ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン742】 麺や七彩 東京ラーメンストリート店 (東京・八重洲) マイルド・ターキー<クリスマス期間限定>

【日本一の変わった朝ラーを求めて・・・今日も八重洲口】

 前回の朝ラー訪問からかれこれ一カ月程度の間が空いたことやし、「そろそろドSな朝ラーメンでも開発してへんやろか」と、ドMなアタクシはひそかに期待する東京駅の朝なのです。妙な気持の高鳴りを抑えて訪問する朝7時台後半。興奮が驚きに変わります。

 「なぬ!満席やんけ!」

 しかも普段朝は使わない奥のボックス席にまで客が埋まっとる!その信じられない光景に、七彩の苦労が報われたと涙ぐむのです(・・・・だって最初のころの朝ラータイムは閑古鳥やったんですよ・・・・)。とか思ったけど、何か取材を受けているらしく、テレビカメラやら、商品撮影やら奥の隅っこで業界風の人が活動してはります。その影響かも???? ま、ええわ・・・と気を取り直し、券売機前のPOPにまた驚く!

 「クリスマスラーメン!」





 白い恋人たちをイメージしたような、またパーティー気分を演出したような、またまた名古屋をオマージュしたのやら、ちょっと意味不明な麺顔にしばし呆然ですよ・・・。しかし1200円でっしゃろこれ。

 「こいつ、お財布にもドSやったんか!」

 そう思うと、こっちのドM魂に火がついてしまって、結局これのボタンを押してしまいましたよ・・・。まんまと、本日一日のお小遣いを全部食われてしまいました(号泣)。




【まだまだ驚かせる!そんなの聞いてないよ〜・・・・】

 この店先のPOPでも「朝からヘビーやな〜・・・」と少し後悔の念が浮かぶカウンターに席するアタクシです。「やっちまった・・・・。」とちょっぴり凹んで、隣の客人がすするショウガ風味の醤油ラーメンにしといたらよかったかなーと横目で眺めます。取材対応も大変やろな・・・・と少し時間がかかった10分ほどで、配膳完了です。しかし、一品多いがな・・・・・。

 「今日の七彩は、ドSぶりがスゲーなぁ〜」

 ライスボール2個!これセットらしい・・・。そんなん一言もPOPに書いてないがな・・・。と思いつつ店員さんの説明を半分馬耳東風状態で伺います。ご飯のフライであるが、このまま食べるより、最後のスープに投入して食してくださいとかそんなことをおっしゃってました。手羽先の骨入れの器もセットされて、朝からアタクシのカウンターだけがディナー状態になっとります。




【ドSが一転、マイルドなスープ!ちょっと出会ったことないがな!】

 相当朝から胃袋が悲鳴を上げそうなので、スープは抑えておこうとおもってネガティブスタートですすったのです。しかし、これが意外とアタクシ的にはナイスでして、見た目以上にライトで救われた思いがいたします。洋風に白濁なので「白湯」というまったり濃厚なのとはまた違うのですが、さらさらしているのに、すんなりとしたコクが確かにあります。

 カシューナッツペーストのマジック?軽やかコクが新しい発見です!」

 ベースは塩スープ系なのでシャバさは否めません。鶏系の清湯のすっきりした味わいに、わざとに、まっさらな画用紙に絵の具をぶちまけたかのように、カシューナッツペーストが一面を覆います。その上に、市販品のパルメザン粉チーズがパラパラと降りかけられていますので、味は洋風、スープパスタなニュアンスが全体を覆います。ブラックペッパーと卵黄を混ぜれば、軽いカルボナーララーメンができてしまいそうな勢いです。(この味わいは、汁なし系やったらハマるかもしれまへんな・・・)

 この鶏は七面鳥を使用とのことで、七面鳥をダイレクトに感じることはなかったのですが、コクに特徴があったのかもしれません。この鶏のコクを最初に感じた後は、それ以降、カシューナッツの塩コクと、パルメザンの塩分が支配します。そして、意外に、トッピングのフレッシュ玉ねぎのエキスが若干別の甘みと苦みを与えてくれて、少し清涼方向へと後味を向けてくれます。スープの全体印象としては、重いと思わせてするすると飲ませるので、面白い取り組みかと評価いたします。完全に洋風となっていないのは、やっぱりどこに、魚介やらが効かせてあるからなのでしょうか・・・。ともあれ、スープパスタと、洋風ラーメンのキワキワな先をバランスよく踏まえているという感じを受けました・・・・。

 ※味のグラデーション:カシューナッツペースト>七面鳥清湯>パルメザンの風味>トッピング影響(玉ねぎ)>その他



【益々、和風フィットチーネに見えてしまいますな・・・その麺】

 見慣れたいつもの麺ですが、白濁スープと洋風に振れたニュアンスにつき、その見栄えはいつもと違って見えます。

 「和風フィットチーネ!」

 そう思うと益々、この味わいは「汁なし系」の方が合うのんとちゃうのん?とか思えます・・・・・。さりとて、意外にスープにマッチしていたから趣深い麺ですな・・・。この麺は、個人的には言い尽くしていますのでちょっと説明を端折ります。ポイントは以下の通りです。

 ※麺の感覚
  ・表面のスベリが強い傾向、表面薄皮一枚程度のふにゃり感、中心部分のモッチリ感、
  ・小麦の風味というより麺全体の反発で楽しむ傾向
  ・単品には見栄え的は素朴的なのですが、このスープの中では「フィットチーネ」的。いわゆる高反発フィットチーネ

 ※麺の形状
  ・「うねり」は普通にあるという程度、それにあわせて「よじれ」も普通、全体的に「波打つ」見栄え。
  ・麺の切り口が、「オーバル」タイプで、その大きさが不均一。
  ・これらがあいまって総合的に「素朴」に目に映る。
  ・色合い的に自然な薄黄色が個人的には好きなタイプ。




【一度、名古屋の人に、食べ方を教わりたい〜手羽先】

 トッピング的には「手羽先」に印象が絞られますな〜。結構しっかりした手羽先でして味のしみ込みも強い傾向でした。甘辛く香ばしい系統で、醤油が油で焦げた風味が食欲をそそりますし、熱々でグッドです。

 「ただ・・・・手がべちょべちょになるので・・・・紙ナプキンを大量に使うことに・・・・」

 紙ナプキンってこういう油にペッタリと付きすぎるので、思うように拭きとれないのよね・・・・。なので苦労しました。本当は手羽先って、横じゃなく「縦に向けて」一気に口に入れる、そして歯で一気に骨からこそぎ取るように引く・・・・のが通の食べ方なのだそう。ものは試してとやってみましたが、あえなく失敗(泣)。あまり歯が強い方ではないので、途中で断念し、素人の食べ方をしてしまいましたが、だれかちゃんと名古屋の方にレクチャーしてほしいと思っています。味の方は、「これはビールに合う!」という深い味でして、早めに食べてしまうことをお勧めいたします。なぜかというと、スープに浸かりすぎるとますますベチャベチャになって様が悪くなるためでして・・・。旨いので鶏好きならお勧めです。

 「意外と生玉ねぎがええ仕事をしとる!」

 まったりとしたスープにあって、一息つける部分ともうせましょうか・・・。この玉ねぎのフレッシュ感が、とてもいいです。スープと一緒に混じってたべてもよし。麺に絡まってたべてもよしでして・・・・・ここは、七彩さんのセンスをアタクシは買います!

 「ラーメンの中のクリスマスイルミネーションがかわいい」

 水菜が「もみの木」、赤い調味料(中国の?)が「ネオン」と見れば、とてもかわいいと思いませんか?クリスマスラーメンをちゃんと表現してますので、オッサンとしても心が和みます。その一方で、年末の忙しさの訪れをひしひしと感じ取るのですが・・・。

 ※具のおさらい:手羽先2本、フレッシュ玉ねぎスライス、水菜、赤い調味料(名前知らず)、パルメザンチーズ



【ライスボールと対峙する】

 さて、麺を平らげスープも半分となったところで、ライスボールを投入し始めます。その前にパクっとそのままひと噛み・・・。中は、薄味なご飯玉でして、軽く卵と塩コショウが混じっている感じです。それが油で揚げられて卵部分が固まった感じ。そして、お言いつけ通りに汁に投入します・・・。

 しかし、汁に投入して自然に崩れるというようなヤワさは感じませんね・・・。レンゲの底を押し当て潰しんがら4〜5等分程度に割って、汁を欠片に汁をしみ込ませながら食するという感じになります。

 確かに旨いのだけど、飛び上がる演出!とまでは行かないというのが正直なところかな・・・。このライスボールなら、とろけるプレせスチーズを一切れ中に入れて、ケチャップでいただき、ビールで流し込むというのも、旨そうと思うのですが・・・。しかし、二つあるので、満足感はありありですな。結局、スープも完全に飲み、おなかパンパンという具合になります。




 総じまして、やはり朝の七彩のパワーを再認識した次第でして、朝から繰り出す限定パワーにはたじたじでございます。また懲りずに、定点観測を重ねていきたいと考えてます。八重洲のサラリーマン雑踏で熱い視線送っているオッサン・リーマンおること忘れんといてやご店主〜♪(ドS、ドSと連呼してすんません、愛です愛!) なので詠います!

 三度四度 
 五感六感
 働かせ

 七彩おとづる
 八重洲変態

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。



関連ランキング:ラーメン | 東京駅京橋駅二重橋前駅


followme