吉祥寺の家系と言えば・・・ここも外せないね!
吉祥寺で家系と言えば、武蔵家と洞くつ家だね。どうも後者ばかりこれまで訪問していた訳ですが、同じ六角家系譜としては依怙贔屓し過ぎるかと思い直して、なんと9年ぶりに訪問です。そして武蔵家@吉祥寺と言えば、やっぱりあのメニュー!あご塩ラーメンですよ。家系で塩を食らうのも久しぶりだし、看板メニューだからね。久しぶりにチャーシュー増しとしていただくこととしました。
<全体> 塩系とは言え流石は六角家系譜の本格家系!チャーシュー充実と豚骨臭気迫力にせめぎ合い!
フツーにあご塩と聞けば、あっさり風雅な出汁に濃ゆい魚介感をイメージしそうだが、配膳の瞬間はやっぱり家系主張。豚骨エキスの若干の臭気が肉厚です。そして見た目は肉増しした甲斐があって肉絨毯状態が気持ち良いね。本格家系のエキス感をじわじわと吸い取るように横たわる肉がナイス!。配膳の時点では、塩系というニュアンスは頭から消えておりますー。
<スープ> あご出汁のスッキリ感と豚骨出汁のまったり感!あご出汁でむしろ豚骨エキスが増す風合い!
さてスープ。人によっては合う合わないがあるかもしれません。家系前提で「あご塩」を意識することですかな。上品でも力強さもあるあご出汁と、微かでも肉厚なコクを表す豚骨臭気は、一口目にはミスマッチと感じるかもしれません。だから清涼さで調整するように薬味が乗ってるわけですが、三口目くらいからミスマッチ感がクセになってくるような展開!。
そして、あご出汁といいつつ、むしろ豚骨の旨味が意識されるようになり、豚骨に溶け込む魚介の旨さをじわじわと感じるようになります。これは実に面白い味の展開!。
<麺> 大橋製麺多摩?カタメでももっちり弾む感覚に素地の風合い豊かに広がる旨さ!出汁と具材を絡め尽くして味わい三昧!
酒井製麺じゃないのか?大橋製麺と書かれた面箱がありました。それでもやっぱり家系スタンダードな麺には違いなし。カタメ指定したものの、やっぱり密度感ある多加水系の弾力が心地よし。それにツルツルした地肌が出汁のエキスで余計に艶っぽく見えます。
噛み締めると素地の甘味が素直に感じられ、直後に豚骨の出汁の旨味が滲み、鼻腔には豚骨臭混じりの魚介の風味が抜ける感覚。肉増しで遠慮したが、こんなことならせめて中盛にしておけばよかったよ。
<チャーシュー> 麺顔を覆い尽くさんと大判肉厚!整った配置が質感高める豚肩ロース!あご出汁染みた風合い旨し!
この肉質とボリュームで、チャーシューメンで一千円切って900円とはとても頑張ってますね。大判だけなら興奮しないが、実に分厚く肉厚スライス。さらに整形も施してあり飾り付けも見事じゃないですか。スモーキーさは低いが確かに感じる赤身の肉本来味と脂身の甘味!。
豚に豚の旨さが浸透するというか、肉が出汁を吸い込んでまた旨しです。そこにあご出汁魚介も混じるから、ちょっとしたカオスな肉うまさですよ!。肉増しオススメ!。
<味変> すりおろし生姜をガッツリ投入!あご出汁と豚骨エキスのミスマッチ感をまとめて引き上げる!激しくオススメ!
あご出汁と豚骨臭のミスマッチと言いましたが、是非ともカウンターセットにある「すりおろし生姜」を激しくオススメしたい!。ミスマッチ感を打ち消すだけでなく、ベストマッチへと昇華させますから!。ニンニクも試しましたが、俄然生姜の方がオススメ!。他の薬味は入れない方が良いかと!。
総じまして「吉祥寺の名店家系にして名作!あご塩!不思議な旨さは一回食っとけ!」
・・・と言う感動!。今は蔓防があって遅くまで酒飲んでラーメンで締めるって使い方できませんが、ここはそれ用に小さいラーメンもあるので規制解除後は是非ともです。ライスは有料だけどおかわりし放題だし割と学生さんの利用が多いかしら。コロナに負けずラーメンを盛り上げたいなと思うのでしたー。旨し!なのでとっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!