ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン956】 肉煮干し中華そば さいころ (東京・中野) 中華そば

【コレ食ったわけ:29日・・・肉の日!】

  29日には、肉煮干し500円キャンペーンがあるにも関わらず、コレを食うアタクシは変態です。だって・・・・10時を回ってラーメン食える場所って限りがあるもん!毎回、同じローテーションじゃ、ちょっと辛いわ(笑)。それに・・・肉煮干しは、前回レビューしているので、今回はこのメニューで通しました。金曜の夜は、ファンキーなアタクシ!しかも、グルービーに中華そばをすすろう!・・・・・どうもビールの余韻がまだ残っているは・・・。




【スープ:とは言っても・・・・やっぱり肉煮干しニュアンスが伺える!】

  やはり店には、「得意な味」というのがあるだろうし、系譜というのがあるのでしょうね。肉煮干しを先に食っているだけに、この一杯はその延長線か、また並列バージョンのように伺えたというのが本音。ま、最初味わっての感覚から説明すると・・・・、


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「うっすらと煮干しの苦みがやわらかく感じる・・・・ってのが、関西DNAのアタクシにとっては新鮮!」


1)旨味:肉煮干由来のしたたかな豚コクと柔らかい煮干しが分かりやすい

  肉煮干しでならした店ですからね〜、一時ラーメン本で肉煮干しがフォーカスされた時期は、頻繁に紹介されたという記憶があります。なので、中華そばという定番にずらしてみたものの・・・やはり先入観というのは完全には拭えませんな。されど、その特徴をよく押さえ良く出来たスープ感と言えましょう。

  まず柔らかい醤油ブラウンがクリアー・・・とは言え、しっかりと豚コクの肉甘みが広がります。このあたり、丁寧なスープ作りを感じさせますので評価があがりますね〜。そして、緩やかな煮干しの香りと甘み・・・・。表面の脂の層がやや黄色っぽっくも感じまして、やや煮干し感も漂います。それに、店内の照明が反射するスープ面のギラツキが・・・・どことなく煮干しの風合いを連想させます・・・。実に、肉味と煮干し風味が分かりやすいスープゆえ、それだけにアピール度合いがするどい!そして、雑味も少ないゆえに旨し!とこの時点で合格ですわな!

2)塩気・甘味:煮干しは甘辛く・・・複雑のようで、シンプルメソッド!

  日本人趣向の特徴・・・・甘辛い・・・・というのを上手に上品にとらえてますかな? 昔、シンガポールから日本に出張してきた社員が週末日本滞在で暇してたから、新宿へ連れ出しお好み焼きをたべさせたが・・・ソースの甘辛が気に入らんと言われた記憶が蘇る。

  例えば、このスープの煮干し感。明らかに塩気を放ち塩旨味を肉厚にしているのですが、この煮干しは一方で甘みも醸し出しているわけでして、甘いと辛いの相乗効果。このコンプレックスモードが日本人の内面の複雑さを現しているかのようでして、アタクシなどは何のためらいもなく受け入れられる・・・・旨しという言葉と共に。しかし、甘いのか辛いのかハッキリせい!という趣向性もあるわけでして、塩気の中に甘みを感じるなどと表現する輩は、アタクシをはじめとする日本人しかおらへんやろなと思います。まさに、海外モードではコンプレックスメソッドかもしれんが・・・・、我々日本人にとっては、この味わいはシンプルメソッドでっせ!


3)香り他:醤油カエシの後味・・・柔らかく酸味!

  また醤油が・・・ええね!白醤油かな・・・・実に淡い色合いなれど、しっかりとした塩味を実は醸し出します。それがまたクチにいれると、しっかり感じる一方で・・・・、後口に酸味を微かに覚える・・・。発酵成分の余韻なのかは一切不明なれど、この醤油の振る舞いは日本人としては喜びを感じるのです。決して醤油で有名な店ではないのですが、フェチなアタクシなりの解釈!





【麺: 太くてやさしい麺!って気持ちから楽しくなりますわ!】

  リフトした時点で・・・・あ♡、煮干し系という男性的に反して・・・なんと女性的なやさしさよ・・・と思いますやん。やっぱええわぁ・・・。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「ふくよかで・・・もちもちしとるところが、健康的で女性的!と感じる!」


1)風貌:見るからにゆったりとした中太ストレート

  リフトした瞬間・・・・この時点で「もっちり」としたニュアンスを感じさせます。写真以上に太く感じるストレート麺!割とエッジにハリを感じる風貌なので、流れるラインがハッキリとでます。やや薄き色っぽいのも実に旨そうに感じさせます。あ・・・中加水系の中でも、割と加水が多めな感じがこの時点から読み取れます。


2)感覚:固め好きでも唸らせる・・・完璧な弾力!食ってて旨く・・・面白く

  思った通りの「モチモチ」麺ですがな!アタクシ・・・ハッキリ言って九州ラーメンでは、バリ固かハリガネで通すクチですから、基本的には固めが好き!低加水が好き!そんなアタクシが、こういう弾力麺だったら、宗旨替えしてもええんとちゃう?と思えるほど、実に上品な弾み方をするのです。過ぎない弾力と、麺自体の旨味、小麦の余韻を失わない自制心があるようで、遊びの中にも緊張感を覚えますな・・・。
  
  前歯でほどなくプツリプツリと小気味好く千切れ、奥歯のすり潰し前の所作は、クンにり!と一瞬だけ覚えて、パツンと弾ける千切れ潰れ感・・・・。あとは、ただ品の良いモチモチ感を楽しむのみですわ!


3)スベリ他:中太麺が布団の端っこの感覚のように、愛しくスベル

  きめ細かいのでスベリがいい系統です。手打ちうどんのような・・・・光沢ありながらヌメリないのに貼り付き感を覚える地肌ですな〜。それがするりと滑ると・・・・柔らかい布団の端っこを甘噛みしていた子供のころのような・・・不思議な感覚を覚えます。例えるのも下手だが・・・どくとくなスベリの余韻が楽しいのであります。




【具:ここだけは・・・肉煮干し定番なのね・・・】

1)チャーシュー(定番肉煮干し用)

  この整列したお姿。三枚肉が三枚ならんでおられます。薄味なので、スープから良い影響を受けやすい性格ですね・・・。ガッツリとくるタイプではないので、一部の方には申し訳ないですが、なかなか質実さを感じる肉三昧なのであります。

2)メンマ(サッパリ感覚)

  浅い漬け込み。さっぱりクニャリとした歯ごたえ。しかしそれでいて安っぽいか?と言われれば「否」と答えましょう。このメンマと辣油とちょっとした肉味噌かラー油をかけられるのなら、飯何杯でも食えましょう!




 総じまして、久しぶりの中野で一杯!てな感じで感謝!でもね・・・・やはり、中野でも11時前後の一杯は、そうそうなくて・・・・ちょっとしんどかったな・・・。そういう中では、このお店は非常に内容的にも嬉しい限り。多分また来ます、近いうちに・・・。次回は、油そばだろうけど(笑)。ちょっとたまには中野でもと思って焦って食ったという夜でした。なので詠います!


  焦る下車
  中央特快
  中野駅


  立ち飲みついで
  ふらっと一杯

 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!







 



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