ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3472】 麺屋武蔵 五輪洞 (東京・田町) 黒角煮ら〜麺 大盛 〜田町で地殻変動起こすか? 無骨さと繊細さのハイバランスパワフルら〜麺

田町がかなりラーメンで熱くなってきた!
 JR田町駅慶応義塾をはじめとする学生たち、日本の大手自動車メーカー&IT企業、税務署等役所など、いろいろな方々が集まる場所。実に通過人口が多く、世代のバラつきが多いようです。そして最近、この三田口側が、ラーメン的には騒がしくなってきた!。麺屋武蔵が、芝浦側に陣取っていると思いきや、今度は駅を超えて三田口エリアへ進出です。すごいねーこの一年で、博多系、ガッツリ系、家系等が慶応の周りにどんどん開店している。更にまだまだ、煮干系や中華系が増えると言うのだから、まさにラーメンバブルの様相を呈してきました。
 

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 特にロケーションが良いかも。田町駅から第一京浜を渡って、慶応義塾へ抜ける道に「麺屋武蔵 五輪洞」が開店。分かりやすくて人通りも多いし、大盛無料な店だから腹減り学生達にはアピール力抜群です。昼飯ピークをかなりずらして訪問してみたものの満席。ほぼ学生ばかりで、スーツ姿を見かけてもとても若いサラリーマン風。壁に並んで背後霊がうようよとしております。一応それに連結しようとしたら、ごそっとグループ客がハケてゆき、運よく座席をゲットです。
 

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 実は、麺屋武蔵ってあまり経験値がない。新宿、吉祥寺、浜松町、芝浦、これくらいしか回ってません。ダブルブランド化(麺屋武蔵●●)してから、その味の違いが楽しめるはずで私が好きそうな展開なんですが、なぜかいつでも食えるという安心感のために、後回しにしてしまったかも・・・・。でもちょっと今回食った乾燥を先に言うと、実に機会損失をしておったと自省です。
 

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無骨に見えて優しい!豚エキスにほんのり甘めな魚介で濃密そうで柔らかい!
 
 それにしてもなぜ「五輪洞」なのか?。麺屋武蔵のセカンドブランド名は、2文字が多くたまに4文字。初めての3文字。それに武蔵だけに「五輪書」をひっかけての「五輪洞」なのか、それとも間近にせまった東京五輪を勝手にタイアップしているのかは不明(多分前者か)。剣術と兵法の奥義をまとめんとした「五輪書」あやかりで、是非とも拉麺奥義も極めていただきたい。そんな心のなかでエールを送りつつ、配膳を待ちわびた一杯は、こんな感じでした。「黒角煮ら~麺大盛」。
 

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 おおお!何とも「黒角煮」の存在感が見事!。その無骨のような漆黒と、艶めかしさすら覚える光沢がそそりまくります。いかにも武蔵らしい無骨なイメージ。そしてスープはと言うとがっちり濃厚かと思いきや、その濁りには動物系のエキス感漂うが、明るいパステルをイメージするキャメルカラー。透けて見える中太麺が、素朴に見えるため全体的には無骨さに優しさが滲むといった感じ。
 

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 まずはスープからですが、豚骨か魚貝の煮出し深さをイメージしていたところ、とても柔らかい味わい。トロミはないがしっとりと垂れる滴が、こころの中ではスローモーション。動物エキスの柔らかさには豚の旨みを想像してしまいます。しかし、甘さの揺らめきがとても印象的で、他には魚介のエキス感を深く感じ、ダブルの旨みによる甘さとはでは、容易に想像ができました。
 

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 香り?とか後味の余韻が、そんな単純なもんではないと感じさせる。テーブルセットを眺めながら静々と味わいますが、豚エキスに結びついた酢の風合いがありなむか?。それとも幻想なのか。分からんのでラーメン評論家のコメントを参考させてもらいますと、「蟹」の香味が溶けているとか!。これは、全くイメージできませんでした。へぇーそぉーなんだー。オレはやっぱりダメ舌だね・・・差を感じたコメントでした。
 

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油をかけて鰹節が麺や薬味に貼り付き甘い風味をより演出!
 
 薬味のネギを取り払うと、そこには何か座布団に見立てたような膜があった。全体に溶けるまえに箸でつついて味わうとペタリと奥歯の溝に挟まって取れなくなる(汗)。ねちゃっとした物体なんだが、噛み締めて味わうと鰹節だと分かりました。歯への貼りつき方が、妙にお好み焼きの花かつおに似ているのでわかった。でも味はそれとは真逆でジットリと香味油が滲んでる。これも別のラーメンブロガーさんの観察だと、鰹節の上に熱々の油を振りかけたものとのこと。賛否両論ありそうだが、この味結構好き!。見栄えを気にしてネギの下になっているのかだが、この香りと甘味も全体に広がり、やさしい旨さに拍車を掛けます
 

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五輪辛味でパンチ与えていい感じ
 
 ただ、麺屋武蔵ではもっとハードに楽しみたかったのだった。それゆえ「五輪辛味」という、手作り辣油のようなのを少しいれました。朱に交われば赤くなる。まさしくそれで、ここから一気にスープの色がオレンジ色にヒートアップ。ただ飛び上がるほどではなく、香味と歯応えを与える薬味であったため、麺に貼りついても旨かったりします。後半の味変化にぜひ!。
 
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大盛り無料の太っ腹!多加水ボコボコ中太麺が汁に染まって味わい深い!
 
 武蔵と言えば、つけ麺だと1kgまで同一料金というシステム。ら~麺の場合、並盛か大盛か、食券を手渡すときに告げるのみ。根性が卑しいというか、大盛無料というフレーズには必ず取り返すような気分でそれをお願いしてしまうオレです。
 

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 見るからに多加水麺。見るからにボコボコ中太麺。汁に濡れるというより、早めに汁を吸い込んでいるような、ふっくらとした表情が見事です。啜ろうと口元へ運ぶと箸からすでに弾力を感じるほど。ずぼぼぼぼっとすすり上げると、意外に跳ねますので紙エプロンはおすすめ。これもテーブルに備わってます。さてその弾力!実にモチモチとした分かりやすさがあり、無骨さとは無縁のやさしいタッチ感。奥歯に力を入れると。プリッと断末魔を放って潰れ、汁とグルテンのすでに一体した甘味を感じます。
 

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 この地肌に先ほどの鰹節や、五輪辛味がぺたぺたと貼りつき、ネギも絡むので結構賑やかな麺の旨さなのだ!。大盛があっという間になくなってしまった。もちろん汁もだけど。 
 
 

 

 
 
漆黒の角煮!醤油の香味と豚肉コラーゲンの分厚い旨味がナイス過ぎる!
 
 本当に黒く輝いている。味の濃さをイメージさせるが、見た目ほどに塩気を感じません。むしろ甘味と塩気が醤油と豚エキスに溶けている。肉身の部分こそタレが深く浸透し、まさに漆黒。そして脂身は飴色に輝いて妙に食欲をそそります。
 

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 どこからかじっても、簡単に解れます。余計なコラーゲンが抜け落ちて、残ったピュアな旨味がジットリと醤油ダレに染まった部分は、ご飯に合うと最初は思ったけど、これは絶対にアテとして合わせるなら紹興酒!。見ているだけで酒が進むかもー。
 

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総じまして「田町で地殻変動起こすか? 無骨さと繊細さのハイバランスパワフルら〜麺」
 
 ・・・と言う感じでして、抽象的過ぎてごめんちゃい。少し強気な価格設定ですが、大盛対応と味わい全体で考えると決して高くはないはず。ただここではやっぱり、大盛でないと気が済まないので、腹がガッツリへっているときにまた行きたいと思う次第。駅からそんなに離れているわけでもなし。出来れば酒と合わせたい。そんな野望実現を願いつつ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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麺屋武蔵 ビジネス五輪書

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日本初のラーメン情報誌 月刊とらさん 2007年 3月号

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