ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3372】 無鉄砲 東京中野店 (東京・沼袋) とんこつラーメン + 替え玉 〜これも京都ラーメン!?はんなりさ皆無の超驚愕濃厚民思考な一杯!?

夏休み開けが迫る憂鬱を晴らすなら、ガッツリ食うしかない!
 
 今年の夏休みは、後ろ向きな事情で例年より長く休みを取ることになり、その分が反動として、休み明けが鬱陶しいと言うか憂鬱。そんな感じで、自宅でうじうじしていたら、やけに天気が良くて、なんだか空気が澄んで乾燥したとてもいい感じ。こんな時に外へ出て、憂さを晴らさないでいつ晴らすのだ!と言うことで、長年の宿題店「無鉄砲@沼袋」へと行って参りました。
 

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 「無鉄砲」は京都府山城地域の名店。10年以上前関西転勤時代には、崇拝気分で食らってた名店です。「あっぱれ屋」と並び、京都の山奥にポツネンと存在する店で、それでも週末はラーメン狂が集まりごった返すと言う異様な光景が、いまでも印象に残ってます。大阪の大国町に支店ができてからはそちらへ流れましたが、東京中野に支店が出来て久しいというのに、未だ放置しておったのが、ずっーーと心残りでした。ようやく訪問です。
 

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 それにしても、流石に午前中にこんなにヘビーな豚骨ラーメンを食う奴はおらんだろう。そう思って入店したら、あらら・・・そこそこの先客あり。ガッツリとライスまで食っているツワモノがおられてすごいね。このお盆の帰省で飲み食いが過ぎて胃腸が疲れておりますので、今回はさらっと食って帰るつもりでした。
 
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見た目以上にズッシリ感じる濃厚豚骨エキス!スルスル食わせる罪なやつ!
 
 なぜ無鉄砲が人気があるのか、当時のうろ覚えですが、豚骨と水しか使わない、純粋豚骨へのこだわりというのが、こちらのスタイルだったかと。当たり前のように当時思ってたんだけど、ラードなどコッテリとさせる素材は一切使わない。いわゆる添加物ゼロのド豚骨ということで、人気を博してきたという理解です。昔「dancyu」に紹介された頃は、すごい人気で山奥山中に車の渋滞が発生してたもんだ。それが東京の街中でさらっと食えるようになったのだから・・・時代は変わるもんだ。そんな約10年ぶり近くに対面した麺顔はこんな感じ。
 

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 おおお!すぐに思い出せるほど、相変わらず守られた質実さと重厚さが伺える!。丼も懐かしい。ギトギトとした背脂感が皆無なのに、このコラーゲン感が重そうな切迫感はなんだ!。表面に乗せてあるチャーシューは、スープに浮いているというより、スープ表面に張り付いて動かないと行った存在感。これはかなり脂との戦いが伺えるので、備え付けの箸はエコ箸でなく、割り箸と選ばせてもらいました。
 

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 まずはスープから。するといきなり口の周りがコペコペ貼りつくような、コラーゲンの感覚。しかし、豚骨臭はともかくも、とてもスッキリした動物系の旨味に感じられます。そして醤油ダレがなかなかいい感じで、見た目に反してあっさりと感じさせる。塩分がコラーゲンでマスキングされているのか?とても食べやすいので、スルスルグビグビと飲んでしまう。濃いと感じたら、言えば魚介スープで割ってくれるが・・・そんなの勿体無いよ!。
 

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 重そうで重くないと感じさせるのが秀逸です。そのため薬味を追加してどんどん味重ねすらやってしまいます。九州系なら生ニンニクをクラッシュさせて投入したいところ。しかしここでは、ニンニク入りの醤油ダレ。そして紅生姜をアクセントとして追加させてもらおう。ニンニクが醤油に深く浸かっているので、酒のツマミにもなりそう。またジリリとした金属的な刺激の紅生姜も濃厚豚骨では生き生きとした酸味と感じられます。今回はネギ多めでお願いしましたが、ネギの青と紅生姜の赤が補色(反対色)なので、目に鮮やか。麺顔だってヴィヴィッドに引き締まる!。
 

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博多麺とは対極的にややモッチリ感を楽しませる!ストレートボコボコ麺!
 
 博多麺とは違い、かなり普通の中細麺。きっぱりとしたストレートが九州系であるのに対して、微妙にボコボコとしたフォルムをしています。関西で豚骨と言えばやっぱり博多麺が多い中、こちらは加水もやや高めな設定で、別物豚骨のイメージ確立させてますね。
 

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 カタメの設定をお願いしましたが、スカスカ、パツパツ、クシクシと行った粉っぽさはあまり感じず。それよりも濃厚豚骨エキスに馴染みやすいような、しなやかさと微かなもっちりさすら感じる、明るい歯応えイメージでした。スープをほどよくキャッチしますし、持ち上げも素晴らしく、薬味ネギや追加薬味を引っ掛けながら、ズボズボと啜り食ってしまう!。
 

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 しかし・・・・ここでいつものクセが出てしまった。胃もたれ気味だったというのに、豚骨系を食うと「替え玉」をしないで帰れなくなってしまう。
 
 
 
替え玉は高菜でガッツリ食った!
 
 現金精算で急遽替え玉にトライです。お姉さんの説明によると、細麺と太麺を選べるそうなんですが、邪魔くさいオレは、「これと同じやつ」とだけ伝えてあとはお任せしました。替え玉はそれ専用の皿に載せられてやってくるのかと思ってたら、麺ザルに乗ったままやって来て、丼にポチャンと入れてくれました。替え玉はややハードな印象になりますが、それでも明るい歯ごたえは変わらずですね。
 

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 替え玉には、ガッツリと高菜漬けを!多少のピリ辛ではありましたが、胡麻油の香ばしさと甘さがしっかりと浸透して、これ単独で白飯がガツガツ食えるような旨さです。二回投入して遊びました。替え玉を食い終えたあたりで、かなりスープを巻き込んだため、減っているのがわかる。その一方で、嗚呼・・・やらかしちゃった感がありあり。胃が重い・・・・。帰り道に、コンビニで胃薬購入をこのとき決断しました。
 

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京都系を感じさせるペラいバラ肉チャーシューが色々楽しめてナイス!
 
 ほとんど濃厚豚骨と、高菜等のトッピング、そして替え玉に意識を占有されて印象が薄いのですが、チャーシューも懐かしく好きな味わい。ペラペラと揶揄されようが、京都ラーメンのチャーシューは、薄切り積み重ねが基本。これを一枚一枚剥がして、麺に巻いて食ったり。またシワシワにして、バラの花のように丸めて、口へ放り込むのも楽しい食べ方。時折、メンマとネギを巻き込んで、酒のアテ的に食ってみたりと・・・・・これでも真面目にチャーシューと遊ぼうとすると、忙しいものです。
 

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総じまして、「これも京都ラーメン!?はんなりさ皆無の超驚愕濃厚民思考な一杯!?」と言う感覚!
 
 ハメ外しには最適な一杯かと。ただし食い終わった後の胃もたれ等はありますので、それなりの覚悟は必要です(*´ω`*)。 日々のラーメン活動に、ブレスケアはいつも携帯しておりますが、今後は「胃薬」も加えねばと感じ入った一杯。もう見た目も胃袋も・・・若くはないのだから。そんな自省と秋の気配を感じながら、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   盆過ぎて
   秋の気配か
   空高く
 
 
   風は軽やか
   とんこつ香る
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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