ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン693】 つけめん TETSU 三鷹店 (東京・三鷹) 中華そば

【例え・・・へそ曲がりと言われようが、つけ麺の名店で中華そばを食いたいのです!】

 TETSUに行ったら、普通「つけ麺やろ!」と言われたけど、そんなアタシはへそ曲がり〜♫ そう、あえて今日は中華そばなんです。まあ、最寄りの駅前でもありますし、いつでも看板メニューは食えるという余裕もありますけどね。どうせやったら、ここのカレーライスを食って、カレーデータベースに投稿したろかしらとも、頭をよぎりましたがそこまでなへそ曲がり具合じゃなかった次第です。でも、つけ麺専門とも言える店が出す「中華そば」って・・・・すごく気になりませんか? ちょっとそういう好奇心を、具体的に素直に行動に起こせるようになったくらい、最近、ようやく東京に慣れて来たということかもしれまへんわ・・・・。





豚骨魚介と煮干し醤油の・・・ハイブリッド中華そば!? それは言い過ぎか・・・・】

 「どうせ豚魚のラーメンやろ!?」とどうしても考えてしまう・・・・。がっかりするやろかと、いろいろな事を配膳が完了するまで考えてしまいました。だって・・・・・座ってから待ち時間が・・・・長いんやもん!余計なことをしまいます。 どうも・・・・ちょうどロットの切れ目にあったことと、直前がプチ団体6名だったため、アタクシの分の調理までに随分と時間がかかってしまったわけやね・・・・。せやけど、16分は長かったので、店内の体育会系なかかけ声(品川店ほどでは無いにしてもね、少しイラついてしまったのは、大人げないな・・・・反省。ということで、満を持して配膳されたその一品を見て、第一印象は・・・・

 「やっぱり軽めの豚骨魚介のラーメンやね・・・・・想像通りか・・・・」

 とすこし不安が的中した覚えを感じる・・・。ま、それも一興と感じながら、スープをレンゲですすろうと沈めると・・・・どうも単なる豚骨魚介のラーメンにしては、スープがクリアーな感じがします。また所々・・・・黒っぽい成分が漂う感じがする・・・・。あれれ〜と思いながら、とりあえず味見だとすすり上げると・・・・

 「ニボやんとは言わんけど・・・・、煮干し中華そばっぽい余韻も兼ね備えてるんちゃうの?」 

 ・・と何やら再評価したい気分がむくむくと湧くやないですか。つまりやね・・・・こんだけライト系な豚骨魚介のスープやったら、或る意味、煮干し醤油系に片足突っ込んでるようなもんやし、どのカテゴリーにしたらええねんと、腕組みしてしまいまんがな・・・。言いたい事はでんな・・・・、普通の「豚魚」と、普通の「煮干し中華そば」のスキマに入り込んどるスープ感覚と申し上げたいわけ・・・。二面性ある一杯・・・ハイブリッドラーメン? この一品をラーメンとせず「中華そば」と言い切っているところが、後から考えると、よく計算しとったんちゃうか?とすら思います。

 味の最初の輪郭は、明らかに「豚骨魚介」。その後、その味の輪郭が想像より薄いなと感じはじめたら、煮干し系のニュアンスが徐々にひろがりだしてきます。微かな泡立ちがまた旨そうですし、食べ進めて行くうちに「柔かい煮干しもはいってるやん」などと尻上がりな印象に変わります。あとは、ネギやカイワレが所々咀嚼するたびに、清涼な苦みを提供してくれるので、見た目以上にさっぱりと頂けるのが素敵だと思いましたよ・・・。

 ※味のグラデーション:定番な「豚骨魚介」>ふんわり煮干し系甘み>カエシのじんわりした香ばしさ>ネギ等のフレッシュで微妙な苦み
 





【つべこべ言わず・・・旨い部類の麺であるというべきだろうね・・・】

 アタクシの個人的な感覚なのですが、高い評価に結びつくときは大抵結びつく5要素があります・・・・。

 <アタクシなりの・・エコひいきポイント>
 1)平打ち、2)低加水、3)ハンドメイド感覚、4)アルデンテ感、5)全粒粉

 ・・・・などの要素がからむと大抵採点が甘いのですわ・・・・。しかし、今回のこの麺はどれもヒットしません。では、切って捨てるか?というと・・・・それはないでしょうよ!と相成るわけで、この品質を「個人的趣味にはあいません」などと言うはずもないのです。センター工場で打った麺なのでしょうが、いやいやどうしてどうして、つけ麺も旨いけど、これも旨い麺やと思いまっせ。

 一応感じたスペックを言うと、加水は中程度、表面が薄く一枚滑りの良い層を併せ持っていまして、滑り感もなく良い感覚です。前歯でクツリと感じる歯ごたえというより、「ヌチリ!」と微かにヌガー感が残る歯ごたえでおます。後半熱が入り、やや「スパスパ」と噛み切ることになりますが、滑りと歯ごたえを感じ取れる高品質な量産品ともうします。スープとのバランスにしても、悪くないと思いますし、正直言って、「ここでしか味わえない」という個性・品質ではないものの、一定以上の評価をさせていただきまっせ!

 ※麺の感覚:軽い滑りがするすると胃に落とし込める、一方でクチクチと奥歯で反発を楽しむ、モチモチ系ではあまりないかな・・・
 ※麺の形状:標準的な太さのストレート麺、角麺が膨らんだような切り口、最高級の量販品を感じる整然さ。



【具は・・・・つけ麺の延長戦上にある・・・】

 製造業の基本は、部品の共通化であります!とケロロ軍曹ばりに報告するのでありますが、やはりここでもこの基本は、守られているのであります。まず、チャーシューは・・・・・ちょいと別格な旨さでっせ・・・・この中にあっては、浮いとると思うほど旨いと思います!次にカイワレ・・・・。こいつは、できれば揃える丁寧さとか美的センスがほしかったな・・・・。そういうところ、体育系なサービスやなと少し和む気分にもなるんやけどな・・・。また、メンマは、薄切り&短めスライス的で珍しいかも。薄味でコリコリ感を楽しむ系。もう少し多めにトッピング追加して、コリコリと、麺のクチクチを一緒くたに食べてコリクチ♫と食いたい気分になりますね。

 ※具のおさらい:チャーシュー(厚切りバラ肉部分1枚)、カイワレ、ナルト、白ネギ(輪切り)




 総じまして、「いとはん」とはまた違った「中華そば」という全体印象。確かに、TETSUブランドを踏まえた「中華そば」という演出は、さすがやなと思うのが正直なところです。あの、色気と食欲とパワフルなTETSUのつけ麺と、並べて比較すると霞んでしまうイメージ感は、個人的にするのだけれど、切り捨てるほどではない一品。ここ一回だけ訪問するならこれを食わんが、武蔵野・三鷹界隈の住人で、TETSUファンなら、一度は食していただきたいですね〜♫ などと考えながら最後までスープを完飲! 明るく見送られて店の外にでると、6〜7人の行列発生!あちこちに支店が出来始めたころから、まだ人気が衰えてないのがすごいっすね! 一時期、京都店撤退のときは寂しい思いもしたもんですが、気宇に終わりましたわ・・・。ということで、何気に困った時の「TETSU三鷹店」として、今後も利用させていただきます。合掌!今日も本当にごちそうさまでした。


関連ランキング:つけ麺 | 三鷹駅

followme