ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン707】 麺や 七彩 東京ラーメンストリート店(東京・八重洲) 冷やしらーめん

<最近・・・朝ラーにハマってます 2/3>

【秋が深まって冷やしを食う!】

 今年の夏に一本も冷やしらーめんのレビューを上げなかったのに、今更・・・・しかも秋になって、さらに朝ラーで・・・と自分でも不思議に思うのですが、一度やってみたかったのです(笑)。最近、週間づいている東京ラーメンストリート内「麺や七彩」での朝ラーですが、大抵、定番の朝らーめんか、朝つけ麺をこなして参りました。されど・・・朝つけ麺のとき、毎度、「つけ麺・冷やしどちらにされますか?」とのお姉ちゃんが質問してくるのに、今回はビビビーと来てしまったのです。いつも、つけ麺食う気満々で食券渡していたので、気にも止めていなかったんだけどね・・・・。もう冷え込んで来たこの季節に、冷やしはないやろ・・・・今までここで何回も朝ラーしてるけど・・・・冷やし食ってる人見た事なかったで・・・と思う。しかし、ダレもやってないこと(とは本当には思わんが・・・・)やりたいという気持ちがもたげてきた次第でして、今回思い切って「冷やし!」と言ってみました。すると店員さん・・・

 「え!冷ぃやし・・・、あ、ハイ!・・・・醤油ですか?あ、醤油ですよね・・・、わかりました!」

 ・・・とか何とかそんな感じで、どぎまぎしてたのが可愛いじゃないの。とまあそんな感じで一杯食ってきましたよ。もう薄手のコートをまとうビジネスマンが多く闊歩する八重洲口。アタクシひとり・・・・まだまだ、クールビズの真っ最中です。



【実はヘビーだ・・・・冷やしを侮るべからず・・・・】

 配膳までの間、他のお客を見てみると(最近、明らかに増えたな・・)、けっこう朝つけ麺が出ているのに気づきますな・・・。殆どスープ割りしないでお帰りになるのがもったいないでぇ〜と思う一方、やはり今日も冷やしを食うひとはいないか・・・とほくそ笑んだりして9分程度。割と早く配膳してくれるのは、朝の時間帯としては嬉しいかぎりです。ということで、ほどなく配膳完了して・・感じるのはこの印象・・・

 「スープの海が・・・まるで、オレンジ色したシェービングジェルやないけ!」

 ・・・ということでしょうか? まあ・・・氷が浮かんでいるくらいどうってことないんやけど・・・・、このスープがジェル状になっているのは、アタクシが不勉強だからかもしれませんが、想定外の楽しさと感じました!これはナイス!とレンゲをゆるりとすくいあげ・・・・上から垂らして・・・・粘度を確かめ・・・・。そして、再び投入して今度はしっかりと味わいだします。すると次には・・・・

 「なかなか、ベースの喜多方醤油を相変わらず再現!されど・・・油?」

 ・・・と感じられ、中々これもナイスな喜多方冷やしを表現しております。しかしながら・・・本音をもうせば、冷やしだけに、温かいバージョンよりは、どれも味が濃いめに作ってあるという印象ありです。特に、油については、おそらく余計に入れてあるのではと思われ、冷やしてコクが感じにくいところをカバーしているのかな・・・と勝手な推測をいたしております。ゆえに、食べ始めは、「冷やしでもしっかりしてるやん!」という100%の好印象なんですけど、徐々に・・・・ゆっくりと朝の胃腸がヘビーと感じ出して来る・・・・という構図ですかな・・・・。味の主体としては、さっぱり魚介醤油系で透明度があり、甘みを豊かに感じるやさしいスープ。それがやや濃縮されると、こういう感じになるのかなと・・・感じています。

 尚、ジェル状の正体は何でしょうね・・・。魚の油が煮こごりになるのと同じ理屈?で、油が冷やされた為にそうなったのでしょうかね・・・。

 ※味のグラデーション:醤油コク甘>さっぱり魚介コク(油)>鶏系?動物コク>その他



【冷やすとこうも表情がハードに変わるものなのね・・・・麺の話】

 当たり前ですが・・・・温度でこうも感覚が変わるものなのですね。この喜多方びろびろ麺はいつも食べ慣れた味わいとは言え・・・・冷やしにすると、日頃ネチっと歯切れる感覚が、ヌガーっぽく「グニリ」という感覚に変わり、歯切れまでの反発感が凄くますので驚きます。表面のスベリがどうのこうのということより、この歯ごたえ感覚の変化が印象のすべてと申し上げてもよいかと存じます・・・。

 「まるで・・・・まぜそば食ってる感覚・・・・」

 ・・・とも思える麺のハードさです。いやいや、この感覚は、麺のハードさと汁のジェル感覚の二つからくるものかもしれませんね・・・・。

 ※麺の感覚:加水中〜多程度でスベリ良し、中心部に芯なく、しかしながら「グニリ」とした感覚あり
 ※麺の形状:素朴な平打ち?手打ち?とも思える風貌、捩れ弱いが波打ち強いびろびろ麺、いわゆる喜多方麺



【キュウリの潔い盛りつけがナイス!】

 日頃キュウリはマヨネーズでしか食ってない男なんですが、このジェル状スープと絡めて食うキュウリの千切りは、なかなかでしたよ。冷やし中華でこのトッピングは定番と思えど・・・、この一品でキュウリ一辺倒的な盛りつけは、迫力ありますし、シンプルで潔さも強く感じてグッドですよ! スープのジェル感覚、麺のグニリ感覚、そしてキュウリのさっぱりにしてバリバリ感覚が三つ巴のコントラストを構成しているかのようで素敵と感じます!

 一方、チャーシューも全体バランスを実は考えていると思うのです。脂が少ない部位をあえて選び、そして冷やしで固い肉は興ざめと承知で、ハムみたいに柔らかな歯ごたえと抑えめな味わい・・・。周囲の香ばしさ部分もあえて抑えめで、全体的にまとまりをとってますよね!グッドです。

 ※具のおさらい:細千切りキュウリ(山盛り)、もも?の柔らかチャーシュー2枚、糸とうがらし、以上



 総じまして、まだ秋深くなっても、朝にこれがメニュー落ちしていないのが、やはり不思議な一品。されど、季節に関係なく旨かったわけで複雑な気持ちですわな・・・。それに、朝用の看板には、ひとことも冷やしの触れ文句は、書かれていないし、つけ麺の食券とそのボタンで、(・冷し)の文字が書かれておるだけ・・・。お姉さんの確認がなければ、冷やしの存在に気づかないでしょう。もう・・・ここまでくれば一年中通しで提供すべしでしすよ!冬に食べるアイスクリームが今や普通のように、最初の開拓者になってくんなまし!なので詠います。

  秋深し
  コート襟立つ
  ウォームビス

  七彩年中
  クールビズ

(本当は・・・小春日和であたたか・・)
お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。




関連ランキング:ラーメン | 東京駅京橋駅二重橋前駅

followme