ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン740】 中華そば・つけめん 甲斐 (東京・久我山) 味玉そば

【東京ノスタルジックラーメンを求めて・・・今日は京王井の頭線

 関西にいるときから、「ぶらり途中下車の旅」を観ては、「京王井の頭線ってええなぁ〜」っと思っていましたが、この界隈に住むのは夢だった・・・。と思いつつラーメン探訪で向かう気分も何となく朗らかです。最初何となくネットで見かけたこちら「甲斐」さんの一杯の写真が、妙に心和みまして本日は、心のブックマークを解きに参りました。井の頭線の踏切がカンカンいうすぐそばにある、鋭角に尖った角地のお店。比較的小さい店舗に先客全員40〜50代のサラリーマン!お互い、白髪ぼかしに毎朝苦労しまんな!と肩を叩き合って徳利を交わしたいような連帯感を覚えます。もうおそらく数回通う店と踏んで、定番の中華そばをチョイス・・・・しようと思ったけど、味玉プラスでお願いいたしました。



【飾り気がないね〜♪麺顔もスープも、ええ意味で!】

 券売機の上にあるテレビ画面を客と店主が静かに見つめますが・・・・バラエティー番組です。こういう罪ないコンテンツが妙に心地よく静かに時がながれまして、「ピピピピー」というゆで上がりサインの音がするのもあっという間です。かれこれ7分程度はこのようにあっという間に過ぎて行きます。そしてご対面・・・・

 「麺顔が雑多で愛嬌ありまんな・・・」

 麺を上下に整えて泳がしながらスープに浮かべるとか、メンマの方向性を揃えるとか、海苔を立てるとか、チャーシューを中央にデデン!と配置するとか・・・・、そういう演出は最小限です(笑)。あえて言うなら、海苔の三角形が「なんでそこだけ気合い入っとんねん!」と突っ込みたくなりますが・・・・・、悪い気はしないんです。いわゆる「和み系ラーメン」の感じがふわふわと漂います。それでもってスープをすすりますが・・・

 「飾り気なくすーっとこっちの間合いに入って来るような親近感ありまんな!」

 ・・・と感じます。醤油由来のカエシがピシィーッ!と決まっているというのでもない。煮干しで濃厚すぎるほどに旨味を効かせるのでもない。丸鶏や鶏ガラで芳醇なコクを演出するのでもない。しかしそれらが、ちょっとづつ配合してきてるような「バランスの良さ」は感じ取れますね・・・。

 緩やかな濁りで優しくほのかな煮干しを感じたレンゲの一口目。ゴクゴク飲んで遠くに醤油のエッジングを発見する直クチつけの二口目。残りの少なくなった時、溜まった成分で若干スパイシーさを感じた最後の一口。いろいろと注目しようとするパート毎に感じ方が変わるけど、変わっているのは明らかに食べてであるアタクシ。レビュアーの不確実性を露呈してますが、だからこそおもしろさもそこにある〜♪ 滋味な一杯かもしれませんが、よくよく味わうと旨い一杯ですよ!

 ※味のグラデーション:煮干し系なやわらかさ>醤油由来系カエシのエッジ>鶏ガラのコク>スパイス??他



【麺は、もっさりした風合いが特徴ですかね・・・・】

 さて麺の方ですが、一口で言えば・・・、

 「若干もっさりしたところがまた、「素朴」と受け取れてグッドですよ!」

 殆ど丸い切り口(丸麺)にしか見えないのですが、よくよく見ると四角い麺が膨れただけでして、コレまた意外。そして緩〜くウェーブがかかっているのが見て取れて、捩れはあるかないかのお姿です。太さはまさに標準タイプです。軽くリフトすると、思いがけず多くの分量がリフトされて驚く!(塊ではないのであしからず) すすり上げると表面はざらつきありそうで実は滑らか。滑らかだから加水は高めかと思いきや・・・・・そうでもない。潰し込みが高くないのだけど、加水はやや低めと感じるものの・・・・中加水の範囲は超えませんな。風味も少し感じることができて、そういうところが見栄えとマッチして「素朴」と頭の中で結びつくのでしょうね。

 そういった素朴を感じながら、後半は無我夢中でただ麺を喉奥から胃に落とし込む一連の作業をただ繰り返すだけでした。前歯でクチ・・・スパっと瞬時に噛みちぎり、奥歯でクニリとすり潰し、その感にスープと麺のグルテン融合体を味わい、最後はストーンと嚥下するだけですわ・・・。

 ※麺の感覚:「もっさり」感すこし=素朴。潰し込み緩やかなれど、矛盾して密度感あり。感覚的な勝手解釈。
 ※麺の形状:緩やかウェーブに捩れ少なし。角麺膨れな切り口。色合いは健康的な薄き色。



【具は、特筆ないようで・・・それが特筆(皮肉でなく、ネガティブでない)】

 デフォで600円の一杯ですから、極端な高品質な具材を求めてはいけませんよね。そういう600円のレギュレーションで考えると、それなりな十分範囲かと思うのです。理由は、チャーシュー。バラ肉でもう少し入ってもいいような感じもありますが、直火焼きに発生する香ばしさを感じることができて旨しと思いましたよ! 一方で海苔は、やっぱり小さいね・・・。それなりの品質でした。メンマは、コリコリ演出ではく、やわらか演出な傾向でした。

 一方、オプションの味玉は、一定に評価をいたしましょう! 中身の黄身はゲルタイプで、くっさりとした歯ごたえで、味の染み込みを感じ取れ部類です。中身が艶っぽくトロ〜っとしたのもいいですが、こういった古風とも思えるというか、味噌漬け(じゃないけど)風とも感じ取れる固めの黄身(固ゆでじゃないよ)が、これまた素朴で旨いと思いますもん!

 ※具のおさらい:チャーシュー、メンマ、海苔(少し)、薬味ネギ、煮玉子(オプション)



 総じまして、大人が喜びそうなノスタルジックラーメンがここにある!という感じですね。それでいて、古ぼけたようでもない!基本的なラーメンともうせましょうか・・・。どうりで、先客が同じ輩ばかりなわけですわな・・・。井の頭線で急行に飛び乗れば・・・・すぐそこは、若者が賑わう吉祥寺。そんなロケーションながら、ちょっとアットホームで落ち着いた久我山界隈が、アタクシは好きです、やっぱり・・・。あこがれの街、京王井の頭線界隈で、オッサンお気に入りの一杯を堪能したという話でした・・・。なので詠います!

 くつろぎて 
 待つ甲斐ありて
 堪能す

 ノスタルジー
 夢の一杯
 
お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。



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