ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン690】 肉煮干し中華そば さいころ (東京・中野) 肉煮干し中華そば

【なぜか気になる今年の傾向・・・「肉煮干し」】

 東京に移り住んでまだ日が浅いですが、とても気になるテーマがあるんです。「肉煮干し」とか「背脂煮干し」とか・・・。なんやと!煮干しやったら「玉五郎」やろ!とここ関東で突っ込んでもだれもフォローしてくれないので寂しい・・・。せやけど、煮干しのバリエーションの豊かさには、ちょっと東京に来て目移りするのは確かなこと。ほな・・・いっちょ行ったろかと思いついたのは、こちら「さいころ」さんです。理由は・・・・・「通勤定期が使える」から。お財布の具合が秋を通り過ぎてもう初冬にさしかかってまってますんで。ほいでもって、普段なら大盛り食って死にたいところですが、普通盛りでお願いすることとします。店の看板メニュー「肉煮干し中華そば」にダイブです。




【ちょうどエエ濃さでんな!いやいや・・・・計算でっか?】

 他先輩レビュアーさんの写真やらコメント見てたら・・・・ちょっとヘビーか?とも思えて先入観あったのですが、割と小ぶりな丼で少々肩すかし。しかし、メタボを気にするオッサンには丁度ええわと前のめり解釈ですわ。それにしても肉肉しいところが、また憎憎しいじゃない? アタクシの好きなバラ肉ばっかりでんがな!少々小ぶりなピースですが、これだけ賑わえば満足感ありありですよね!肉はあとで存分に味わうとして・・・・早速スープの海に、レンゲを沈めて、静かにサルベージするのであります・・・・

 「うほ!濃いと見せかけさっぱり!さっぱりと思わせてやっぱり味わい深いやん!」

 見た目やや透明系が支配しますので、さっぱり系かと思わせといてしっかりニボの味わいと香りがそれなりに来るのが印象的です。ニボの傾向はというと、旨塩味系!苦み系もやや感じますがそう主張することもありません。なら甘い系かと思いきや、しっかりとした塩味が印象的です。醤油カエシ由来の塩味というより、煮干し成分が集まった塩味という感じがいたしますね・・・・。しかし、普通以上に旨コクと感じるのは、やや動物系のコクが合わさっているからでは?と勝手な推察をしたくなります。豚チャーシューみられる脂が上手に溶けているというか、豚系コクがそれとなくバランスよく配合されているようなコク味で、ニボが濃いわりにはさっぱりと感じるのは、この豚が味の角を丸めているかのごときです。いや待てよ・・・・鶏ガラ清湯??まぁクリアな動物系としてお考えを・・・。いやはや・・・ただでさえ小さい丼なんやけど、スープばかり減るのは、スープのみのレンゲリフト回数が多い証拠・・・。最後に、ゴクゴクと飲み干す分を意識して残さんと、そのまま行ってしまいそうな旨さともうせましょう。食傷気味だったんだけど、完飲したからな・・・。これは、さすがでしょう!

 ※味のグラデーション:煮干し塩コク>煮干し苦>豚コク>カエシ>鶏ガラ???等その他





【太麺でもどんどんとするする食えてしまう!クチクチスパスパ麺が素敵!】

 意外と時間がかかるのは、麺が太いからでしょうね。ラーメンとしては、中太な部類に入る食欲そそる系です。箸でリフトした瞬間、あれ・・・・柔系?と思わせておきながら、実は、クチクチと奥歯で潰し楽しい麺です。それでいて、前歯でスパスパと切れる感覚も楽しく、クチクチスパスパ麺なのです(なんのこっちゃ)。表面の滑りが多い部類で、文字通りするする、つるつると食えてしまう高速麺。咀嚼するタイミングを逃しそうで、喉の奥へと消えて行きます。麺の潰しがあまり聞いているとは思えない部類ですが、やや正方形に近い角麺が少し横に膨れた感じがまた・・・旨そうに見えますね。

 「これ・・・どこかで似たような麺あったよな・・・・」

 食しながら、ずっと考えていました。大阪・寺田町まるとらの麺か?いやいや、エエ加減なことを言うとまるとらの小川店主に怒られそうなので、ここはうやむやということにしときましょう・・・。

 ※麺の感覚:すべりがいい、加水中〜多? 最初スパスパと前歯で切り、クチクチと奥歯でたのしめる。健康的な淡い黄色
 ※麺の形状:切り口が正方形からやや横にふくらんだ感じ。中太ストレート麺




【リーズナブルな肉の量ですね!】

 東京でチャーシューメンを食おうとなれば、900円してもおかしくないところですが、730円でこのボリュームやったらこれは、リーズナブルといえまっしゃろ! 小ぶりと言いましたが、適当な大きさが6枚程度もありますんで、巷ではチャーシューメンと言い張ってよし!な分量です。また、薄味でバラ肉系なのが、スープによく合っていてベスト!柔らかさなどは言うまでもないですわな。メンマは薄くありますが、もさっと多めなのでこれまた許容範囲!あとナルト・ネギなどでザッツ・オール・キャスト!この丼のサイズなら、これでOKですな。味玉あってもいいかと思えど、「肉煮干し」というテーマ通りの一杯を食いたかったのだから、これで満足と申せましょう。

 ※具のおさらい:チャーシュー(薄味バラ肉6枚)、メンマ(小ぶり山状)、ネギ(ちょこっと)、ナルト




 総じまして、なかなかおしゃれで、それでいてハコも2階も使えそうなほど広めで、実力同様、ハコもなかなか!しかもお若い二人のスタフ体制で、最近の若い人ってすごいなと思えるのです。元は別の名称で頑張っておられたような情報ですが、当時から人気もそれなりにあったんでしょうね。東京の中央線で快速が止まる駅から3分程度あるけばこういう店でさくっと食える。やはり競争すげーな・・・・といまさら感じますわ。大阪で言うと福島駅界隈がゴロゴロと・・・という感じか?まずは、中央沿線からじんわりとせめますか、今年一杯は・・・・。ということで満足な一日の締めくくりでございました。なので、合掌!今日も本当にごちそうさまでした。



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