ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン919】 けいわ (東京・武蔵野市) 鶏塩らーめん

【コレ食ったわけ:散歩の途中、気分が良かった休日午後だったのでひっかけた・・・本当はビール目的】

  最寄り駅まで所用があり、比較的すぐに終わったため、天気も良いので遠回りして帰宅します。この日も・・・・妻子は実家におりまして(笑&泣)、少し帰りが遅く、遅めの晩ご飯になるとのメールも飛び込んできた・・・・・。どこかで、軽く引っ掛けるかと、地元の飲み屋を開拓せんと欲します。ところが時間が半端なので営業しとらんがな(泣)。しかたなく、ロードサイドのファミレスで大ジョッキと唐揚げでも引っ掛けようと足を進めます。するとそんなときに偶然発見したのがこちらです。なかなか・・・・先客ゼロで、初めてのお店は入り難いけど、ビールの誘惑がアタクシの背中を押します。




【スープ:鶏コクと塩加減がまさに丸みを感じる! あっさりの中でも比較的コク出し多めな感じ】

 なんとなく・・・・静かだった店内だけど、テレビのニュース番組が和む。先にビールを確保してまどろむ姿は、きっとオッサンそのものなんでしょうな・・・・。

週末の日本各地の行楽ニュースを見ながら飲むビールは、一人でも楽しいですな。・・・・とそんなこんなで配されたのがこの一杯。まずはスープをば・・・・、


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「なかなか・・・・あっさりといいつつ、しっかりと鶏コクを食わせますやん!」


1)旨味:鶏白湯のニュアンスが確かに円やかであっさり!せやけど・・・・じつは相当の旨味濃縮!

 「鶏塩」とメニューにあってしかもご丁寧に「(あっさり)」と付記されてますから、そのつもりでビール飲んだのですが、なるほど・・・・色合いは淡いクリーミーを思わせるライトなコクを予想させます。一口すすると、しっかりと炊き出された鶏白湯を感じますし、スッキリ感も漂う粘度でございます。確かに円やかな味わいの鶏コクの出方!そしてどこかしら、創作系料理を思わせる香りも少ししまして・・・・わずかなコショウ感覚がそうさせたのか・・・。次々に平らげて行くと、「あれ!?これ(あっさり)やったよな?」と自問したりする。最初はあっさりと思っていたのですが、結構鶏コクが濃いので普通クラスの胃の負担を感じます。ビールを飲んだためかそれは不明ですが、それなりに鶏油も感じますし、決してクドくはないけれど、大々的にあっさりという程でもないというのが、個人的な感想。でもそういえば、ここは表看板で「濃厚Wスープ」が自慢とうたっていた・・・。自慢のラインアップとの相対関係ではあっさりだったのかもしれませんね。

2)塩気:塩気がまた鶏コク以上に丸すぎて・・・・味覚をすり抜けるような感覚

  「鶏塩」というからには、スパッとした塩味かと思いきや、鶏のコク丸みのRと歩調を合わすかのごとき、塩の柔らかな丸みを感じます。なので、個人的に江戸前的に感じている「鶏そば」的な鶏塩とは、対立的な立ち位置ですな・・・・鶏も塩も・・・・出汁加減は・・・。しかし、バランス感覚は、アタクシは買いますよ! これ以上塩が出ていたり、また尖ってたりすると、あっさり味からは逸脱しそうですもん。そんな微妙さを楽しむのが、ラーメンラバーの楽しみというか、変態性ですがね(笑)。


3)香り他:意外にネギのニュアンスをスープでも感じる・・

  「鶏塩」と同じ様に好きなジャンルに、「ねぎ塩」というのがあります。それも心が躍るのよね〜♪ ねぎと鶏も相性いいし、「鶏ねぎ塩」としてよく調和されてますよ。歯ごたえと苦みの風味が、中々に、ややあっさりスープに実にマッチしています。このネギ風味のスープへの影響をもって、やはり「あっさり」であったと安堵を覚えるセンスですな。






【麺:ニューウェーブ系の味噌らーにも出て来そうな、やや平打ちクッシリ麺ですな】

 一方の麺ですが、これは晩飯前やというのに・・・・・腹もちが良さそうな感じがするな・・・・。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「すこしコク濃いめのスープには・・・・やっぱり平打ちがあうなと思わせる麺ですな」


1)風貌:多少な捩れがあるものの・・・・まさかの平打ち系カッツリ風貌とは予想外でんがな!

  「あっさり」と聞いて、勝手に標準か細めのストレート麺と思い込むアタクシです。人間、思い込みというのは、時には鼓舞することもあるし、躊躇に踏みとどまらせるもの。今回のは、後者に近かったかな(笑)。まさか、カッツリした見映えの、やや中太な、やや平打ち麺が出て来るとは思いもよりませんでした。スープの色合いとの対比から、スープパスタかいなと一瞬だけ思いましたが、それは言い過ぎ〜。


2)感覚:テンピュール系(最近良く使う)なれど、前半のスパスパな感覚と、後半のクシリ!クシリ!な相乗はナイス!

  感覚としては、外側が固いかなと思ったのを打ち消すように、全体的に咀嚼の始まりから終わりまで、一定の圧で潰れ込むタイプの感覚です。モチモチではありませんな。力強く最初で噛むと、スパスパと小気味好く切れ込んで行きます。後半のすり潰しではクシリクシリと軽く圧迫される思い・・・・。うーー〜ん、これは、テンピュール感覚! こいつ、私生活では枕を噛んどるんかい!と誤解なきよう。これは、妄想です妄想!


3)スベリ他:表面のきめの細やかさが量産的なれど・・・その中でも上質!

  妙に表面がつるりんとしたところが、ちょっぴりと量産的に感じてしまうものの、スベリについては文句なし。スープとの関係もあって、さらりとヌメる感覚は、上質と言えましょう。






【具:シンプルなれど、それぞれがいい仕事!】

1)鶏チャーシュー(これは単品で肴にしたい)

  これは、旨いと思った!大きめで一切れの肉を食べやすいように包丁で切れ目をいれてあるのですが、これだけで、立派なビールの肴になります。香ばしさと旨味も感じますし、スープに浸ったところと、ネギがからみ合いまして、まさに一品としだしてくれてもええやん!とすら思いました。もっとくれ状態です。

2)ネギ(白髪風細切り&小口切り)

  思えば・・・あとの具材はネギしかあらへやん(笑)。でも不足感はなしでした。こんもりと立体的にもりつけられた「しらがネギ」と、その下には、小口切りが結構多めに投入されています。ネギ自体の品質もなかなか。出汁への甘み&苦みの貢献と、全体的な香りへの貢献。そして、麺としらがネギがからんで歯ごたえにコントラストを与える貢献など、なかなか全体的に良い仕事をしています。 



 総じまして、場所が分かりにくいのか、人目につきにくいのか・・・客入りが少し心配なお店でした。しかしながら、トッピングの鶏に妙に実力度を感じるのですが!付近は、ファミレスや大衆中華や一杯飲み屋も多いのですが、ぜひとも頑張っていただきたい!そうそう、この界隈って、松屋フーズや、スカイラークの本社が近いのですね。アタクシは、応援してますよ。なので詠います。


  夕刻の
  華やぐ商店
  くぐり抜け


  真面目な店に
  今後を期待


 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。 




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