ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3648】 麺屋 薫風 (東京・不動前) まぜそば 大 〜見逃しがちな不動前!下町感溢れる坂町に質感も溢れるラーメン屋!そして麗しく美味きまぜそば!

春はいくら寝ても寝たりないが・・・それでも腹は減る
 

 

 春眠暁を覚えず・・・な心境で移動中の目黒線で軽く居眠り。電車の揺れはアルファ波が生まれやすく、眠りにつきやすいらしい。ですが私の場合、「春は花粉症でずっと眠りが浅い」だけであって、単に疲れているだけ。ランチタイムピークにぶち当たったため、目黒じゃなくて手前の「武蔵小山」で食うつもりだったが、寝過ごしてしまったのでした。
 

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 それにしても天気がいいし少し歩くか・・・・。汗かきたくないし、坂道をただただ下りながら、店を物色したんですが、急に思い立った店がありそちらへ直行。それが「麺屋 薫風」さん。ラーメンデータベースで自分が初レビュアーな店なので、ちょっとほったらかしにできない気分もありましたので!。それにしても目黒から不動前への坂道はきつめだから、夏には絶対にのぼりたくないな。
 

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 久しぶり?の訪問。ちゃんと流行ってました!。比較的若い人が多い客層。いっぱいだから外で待とうかと思ったら、「一番奥の席空いてますのでどうぞ!」との声がかかった。なのでそれに従ってカニ歩きで進んで難なく空席ゲットです。今回は、少し暖かくなってきたのもあり、比較的熱量感じない汁なし系をガッツリ頂こうということで、「まぜそば 大」とさせてもらいました。
 
 

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<全体&タレ> 脱シビカラ系で肉の旨みと醤油ダレで安心して食えるタイプ!卵黄と後入れ辣油でパワー補強自在なり!
 
 席に座ってぼけーっとして待つ。すると置物等で分かるのは、こちらご店主「カープファン」。ポスターが奥で目立たないように張ってありましたし、記念ボールも発見。深いカープ愛を感じます。因みにオレは、気が付いたらG党。関西オリジンでもG党。一方、実家京都の家族全員虎キチ。大変肩身の狭い思いしとりました・・・・。しかし、衣笠が京都の平安高校出身というだけで、カープ戦で衣笠だけは応援していた変な家族。そしてオレはホプキンスが好きだった(医者になった人)。別に縁者に平安高校出身者はおらんのだが(汗)。国民栄誉賞までの軌跡を思い起こしたいたところで、丁度配膳が完了しました。それはこんな麺顔。
 

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 おおお!何だか中心点が2つあるような麺顔!。デフォルトは生卵黄で追加は味玉。ランチタイムサービスで付くそうです。それにしても何となく美しく感じるのはオレだけなのか。一見完成度すら感じる麺顔ですが、胸に手を当てて考えてみれば「台湾まぜそば」にも似た風貌で、それがどこか安心感と完成度を感じさせるようです。端から太麺が覗ける旨さのチラリズム!。ゆでた直後にボールに準備されたタレを一気に混ぜ合わせたようで、すでにタレが全体に絡まってます。その微妙なる褐色から地肌は色白だったことが伺えるかも。
 

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 一応タレを探ってみたのですが、十分に太麺に絡みつけられてあまりは無さそう・・・垂れてきません。それでもしつこく導きだそうとすると、挽肉トッピングの煮汁が滲んだり、また香味油の固まりのようなものが少し見えるだけ。ただ全体的には「甘味」が印象的でとても食べやすいタイプと確信します。
 

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 見た目台湾まぜそばをイメージしたから、山椒ビリビリとまではいかずとも、辛味でガツンと太麺を食わせるのかと思ったら、じっくりと甘味で味合わせえるのでした。挽肉の出汁の甘さが補強するが、ベースは醤油系。ラード系の旨み脂が、麺を混ぜ返すときに空気と一緒に攪拌されて、やや白濁しております。そこ醤油と肉のエキスが混じるから、甘辛い粘りがうっすらと生まれる。決して重くないけど、全体的にサッパリにも感じる奥ゆかしさです。
 

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 ここから味のシフトアップ。まず偏って割れた卵黄を中央に引き戻し、改めて軽くまぜると、タレにいきなりの重厚なコクが生まれて一気にポテンシャルを上げる。そこに先ほどよろしければと差し出された辣油ボトルを溶かしいれるのだ。実はこれだけではシャープさは増しても、エッジが足りないと言う人いるかも。そういう場合は、ホワイトペッパーか、ブラックペッパーが備わっているから、それを投入しましょう。卵黄とブラックペッパーのコンビネーションはもはやテッパン級に固い安定を産む旨さ。食欲が一気に加速しえいくらでも無限大に食えそうに思えってならない。嗚呼、きっとこれもゼロカロリーなのだろう。だって無限に食えるから。
 

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<麺> 三河製麺:つけ麺流用の信頼度アリアリのヌチヌチみっちりストレート太麺!ベースのしっかりした旨みでタレを吸い込む
 
 食いだしてから気が付いたが・・・・こちらほぼ「つけ麺」専門店化しております。メニューラインナップから見てもそうだし、また客はオレ以外は全員つけ麺。先日、こちらで「濃厚煮干しつけ麺」を頂きましたが、確かに麺の質感は高かった。またあの麺が食いたいなと、他客のを見て思っていたんだが、期待通りにその麺の流用まぜそばだったので、軽い安堵も覚えます。
 

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 すでにタレが絡んでいるとは言え、その全体的にヌチヌチと感じる図太いような腰つきがすばらしい。軽く熱も含んでますが、麺の風合いをしっかりとアピールしますし、噛み心地はもちもちしているとは言え、ハードな印象を与えます。またタレの浸透が案外早い。なので麺風合いの中に少しタレ甘味を運んで香ります。そのタレが薬味を貼り付けてくるのか、案外混じりまくり、香草のザクザク感と混じる歯応えも楽しませてくれます。
 

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 太麺に崩れた卵黄が絡むところがいいよね。ふくよかなご婦人が黄色いベールをゆっくりと纏うようなお姿。やがて挽肉のタレ混じるのだが、卵黄と麺のダイレクトな混じりっ気を食らうと、釜玉うどんに通じるものを少し思い出してしまいました。そんな感じだから全体的にニュルニュルしているものの、太麺でも口当たりやすすり上げが軽め。ギリギリにズボボボボボとすすり上げられる。なので2~3度やってみましたが、案の定にタレが跳ねてワイシャツに飛んだので、そこからは静かに食うことに切り替えました。
 
 

 

 
 
<トッピング> 粗い粒々感が歯応え感触よし!噛み潰すと下味と肉汁が溢れる旨さと楽しさ!薬味を巻き込み旨さ独占状態!
 
 やっぱり味のメインはこの挽肉。歯応えをたっぷりとソフトに感じさせる粗い粒で大きいサイズの固まりカリカリに炒める野暮なところは一切なく、肉汁を封じ込める柔らかさがいい感じです。これだけでライスがいくらでも食える。これもきっとゼロカロリー化する物体でしょう。見た目とても辛そうで、台湾まぜ系を彷彿とさせますが、想像以上に優しい味わい。すこし甘さを感じる。しかし軽く唐辛子の欠片を見つけたりする。
 

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 個人的にはどこか懐かしさも感じる挽肉感。実家でよくジンギスカン風の肉炒めを作ってくれたんだが、その味を少し彷彿とさせてくれました。野菜の甘味に似たレベルの甘味がほんのり香るが、味は濃ゆいめ。案外と太麺とは外れがちになるところを、レンゲを駆使して一緒に口に運びます。途中で追加した味変成分が、混ざり切らないでたっぷり浸透した肉片にぶち当たって咽たりしましたが、それもまた楽しからずや。この後、すぐに仕事なのであまり腹パンになれないと思い、ライスを注文しなかったが・・・この挽肉はやっぱり最後はライス割必須の感想!。実行しなかったことに後悔が少し滲んだかも。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし!> 超出汁が染みこんだ芳醇熟成タイプの卵黄!マチュアの極みの味わい!しかもランチサービス!
 
 ランチタイムサービスで味玉付きますが、これが実に侮るべからず。割る前から分かりますが、かなりタレが深く浸透しているタイプで、単にタレが濃ゆいのではなく、卵黄の中心部までしっかりと浸透して熟成したような仕上がりだからすばらしい。まったくもっと深い熟成の甘味が濃ゆい。そしてタレがしっかり浸透してカエシのニュアンスも高い。甘いのか塩気あるのか判断つかないほどに、旨みが濃ゆい。サービス品としてはとてもお得感ありありです。嗚呼、やっぱり今日も味玉にハズレなし!!
 

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総じまして「見逃しがちな不動前!下町感溢れる坂町に質感も溢れるラーメン屋!そして麗しく美味きまぜそば!」
 
 ・・・というシンプルな感想。目黒線は寝過ごして降りても、どこか必ずいいラーメン店があるからいいよね。思わぬ訪問機会でしたが、これは不動前にもちょくちょく足を運ばねばと感じてしまいます。またメニュー制覇したい衝動を覚える店。また来ます!。そんな応援気分の冷めぬまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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