ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン989】 麺屋武一 (東京・新橋) 濃厚鶏骨醤油そば・大盛り

【コレ食ったわけ:休肝日に気分を発散できず・・・・新橋で注目のラーメンを食って発散!】

  ストレスの発散方法としては、やっぱり酒がてっとり早いわけで、少し量が増えているかな・・・。一時期、時間に余裕があるときは「千ベロ」にハマろうかと思ってこの新宿界隈を一人酒してた時期が少しありました。しかし、今は時間がなくて・・・ラーメン屋でビール!そして、自宅で寝酒というのがパターン化してます。それも遅い時間帯なので、翌朝余計に疲労します(笑)。なので、この日は休肝日。あーーーでも、気分は晴れないので、飲み屋気分で新橋へ・・・・・・。そして、コップ酒かビールの代わりに、最近評判なこの店の一杯ということで!今夜は、麺屋武一!




【スープ:鶏白湯の濃厚さに・・・醤の風味と甘みが広がる展開】

  先に言ってしまうと、大阪・大東市の「麺や而今」の名物「鶏とろみそば」を・・・東京風に洗練させたようなニュアンスですな・・・。などと、思いつつやっぱり気持ちは関西に飛んでしまうのは、帰省を控えたこの時期だからか・・・。されど、やはり、このお店独特の若いセンスも感じるし、また「特製」を注文する方がやけに目立つのは、「さすが金持ち東京人!」と卑屈ではなくお財布の余裕力をかんじまんがな(笑)。デフォルトで780円です・・・(鶏そば除く)。


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「なるほど・・・・鶏白湯の醤油味・・・・というような不思議な世界観がええね!」


1)旨味:こってりモミジ感じる鶏白湯に醤油ダレ甘く

  それにしても、最近、家系食ったばかりなのもあって、濃厚な鶏油・・・というかじっとりと滲み出る動物感は、まさしく鶏白湯のニュアンスを深く感じます。それに、クチにちょっとまとわりつく感覚とそのトロミ・・・・・モミジの投入量のほどが伺えまして、まさに鶏コラーゲンな仕上げ方になっとります。それゆえに、濃厚なれど・・・「クリーミー」という範疇の一歩手前と申せましょうか・・・・・。動物感の出方は極系にあってしなやかですわな!

  そして・・・・鶏コッテリ系なのに、敢えて「醤油」の名を刻むそのこだわり。醤油ダレが・・・実に甘辛く味わいとして響きますね!鶏魚介というのは、たまに食った関西での毎日。鶏醤油と言えば、サッパリ下町系も連想しますが、これは醤油鶏白湯とでも名付けたい気分。でも「鶏骨」というところがミソでありまして、髄液すら感じる鶏エキスの集合体とでも言いたげな感じが・・・。鶏油の層を感じる油感は、家系程度の濃さは確実にあります。されど塩っぽく合いその仕上げ方に、多少の節系とか、煮出し方の丁寧さとかをほんわかと感じ取ったりいたしますがいかに・・・。

2)香り他:鶏に埋め尽くされても・・・醤油のエキスに塩分滲む

  まさに鶏のエキスに支配されたスープ。だけどその甘さや香りは、鶏だけのようで補足がいろいろ付いた分厚い参考書のような重厚さが光ります。例えば、その甘さの中に、魚介とか・・・昆布等の気づかない程度の補強がなかったか? また塩加減が妙に鶏エキスに響いておったが、節系のニュアンスと結びついたか、または塩ダイレクトな影響か? 動物感のゆらめきの奥に、甘さと塩味の揺らめきが確実にありまんな! 結構濃い味付けですが、結果的にグビグビと飲み干せてしまいますし、後でのどか湧いてビール欲しがることもなく・・・・不思議な濃厚さと言う感じですな・・・。  




【麺:ハードさとソフトさが、バランス良く感じることが出来て・・・ナイス!】

  これも先に言ってしまうと、大阪・・・麺哲系の系譜を連想してしもうたがな・・・・。それをこれまた、東京風にカッツリ度を高めた感覚がナイスですやん!あーー、帰省して食いたいという衝動を覚えながらも、実家の京都と大阪の距離がやけに遠くて、結局帰省しても、近場で適当に済ましてしまうことでしょう(泣)。夏休みにはいると、社会人としては休みだけれど、父親業としてはフル稼働となるのだから(はは・・・)。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「芯を感じず、全体感でクッシリ食わせてくれますやん!しかもどこか柔らかな物腰もありナイス!」


1)風貌:実に穏やかそうな地肌と角麺エッジングが相反!

  実にツルピチ!っとしたしなやかさな物腰と、スベスベ感、にあふれる優しそうな麺。その一方で、角麺のエッジングがピッチリと立っている感覚があり、その流れるラインを強調しているのがナイス!見た目の全体的には柔らかさを感じる第一印象なのですが、そのエッジングが凛としていて・・・・食べる前の予測としては、しなやかに食わしてくれるんかい!? それともカッツリと食わしてくれるんかい!? とどっちつかずの期待感というものを感じますがな・・・・。


2)噛み心地:麺密度が実に高く・・・熱ダレに強い!

  ザックリと申しますと・・・・真空ミキサーを通した「ような」全体的に加水が多めのニュアンスながら、効率よく最小限なかん水を浸透させたようなカッツリ感を覚えます。ど素人の言う事ですから、話は半分以下ということで(笑)。大阪・・・大吾郎商店が懐かしい・・・。あ、その前に・・・・豊中麺哲か。多加水のようなしなやか感がありつつ、非常に麺に密度感を感じ、自然なカッツリ感を味わえます。しかも、今回の麺は、密度で言えば、それより微妙に高く感じたかも。ともあれ、今回は、諸先輩方の先行レビューを拝読し、品質を信頼しきっておりましたので、がっつりと大盛りで行かせて頂きましたが、最後まで、熱ダレすることもなく、するすると一気に食させていただきました!




【具:大人しいようで・・・・一所懸命です】

1)チャーシュー:モモ肉アッサリ系

  スープが濃厚な反面・・・具はアッサリ食わそうと一所懸命です(笑)。特に、このチャーシューについては、スープの味で食ってくれと言わんばかりの薄味使用です。歯ごたえは・・・・まるで化粧パフ。名付けて、「鶏もも化粧パフチャーシュー!」


2)鶏団子:コリコリ感よりハグハグ感

  鶏団子は、実は難しいテーマなんですよね〜。前の晩などの作り置き感など、分かりやすい一品ですから・・・。されど、「どやさ!コリコリ感でっしゃろ!」というあからさまな歯ごたえはなく、かといって「噛んだら肉汁ジュワー!」ということもなく、当たり前のような感覚で「ハグッ!」とほぐれる感覚。いちいち有り難みを感じるスペシャリティを特に感じないけど、この程度が実は良いのだ・・・・と感じる次第。


3)メンマ:穂先!

  海苔の下にしっかり隠れて存在します。柔らかくて細長ーーーい系のメンマ。所謂穂先ってやつっぽいです。この手のメンマは、薄味で色白なニュアンスが多いのですが、微妙にやさしく染み込ませた感が深く、その方が、スープとの相性がよかったのかと・・・。わりと多めに入っていたので、麺と一緒にズルズルーっと頂きましたが、あまりそういう食べ方をメンマでした事無かったなと、回想いたしますわ(笑)。


4)海苔・玉ねぎ微塵・水菜・薬味ネギ

  海苔は、濃厚スープの箸休めとしては、とても貢献していたと思います。2枚あるというところも評価でして、780円がデフォルトなだけあって、ケチケチしていないのがよろしいですわな! その他、玉ねぎ、水菜、薬味ネギ・・・・・これら、濃厚スープをサッパリと食わせようと必死のパッチでんねん!それにも負けない濃厚スープなのですが、こういう「味のせめぎ合いの構図」ってのは個人的に好きなタイプでして、ええがな!ええがな!!最高やがな〜!!!と尻上がりで評価があがります。




  総じまして、中々若いスタッフが、生き生きとハイレベルな濃厚系を提供してくれるお店。最近、濃厚と言えば、豚魚ではなく「鶏白湯」系に傾いているのかしらん・・・・。濃厚系では肉煮干しなど、去年はハマってた時期がありましたが、本当に、新しい店、そして流行などが次々と出て来ては、競争が息づく東京のラーメン事情というものを帰り道に感じたりしましたわ・・・。そして・・・食ってから気づきましたが、休肝日に新橋は、目に毒。ぐぐっと辛抱して山手線に乗り込みました。あーー、炭酸水とレモン果汁で喉を潤そう!ノンアルコールビールは・・・・妙に合わないものでね(笑)。なので詠います!


  休肝
  敢えて突撃
  新橋へ


  期待上行く
  鶏で満足


 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
 



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