ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン692】 自家製麺 伊藤 浅草店

【最近、夜な夜な・・・東京煮干しツアーなのです】

 煮干しには・・・何か中毒性ある何か成分があるんでしょうか。今夜も夜な夜な煮干しを求めてメトロポリスを彷徨うのであります。最近目にした「自家製麺 伊藤 浅草店」の情報を目にしてから・・・・もうその衝動に拍車をかけるわけやね!王子神谷には行って、まだ赤羽には行けてへんけど、わりと都心に近いここからスタートしてみます。割と早めに退社してすぐに向かったのですが、先客1名、後客4名の寂しい感じ・・・。どないしたんや、大丈夫か?と思いきや・・・・アタクシの後で「肉ソバ売り切れ」の券売機「×」マークが赤く光っている・・・。なるほど、ピークアウトというわけやね。開店好スタートということで、おめでたいことです。ここもか!若い兄ちゃんが一人で厨房しきっとるで!ホンマ・・・・一見古風なラーメンをこんなに若い人が作るなんて、才能あふれてるやん!




【「めし」でもない、当然「おやつ」でもない・・・・「ちょっとひっかる」という感覚!】

 券売機が、デフォの次に、「中」「大」とあったから、このときに気づくべきやった!デフォで750円でしたので、そこそこな分量を期待しましたけど、配膳の瞬間・・・・「あ・・小さい?」という感覚が正直ありましたね。あーー、これで晩ご飯だと夜お腹空くな・・・・・と少し凹む。ま、そんなこと後回しにして、まずは、煮干し漂う海へと、レンゲのボートを浮かべるのです・・・・

 「ティピカルなニボやん!塩気と苦みの織りなす交差点!その濃さがやや緑にみえまっせ」

 汁が少なめなのがまた粋なんでしょうね・・・。そば文化の違いを感じます。それに・・・・ニボの濃厚さが伺えるのはそのスープカラーでっせ。店の照明が暖色電球なのか、テーブルの色のせいなのか・・・・、写真ではわかりにくいけど、「え!緑色?」と・・・そんな事ないのに、そんな事感じさせまっせ。レンゲですくっても成分の欠片を十分にかんじますしね。少ないスープは、凝縮スープと考えるがよろしいでしょうな。

 その凝縮の予想通り、はっきりと濃い煮干しを感じますし、単なる塩辛さじゃなく、煮干し由来の塩分が・・・ただ濃いだけなのだと感じます。塩分と比例して苦みも感じます。しかし苦み成分は係数的にはやや塩分よりは低く、食べ進めるにしたがって、気にならなくなるほどな、ナイスな配合でしょう。具も肉とネギをちょっとだけ・・・ということで、種類と量を絞っている分、具から影響を受けることなく、純粋に煮干しだけをいただくという世界がここにあります。

 この潔さが粋というやつか・・・・。なので、ご飯として腹一杯たべにきました!という方向けに、大盛りもあるのですが、950円するのでちょっと痛い・・・・。このデフォルトの量が基準だと、空いた時間に小腹が空いたから、ちょといいそばでも食いたい・・・・気分ですするのが丁度いいかという分量。こだわり感じます。

 ※味のグラデーション:煮干し塩分>煮干し苦み成分>カエシの風味>豚系コク>その他節、昆布等
  




【歯ごたえが、カッツリ系のトップクラス!見かけによらないハード系潰しがナイス!】

 この一杯の迫力は、アタクシ個人的には、スープよりも麺ですわ!これは非常に和風美人のようにしなやかに映りますが、じつは結構ハードな系譜でして、非常にカッツリとした風合いであります。ざらつきを覚えるほどでもないのですが、きめ細かいのを十分に圧をかけたというような麺です。加水は中ですがやや低いかも?

 「非常にカッツリと感触がよいために・・・・その食べ応えから少なさをわすれる」

 ・・・とすら覚えるその歯ごたえ!実は結構麺量があるやん!・・・・という気分になるから不思議でんねんな・・・。非常にきめ細かい整った風貌で角が立ったよい麺です。濃いめのスープに負けることなく、ぐいぐいと食べさせてくれるその魔力には脱帽ですよ!こんなことやったら・・・・大盛りにしとけば良かった・・・と横にいるお兄ちゃんのメニューを眺めてそう思う!これで腹いっぱいになるんやったら950円は安いかもな。いや、気持ちよく払えるわ!この麺には。

 ※麺の感覚:見かけによらずハード系、クッチリというのを超えた「超カッツリ系」な麺!それでいてボソ感がない!
 ※麺の形状:自家製麺らしい健康的な薄い黄色、正方形で角がたった切り口、加水中から低、標準的なストレート麺




【具は・・・・無くても成立するから、具としてはしんどい役まわりやな】

 この一杯は、麺とスープが非常に個性的で、シンプルイズベストをモットウとしているため、具の役割が微妙ですね・・。いや実に旨い肉で、こちらもしっかりした歯ごたえと、余計な味ない薄味系、脂と赤みのサンドイッチが美しく、いかにも大切に扱われた風貌です。旨し!ともうしておきましょう。あとネギしかないねん(笑)。素朴とか質素が美しいと感じる和の心。この一杯にあふれているとおもいませんか?

 ※具のおさらい:チャーシュー(バラ肉系4枚)、ネギ少々、以上!



 総じまして、この一杯は、東京のラーメン文化を少し感じさせてくれたので感謝をしたいな!王子神谷の店に行ったとき、そのメニューラインナップと麺の両方のシンプルさと満足度に驚愕したのを思い出しました。それと共通するものを確かに感じる!つまりでんな・・・・「主張がある」ラーメンということですわ・・・。これは考えようによっては哲学的でっせ。麺でも人でも生き方でも、「分かりやすい」ということが大切なんやないかとね・・・。自分らしいちゅーことですかいな・・・・。まー・・・・酔った勢いでレビしてますから(あ!)、ざれごとはここまでということで、合掌!今日も本当にごちそうさまでした。



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