ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1132】 銀座 篝 (東京・銀座) 煮干醤油SOBA

 私は・・・・ほとほと、銀座には縁がない男なのであります。唯一銀座で買い物をしたのは、エンゲージリングかな。晩婚だった私は、そこそこ婚活を頑張ったのであります。婚活なんて言葉がその当時なかったけどね。少し前に、雨トーークで独身芸人の回があったけど、あれ・・・・結構地でやってたことが凄く多くて笑ったけど、笑えなかった部分もあったわ・・・。銀座は、私にとっては・・・・独身の自由を放棄したきっかけを作った街であり、また一方で、生きて行くことの理由づけを決定してどこかしら安堵感を得た街。実は婚約してから・・・・一気に関西転勤と相成り・・・・関西でラーメンに関してレビューを続けることと相成るのです。生きて行くとは、その毎日が何かしらの縁が紡がれていくものなのですね・・・。






 ・・・などと思いながら、午前中の銀座を闊歩する私は、春の陽気もあってかとても新鮮さ溢れた感覚でした。東京一の高級繁華街で・・・・・ショッピングをするまでもなく、ただラーメンを食いに来た。そのGAP感がとても気持ちよい!ということで、最近の中の注目株「篝」さんに突撃ですよ!しかも、汁系なら鶏白湯がイチオシというのに、煮干醤油からいかせていただきましたよ!






【スープ:しっかり煮干し醤油なのに品良くマイルドなのだ】


<柔らかく濃い煮干しがサラサラ〜!苦み抑えな旨味系>


 配膳の瞬間は、いかにも銀座の一杯というオーラがありますね〜。最近の注目株なこの店ですから、期待は高かったのですが、実物の存在感は中々です。デフォルトの780円は、銀座価格と割り切りますが、それを納得させる具材の品質も感じます。スープカラーは、いかにも煮干しのそばという感じがありまして、伊藤系まで濃厚ではないサラサラ感が漂いますが、醤油スープのブラウンに・・・・・、少しばかり深緑がかった色合いを感じます。この感覚は、まさしく煮干し入り!アピールしてくるようです。


 一口すすりますと、いや〜なかなか・・・・入谷で食った煮干しの一杯とはまた違った煮干しの苦み処理感を感じます。尖った印象は一切なし。煮干し感が薄いというわけでもなく実は濃い。スープを飲み干した後の、魚粉の量を見ればそれは分かること。しかしながら、その煮干しの風合いは、サラサラとしたもので、ぐびぐびと飲み干しても、のどの渇きを感じないほどの塩分。煮干し旨味と塩味のバランスがよく、煮干し独特の塩気という感覚も失ってはいない。じっとり見えるスープカラーですが、これは中々崇高なバランスを感じます。 





<ラード層のコクで動物系のコクも忍ばせる・・・・>


 魚介系一辺倒な雰囲気もない。ラードコーティングも表面に見てとれ、魚介の染み込み具合と動物系の旨味ボディーもシッカリと感じることができます。動物系は、ほんのりを越えたはんなりとした感覚でして、具材の竹の子の味わいを壊さない程度の柔らかさ。煮干し感覚を後ろ支えする程度の影の役者ぶりだと思います。丁寧な豚肉の煮出しを感じます。



<焦がし葱油で更に味の丸みに磨きをかけるのだ>


 特筆すべきは、薬味で提供される「焦がし葱油」。これは、賛否が別れるかもしれませんが、私は大賛成派。このスープは飽きることなくそのまま飲めるのですが、これを後半一差しいれるだけで、味の丸まりがぐぐっと強化されます。香ばしさは当然プラスされるものの、甘味が表にぐぐっと出て来るような印象でして、煮干しだけに酔いたい・・・・と思う諸兄なら、煮干しが遠のく感覚もありなむ・・・。関西出身の私にとっては、これはすごく前向きな捉えかたをいたしますよ〜。









【麺:とらえどころ無いけど・・・ストレートが美しい高品位な中加水】


<標準太さの丸麺ストレート、中加水ぶりで歯応え楽しむ>


 配膳の瞬間の次にドキドキするタイミングがあるとしたら、それは、麺をリフトアップする瞬間でしょうな(笑)。どんな表情が隠れているのかと緊張もしますが、この麺については、品のある明るい小麦色が鮮烈に飛び込んで来て、そしてその丸みある切り口に全体的な柔らかさを感じ、そして捩れないストレートさに気品も感じる(大げさ:笑)。

 
 基本的には、中加水程度でして、芯のない茹で上げコントロールがナイスです!麺の潰し度合いも程よく、麺の密度感というか詰まった感じもあってよいです。前歯での切れクチは、「プツリ!プツリ!」というよりも「クシ!サク!」といった感覚。奥歯のすり潰し感は、「クシリ」とした形容かと・・・・。極煮干しなら低加水でクッシリ!!といくところですが、この点少し穏やかな煮干し度合いですから、この程度が一番バランスがよろしいのでしょう。




<風味も良しなコンディションときめ細かくスベル感覚>


 麺の密度が高いことからも、最初の咀嚼時には、麺の風合いを鼻腔の奥で感じる気もする。いわゆる風味も良い麺ということで、引き続きズボボとすすりあげると、麺の地肌のきめ細やかさも感じます。さらさらときめ細かく滑りこむ感覚。食べ進めると丼側面に煮干し粉が貼り付く。しかし麺地肌にはそれほど貼り付かない。ザラツキもないということでしょうかね・・・。






【具:ここが銀座と感じる・・・手の込みようが感じられますな、何気にね】


<何気にデフォルトで小ぶり二種のチャーシュー・・・OLD & NEW !>


 定番の薄味で柔らかく肉厚なバラ肉のブロックチャーシューが2つ。これは煮干し系では良くあるチャーシュースタイル。そして、もう一つ。銀座らしくレアチャーシューということで。もうこのレア系には、驚く事も少なくなったけど、古さと新しさが実はしっかりと混在させておりまして、麺顔としても賑やかさというか、華やかさを感じる一因となっとるのです。味わい的には文句の付けようがないね〜。しかし、レアはやっぱりレアで食うべきであって、貧乏根性だして後にとっておき過ぎると、固くなってしまうから気をつけるべきだな・・・。




<竹の子!春を感じるね〜♪>


 メンマじゃなくて、竹の子なのね・・・・しかもちゃんとした。こういうところは、ちゃっかりと銀座のラーメンやなと感じさせるものですが、意外と嫌みなくしっかりとした味付けがされとりました。歯応えも楽しい竹の子。一足先に春の盛りを感じますな・・・。






 総じまして、うだうだと休日出勤で暗い気持ちになるようなら、前向きにプチ旅行気分でラーメン探索しながら会社に向かうのもいいですな。以前なら、東京駅ラーメンストリートのみで軽く済ませたものですが、どうせならシッカリと新店を探索するとうのも、気持ちが切り替わって楽しい。非常に久しぶりの明るい時間帯での銀ブラ。さくっと効率よく仕事して早めに仕上げよう。世の中、緊張と緩和が大切。緊張ばかりじゃ潰れてしまうよ・・・・。なので詠います!



  休日の
  出勤あれこれ
  悩むより


  銀座でおしゃれに
  煮干しSOBAなう!



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!






関連ランキング:ラーメン | 銀座駅銀座一丁目駅有楽町駅

銀座カリー中辛 200g×6個

銀座カリー中辛 200g×6個

プラレール 銀座線新1000系&01系ダブルセット

プラレール 銀座線新1000系&01系ダブルセット