ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン717】 旬麺 しろ八 (東京・新宿御苑) 塩らーめん

【好きな事から、繋がる楽しさ、この醍醐味も味わいなり!】

 ほんまに、好きな事から人と人が繋がるというのは楽しいものです。仕事でも、趣味でも!今回の訪問は、この「繋がった人たち」からおすすめを頂いて、素直に行動に移しました。ネット型データベースによるプロファイリングもええねんけど、やはり人のぬくもりには・・・どっか勝てへんもんあるわな。昨日、神田磯野が気に入ったんなら、ここも好きでっしゃろと、人生とラーメンの先輩がおすすめだったので、今回は、塩らーめんをチョイスです。それにしても・・・こちらは、第一印象から、良かったです!つまりですね・・・

 「その店のホスピタリティって、入った瞬間に何となくわかる」
 「店を出る際は、もはやホスピタリティとすら感じなくなる自然さ」

 ・・・そんなもんを感じながら、食後ゆったりとした気分で、新宿御苑からJR新宿駅まで悠々と気持ち良く帰ることができましたわ・・・。




【分かりやすい、淡麗系・崇高系・・・・塩らーですね・・・・】

 L字型の大きめのカウンターが印象的な店内。清潔感もありありです。先客5名がええ感じで散らばってて、こちらもゆったりとした気分で食券を渡します。混雑ピーク時じゃなかったのもありますが、ほのぼの雰囲気で2名のスタフ同士の会話に聞き耳をたてながら・・・・、割と早めの8分程度で配膳完了でした。なかなか、丼のデザインなど鑑みると・・・・ニューウェーブな崇高系やなと、勝手にほくそ笑んでから、レンゲを投入し、しずしずとスープを味わいます。さて、その印象はというと・・・・

 「分かりやすい、また雑味排除の鶏豚すっきりスープ!」
 「いやいや・・・貝柱のニュアンス効かせるじんわり系塩スープ!」

 ・・・など、唸ると同時にコンセプトの明瞭さに、「すとん!」と頭の中が整理される気持ちよさが漂います。人間でもラーメンのスープでも、「こいつは分かりやすい!」という要素は、何にしても得なんです。余計な推察がありませんから、旨さに最初から没頭できるというもんですわな・・。

 鶏>豚な感じで動物系の煮出し方が丁寧です。少し濁った感じがするのに、とてもキレイと受け取れますからね。霧か靄(もや)のような塩スープのボディーとなっております。ここで秀逸なのは、「貝柱」です。箸でひとつまみ程度、トッピングに貝柱がありまして、この点も分かりやすい!どうせ感じてほしいんやったら、冒頭で語るというのは、プレゼンテーションの極意でっせ!この動物系の旨コクだけでは説明できないニュアンス&深みは、・・・・貝柱の個性と出汁なのです。塩らーにこの組み合わせは、鉄板ですな!

 当然、ぐびぐびと最後までスープを平らげさせていただきました。しかし、その量わずか・・・・。なぜって?? それは、あまりにもハマったため、アタクシが食する途中でレンゲですくいあげすぎて、胃の中にすでに入ってしまったからです・・・。

 ※味のグラデーション:鶏系コク旨味>貝柱の出汁ニュアンス>豚系旨味>節系香り少々>その他



【麺は、ハードスペック!しかし、これもユニークさありあり!】

 端的に言ってしまえば・・・・中太平打ち縮れ麺。でもそれだけでは語り尽くせないな! 何といってもその「ハード」さが独特・・・。外だけ、また中だけが固いというのは良くあるけど、全体的に強いコシと感じるその剛麺ぶりは見事です。されど、暖かみがあるというか・・・・ぷりっとした個性も持ち合わせているんです。

 「剛麺やけど、前歯でスパスパと千切れる快感があるから、気持ちエエのやね!」

 ・・・とアタクシ個人的には感じてます。一見・・・強い玉子麺のようにも感じるのやけどね。さらに・・・

 「縮れだけやのうて、捩れも強くて、ダンシング!」

 ・・・口に入れてからの舌に与える抵抗感がええねん!表すべりが強いので、あっという間に喉の奥に落ちるタイプなんですが、ずぼずぼずぼぼぼぼっ・・・とすするのと、嚥下までの間で、口の中で麺が踊り狂うというのは言い過ぎか・・・。しかし、まぁ・・品質良いし、楽しみも多いという感じです。

 ※麺の感覚:加水中から多、潰し込みも相当強く、コシを楽しむ系、すべりも良し!
 ※麺の形状:中太平打ち縮れ麺、当然縮れ強し。捩れも強し。黄色くピカピカした見た目も素敵。



【今日の小松菜は、千葉県さんのある農家の作品です】

 個人情報がうるさいご時世なので伏せときます。契約農家か・・・しらんけど、産地を記載してはりましたわ。無化調をうたってますので、そういうところ、敏感でもあるし、アピールも忘れへんということですよね。なかなか、短めの変わったカッティングでしたが、軽い熱通しで自然な苦みも塩スープに合っていてグッドでしたよ。

 バラ肉チャーシューは、言うことなしですわな・・・・。塩ダレ系の味付けでしたし、肉汁が程よくスープにも溶け出すように、ええ感じでとろけます・・。根切りもやしと、茎ワカメ??根コンブ??の千切りもナイス!薬味のネギを座布団にして・・・非常に可愛い煮崩れ貝柱が御神輿のように鎮座いたします・・。

 ※具のおさらい:千葉県産小松菜、バラ肉チャーシュー、根こんぶ千切り、ネギ、貝柱水煮少々。




 総じまして、麺もホスピタリティもグッドでして、ええ思いさしてもらいましたわ・・・。アタクシ、箸を最近持ち歩いておりまして、配膳の瞬間、「あ!お箸お持ちですね!食べ終わりましたら、洗いますからご遠慮なく」と言われました。さりげない気配りがええね・・。この対応は、初めてじゃなく、実は2軒目なんだけど、今回はそこから尾ひれがつきます。箸の模様、箸入れ袋の文様のうんちく、今後マイ箸持参のお客が来たらどのように対応すると気持ち良いかとの意見伺いなど・・・・。この一連の会話を、食洗機でアタクシの箸を洗ってくれている間、さりげなく会話してくれました。本当に、ほっこりするお店でして、ええわ・・・・。これは再訪問必須でしょうよ!なので詠います。

  ありがたき
  縁が広がる
  しろ八は
  
  麺配りつも
  心を配る

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。




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