ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン691】饗 くろ㐂 (東京・秋葉原) 特製塩そば

【ラーメンと千ベロの世界で鋭気を養う・・・・秋葉原なう!】

 あーーー、今宵はええラーメン!ええ酒!ええ思いしたい!と心で叫ぶ午後5時前・・・・・。関東のラー友にメールで呼びかければ、「おう!」と応えてくれて、秋葉原に出陣です。ええラーメン担当は、あたくし。ええ酒の担当は関東ラー友。それぞれで頭の中の知識をぞうきんのように絞って、こちらを選択です・・・・。ハッキリいって、関東ラー友の趣向を無視して「淡麗塩」の世界をチョイス。一方のラー友は、「やきとん元気」とか言う・・・絶品の「せんべろ(千円でべろべろに酔える店)」の店をチョイス。前哨戦としてですな、アタクシは「一杯で約千円する塩ラーメン」を食いました。まーーー個人的な戯れ言に近いレビューとして、お目汚しをご容赦ください。




【ひっかかりが・・・・全くおまへんな・・・・。京都人なら「おつゆ」と呼ぶでありましょうな・・・】

 カウンターばかりの店かと思えば、一番奥の席が対面式のテーブル席みたいなつくりになってます。満席状態であったため、アタクシと関東ラー友は、見ず知らずの客人と1対2でそのテーブルをシェアします。向かいの見ず知らずの客人は「味噌」を注文。ラー友的には、こってり系が好きな男ゆえ、凄く味噌が惹かれたと申しておりましたが・・・・塩らーめんを待つ事10分弱で配膳は完了です。やはり連れとくると、待ち時間が短くおもえますね。配膳の瞬間・・・その丼の文様のシンプルかつ江戸風な粋を感じながら・・・・、結構にぎやかな麺顔に反してその淡麗なスープのさりげなさにひかれますわ・・・・。 それではと、レンゲの底を押当てて小さい洪水をおこしながら・・・・スープをすするのです。さてその印象は・・・

 「厚化粧が凛として粋な感じすらしまんがな・・・・」
 「いやいや、やはり清楚な出汁の競演」
 「ちゃうちゃう!計算された塩の加減がもはや出汁にかんじますがな!」

 ・・・・などと、レンゲを救い上げるたびに印象がコロコロとこうもかわるかと思えます。そう・・・個性がありそうで実は透明系なんです。非常に引っかかりが少ない塩スープと思います。滋味と感じる和風の節系の香りと味わいが、わずかに漂うようですが、実はしっかりしていそうです。ガッツリ系を求めては可愛そうなその印象。関東ラー友の趣向を考えると気の毒かと思えど、その「崇高系な塩」の印象はさすがという印象です。一方、淡麗な節系塩スープというだけでは無さそうです。鶏油がうっすらと感じますし、動物系のコクが脇役として非常に渋い仕事をしてくれまんがな・・・。これは、ゴクゴクと飲み干せる系なスープの代表ながら、じっくり舌全体で味わってよん!と言いたくなるような、スープですね! これは、ハッキリ言ってアタクシの塩好みのツボに嵌る系ですわ!

 ※味のグラデーション:本塩コク(丸い)>節系の香ばしさ(非常に柔らか)>動物系清湯コク>もう一回出汁と化した塩コク(ミネラル系)>他
 




【非常に整った印象の平打ち麺が清らかです】

 こちらは、細麺と平打ち麺の二通り選べるシステムになっております。アタクシの性分としては、当然「平打ち」となる次第です。さて、いかなる平打ちの印象かと言えば・・・・

 「ハンドメイド感を排除した均一的な整然さを感じながらも・・・麺の風合いで・・・、もう一周回って、もいちど手作り感を感じさせる」

 ・・・・とでも言いましょうか・・・。非常に整然としている麺ながら、無機質と感じるよりはむしろ暖かみを感じる麺なのです。加水としては中のど真ん中!芯を感じず、全体的に均一な反発感を感じ、モチモチというより、「スパスパ」と歯切れよいのが好印象な風合いです。それに、麺の色合いがまた健康的じゃありませんか!無化調を前面に推すだけあって、健康的な高品質をかんじますぜ。こちらも、ガッツリ系を求めるタイプの方には否定的に映るかもしれないという危惧すら感じる・・・・のです。表面のタイプは「滑り傾向」。舌触りが見栄えより大人なしい感じがするのがまた特徴かもしれませんね・・・・。

 ※麺の感覚:すべり傾向、加水中程度で、コシを感じることがあまりない「スパスパ麺」、後口クチクチな万人受けタイプ!
 ※麺の形状:中くらいの太さの平打ち麺で、高速道路のような均一な平行感で、整然と感じる。健康的な薄黄色!




【さすがは特製!オールスターキャストでおま!】

 こいつは、いちいち具の一つひとつが、それなりの役者ぶりを発揮するので、お値打ちだと思うのです。まず、気に入った順番からもうしますと・・・・

 ワンタンが、海老ぷりと肉に生姜を聞かせたような風合いが食欲をそそり、ご飯でもいけそうなくらい旨い!あまりに気に入ったから、関東ラー友に日頃のお礼もかねて一個献上させていただきましたわ。
 次に、意外とメンマ!細く小さいタイプなのですが、麺の平打ちのクニリとした感覚とコントラストを構成して、コリコリと楽しませてくれます。言わずとしれた薄味系なので全体の一体感も損ないません。
 そして小松菜!いい茹で具合です!!しんなり・・くたり・・・することなく、柔らかく葉野菜の甘みを感じますし、茎部分がまた苦みさわやかでええねん!
 そして、チャーシューは、どこかのロース部分でして意外と赤く感じながらもしっかりと火が通っておるのが印象的です。意外に薄切りなのですが、味わい的には良い意味でハム的な塩加減がいい塩梅でして、パックで大量購入して毎朝一枚ずつたべたい気分にさせる品質です。
 味玉は、黄身の固ゆで部分をやや周囲にのこしながらも・・・・白身部分のタレの染み込み具合も深く、それでいてあっさりした味わいでナイスなのです!
 そのほか、海苔、白髪ネギ、・・・・・・そして何か野菜風の素揚げフレーク(レンコン?)が香ばしく、ええ感じで最後まで手抜きがない仕事ぶりを感じます。

 ※具のおさらい:海老入りワンタン、細切りメンマ、小松菜、チャーシュー、味玉、海苔、白髪ネギ、野菜フレーク?



 総じまして、淡麗塩系の名店ここにあり!と言いたいですが、他にもなかなか器用そうな店ですな・・・。関東のラー友のいう「味噌が旨そうだった」とのことばが妙に頭にひっかかっています。塩一本でもよさそうなんですが、器用さをとても評価したい!しかも、店もラーメンもとても良い意味で「落ち着いた」感じがええやん!東京では競争がハンパ無いとおもいますが、めげずに頑張っていただきたいと思います。この界隈は・・・・、いい飲み屋も発見できたことですし、またそのついでにでも寄らせていただきまっさ!ということで、合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
 




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