ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4652】 三鷹大勝軒 (東京・吉祥寺) 中華麺 大盛 + 生玉子 〜路地裏奥にひっそり潜む・・・王道がっつり永福町系旨さの伝道!歴史を知る旨さ!

街の片隅・・・路地裏奥の隠れ家的な大勝軒
 生まれも育ちも関西な私が、当初全くハマらなかった割に、東京に移り住んでからどハマりしたのが「大勝軒」。数年前に東京都内を大勝軒求めて行脚いたしました。以下ご参考まで(ちょっとまた見直し必要ですが)。
   一言で大勝軒と言っても少し系譜の違いはあるわけですが、中でも永福町系は特に個人的に当初はハマらなかったっけか。ところが東京生活が人生の半分以上となって、味覚と感性が変わったのか・・・マジで急に分かるようになったわけです。魂を売ったのかと友人には言われたけれど(笑)、事実そんな感じ。最近急にまた食いたくなり始め、いっそのこと永福町の総本山に向かおうと思いきや、どうせ大行列だし時間もなかったので、井の頭線乗らずに今日はその起点にある吉祥寺のお店へ・・・。それが三鷹大勝軒。吉祥寺にあるけれど、移転する前は三鷹にあったのでそんな屋号。そして移転する前も後も・・・分かりにくい場所でひっそりと営業スタイルです。
 

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<全体> まさに永福町系大盛の美学!銀のトレーにデカ丼とデカ蓮華!素朴な麺顔にカメリアラードの艶めき!

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 おおお!人によっては洗面器と揶揄されるどデカい丼!。写真では縮尺がわかり難いがレンゲもまたデカくて少し重みすら感じる!。そして何と言っても銀色のトレーに収まる全体像が素晴らしい永福町系の形式美!。こちら、並盛・中盛・大盛と、麺量のバリエーションあって丁寧何だが、大盛にしかこのシンボリックな銀色のトレーが付かないルール。永福町系スタイルを堪能したいのもあって、やっぱり今回も大盛とさせてもらいました。へへへ・・・熱々の湯気から立ち昇る煮干しの香ばしさが堪らん!それに見栄えは素朴ながらもスープには艶めきあり!カメリアラードの艶と申しましょうか・・・まさにティピカルな永福町系譜!。
 

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<スープ> ラードの豊かな豚コクにやや濃ゆい醤油感?旨味の中にチリリと香ばしい煮干風合い!

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 ひと口啜ると安堵を覚える煮干しの味わい。まさしく定番です。煮干し感覚は、令和時代となってはライト煮干と明らかに分類されますが、苦味は薄めで香ばしさとすら感じる程度ですが、どこかエッジの強さがある様子。個人的には、醤油ダレからくるカエシのニュアンスと、微妙に浸透するペッパーの感覚にその煮干しが結びついた感覚です。それが一瞬で変換されると、「煮干しが軽くても香ばしい」と感じるかと。もっと言うと、煮干しとカエシの感覚にはチリリと感じる刺激を妄想しそう。
 

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 そしてそれを取り巻くのがカメリアラードです。ベースの豚の煮出しは仄かなれど、このカメリアパワーが、一気に豚コクを上質なまでに引き上げる。動物系なのに煮干しをマスキングするどころか、混じり合って旨さ共鳴ですよ・・・。昭和の馴染んだ味わいのはずが、令和で斬新に映る豚煮干し感かも?。ティピカルな永福町系なら柚子皮風味が欲しいところだが、味が濃いめだから少し影を潜めるが・・・それも三鷹大勝軒の個性としてはアリですね。
 

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<麺> 草村商店!永福町系のシンボリックな多加水細縮れ麺!柔めの仕上がりに出汁が絡みつき滑らかな食感!

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 ごめんなさい。10年前以上の頃の私は、この麺が全くハマらなかったのです。麺類全てにコシを求めていたステレオタイプだったものでして・・・。今では出汁が麺に浸透しきった炭水化物の旨さを知った感覚です。腰が弱いのをしなやかと例えるわけじゃないが、確かに柔い多加水縮れ細麺。まるで風まかせに柳が揺れるかのように、出汁の流れに揺れつつそれを纏う。そして出汁の成分や薬味を貼り付けます。更に出汁そのものを濡れて貼り付かせるかの如しでして・・・まさしくスープを絡ませて持ち上げる感覚!。滑りも良好で前歯でプツプツちぎって奥歯で噛み締めると、唾液が溢れ出す!。
 

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<生玉子> 当然つけ麺風にアレンジ!生玉子のフレッシュさに・・・麺に染み込んだ出汁味が染み入る旨さ!

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 へへへ・・・もう永福町系で生玉子を付けずにはおれません。麺を浸してつけ麺風に食らうのです。熱々の麺を投入して少し放置しましょう。生玉子は完全に溶いてはいけません。卵黄と白身が多少分離してるのがベスト。そして麺を入れてからは、白身に微妙な熱での固まりを生じるのを待って食らうのが最高です。白身が固まる部分は麺に貼り付き、卵黄は他の麺部分に絡みつく様子。それを、出汁を吸い込んだ麺諸共に一気に啜り食らうのが・・・永福町系のダイナミズムですな!。マジおすすめかと!。
 

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<チャーシュー> 周囲は醤油ダレがしっかり効いて香ばしき!中はスカスカしながら出汁を吸い込んで旨し!

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 今更だけど・・・ロースなのだね。多少脂身が差してるのだと記憶違いしてた様子。総本山のイメージとダブってた:汗。これもまた素朴な贅沢感って感じです。肉厚な煮豚。周囲は醤油ダレがしっかり浸透して香ばしい。その一方、中は薄味・・・むしろスカスカっとしている感覚ですが、煮干し出汁を吸いカメリアラードを濡れて纏わせ、噛み締めるとそれらが合わさって旨し!。煮干し香ばしい淡麗豚肉って感じ???。ううう・・・一枚じゃ物足りないから、次回はチャーシュー麺に決まりかもね。
 

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<メンマ> 安寧のスリムな短冊型メンマ!薄味仕立てで細縮れ麺に絡んでバランス良い旨さ!

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 ま、定番のメンマですが、永福町系スタイルにあれば、ちょっとプレゼンスが上がるかも。薄味でスリムな短冊型で、スープと良く絡みながらも相性が出汁と良いです。旨さに調子にのて無理矢理麺に巻き付けて食らうほど・・・。
 

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総じまして「路地裏奥にひっそり潜む・・・王道がっつり永福町系旨さの伝道!歴史を知る旨さ!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。人影少ない路地裏でこのコロナ禍でもランチタイムは満席状態。コアなファン惹きつけてる様子で実力うかがえる旨さ!。決して玄人好みじゃなく若者にも伝わる旨さかと!吉祥寺ランチなら激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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