな一品。苦み一切排除の醤油カエシのエッジングがナイス!そして豊かな地鶏スープのごときクリアーなコクがピッチリと決まった醤油スープに乾杯!といいたいですな!今更ながら・・・・こんなに旨かったとは思い知りました。郷愁もスパイスにはいってたとは思いますがね・・・。そこのところはさっ引いてくださいまし・・・。

 ※味のグラデーション:地鶏?コク>イリコ&煮干し?魚介系アミノ酸>醤油系カエシ>その他わずかな酸味?



【初期のバージョンから今に至る麺・・・どれも好き!今は柔らかクシリ麺!】

 店のフロアが倍に増えて(増築)新たな製麺室ができて、明らかに一年前とはニュアンスが変わったと思いました。Cliffと鶴麺の両方の製麺を手がけているのでしょうか?入り口のガラスに両店のロゴが誇らしげです。以前は、四角がやや膨れたような切り口で、やや芯を感じたややハードな細麺だったと記憶してございます。今の麺は、やや柔らかくなり、やや細くなり、より角が立った見え方の麺ですね・・・。透明系スープに泳ぐ姿が旨そうです。食べなれてたそれを、勢い良くずずずーっとすすり上げます。

 「一本一本の・・・クツリ、クツリ、クツリ・・という歯切れが輪唱のように気持ちいい!」

 ・・・と相変わらず感じますねぇ〜。やや以前より加水が多くなったような印象ながらも、麺密度がしっかりあって、つるつる過ぎることがなく、風流な高品質を感じます。段々と・・・柔らかクッシリとした傾向に変わりつつあると思いますが、たとえば、まぜそばなどでも、いろいろと味付けにあった麺に創意工夫できるなど、なかなかバリエーションが増えたという広がりをよりかんじますしね。いいと思いますよ。

 ※麺の感覚:加水中からやや多方向、柔らかクッシリな奥歯感覚、前歯で感じるスパスパ歯切れがグッド
 ※麺の形状:正方形やや横長の切り口、標準より細めのストレート麺、「そば」と見まごう美しさ



【実は見栄え以上に、渋い仕事がしてあるやん!と評価してるチャーシューです】

 チャーシューだけ旨すぎて、ラーメンが負けてる・・・・というのもたまに遭遇するのですが、結構抑え気味にエエ仕事してると思うこのチャーシューです。とは言っても、本音は、トロっとろなばら肉チャーシュー好きという節操のなさですが、こちらのロース肉みたいに赤身のクッシリした味わいと脂量のバランスの良さとか、周囲だけロースト調の香ばしさが支配し、あとは中身は薄味で肉本来の味わいをスープとともにいただくとかね・・・・・。こういうのも好き!

 そして、何と言っても穂先メンマがまるで、トレードマークのようですわ・・・。少し酸味交じりで独特な味わい、柔らかコリコリで麺にあわせたかのような度合いです。長くて2本。ココ以外で・・・・どっかで横一文字におかれた穂先メンマを見たような気がしますが、裏不如帰だったっけ・・・。

 ※具のおさらい:大判チャーシュー(ロース?)、穂先メンマ2本、ネギ(白&青)





 総じまして、マダムとご店主にお目にかかれなかったのは残念ですが、ま・・・これから何度か出張機会をあるかもと期待できそうなので、次回以降につなげます。開店から一年経ちましたが・・・・、相変わらず清潔な店内ですね。やはり仕事場の清潔さも、仕事のきっちり度合いを測る物差しやと、カイゼンの教育で習いましたし、こういうところでも痛感いたすところです。年内にまた来たいと思います。なので詠います。

  なつかしき
  麺を訪ねて
  恩がえし(カエシ) 

  なにわ醤油に
  思わず涙す
  

お粗末!ということで、合掌!今日も本当にごちそうさまでした。


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