ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1837】 上海麺館 (東京・中野) 豚そば・大盛り

  雨の日は、鬱陶しい。だけど春先は別。花粉症の私にとっては、クシャミと鼻づまりが心持ち良くなるように思えるからなんです。とは言ってもやっぱり、濡れるのは嫌・・・・。そんな時にはよく寄る店がありまして、それが、中野にある「上海麺館」さん。理由は、駅からすごく近い上に、中野サンロードのアーケード伝いに歩いていけば、台風であろうと傘をささずにたどり着けるから。今回もそんな感じでまた来てしまった次第です。













【店:路地裏にパッと明るく、ナチュラルな居心地良さを感じます】


 薄暗い路地裏にあるこの店。中野らしい怪しい暗さなんだけど、丁度明るくなるところにありまして、見過ごしがちな立地。これがまたいい。広めで大きめカウンターが、Lの字に伸びていて、使い勝手のよさがいいね〜。「大成食品」?っていう製麺所が出している店らしいんだけど、こういう「麺の専門店が出す」展開の店って価格がリーズナブルなのが多いような気がします。またその一方で、そこそこ程度に清潔感もあって、その「そこそこ感覚」がとてもナチュラルに感じれて居心地が良い。ハイクォリティってのもいいけど、時には疲れるし・・・。その点こちらは、メニュー展開のがシンプルで分かりやすい。豚そばと、鶏つけ。そして後から、油そばが加わった。今回は、「豚そば」でよろしくお願いします。そしてもちろん、大盛りで!


  











【スープ:個人的には何処か懐かしい、クセになる塩気が決まったエッジング!】


 そんな訳で「豚そば」なのだが・・・・「豚」とくれば、どこかワイルド感あるジャンキーな響きに感じたり、豚肉の塊などを想像してしまう。だけど、こちらのそれは、とてもキレイに感じる仕上げ方です。豚本人には、悪いけどそんなイメージ。しかし、実際の豚は、とてもキレイ好きで牛なんかよりも、すごく清潔らしいのだが、人間が勝手にイメージを決めてしまってますね。「豚野郎!」と言われると、人間は激しく怒ったり、稀に恍惚感に浸ったりする。しかし趣向や趣味と言う点で、豚という言葉は案外と奥深い。「豚そば、お待ち遠さまです」と言われて恍惚感に浸る私は、果たしてフェチ感前提の後者でありましょうか。もはやラヲタとなり堕ちた時点で、もはや奴隷以下なのかもしれません・・・。








 アホな妄想はそこまでとし、いざ対麺。このスープは、以前のレビューで「おふくろが作ってくれたラーメン」を思い起こさせる一品として感じます。それは、魚介系の出汁と合わせるダブルスープなどは、一般家庭では少なからず無理がある。そこで、あまった豚肉や鶏がらで煮出した出汁に、醤油と調味料で合わせてくれた家庭のお手製ラーメンは、個人的には懐かしいと感じるのです。もちろん、プロの作るものと比べるのは失礼なのですが、【豚の出汁メインで勝負】というのは、個人的にはわかりやすい味わいです。つまり、こう感じる・・・・







   豚の煮出しの円やかさに・・・・くっきりと浮かび上がらせる塩味と「日常のコショウ感覚」が鮮やか!


 ・・・その味わいのエッジングに調味料のニュアンスも感じますが、調味料の後味は嫌いでもない。塩気のすこし主張する部分に、スパイス感から塩気をバックアップするように思え、それがまたうまい!












【麺:クツクツハードなストレート麺!大盛りサービス】


 元は製麺所ですからね、ここは肝心とばかりなかなかいいフィーリングを醸し出しています。まず細麺で「そば」というからには、カツカツっとしたハードさがないといかんと思うけど、そういうのがキッチリと表現されいるからナイスです。標準よりもややスリムな感じがするストレート麺で、やや玉子が効いたような心持ちイエローな風貌。練り水反応というより、潰しこみの強さを感じるタイプ。茹で上げのコントロールも絶妙で、非常にクツクツとしたアルデンテ感を表現!なかなか熱ダレもせず、大盛りの最後まで前歯でのクツクツ感が持続して、この点も好評化。細麺なので麺同志のまとまりもよく、スープがよく持ち上がる。このためとてもスベリも滑らかに感じて、やや固い地肌が口元を軽くタッチして駆け抜けていくのが快感です。またうれしいことに、大盛り1.5倍が無料サービス。この一品700円なのですが、そこそこ腹いっぱいに満たしてくれて満足感を与えます。








 麺と細モヤシとの絡み合い、そして歯ごたえのコントラスト感がたまらなく好きかも!


 もやしがそこそこ投入されておりますが、「細モヤシ」をチョイスされており、このサイズ感が麺の太さとシンクロしています。なので、麺でリフトして適度にもやしと交じり合った麺が、クツクツっとした歯ごたえの中に、シャキシャキとした感覚を添えるわけで、このコラボ感もたまらなく良いです!







【具:デフォルトで立派なチャーシューが2切れは嬉しい!】


 豚そばというだけあって、チャーシューは大合格点です。オーディナリーなロースチャーシューですが、甘辛のタレが程よく浸っていて、しかも柔らかい。大きさもほどほどあって分厚め。しかも、2枚!これは実にうれしい! メンマやナルトなど排除して、カイワレなど余計な飾りも排除しているところが、ここに貢献しているかもしれません。







 また、細もやしの貢献は、麺のパートで既述ですが、このボリュームも中々あって最後まで楽しめる点がいい。更に、ここでは白ネギでなく青ネギなのも嬉しい。これもかなりしっかりと入っているのでネギ好きとしては嬉しい限り。












 総じまして、「シンプルスパイス感がどこか懐かしく、キレイな豚そば」と言うそのまま何の捻りもないまとめ方で、ごめんちゃい。中野駅北口は、特に競争は激しく、しかも有名処や実力店もひしめくエリア。そんな中で、虚を突いたようなシンプルな豚そば。個人的には、ここも応援強化店でして、もう少し人気が出ても良いかもと感じます。製麺所のアンテナショップ的な展開も感じますが、女性スタフも加わって明るさもアップか? 次くらいは雨が降らないタイミングで普通に食いに来たいのだけど、天候不順や、深夜帰宅時の最終的な押さえのお店ですんで、ある意味大切にしすぎて機会を逸す。おや?油そばが、少しニュアンス変わったか? 隣の客の一杯が気になる。嗚呼、明日も雨なら連続して訪問するかも ^_^。 なので詠います!




   悩ましい
   花粉流せよ
   春の雨



   冷たき中に
   僅かな安らぎ




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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