ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン777】 旅人の木 (東京・吉祥寺) つゆそば

【休日の吉祥寺を散策しながら・・・】

 ある年末の休日。髪を切りにでかけ、一人家路につくまえに辺りを散歩して過ごしました。非常にゆったりとした気分ですごす快晴の日でして、途中でラグビーグランドの横を通りましたので、プチ観戦などしました。ラガーマンって本当にカッコいいですよね・・・。キックを狙うプレイヤーの集中力が、数十メーターは慣れたアタクシの方にもビシビシと伝わって来るようです。などと思いながら、「一杯らーめんでも、おやつにすすっていこう」という誘惑にかられまして、無計画でiPhoneアプリで辺りを検索します。さすれば「旅人の木」なる・・・・アタクシのノマド気分にぴったりな店が確認!先ほどのキックの成功を見届けて・・・・そちらへと足を向けました。



【アジアンな気分で、朗らかにいただこう!そんなカジュアルさが素敵!】

 成蹊通りのええ感じの住宅街と、吉祥寺の商業地区の中間にあるこのロケーション。どちらの色合いにも調和する気楽さがいい感じです。ご夫婦が気さくに雰囲気良く、渾身の一杯を提供してくれる感じが・・・「お!ここいけるんとちゃう?」と思わせます。「旅人の木」・・・・どうもアジア各国を旅するのが趣味なんじゃないかな? カウンターのテーブルセットには、「ナンプラー」が備え付けられてて、そして壁には「ブータン」の全域図が張ってありまして・・・。自然とか人間が好き〜という朗らかさにつつまれます。



【おお!あの系統やったんか!!・・・一二三・・ダー!】

 ブータンの地図を見てそう思ったのかは不明。ブータン国王のお衣装とお姿が・・・なんとなく日本のアントンと似ているところもあり、「1・2・3・・・・だー!」というフレーズが無意識にあったのか・・・・。提供された麺顔を拝見すると、先日訪問した吉祥寺の「一二三」というラーメン屋を連想させます。決めては、「独特な濁り方のスープ」そして「茎ワカメ」です。食後にしらべたら・・・先代の「一二三」でご修行だったとか!!なるほど!そんな事はつゆしらず・・・スープをいただくと・・・


 「旨いがな!(*゚0゚)ハッ 」
 「魚介の濃厚な甘みと魚油?そして「つゆそば」のネーミングが良くわかる「甘み」がナイス!」

 魚介の細かくすり潰した欠片が器に微妙に貼り付く加減、そしてスープの濁り感が、食していて魚介の甘みをぶわーっと感じますからなかなかなものです。しかも魚粉のような後味残ることが無いですからね。さらにこの甘みは魚介だけではない・・・・「つゆそば」というネーミングが良くわかる「醤油ダレ」の甘みテクニックが感じられます。たまり醤油のようなクッキリしたカエシ塩分ではなく、やはりナンプラー系なアミノ酸配合の醤油のエッジングを感じます・・・・・。

 それとチャーシューの味付けと共通するようなタレ味も感じます。豚肉のコクと化合したような「醤油甘み」も感じられます。醤油の感覚に凄く惑わされまして、複雑と思えるところが食べ手にとって「なんや知らんけど旨い!」と思わせるはずです。さらに、チャーシュー以外にもトッピングがスープにとってはナイスなのです。茎ワカメの粘膜は、いかにも醤油スープのとろみを強調するものですし、玉ねぎみじん切りは、野菜の甘みを咀嚼するごとに味に加わりますので、さっぱりさにも貢献しているのですわ〜。魚介めいいっぱい!のように見えて、さらりと食えるスープの魔力!吉祥寺ラーメンの懐の深さといったところでしょうか!

 ※味のグラデーション:魚介のコク(濃厚)>醤油ダレの甘み>豚肉系なコク>玉ねぎ等甘み>ナンプラー塩気?他



【またお会いしましたね? 三河屋さん】

 店先でチャリを停めるときにその麺箱が目に入ります。「ここも三河製麺やったんか!」これは、麺好きなら期待が高まりますので、ちょっとしたええ宣伝効果になっとります。この麺箱・・・部屋のインテリアにしたいくらいですわ。後でヤフオクで探してみることといたしましょう。

 さて麺の方ですが、やはり期待を裏切りません。ややオーバル風に見て取れる切り口でストレート麺。中太で肉厚感がある風貌。油そばにしても通用しそうな麺です。かん水控えめな健康的な色合いもまたよろしおまんな・・・と心でかたり変えます。

 「あーーー、こういうのも好き!(*′ω`)b゛ок!!」
 「すべるね〜、そしてティピカルなモチモチ感というより「プニプ二」感覚!」

 表面一枚はスベリにすごく貢献し、中心部はモチモチ感?と思います。さらに言うと少し柔らかいところが「プニプ二〜♪」と感じるところでして、モチモチより優しい反発を感じてしまいます。そして意外にスープに絡み付くから罪です。スープよりも先に麺が早く無くなってしまうエンディング形式となりまして、あとはひたすらスープをグビグビと飲むしか無くなるのですから・・・。

 ※麺の感覚:加水は中の真ん中。スベリ&モッチリな麺で、スープと絡みやすい。風味より触感重視??
 ※麺の形状:切り口はオーバルっぽい。中太麺のストレート。かん水適度なやや白黄色感が印象的。



【茎ワカメって、一年中採れるものなんですかね・・・・】

 やはり「茎ワカメ?」が特徴な一杯でしょう。味とか箸休めとか役割もありましょうが、「珍しさ」と「スープ粘度の微妙さ」がやはり印象的なのですわな・・・。サラサラしているはずの醤油スープが、どうも・・・根拠もなくとろみを感じてしまうのです。これはイメージ的なものでしかないのでしょうがね・・・。

 そしてチャーシューは、甘辛いタレがこれまた印象的です。チャーシュー丼に合いそうな味付けでして、これは上述の通り、スープの感じ方にも影響を与えていると思います。肉自体は、薄切りでとろけるような柔らかさです。コレを嫌いという人は珍しいと思うくらいです。

 白髪葱と、玉ねぎ微塵切りという組み合わせも、効いてます。白髪葱は、本音は「もう少し長めに切ってほしい」というのが願いなのですが、全体調和からすると短めカッティングがいいのかもしれません。いずれにしても、歯ごたえへの貢献と、後からスープに加勢する甘みがナイスな具材であります。その割りに・・・・海苔は一般的なのですが、これは許容範囲ですので問題になりません。

 ※具のおさらい:茎ワカメ、バラロールチャーシュー、白髪葱、玉ねぎ微塵きり、海苔



 総じまして、なんとなーーーく、吉祥寺ラーメンの面白さが分かったような気分。東京各地の有力ラーメン店が「吉祥寺店」という接尾語で押し寄せるばかりでなく、吉祥寺フランチャイズなスタイルというか・・・そういう一杯もあるということが確認できていい気分です。武蔵野市民としては、俄然応援モードですな!こちらも、また訪問することを誓います。油そばも旨そうでしたし、女将さんの笑顔もナイスでしたしね!なので詠います!

 我が街を
 旅人気分で
 散策す

 止り木見つけ
 地元味知る

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!



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