ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1210】 つけめん 三三㐂 (神奈川・川崎) とろりそば

 雨が上がり、久しぶりに駅から少し歩く店へでも出向こうかという気分になります。川崎あたりで時間ができて、いざ「玉」へと思ったけれど、陸の孤島までたどり着く体力もなく、ほどほどの距離のこちらを選択。そういえば、大森の支店には行ったことあったけど、本店は未訪問でしたわ。全粒粉配合の褐色の風流麺は、私の好物。もともと、つけ麺にハマって、エエ歳してラオタに進化したオヤジだったのですが、最近すっかり汁系オタクに変貌してしもうとるがな!これはイカンかもと・・・つけめんメインのお店へと突撃する雨上がり決死隊です。

  








【スープ:鶏豚煮干の濃厚さが泡立ちとともにサラサラ〜っと・・・駆け抜ける】


<またしても泡立ち豊か!鶏煮干し感覚で濃厚に食わせる>


なんだけどね〜・・・・。つけめん狙いが、「とろりそば」なるネーミングに、まずはそそられる。他にも「一番絞り」とか「煮番絞り」とかアピールしてくるつけめんあるのにね。これが気になって仕方が無い。久しぶりに濃厚系汁そばを先日食ってスイッチが入ったような興奮を覚えます。つけめん狙いが、思わず押してしまった「とろりそば」の券売機ボタン。配膳の瞬間が、いつも以上に期待が高まります。入店タイミングが悪かったせいか、外待ち10分、中待ち10分とかかりましたが、配膳の一杯は、予測通りのトロトロ感が支配! 泡立ちとキャメルブラウンの麺顔をしばし眺めます。


レンゲを投入して啜り上げますと、なるほど!動物系のまったり濃厚なコク!鶏のニュアンスが高めでして、それでもあまりモミジ一辺倒なとろみと言うわけでもなさそうです。しつこくないのが濃厚系のテクニックの見せ所。軽くはないけど、ゴクゴクと飲み干せる。つけめんのタレほどにも濃厚であるのにね。


そしてさらに感じるのは、煮干しの出汁加減。動物一辺倒でも十分なのだが、煮干しの風合いとその苦味が、とてもマッチしている。動物系を抑えるというよりも、寄り添ったような煮干しの味わい。これもわかっていたようで、格段にレベルアップを感じさせますね。





<醤油ダレの甘いコクと豚骨風の塩気がバランス>


さらに特徴的と思えるのは、その醤油だれの風合い。ピッチリとカエシのエッジングでシャープに決めるというものではなく、丸い味わいでしっとりまとめる役割という感覚。 そしてどちらかと言うと、甘コクでおさまる感覚。しかし、一方で塩気もしっかりと感じる。豚骨由来のような動物エキスと結びついたような塩気が、後味でほんのり残る。それは、醤油とか煮干しとかの結びつきと少し違う塩気と感じるのだが、真偽は不明。 鶏と煮干しばかりに気を取られていたが、甘みと塩気のバランスも楽しめる一杯であります。

  








【麺:まるで極細、極カッツリな感じがして潔しな麺です!】


<細さから想像つかないほどのカッツリした歯応え>


 この一杯のもう一つの嬉しさは・・・麺のパッツリとした感覚!玉の細麺の系譜を程よく感じるカッツリ感がナイスです。このカッツリ細麺と甘みコクの濃厚系の組み合わせは・・・・近くの赤備のトリトンなる一杯とどこか通じるものがありますな。さりとて、この細さがとても特徴的でして、博多麺の風合いすら感じます。加水的には中から低めのニュアンスと感じていて、麺の密度感は、練り水の成分によるところも影響が大きいかと勝手に感じている。


 細さに力強さを感じる。歯で千切った断面を視認するとそこはやはり、芯っぽい残り香を感じる。しかしその目で見えるニュアンスは仄かなのに、歯応えは実にしっかりとしたものであります。超濃厚なスープに、超カッツリな細麺という組み合わせ。なかなか面白いしクセになりそうは組み合わせであります。





<汁吸い込まないが、持ち上げるような絡みがいいね>


 容易に汁の吸い込みを呼び込まない、麺の地肌の感覚を個人的には感じている。しかし、替え玉設定というスタイルなのでそれなりに熱と汁の影響を受けやすいのか? この一杯に置いては私はそれほど吸い込みを感じず、最後までクッシリ+カッツリと歯応えキープで楽しませていただきました。それよりもスープの方が絡んで来るというようなスベリ感。結果としてスープの持ち上げがよろしい性格。持ち上げるというより、絡まるといった表現た正しそうなスープとの接点を感じますね。







【具:定番なる高級チャーシュー!バラ肉一枚肉がええね!】


 煮干のニュアンスは排除したつけダレで薄味に仕立て上げられた感じです。きめ細やかな肉繊維と、脂とのローム層状態が美しい。テクニック感を感じるチャーシューのフォルムですよ。しかも大きさと厚さともに不足なし。またほぐれる感覚もほどよく、崩れるという過ぎた柔らかさではなく、計算と完成を感じる柔らかさがとてもええ感じです。このチャーシューは、醤油ダレを強く意識することなくとも、丼で食してもとても旨しと思えるご飯系だと思ったりしているのだが・・・。









 総じまして、川崎駅近くにまた寄り道ポイントを見つけてしまって・・・最近なんだか川崎あたりの開拓意欲がムクムクとわいてしまって・・・・いかんな(笑)。仕事は本当に佳境に入って来て・・・・この分だと夏休み突入と同時に、バタン、キュー・・・とヘタレこむことでありましょう。今年の夏休みは、死ぬ程寝てやる!と心に決意する初夏を感じる夕べ。え!?家族サービスはどうするのって? それはそれで、ちゃっかりと計画しとるので御心配なく。私ではなくて、妻子がね(泣)。なので詠いま!




   とろとろの
   スープ味わい
   トロトロの


   肉頬張りて
   気分もとろり




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!






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