ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン678】 麺乃家 西天満店 (大阪・西天満) 醤油つけ麺(濃味)

<大阪の思い出>

【もう少し早く出会いたかった・・・・このお店】

 思えば・・・この半年に福島・梅田・天満と・・・・大阪環状線3駅エリアには、つぎつぎといい店がオープンいたしまして、アタクシの異動が半年延びたこの偶然に感謝の言葉がありません。あのまま春に異動で東京へ戻っていたら、実に味気ない大阪ラーメン生活になっていたかもしれません。という意味では、「麺乃家 西天満店」開店が間に合って良かったということか・・・・。しかし、本音はもう少し早く出会って、メニューを片っ端から食尽したかった・・・。ということもあって、間をあまり置かずにまた訪問です。ここは、定番の「ひやあつ」か・・・・とも思ったのですが、ちょっと気取った「濃味」が目に入りましたので、こちらをチョイス!結構ええ値段する2玉850円のこの一品で、今日は一日を締めくくるとするか・・・・。




【こういう方向に「濃い」のね・・・・魚の脂を感じる!】

 濃味お待ち遠様でした・・・・と配膳されて、濃味から連想する色合いとは少し違和感を感じてしまいました。確かにシャバシャバではない濃さを感じますが・・・・・醤油が濃いのとは違うのかと理解いたします。お盆にのせられたレンゲですすると咄嗟にその濃さの正体をうかがい知ります・・・・

 「魚介!しかも・・・・みりんのように甘みが濃いぞ・・・・」

 魚介と言っても、魚粉パンチとか、節系淡麗さとは違う・・・・魚出汁の甘みを強く感じる・・・・。あ、煮干しね・・・・とそのとき頭の中で処理するのです。しかし、食べ進めると・・・・ちゃうな・・・・・。煮干しの甘みも混入だと思うけど、それだけでない魚の脂っぽい甘みが引っかかるのです。アタクシ個人的には、濃味とは、鶏ガラをもっと濃厚にするとか、醤油でエッジング強めにするんやろと予測してたため、その予測とのギャップの大きさに混乱してしまいました。なので未だにハッキリしないのですが・・・・・鮎かサバの切り身の煮物に通じる・・・・魚の甘みを連想してしまうんだよな・・・・。麺がさっぱりしている分、余計に甘みを感じる・・・。なるほど、これが麺乃家風の濃厚の答えなのね。

 しかしそれにしても、甘みが濃いね・・・・。こういう甘い系つけ麺は、紋次郎以来かとマイコンピューターがはじき出します。こちらは、割り用のスープを小ビンに入れて、食べ終わりを見計らって持って来てくれるのですが、これを全部投入しても、あまり甘さが弱まるという印象はなかったな・・・。とは言っても、だだ甘いというのではなく、角が丸い甘みと申しておきましょう。汁の量も多めのため、スープ割りも含めて全部飲み干すと、少々満腹感と、甘さが残ります。しかし、これがかえって他のメニューにわざわざ「辛口」と書かれているのが気にかかるし、好奇心がより増しますわ・・・。アタクシは、正直申しまして、甘いのが少し苦手系なのでこういうコメントになりますが、単にテクニックがないのとは絶対違うので、辛いの苦手、もしくはサバの煮込み好きな系だったら、これ、おすすめです。

 ※味のグラデーション:魚介(甘み)>鶏ガラ>わずかに醤油>煮干し?orみりん?
 ※具のおさらい(中に投入されているので):細短冊に切られたチャーシュー、ネギ、メンマ、魚肉のかけら??        
  前半は、ぐいぐいと、もっともっとと食わせる魔力をもちあわせる甘さが魅力!




【麺が、スパスパ、爽やかに食わせるのだ!】

 麺のイメージはつけダレとは一転します。つけ麺としては今では細めに映るそのビジュアルですが、中加水の王道とも思えるそのつるつる感ともっちり感の両立が魅力的です。きっちりと冷水で締められているのもいいし、水切りがまた完璧なのも感心ですわ!2〜3本持ち上げて、何もつけなくてすすり食うと、この風合いだけで何本も食えそうなほど、するするする〜と胃に入り込んで行きます。なので、濃厚と思えるつけダレの中で泳がせてちょうどいい重たさに味が落ち着くのだと思います。反発はとてもある麺で、噛み切ろうと麺を引き延ばすと、ゴムの力の如く、びよーーんと延びますから、反発のほどがお分かりいただけると思います・・・。

 ※麺の感触:表面がつるつるしているようで、少々もっちりする典型的な「つるもち麺」、加水は中のど真ん中
 ※麺の形状:角麺が膨れたような切り口、つけ麺としては細めのストレート麺
  この麺だけ、何もつけずに食う・・・結構食えそうな感じがする!



 総じまして、優しさの中に魔力を秘めた「濃味」と言えましょう。最初の柔らかい味の構成にぐいぐいと吸い寄せられて、甘さもものともせず、飲み干してしまうほど・・・・そんな魔力。テクニックは光ます。今ではとてもシンプルすぎるやろと思えるその麺顔。それでいて、不足と思わないところが・・・・キレイというか存在感なのでしょう。とは言え、個人的には「ひやあつ」が好みと思うのが本音。そうだな・・・・突拍子もないたとえをするなら、「甘口のカレーが好き」という方なら、絶対これ嵌ると思う!そういう方、是非、お試しを!といことで、合掌!今日も本当にごちそうさまでした。






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