ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン855】 鶏そば専門店 前略。まるきゅう (東京・池袋) 濃厚鶏太そば

【冷たい雨の中、珍しく連食しました・・・図らずも専門店巡り】

 とある平日の夜に「油そば専門店」で晩餐という運びだったのですが、アタクシの不勉強から量的に胃袋が満たされなかったのであります。仕方なくとぼとぼと、山手線内回りを池袋新宿方面へと急ぎますが・・・・、「やはり食い足りない」と欲望がムクムクともたげて来ました。ここは、開拓不十分な「池袋」を素通しで帰れんやろ! ということで途中下車いたします。

 さて、ここでいきなりですがこういう場合のアタクシの行動を説明しますと、いつもとあるラーメンアプリを使います。iPhone版「Ramen Map」なのですが、こいつは実に秀逸で、Google Map との連携など当たり前で、その現在地のエリア内の人気店をポイントの高い順に色分けしたピンが地図上に一気に表してくれます。そして更に、一番ポイントが高い店を赤いピンで表しまして、そのピンを表すと、Google Map に連動し、また・・・・Ramen Data Base のページにも連動します。

 そこでこの機能を使い・・・さて池袋で調べてみると・・・・・、実に赤いピンばかりやんけ! 片っ端から赤いピンをタッチしては消してを繰り返します。 すると「・・・・専門」などという文字を発見!それがこの店「鶏そば専門店 前略。まるきゅう」さんでした。おお!「鶏そば専門」やと! オヤジの心をわしづかみするこのフレーズ!! もはや巡礼気分で夜の雨降る池袋を歩きました・・・。 しかし、やはり冷たい雨の夜となると、先客「ゼロ」でんな〜。 少々寂しい思いもあり、テレビのバラエティ番組の音だけが、静かに店内に響き渡ります・・・。 静寂と寂しさを晴らすのもあってか、アタクシ、「濃厚鶏太そば」なるボタンをポチリと押させていただきました。 




【さらさら雨が降る夜に、コテコテベトベトなスープを頂く!】

 「太そば」なれば少々時間がかかるのは覚悟の上だったんですが、さすがに客はアタクシだけなのだから、配膳は早いのですな〜。7分程度で着丼です。いやはや、この麺顔!久しぶりにスープの独特な個性が・・・・アタクシの古い記憶と結びついたりいたしますわ・・・。


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「いや〜、いろんな濃厚を食ってきたけど、この鶏濃厚さは・・・・今は亡き・・・かつての天下一品総本店オリジナル「こってり」に匹敵でっせ!」


1)これまたかなりな濃厚白湯でお口がベトベト

  いや〜、この一杯のこのスープに「濃厚鶏」というレベルを勉強させていただきましたわwww。なんたって、鶏肉、鶏骨、その他いろいろな部位の煮出しがハンパでない次第です。しかも、このトロミの加減は、相当量のモミジを投入されていると思われます。スープ表面を一つ見ても、脂の層がうっすらと出ておりまして、膜がはるのではないかと思うくらいです。 麺をすするとか、スープを味わいとかするたびに、上唇に突いたスープがベトベトになりまして・・・テッシュペーパーを存分につかわないといけなくなるくらい・・・・。それだけ濃厚と申しておきます。

  しかしこれだけ濃厚そうなのに・・・・スープの色合いがとてもマイルドと感じるのはアタクシだけでしょうか? 池袋駅の反対側には、鶏塩?に近い濃厚白湯がありましたが、これもそれに近い?いや、少し何か醤油タレ感もわずかーーーーーに感じなくもないけれど。以前神戸で食した鶏骨スープともまた違った色合いでしす。 鶏のコクと言ってしまえば簡単だけど、もっとコラーゲン感とか、鶏の脂のクセとか、骨の髄とか・・・・そういうのがないまぜになっていて、処理がキレイ・・・・そんな感じかな?


2)鶏も濃いけど、塩も負けない力強さ!

  ただ、鶏が強い・強いだけではなく、さらに負けないようにと塩味がここでも頑張っていると思います。じわじわと塩気を感じるのでして、切れ味先行ではないタイプ。何なら、ニンニクを投入して、層の違う辛さのコラボレーションを図ってもいいかも? 元来薄味好きなアタクシですが、このくらいの塩加減ならウェルカムって感じですよ〜。甘ったるくならないのがいいね!


3)粒子が荒らそうで・・・・ざらつかない

  あと感心したのは・・・・ざらつきがない点かな・・・。これだけ濃厚だと、濾しきれなかった欠片が、多少入り交じってしまうとか想像するのですが、皆無でありまして、実にまったりと、舌にまとわりつくのです・・・。粗い粒子が見受けられない・・・。こういうところが、丁寧さを感じて好きなんですよね〜。


 ※味のまとめ:鶏のあらゆるコクを出し切ったかのごとく、まさに「濃厚鶏スープ」。コラーゲンもあり、塩気の力強さも感じます。




【さらさら雨が降る夜に、ヌチヌチ〜な剛麺を頂く!】

 一方の麺は、これまたスープに負けず劣らず・・・・非常に個性的な一品でございますな! ありそうで、ない・・・・・。というか、つけ麺用スペックでも、中々ここまでのは無いかもしれませんぜ・・・。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「 通常のシコシコという剛麺では語りつくせん・・・・ヌッチりヌチヌチ〜な感覚がええやん!」


1)ハリガネ麺でんがな! オモロイ!

  麺を撮影にとリフトします・・・・。すると、ずるずる〜っと箸に垂れ下がるようにお目見えするはずの麺が、多少「ねっちり」「ずっしり」という何時もとはちがった重さの感じ方を体験します。見てみると中太角麺スタイルがやや丸まったストレート麺?いや手もみなニュアンスも感じられます。されど、そのまま「ズコっ」と引き上げたかのような・・・・・・・、博多麺でいう「ハリガネ」ぶりを感じ取ります。この時点では、それほど手強いとは思っていなかったのですが・・・・。


2)独特の歯ごたえ!まるで外固たで芯がある?

  一通り撮影を終えて麺をすすり咀嚼をし始めるのですが、ここで漸くショーの始まりとなります。一言でいうと、「ここまでクッシリな麺は初めてやで!」ということになりましょうか? とにかく、外側が固めともうしましょうか、「カッツリ」とした前歯の処理でして、とてもスパスパ小気味好く千切れるという感覚はありませんな・・・・。そして、奥歯のすり潰しに入っても、芯を如実に感じまして「クッシリ」度が強く・・・・「グニリ」としたヌガーな部分を感じ入ります。外も固いけど、中もなかなかコシが強い・・・・。モチモチ麺とは誠に対極的でありまして、見かけよりかなり男性的なニュアンスをたたえますわ・・・。


3)濃厚スープにあるのに粉風味さえある気がする!

 しかし、この芯の部分がとても重要でして、麺の風合いをきっちりと感じるのです。この濃厚なスープの中にあって、麺の風味を感じるなんて・・・あまり他には体験したことないのですが・・・。ここにきて、この一杯の希少価値を見事に感じ入りますな・・・。いやはや、こういのもええです。


 ※麺のまとめ:外固しっかりアルデンテ感覚な麺が、個性的なれどスープとのバランスがとてもよい!






【具も個性的で・・・埋没しませんな・・・】

1)チャーシュー(二種類の個性)

  750円以上に楽しませてくれます。チャーシューも2種類別の個性を主張しています。まず片面だけこんがりと炙ったチャーシュー!もも肉なのかは不明ですが、半分だけカリッカリな焼き方で、反対側は滑らか・・・・両極端な仕上げが、歯ごたえの味わいの複雑さを咀嚼する度にアピールしてきますので、味わい以上に味わえる感覚! そして、もう一枚は、オーディナリーに調理されたバラ?なので、質実に脂を旨味として感じ食せる感じです。


2)メンマ

  スープ、麺、チャーシューとかなりぶっ飛んでたのですが、メンマはいたって普通の味わいで逆にホッとするやないの(笑)。味わいは、浅めで柔らかめの区ニャリとした歯ごたえのタイプ。麺とのからみが良くなるようなサイズのカッティングです。


3)海苔と刻みネギ、そして・・・・フレッシュ玉ねぎ

  これらも、一定の品質を感じますね・・・・。海苔も特別肉厚でもなく、刻みネギが山盛りになっているわけでもないですが、ないと寂しくなる。しかし、注目は、玉ねぎの微塵切りでしょうか。濃厚スープとのからみで一服の清涼剤となる役目もあるし、麺とのからみで面白い歯ごたえを演出してくれる役目もあるし、これは中々ナイスな選択と思います。


 ※具のまとめ: カリカリなチャーシューと、玉ねぎだけで、こうもパワフルな麺とスープに対抗していけるのか?といった感じ!




 総じまして、今回は、ライトな一杯と、ヘビーな一杯・・・・・しかも専門店つながりで連食たという不思議な夜だったというだけの話です。それにしても、エキストリームを体験したあとは、当然ながら一方の普通の鶏そばも食してみたいとおも思いますわな! 再訪問したいと思いますが、池袋駅をはさんだ反対側にも鶏の名店ありますし、これは迷う・・・・。 今回は、少し男気を感じる一杯を食してよかったよかった! なので詠います!



  濃くカタく
  男気感じる
  ハード系



  一方あたしゃ
  ナンパでドM?



お粗末!ということえで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。






followme