【コレ食ったわけ:阿佐ヶ谷で途中下車するクセがついたから・・・】
もう、今日何を食うか迷ったり、分からなくなったら、阿佐ヶ谷で途中下車するようになったかのようです。と言うか・・・・朝通勤するときに、阿佐ヶ谷を通過するたびに、あ・・・ここで今日は食うかも??と考えてしまう。また夜の帰宅時でも、もう考えるのも嫌で、ただ食いたいもんが思い浮かんだ夜もええ時間帯には、阿佐ヶ谷しか思いつかない。そして、「三ツ葉亭」さんしか思いつかないのですわ。しかも、割とあっさり食いたい「塩」メニューもあるし、ビールもそこそこ安いし、願ったりか叶ったりですやん!もはやつけ麺&ビールモード・・・・。やさぐれですやん! かつて、ラーメン仲間のオフ会で、こんなスタイリッシュな人やとは思いませんでしたわ!と賞賛されたアタクシはもうそこには居ないのです。(誰も言ってない言ってない(笑))。
などと考えながら・・・、最近になって本当に自分はラーメン好きやな・・・って思うときがあるんです。阿佐ヶ谷ってたまたま、自宅方向の都合がええ駅前なんやけど、どんなにしんどいときでも、ラーメン食って元気になろうと本気で思います。今回は、特にこれ食いたいという本当に単純な発想で、食わせていただきました。
【つけダレ:結構濃厚とじんわり感のバランス良さげな・・・ゆったりつけダレです】
こちらの店は何回目かですが、いつもそこそこの客入り具合なのが、心地よいのです。8割方埋まっているのだけど、どこかええ席が空いているというか・・・・。そんなこんなでテーブル席を独占できたのがまたうれしいやないの!入り口方向に向かう席に陣取り、店先を通り過ぎる通行人を、ビールをやりながら行動観察などする・・・・怪しいオッサンなアタクシなのです。もうちょっと行動観察を続けたかったという願望に、イエローカードを出すかのごとき、間を割って入って配膳が完了いたします。なので、いざ・・・すすります。その印象は・・・、
「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「黄色と褐色と茶色が入り交じって奥深し・・・・されど単純に旨いと思えるじんわり塩コクでんがな!」
1)旨味:ゆったり感ある鶏豚と鶏油のニュアンス!とろみ感もええ感じ!
おお!どこかでも三田(見た)お店のスープをちょと彷彿とさせますがな!! 最近お疲れ目な上に、こういう黄色くゆったりとした風合いに出逢うことが多いですな・・・。さて、さすがに鶏油の処理は、腕前を感じざるを得ません。少し掻き回すと、豚系のコクと思われるやさしめのコクが出て来ますが、鶏油と豚コクが粗く混じり合ったところをすすると「ゆった〜り」とした感覚が素敵でして、これは、最近つけ麺を外し気味で活動を続けて来たアタクシでも、つけ麺にして良かった〜と思わせてくれます。旨味としては、動物系が前面に出て来る反面、魚介系は影を潜め、むしろ白ごまが歯に挟まり噛み砕くときに発する香ばしさの方が上手で広がる・・・・。魚介系ではなく、節系であろうか・・。全体的に落ち着き感もありますな・・・。
2)塩気:動物系にひっかかる旨塩!じんわり塩味
旨塩!と表現したい塩ボディ感です。輪郭を強調するというより、中身というか、ボディをしっかりと補強する塩味でして、その意味合いとは「旨味と一体となり、塩味として現れる」といった感じかと・・・。淡麗系とか、大衆系の・・・・薄塩味が、旨味と一体化しすぎて分けられない!ということを、これまで時々表現してきましたが、今回は、「少々濃厚となっても、旨味と塩味の因数分解がむずかしい」ということを知りました。つまりは「バランスが良い」と片付けてしまいますが(笑〜単純男)。濃厚そうに見えます。しかし、その塩味はじんわりと響き渡る・・・・バランスが売りの一杯でございます。
3)香り他:節系よりも鶏油感あり・・・・これを白ごまと三つ葉で香り演出!
店の店名にもなっている「三ツ葉」が良い仕事をしています。豊かな動物系のコクの話は、上述の通り。またあちこちに感じる白ごまの香ばしさも述べました。味の基本的な2軸は完成しているわけで、ここに第3軸が加われば、味が立体的になるはずです。しかも美しく!それを香りと歯ごたえで現されているとしたら・・・・それは「若々しい苦み」が具材と合わさって一皮むけて「フレッシュ感」へと昇華した三つ葉の効能というやつでは?と思うのです。鼻腔にくすぐるだけでなく、背筋が通ったような清涼感すら覚えますがな・・・。香りをかいで・・・旨し!
【麺:やはり・・・つけ麺が一番だよな・・・な麺】
麺に関するコメントはダブるので過去レビ参照ということで、今回気になるところだけをピックアップ。
<過去レビ>
「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「つけ麺の方が、実家に帰ったかのような自由奔放な振る舞い感じてナイスですやん!」
1)感覚:やはりつけ麺メイン!ツケだれとよく絡む固め歯ごたえ!
やはり、つけ麺屋の麺!という感じで、これまで、遠回りして「ラーメン」「油そば」と食って来たのですが、それらも良かったけれど、一番落ち着き感があるのは、つけ麺だね・・・・。それに、中盛り300gまで無料というのが、他のメニューからしても、頭一つ抜きん出たボリュームサービスですやん!ちょいしたえこひいき。 〆られた麺は、前歯の刺さり具合も少し反発を覚え、また奥歯のすり潰し感にも20%増しくらいの抵抗感を感じます。そして見映え以上には感じない全粒粉ですが、表面のニュルリとした風合いが、よく鶏油主体のつけダレにからみます・・・。これも旨し!
【具:今回はスープ割りのみ!器を返すスタイル!】
1)スープ割(ここで初めて明確な魚介)
コールして器を返すスタイル。返却されたそれは、見映えはたいして変化がない?と思いますが、味わいとして、ココで初めて魚介の優しさコクの存在を知る思いです。なるほど・・・・この手で、塩そば、塩ラーメンも開発していただけないだろうかと思えるほど、抜きん出た割りであったと申しておきましょう!
※麺の特性&具のその他、チャーシューメンマ等の具は過去のレビューをご参考くださいまし・・・(三つ葉に関しては、上述)。
総じまして、朝・・・・食いたいなと思ったものは、脳裏のどこかで記憶しているものでして、忘れているようで、それに支配されて行動している自分を笑います。こちらのお店に最近ハマってますが・・・・、どこか、自分よりも大分に若いサラリーマンが一人で来店してるのが多くて、そういの自分の昔の姿やんと思えて、プチ仲間意識が芽生えたりする。丁度オレもこの時期つらかったな・・・・と思いつつ、オッサン心でエールを送りますわ!なので詠います!
今日も来た
朝から決めた
塩つけ麺
朝から決めた
阿佐ヶ谷決めた
お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!