ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4393】 純手打ち だるま (東京・中野富士見町) 醤油らーめん 全部のせ 大盛 + サッポロラガービール 赤星 中瓶 〜これぞ純手打ち!手作り感に優しさ極まるピロピロ麺!肉と玉子も侮れない崇高喜多方系!

まさしく純手打ち!店内にハンドメイド感がビシビシ伝わる!旨さが伝わる!

 

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 少しでも蜜を避けんと超時差出勤。そしてフレックス活用。本当にこの一年で働き方やワークスタイルが多様化し浸透もしてきました。また有休も消化推奨ですが、当然ながらアウトプットの質は変わらず。手待ち時間が長すぎるタイミングで思い切って午後休暇も当てはめて見ましたー。天気もいいしどこか滅多に行けないラーメン店に遠征でもしようかとも思ったのですが、朝早く働きすぎてちょっと辛い・・・。今回は、遠征と言うより寄り道感覚で、丸の内線中野富士見駅界隈へ出没。実に久しぶりに「純手打ち だるま」さんへとやって参りました。
 

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 ご存知の方も多いが、こちらいわゆる七彩系。手打ち・手揉みのピロピロ太麺がウリ。だったら自宅から近めの東小金井や武蔵境でも食えるのだが、ちょっと違う点は「注文を受けてから麺帯を切り始める」ところ。店先には製麺室がショールーム化しており、そして客の目の前で讃岐うどんのように切り始める。また、八丁堀の七彩ではさらにその上と言うか、注文を受けて粉から打ち始めると言うのもある。こういうハンドメイド感覚って、どうしても惹きつけられてしまいます。
 

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 そして手打ち・手揉みする姿が頼もしい!。筋骨隆々?御店主、ウェイトトレーニングでもやっておられるのでしょうか?。麺を打つ度に筋肉が喜んでいるような気もしないでもない?。はたまた手打ち・手揉みもトレーニングのうちなのでしょうか(笑)。思わず調理中の上腕二頭筋を見つめてしまいました・・・。やはりこの歳になっても、モテモテボディがほ・し・いー!。
 

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<酒> サッポロラガービール 赤星 中瓶!七彩系に必ずあるのがこの銘柄!お馴染みの極細メンマがズシリと図太い苦味にベストマッチ!

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 ま、ラーメンとビールを食らってるうちは、ビルダーにはなれんわな。どっち取ると言われるとラーメンに決まっとる。そしてその前に食らう前に飲むぜ!だってもう仕事ないもん!。七彩系にはサッポロ赤星があるのは周知の事実で、それもここに来るモチベーションとなっております。定番のサービスおつまみの細メンマと共に、今回も味わい堪能いたします。
 

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 程よい苦味と独特な厚みのある味わい。よくこの板では「ズシリ」と言う比喩をしてますがそんな旨味。細メンマの薄めで優しい味わいが実にフィットします。輸入ビールも好きですが、やっぱりオレは日本人なのか、日本製の米やスターチなども入ったビールも好きなのよねー。飲み慣れてると言うか。熱処理ってのもどこか味にも個性を残してる気もするし、とにかく好き。
 

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 また手酌で飲むと言うのも、中年になったあたりから好きになり始め、手酌と言う行為に趣すら覚えるようになってきた。まさにオヤジ的発想。常夏のビーチサイドで小瓶ビールを直に口に当てて飲み干す・・・そんなスタイルに憧れた時代もあったし、またバドガールってのが流行ってバーでもそんなことやってたかと。しかし、このコロナ禍の中ではそんなの夢のまた夢ですな。暖かくした部屋で手酌でグビグビってのがオレにはお似合いでございます。
 

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<全体> 素朴な手打ち麺!穏やかな醤油スープ!それらを覆い尽くす肉盛りの迫力!まさに旨さの集合体!

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 行列あるんだけど進みがそれなりに快調。麺切りと手揉み作業があるのに大変だと思うのだが、メニュー絞ってる上に1ロット4杯と言う作業体制だから、回転がそこそこ良い様子。この店でトップメニューと思われる一杯はこんなステイタスです。
 

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 おおお!敢えて大胆な肉盛り!素朴さアピールのピロピロ麺とはマッチングを感じさせます。また穏やかに煌めく醤油ブラウンとも色合い的には相性ピッタンコ。多少のワイルドな盛り付けも質感高しと感じさせます。肉と麺に意識が行きがちですが、スープの優しさも見ただけで伝わるのがいいね。いつも美しい煌めきを追い求めてますが、これは煌めいているのに穏やかなスープ感。醤油系でもキレより円やかさで勝負するタイプかと見栄えだけで判断しちゃいそう。
 
 

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<スープ> 醤油の優しい風合いに豚の旨味と乾物エキスが溶けこむ穏やかな旨さ!麺の風合いが次第に溶けて一層穏やか!

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 さてスープ。かなり穏やかです。しかし薄味ではありません。あっさり醤油と言う感覚とも違い、甘味が芳醇!。感覚的には豚の優しい旨味を感じます。コク深いのは動物系と感じましたが、優しい輪郭は豚肉のエキスフィーリングかも(妄想)。
 

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 乾物の溶け込みもゆったりしてる様子で、表面にエキスの塊が微妙に漂うことから、軽やかな煮干しが甘く溶けているかも。しかし節系の旨味がしっかりめにも感じ取れ、見た感覚より旨さはカオスなのかもしれません。
 

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 そして「麺が溶ける」ような感覚も。炭水化物の風合いが滲んでいるのですが、その糖化したような旨味がしっかり吐き出されるようなので、中盤以降は麺の旨味と一体化が一気に進むイメージ。そのイメージが色濃いので「麺が溶ける」とオーバーにお伝えした次第です。
 
 

 

 
 
<麺> 自家製麺!序盤から汁を吸い取り飴色に輝く極太手揉み麺!滑らかにしてソフトな食感!噛み締める瞬間に麺の甘味と出汁の旨味が完全一体感あり!

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 この手の太縮れ麺が大好き。手揉みで素朴さ溢れる感覚にソフトな歯応え。普段は「カタ麺主義者」な私もこればっかりはイデオロギーを放り出してしまいます。七彩系のいわゆる「ピロピロ麺」は非常に食べ慣れているつもりですが、汁を吸い込んだり一体感があったりするフィーリングは随一かもしれません。
 

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 冒頭からスープが浸透し、麺が飴色になってるじゃないですか!。手揉みされて押しつぶされて、麺の密度が高まっていると理屈では考えますが、実際食うと実にソフティー!。汁をバクバク吸い込もうとしますが、それが決して伸びた感覚ではありません。仕上がってる!って感覚。運動により血流でパンプアップされ、盛り上がって仕上がった筋肉を妄想してしまう・・・。ナイス、ポーズ!ナイス、ヌードル!
 

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 普段は、啜り上げるも半分以上は咀嚼から逃れて飲み込んでいるような感覚。しかし今回は、柔らかい麺を敢えて噛み締めてもらいたい!。太麺全体をクチリと噛み締めると、甘味に近い旨味が爆裂に広がります。噛み締める瞬間に麺の甘味と出汁の旨味が完全一体感あり!。大盛でも茹で前の250gと思われますから、ここはビビらずに男なら大盛を激しくオススメ!。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> 豚肩ロースと豚バラ肉の折り重なる競演!崩れるほど柔らか!出汁を吸い合ってコク深き和やか旨さ!

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 肩ロースを出す店。バラ肉を出す店。どっちも好きですが、前者が近年特に多そうなイメージ。こちらは両方ガッツリと味わえます。洒落た店なら低温調理が全盛の時代に、定番のロースト&煮豚なタイプ。2種の肉を使い分けては、肉盛りで山盛り合体。
 

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 ほっこりする一杯だと、やっぱりバラ肉が先に気になります。脂身が多めで重なってる断面、それが煮出されて一部溶け出し残った部分はは透明で、プルプルと柔らかい。赤身はスカッとしているようで、筋繊維の隙間がバクっと割れて汁の浸透を深めている。噛み締めると下味と肉味が混じる合間に、染み込んだスープの円やかさが溢れだし、旨さが一気に溢れ出す!。こんなのが何回も楽しめる肉盛りです。
 

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 一方の肩ロース。いかにも酒のつまみにも白飯の相手でもこなせる、万能タイプの肉ってな自信すら感じさせる。脂は細かく差り入り、ぎゅっと赤身の繊維の隙間に入り込んだイメージ。汁をバクバク吸い込むってなことはなく、じわじわと浸透するタイムラグがあるので、序盤と終盤では味わう感覚が違ってます。序盤は肉味、終盤は出汁味がメインで、どちらも旨味が失われることはなし。好みで食いわけ調整ができる崇高な肉です。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし!> 見栄えより一層出汁と融合しマチュアな甘味が深し!柔らかさと濃密さが印象的な極上味玉!

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 ちょっとびっくり!味玉が旨し!。久しぶりの興奮を覚えました。見た目はフツーに薄出汁の深い浸透した淡い褐色味玉と思いきや、仕上がりが絶品!。全体的には緩く柔らかい仕立てで、沸騰茹であげ10分前後。白身にふわふわ感が残り、卵黄はトロミがしっかり残るイメージ。それに薄めの出汁が浸透してるだけだが、見栄え以上に、出汁と融合しマチュアな甘味が深い!。
 

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 白身だけでも薄味で旨い!。ハードな茶碗蒸しでも食らっているような錯覚。そして卵黄の深いオレンジが見事で色っぽい!。上品な白身のイメージとは少し裏腹でミスマッチな楽しさでしょうか。味わいは見た目以上に濃密で、それでいて濃すぎると言うとこもない。これ一個で、上質な冷酒を軽く2合はいただけるかと。やっぱ味玉ってすげー!。
 

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総じまして「これぞ純手打ち!手作り感に優しさ極まるピロピロ麺!肉と玉子も侮れない崇高喜多方系!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。東京メトロ丸の内線、中野新町分岐で乗り換え。地縁なくわざわざって感じは捨てましょう。一回食っとけ和む手揉み麺!麺類大好きな方達には激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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