ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5282】本家 第一旭 新宿店(東京・新宿御苑前)チャーシュー麺 九条ネギ増し 〜青葱マシマシのエキストリーム!焼豚増しを覆い尽くすネギまみれで旨さのエバーグリーン!

京都出身のオレにとっては実に有難い

 
 今の時代本当にいいよねー。東京に骨埋めることになっても帰省しなくとも故郷の味が食える。実に有難いです。京都の昭和生まれのおっさんにとって思い出は、第一旭と言うより・・・当時食ったラーメンはこんな味だという認識。つまりどこで食ってもこんな味だったのでした。子供の頃の味憧憬ではそんな感じ。
 

 
 そして第一旭自体は本店へは小さい頃には、全く連れて行ってもらえず。なので正確に言うと、その流れを汲んだ店で家族で楽しんだ味わいです。今は亡き親父が京友禅の職人で、若い時に職人仲間で知った旨いラーメン屋に、深夜になって家族を連れ出して味わったと言う思い出ですよ。当時、阪急四条大宮駅前のロータリーにあったラーメン屋台が、地元タクシー運転手の間でも人気で、その味わいもこの系統だったような記憶です。またシンの創業当時の天下一品も、小学生ながら体験させてもらいました。とまそんが、拉麺にこだわる原点は、そこだったのでしたー。
 

 
 
 
<全体> 青葱マシマシのエキストリーム!焼豚増しを覆い尽くすネギまみれで旨さのエバーグリーン!

 
 青ネギ増し。もう笑うほどのネギまみれラーメン爆誕ですね。ネギ特有の清涼感がガッツリと増される一方で、苦味は本当に低めで甘味すら感じるネギ感覚。実に痛快!。ただ大量の葱がラーメンの熱を奪ってしまうのが難点でなんだよなー。またネギの下にはこんもりとペラペラチャーシューが埋め尽くすようにあるわけで実に頼もしい一杯!。
 

 
 味玉も海苔も当時は追加なんてやったこと無かったが、チャーシュー増しなんてのも、新聞配達して金銭的に余裕ができてからやったっけか。歳を重ねて東京に出てきて、本当に贅沢になってしまったなー。
 

 
 
 
<出汁> ネギとモヤシも出汁に染みる!塩気の立った醤油輪郭に淡く獣感を滲ませる豚コクのゆらめき!



 

 出汁的には、実はあっさり系。醤油系と割り切っても良さそうです。ただ豚骨醤油系と今では分類したいかも。つまりとても大衆的で豚骨由来の匂いが割とストレートに出てる。なので豚由来のエキス感が濃ゆいと感じるため、豚骨醤油と思うのでしょう。
 

 
 また大人しくまとまらないで、塩気が立ち気味なのもいい感じ。そうそう!さっぱりしてるけど、どこかワイルドに攻めてるって感じが好きなのです。やっぱりネギ多めでもやしの水分もあって味が薄まることを計算づくか?。ネギとモヤシの淡い甘味も滲むようで、調味料の輪郭もいい感じで円やかになってゆく様子もいいようですー。
 

 
 
 
<麺> 毎度ネギと焼豚絡んでしまうワイルド感覚!大衆的醍醐味!カタメな風合いの素地が出汁を受け止める!



 

 以前も語ったが、第一旭と新福菜館は同じ製麺所仕入れ。そしてその製麺所は、私が高校時代にハマった「ラーメン藤」が経営する近藤製麺所です。面白いところは、どうあがいても九条ネギとチャーシューが麺に絡みつき、場合によってはモヤシも加わり、最初の一口以外は麺だけで堪能できないこと。なので私がやたらと麺に具材で麺を巻きつけたり絡めたりしてるのは、こんな仕草が幼少期から慣れ親しんだからだと思われます。
 

 
 ネギのザクザク感、チャーシューのクシクシ感、麺のスパスパ感が混じる感覚が楽しい出汁を吸い切ってもダレることなく腰つきしなやか。噛みつぶすと塩気の効いた出汁はすっかり円やかな味わいになって実にいい塩梅ではないか!。
 

 
 
 
<チャーシュー> スライス仕立ての極薄ペラペラ肉!だからスープによく吸い込む!出汁と肉の相乗効果!



 

 ペラい!実にペラい肉!それをミルフィーユのように重ねて食らうのが楽しいのです。時々肉がペラペラと揶揄されるのが寂しく思うが、敢えてそれなのです。どこの部位なのかも分からんほど、いろんな部位があるように感じる。腹も肩ロースも腕もみんなスライスされたような感じで、肉はどれもすっかりスープを吸い込んでる。それを九条ネギと絡めて食らうのが旨い。京都拉麺の個性です。
 

 
 でも正直に言うと、上京するまで京都にいた頃は、学生なりに懐寂しく肉増しなんてほとんどやったことないのです。なので昔の思い出のようにチャーシュー麺を語れない自分がここにおります。
 

 
 
 
<九条葱&もやし> 京都ラーメンの真骨頂!葱ともやし!麺に絡まる楽しさ哉!徹底的に絡めて堪能し尽くす!



 九条ネギ増しが、本来の京都ラーメンじゃないと思いますが、やっぱり増してしまいます。と言うかいつの間にか単なる葱が「九条ネギ」とブランド化してしまい、追加トッピングメニューに昇格してしまったと言うのが私の本音。昔はフツーに「葱多め!」とコールすれば良かっただけの親しみと馴染みが深いアイテムでした。令和の今では、九条ネギ増しとして、スペシャリティー化され実に青々と青葱の山盛り状態。まーこれはこれでとっても楽しいんだけど。
 

 
 と言うか、だったら「もやしまし」も設定してほしい。その昔、高校時代はとにかくいつも腹が減ってたので、いつも常にモヤシ増しってコールしてたのです。しかもモヤシが細かったような記憶。あ・・・これは第一旭じゃなく「ラーメン藤」だったっけか?。まー同じような対応でした。嗚呼思い出す・・・くたり気味なモヤシは、少し水っぽい味わいだが、ほのかに甘味もあったりして、結構ラーメンの中で存在感あったのでした。
 

 
 
 
<味変> 京都にいた頃はやってなかったけど・・・豚骨醤油系ならニンニクと豆板醤は必須!?

 
 京都にいた頃は一度もやってなかったラーメンでの味変化。ベースが豚骨醤油なのでニンニクと豆板醤を溶かしました。ただ、ラーショ系や家系でやるよりもかなり控えめな分量。やっぱりそのままの味わいをあまり崩さない程度で故郷の味わいを変化させてみました。
 

 
 
 
総じまして「京都生まれの心震わす大衆ラーメン!これさえあればあゝ暮らして行けるこの東京砂漠!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。いや〜お疲れ気分で悶々とした気分をこの一杯は気分晴らしてくれました。改めて京都生まれの私のソウルフードと再認識。東京はやっぱスゲーな・・・情報も食も一極集中!。今回は食らって自らのオリジンを再確認し元気をもらった気分です。非常に満足感が高い一杯!。京都の本格ソウルフードを今こそ在京のラーメンファンに激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでいした!!!

関連ランキング:ラーメン | 新宿御苑前駅新宿三丁目駅四谷三丁目駅