ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン758】 鶏の穴 (東京・池袋) 白鶏らーめん+サービス味玉

【池袋といえば・・・ある男を思い出すわ・・・】

 初めて上京したのは学生時代でして、とあるクイズマニアな男と、とあるクイズ番組に出る為に、なぜか池袋に降り立ったのを思い出します。それは「東京で一番うまいうどんを食わしたる!」と奴に引きつられてからでして、どんな立派なうどん屋かと思えば、今思うと改札口に近い立ち食いそば屋だったっけ。「この店だけ関西風の出汁やねん!」と鼻の穴を膨らましていたけど、奴も元気でやっているだろうか? 風の便りでは、最近「ワールド・クイズ・クラシック」とういテレビ番組で副音声で解説やってたらしいが、生憎忙しくて見れなかったのが残念であります。などと昔の思い出を感じながら夜の池袋を歩きますが、すっかり年末!クリスマスモードで一杯ですね〜。



【エロい街の一角と、エロを排した一角のちょうど中間の穴場にあります】

 ついでにもう一人、池袋といえば会社の同僚を思い出すのです。奴は立教大学出身で、一つ下で入社してきた男ですが、とにかく仕事ができそうでかっこええ!その一方で同じくらいエロい!!そのくせ同じくらい女にもてる!!! なので、「池袋=>立教=>その男=>エロ」ということで、エロの街としか個人的にピンときません。どうも、池袋というと胡散臭い男達のイメージがあるのよね〜・・・。そんな池袋のエロいホテルのネオンが怪しく光る一角と、豊島区役所のちょうど中間距離にこのお店があります。ご安心ください、決してあやしいお店ではなく(あたりまえやろ)、真面目で質実な鶏白湯を提供するとの評判です。なのでいっちょ、意を決して行って来ました!



【マイ箸持参で行くがよろしい!サービスあるよ〜!】

 箸持参の方には、「味付け玉子」か「麺の大盛り」サービスを無料でしてくれるとのことです。エコを意識してええ店や!ということで、初めて関西時代の同僚に贈ってもらった「マイ箸セット」が役に立ちました。先日、味噌麺処 花道で同じようなサービスを受け損なったので、今回は、入店してすぐ食券渡す前に、「箸もってます!」って言うたりましたわ!「玉子ちょうだい」とつっけんどんな関西弁でね〜(笑)。



【アタクシ的には・・・崇高な「塩ダレ鶏白湯」と受け止めました!】

 「白いっちょう!」と元気よい注文通しが厨房に入ります。ちょっとかっこええと思うアタクシなので、次回訪問時には、その言い方をパクると思います。さて店内は、先客4名ほど。細長いコの字のカウンターのみの店内。ちょい奇麗なお姉さん方が一人で食べに来てはるやん!とその状況にアタクシのダンディズムがうずきます(やはり池袋はエロい街や・・・)。麺を待つ間、上述の男達の感傷などに浸りながら待つ事7分前後で、配膳は完了いたします。その麺顔は・・・・・・「ホンマに白いわ・・・あ、鶏白湯やもんな・・・」と当たり前なことをうそぶきます。そしてレンゲでひとすすり・・・・・。すると、

 「予想通りの鶏白湯やけど・・・・塩味のエッジングが未知やぞ!」

 ・・・と多少狼狽えたりしますがな。どうも京都人のアタクシは、天下一品のエキスが既に体内に染み込んでいるらしく、ついついそれとの比較を無意識にしてしまいます。チェーン展開の量販品と比較してはどっちに対しても失礼な気がしますが、鶏主体の濃厚エキス感に、多少の豚コクとか、醤油由来のカエシの余韻などと期待してしまうもの・・・・。なんだけど、モミジの使用とおぼしきトロミ感という共通項はあれど、それらコクとか余韻とかが見当たらないのです!だけど、しっかりとした塩味はなんだ!答えは簡単!

 「塩コク!塩カエシ由来の味わいで統一したエッジングが素敵!」

 ・・・・と申せましょう!これは、後味がまた独特です。「ありそうでない」とはこのこと? 塩ダレ以外にもいろいろな工夫がありましょうが、鶏白湯の中で非醤油系・・・・白醤油さえ排した???かは不明なれど、大豆発酵なエキスが少ない仕上げ方に、しばし呆然とただスープをすするのみです・・・。

 こちらのメニューラインナップとして、この他に「濃厚」と「赤」があります。この「白いっちょう!」な奴が一番あっさりしたタイプのようです。さりとて動物系のコクはしっかりと出ていてそれでいてサラリとした後味。処理の上手さが伝わりますね!見ればトッピングも鶏で統一してある様子。これは一体感まで気を配っていてナイスな崇高系と感じ取りました!

 ※味のグラデーション:鶏白湯のコク(濃厚&すっきり)>塩ダレ(カエシ)のボディ>薬味ネギの風味>若干の節系の風味??その他



【ぬめりの層とクニリとした層の二重奏♪】

 一方の麺は、江戸風な「鶏そば」とは真逆なスタイルと歯ごたえです。ラーメンの中では少し太目なシルエットでストレート。そしてやや黄色みがかった色合いが真逆です。そして歯ごたえもまた・・・・真逆!

 「ぬめりの層がスベリと喉越しをアップ!」
 「中心部の層が予想以上にクニリぃ〜として食べ応え感をアップ!」

 と一度に脳裏に浮かびます。おやつ代わりにさらさら〜とすする江戸前風とは真逆!つまりこういう感覚を言っているもりですが・・・。しかし、あまり、トッピングの肉そぼろと万能ねぎが麺とは絡まなかったのが気がかりですが、これは、アタクシの食べ方が下手くそなゆえにて、あまり良い印象は無かったのが残念ではありましたが・・・。

 しかし、このぬめり層が、このトロミ感あるスープとはよく辛みコンビネーションとしてはとても良かったのは確か!やや柔らかな全体歯ごたえで、ずぼぼぼーっと多めリフトですすり上げる「小池サン」スタイルで思いっきり音を立てて楽しんでみました!

 ※麺の感覚:表面一枚ぬめりあり。中心部はクニリとしたコシあり。加水中から多めな「モチモチ麺」分類!
 ※麺の形状:ラーメン的にはやや太目なストレート。少し黄色い色目。万能ネギと同じ直系?



【鶏三昧なのだ・・・・】

 チャーシューがもも肉!炙りチャーシューみたいな感じで当然塩味系。なのでスープや麺とも一体感があります。焦げ目は旨いに決まっているけど、鶏皮がびろーんとなる心配もなくグッドです。全体的にも柔らかですし、前歯ではぐっと逝っちゃってください!とりそぼろも塩味系で旨いに決まっているのですが、こういうタイプはばらけるので・・・・できれば穴あきレンゲでもくれ!と言いたくなってしまいますな・・・。結果的にそぼろを残すのがくやしいために、丼に直づけでスープをいただき残りかすを書き込むスタイルに最後はなります。カロリー摂取を促す「そぼろ」なのです(泣)。

 また・・・マイ箸制度でサービスしてもらった味玉は、さすがに焼き印するだけあって自慢が伺えます。黄身は、6割方ハードかゲル状。のこり4割がジェル状になっています。白身は見た目以上に味が深く染み込んでいて、これも美味しくいただきました。

 メンマは、やや大きめで「柔らか系」なポリポリ&グニャとした歯ごたえ。味の入り具合は普通。コクも薄くもありません。薬味ネギは2種類ありまして、万能ねぎ以外にも、普通の小口切りのネギが投入されてます。万能ねぎはこのスープには合っていると思いますので、もっとくれ!と言いたい!!マイコップも持って来たら、サービスしてくれへんやろか・・・。

 ※具のおさらい:鶏もも肉チャーシュースライス2こ、鶏そぼろ(塩味)、味玉、メンマ、万能ねぎ、薬味ねぎ



 総じまして、東京の鶏白湯も奥深い・・・とさすがに思いましたわ・・・。個人的には、これまで大阪で、夜はお酒を中心とした鶏専門店の昼だけメニューとか、JETブランドでそれなりに食って来た自負もあったんですけど・・・。ましてや天下一品でそだった京都人のソウルもあったのですが、これもなかなかと・・・・唸ってしまいました。世の中広いわ、鶏白湯ってまだまだ「開発余地のある分野?」かと感じながら、ごちそうさまと告げて、よるのエロい街、池袋の人ごみに消えて行きました。なので詠います!

 エロい街
 艶かしくも
 誘う街

 方やまじめに
 鶏そば供して 

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
ps 池袋対するイメージは、アタクシ個人的な体験によりますので、池袋LOVEな方には申し訳なく!冗談ですから! m(_ _)m




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