ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン673】 煮干しらーめん玉五郎 本店 (大阪・天満)特製煮干しらーめん 〜本当にありがとう。大阪での出会いに感謝な一杯です

<大阪の思い出>

【お世話になりました!玉ちゃん!!】

 この一杯には、ちゃんとケジメ的なことをしておきたくて・・・本日は天満の本店に出没です。思えばアタクシにとって大阪でのラーメンレビュー以前に嵌った一杯。いつかはこんな日が来るなんて、分かってたことよ!この3年間で店舗が2倍以上に増えまして、すっかり大阪を代表する一杯の一つなんやけど・・・・、最近はすっかりこのエリアも競争が激化してますね。個人的には、会社の人事上・・・・大阪の所属部門の人間として最後の夜に、一人ストイックにこいつと共にいたしました。大阪ラーメン事情にご精通の方々ならお分かりと思いますが、いたって定番な選択で肩すかしでしょ?とまあ言いつつも入店時は満席状態で、偶然1席空いて滑り込みというラッキーさ・・・。美女と野獣のようなカプルやら、サラリーマン同士とか、アタクシみたいな単独行動野郎とか・・・広く愛されてますねぇ・・・。記念だから・・・・「特製煮干しらーめん」で決まり!



【当たり前でいて・・・・ここでしかない定番な味わい!甘系煮干し豚骨!】

 豚骨魚介と言い切ってしまっていいのでしょうが、なんか関東系の「豚魚」とは明らかに違うニュアンスとそのDNAを感じざるをえませんわ・・・。大阪は出汁で食わせるのが好きで甘味と旨味がシンクロするのが好まれる土地柄。ゆえに関東輸入のいくら本格的なものをそのまま持って来ても、辛いと思われるだけのような気が・・・。そういう関西人のツボを見事におさえた関西系豚骨魚介と言い切ってしまおうか・・・・。煮干しの苦みを排除し甘み一本で香ばしく味付けした・・・・ライト出汁系豚骨には良く合う!と申せましょう!

 「しかし・・・・真似でけへんねん、この味わい・・・」


 真似ができないというのは、プロでも作れないと言っているわけではなく、仮にこれに似たもの、または同じものをどっかの店が作ったとしても「玉五郎のパクリやんけ」とすぐに分かる!だから真似できないほど・・・と言いたいわけ。味の輪郭としては、最初魚介系の油膜がふわっと風味をそそり、鼻孔を駆け抜ける・・・。そして少し薄めのマットな豚骨スープボディーをビッチリと感じたかと思うと同時に、煮干しの甘みが・・・ぶわーーーとクチの中を駆け抜ける!そこには、関東の苦系ニボやんの欠片もない・・・・きつねうどんのお揚げさんの煮汁と同等の風味と甘み濃さを感じますわな・・・。

 そして微かな粒こしょうが実はええ仕事をしとるわけでんな・・・。肉厚チャーシューの味の仕上げとしてパラパラと微妙に振りかけてあるだけなんやけど、この純和風の対局にあるシーズニングが、味のクリッピングポイントを作ってくれて、また飽きがこない。後半なんて、わざわざ粒こしょうをすり潰し器で追加投入したりしますもん!いつ食っても、何回くっても・・あきまへん。もはや、支店同士や本店同士の微妙な違いがどうのこうのというのもあほらしく思える・・・。

 ※味のグラデーション:魚介コク>ライト豚骨>煮干し甘み強>粒コショウの風味とピリ味>他
  この味は、目隠ししても、大阪ラーメンファンなら多くの方が分かる!




【意外と・・・ここのらーめん太縮れ麺がキレイやとは、気がついてへん】

 ・・・と個人的には思うのですが。加水程度が中からやや多の方向でして艶やか!そして良く見るとギラギラしとる麺でして、意外とガッツリ系なと見過ごす感じ・・・。普段地味なロハス系な女子が、何かの拍子で近くでよく見たら結構カワユイ!と感じるアレとにとるな・・・・(アレって何だ?)。

 まあ、言い尽くされた言葉でいう「クッチリ」と「モッチリ」の両方というか間というか・・・・そんな感覚。芯なく全体の弾力で感じさせる定番の麺です。縮れが強めで太目。これが玉五郎のらーめんとすぐ分かる言わばトレードマークのような麺!一気に・・・、ずぼぼぼぼぼぼぼぼーーーーー!!!!とすすれば、うねりが暴れながら・・・そして踊りながらクチに感触を与える快感!幾多の大阪人がこれを食したことか!大阪来たらいっぺん食ってみなはれ。

 ※麺の感覚:加水が中から多めで、もっちりと、くっちりが共存。すべりよく、ダンシング!
 ※麺の形状:らーめんとしては太目でウネリが強い縮れ麺、丸麺で微妙に手もみ風な風合い有り。
  はい!大阪名物の一つとして食べなはれ!




【何回でも言おう!チャーシューが美味いのだ!】

 最近、ロース肉ともも肉の区別がつかんようになった(汗)。この程よいカスカス感!脂の抜け具合がもも肉と理解してますけど・・・・誰か教えて!きめ細かくて肉繊維が歯切れよいので魅了!しかも、単に柔らかいのではなく、肉食ってるという満足感もありますし、分厚目な切り口がまたそそります。粒こしょうのかかり具合がええね!肉の風味と煮干し出汁がペッパー風味とはアンマッチのようで、実は良く合うのです。今日は特製!大ぶり3枚のサービスでっせ(泣)。

 あとこの玉五郎の煮玉子!このオレンジ具合と、そのトロミ加減がいつお会いしても絶品でっせ。明日の仕込みようにもう片隅に大量の煮玉子がつけこんであります。実は不規則な切り口になっているんだけど、見た目に感じさせないのが不思議。

 ※具のおさらい:チャーシュー(もも?3枚)、煮玉子1個、メンマ、ナルト、ネギ、粒こしょう




 総じまして、本当にありがとう。大阪での出会いに感謝な一杯です。最初は関東ではつけ麺ブームにのっかって、つけ麺ばかり注文してまして、「スープ割りください」というのも恥ずかしく・・・・・。ポットで割りスープが備え付けてある玉五郎のスタイルが気楽でしたわ。そいでもって、後半にはらーめんに目覚めて、今やすっかりこればかりです。まぼろしの尼崎店舗でも食いましたしね!この系列は制覇したい気持ちがよくわかるのです!おそらくどこか抜けていると思い、制覇はかなわずでしたが、この一杯にラーメンレビュアーのスタート時代の気持ちを脳裏に刻みこませていただきます。またね!絶対に!!!ということで、再会を誓い、合掌!今日も本当にごちそうさまでした。

  ps 賄いの・・・・鶏白湯らーめん、アタクシにも食べさせて・・・・(笑)






関連ランキング:ラーメン | 天満駅扇町駅天神橋筋六丁目駅

followme