ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン915】 太陽のトマト麺 三田店 (東京・三田) アサリパイタン麺

【コレ食ったわけ:会議で昼飯食いそびれて・・・・付近の未訪問店に突撃ですわ!】

 議事録は大切なのであります!この年で自ら議事録下書きを作成するほど大切な会議。丁度正午で終了する会議というのは罪深く・・・・、事務局のアタクシは、頭が悪いので忘れてしまうまえに、会議終了直後から作成に入るのです。しっかし・・・・ラーメンレビューのようには議事録作成も進みませんわな(笑)。作成終わって発信完了したら・・・・午後1時10分ですやん(泣)。会社の食堂あと5分で閉店ガラガラ〜。ああ・・・・しゃあない。同僚に昼食外出を告げて「らーめん丸」へと向かいますが、されど・・・・満席&行列(号泣)。泣きじゃくって義塾方向へ走り出して出くわしたのがこの店!嗚呼・・・・大阪の福島以来の遭遇でんがな・・・・・。九州系のラーメンがあった場所にトマト麺が開業してるとはね。




【スープ:トマト麺の専門店らしからぬ・・・あっさり鶏白湯がなかなか趣あります!】

 それにしても・・・・・、トマトラーメン専門店に来て、鶏白湯を食うとは少しへそ曲がりな性格なのか・・・・。しかも、何を考えたのか、少し弾けてやろうと一番高いやつを注文したろうと考えこのメニューです。「アサリパイタン麺 880円」正直申し上げて麺顔は、大雑把(笑)。されどアサリがゴロゴロとしているところが期待をさせます。おそるおそるレンゲを沈め・・・・スープをすすり上げるとその味わいは・・・・


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「なかなか・・・・創作系でんがな!ライト鶏白湯というコンセプトも改めて考えれば挑戦的?」


1)旨味:あっさり鶏白湯がペッパー風?しっとりアサリが追いかける

 大体「太陽のトマト麺」のベーシックを知っているだけに、このスープ感は想像できんわね(笑)。トマトどこに入っとるねん!とまでは言わないけど、それににた、じっとりとしたトロミとか、野菜ニュアンスとか想像しますやん!それが・・・・真逆!(笑)。鶏白湯! なのにさらに追い打ちをかけるように、その鶏白湯の感じは通常のトロミ系とは真逆の、サラサラ鶏白湯!なんじゃそりゃ!アサリという海鮮に合わせたのか???

 味わい的には、鶏よりも最初はペッパー感かな。その次に鶏のコクがゆらりゆらりと感じられ、表面に浮かぶ油などを確認できる・・・・。そして、ようやくアサリのニュアンスが広がるという感じです。あさりは、酒蒸しが一番旨いと信じるアタクシですが、チャウダー系もなかなかイケると思っています。なので、このやさしくじんわりと広がる貝のニュアンスは、個人的には買いだな。

2)塩気:弱めな塩気にアサリだしが輪郭

 塩気は素材にゆだねているという感じで、とがった塩気がまるでない。むしろ味わい全体が丸いと感じます。そこを単調にならないように、ペッパーが少し効いています。淡い塩味にペッパーがすーっとひかれた感覚は・・・・、目元にアイライン!という感じに似ているかも。ペッパーがあるだけで、アイラインがひかれるだけで、とてもノーブルに感じるのですが・・・いかが。 


3)香り他:洋風な油香りと和風小松菜ニュアンスが同居

 ・・・・こやつ、何か香味油をひいとるな!されど、今回はさっぱりわからん。単純に考えれば色合いから鶏油かぁ??? そのゆったりと肉厚なコクは、洋風な感じを受ける。一方、対立軸がある。それが小松菜。これが和風な清々しさを放ち、異種格闘技のようなカオスを生み出しているのです。味や香りが複雑になれば失敗することが多いのだけど、計算されたそれは肉厚に旨味として感じることができるのです。




【麺:一言で表現するなら・・・・カッペリーニ風らーめん】

 一方の麺ですが、こちらもスープと同様に意外な展開にはまるかもです。一瞬、そのライト感につんのめりそうでしたが、スープとのバランスを考えればよく合ってると確かに思う・・・・。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「なんか・・・・スープスパ!って感じもしなくもないな・・・・」


1)風貌:白髪麺と呼びたくなる〜色白系の細麺

 この透明さを感じながらも色白な細麺は、スープからぼこっと引き上げたときは意外でありましたが、よくよく考えると実にスープに合っているし、見た目二もナイス!あまり・・・・ラーメンという感じがしないのですが、それはお店のコンセプトによる先入観なのでしょうかね・・・・。今風な上品さも感じながら、腹にたまらないなという感覚もなきにしもあらずです。


2)感覚:高加水&潰しこみ効くパッツリ系がモサモサと〜

 弱い腰つきな麺かなと思って前歯を差し込むと、一瞬のほどよい抵抗感のあとにスパスパと千切れる快感がひろがります。細いですから、そのスパスパ反発も折り重なるゆえに、輪唱のような楽しさがあります。加水的には高めな感じですが、強力粉比重が高めなのかモッチリ感があまりしないし、はたまたかん水の影響なのかは不明。されど、潰し込みが効いているような前向きなイメージ先行でして、スキなタイプです。麺同士のからみもすくなく、持ち上げると、もさもさ〜っと小さい玉になって浮かび上がる感じも独特・・・・。


3)スベリ他:要するに和風なカッペリーニだな

 写真に撮って思い出してみたが・・・個人的には、中華風カッペリーニ麺と呼ばせて頂きたい! これはバジルソースにも合うと思うし、トッピングの小松菜がなければ、どこかしらスープパスタ風にも感じられなくも無い。スベリが良さそうに見えて、適度な抵抗感もある。やはり、ひ弱に見えて実はしっかりしているとどこかが思える・・・・。




【具:おそらく、この一杯の費用構造の中心をなす部分】


1)アサリ(11コ!)

 アサリの数としては、満足といったところ。ひとつひとつ食してみても、なかなかプリプリと柔らかい仕上がりでした。そうそう、もう潮干狩りのシーズンだものね・・・・。まだ神戸に住んでいて、子供が幼稚園生だったころ、赤穂や姫路あたりの海岸にクルマ飛ばしてでかけ、潮干狩りしたっけ・・・・。家族の青春風景の一こまを思い出す。あの日の帰り道にも、やはり家族でラーメン食ったな・・・・。たしか豚骨。アサリの旨さは、ふっとあの頃の思い出にタイムスリップさせてくれて、仕事の合間に、貴重な安らぎを与えてくれます。


2)小松菜(茎だけ多め)

 それにしても茎がやたら多めやんけ・・・・といいつつ、「茎が旨い」と唸る!葉は、トマト麺のほうに、茎は鶏白湯のほうにという計算された使いわけなら、大いに結構!これも妙にコショウと相性が良い食材なのな。野沢菜にコショウをふっても意外に旨いし。

 考えてみれば、チャーシューもメンマもない逸品。ますます・・・・スープパスタな感覚。




 総じまして、今日もいろいろ述べましたが、今の季節がベストな一杯・・・・そのアサリラーメン。これ食ったあとオフィスにもどる最中、強めの日差しを浴びて、数年前の家族で行った潮干狩りをもう一度頭のなかで反芻します。時の経つのは本当にあっという間。その時々を思いっきり楽しんだり、苦しんだり、笑ったりした分だけ、思い出も豊かになるし、切り開かれてきた事実も再確認できます。だから、またこれからもめげずに頑張ってみようかと思いながら再びデスクに付きました。道中に頭に浮かんだことをメモを記してさあさあ仕事!なので詠います!



  過ぎ去りし
  幼き手を引く
  潮干狩り


  今武蔵野で
  DS三昧


 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!





 


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