ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン672】 美麺屋 楽観 (東京・六本木) 琥珀

【ええい!どばーっと六本木じゃい!】

 関西転勤生活長かったから・・・東京生活にビビっとるな・・・最近・・・。と思うところありまして、自分に焼き入れるためにも、六本木で今一番熱いんとちゃう?と思える・・・ここ「美麺屋 楽観」に参りました!しかし・・・六本木ヒルズも実は今回初めてでして・・・やっぱり姉ちゃん兄ちゃん格好よろしいわ・・・。それに、なんでか知らんがさすが六本木! あの「富士そば」にどんだけ外国人客が入っとんねん!とも思える光景! 食べ方の上手下手は結構差がありそうでしたが・・・・関西人の想像を超えております。立ち食いソバを・・・親指たてて食うもんかい・・・(笑)。でもこれも日本文化なんで、帰国したらよく家族に伝えておいてね! ・・・・なーーーんて光景を目にしながら、google map & iPhoneを片手に、路地裏にひっそりと佇むお店に到着。なんと、一本路地にはいったら、こんな閑静な世界があるやなんて意外やな・・・。一軒家の片隅を改造した作りに、若いご店主が、たった4席で営業!向い側のお家の猫にもご挨拶入店し・・・してともかく、六本木で評判のラーメンをいただきます!



【このスープカラーは東京やな!まるでクリスタル・ブラウンやがな!!】

 小ぎれいな店内に4席。はっきり言って狭いので、待つ間・・・やることない。ツイッターで暇つぶし。さすが東京・・・路地裏でもWiMAX電波バリバリ入りまんな!とまあ・・・フォローさんのつぶやきなど2〜3チェックしたところに、丁寧に配膳されます。その麺顔を観て・・・・・・・・・・「アタクシは、魂を奪われましたわ!」 若いときにめちゃタイプのヒトを思いがけず紹介されて、瞬間的に心臓が止まるかと思う・・・あの感動!お前はオレを殺す気か!・・・と思うほど美しいスープの表情に、自分の顔の表情がこわばるのを覚えまっせ!この見事な油のペイズリー文様をみて・・・・「これほど優雅にただよう奇麗な油ペイズリーはみたことおへんわ!」と思います。

 「コンテンポラリーとノスタルジックの共存!」

 アタクシは、この一杯、この麺顔の感動をこのように感じましたで・・・。最近の勢いある店の中では、「蘭鋳」のノスタルジックに嵌ったクチですが、これにも同じもんを確かに感じる・・・。しかしながら、店の作りやBGMに影響されているのかもしれへんけど、フレッシュ玉ねぎの盛りつけとか、表面を漂う油の渦に、どこか最近のラーメン感覚も感じてしまうんです。キッチリ基本を押さえてノスタルジック。新たな挑戦も見え隠れしてコンテンポラリー。

 味の輪郭としては、基本的には醤油のまろやかなカエシの風味がじんわりと響く・・・。そして、透明な煮干し感覚が追いかけて来るというかんじっすかね・・・。でもニボやん系では明らかに違うため、説明書きの通り、カツオ&昆布の配分がかなり多い目に聞いていると思います。そしてまた・・・、次にこの関東らしい感覚・・・・醤油にちょっぴり生姜の風味でエッジングかましてまんな・・・。いや、生玉ねぎのエキスがにじみ出た感じがこのエッジングに影響か??ともあれ、クリスタルな出汁を、キズつけないように、そしてそれぞれが磨き上げるような、ビカビカスープ。全くもう・・・・その醤油ブラウンは、六本木で活動する女性のヘアマニキュアの如く、ギラギラ光り輝き・・・・オッサンの胸を締め付けます(笑)。

 ※味のグラデーション:醤油のカエシ香>ほんわか煮干し風≧カツオ?昆布系>生姜≧生玉ねぎ>他
  醤油スープのF1か!と・・・十分気合いを入れさせていただきました!




【クツリクツリと感覚が楽しい色白細麺ですね!】

 もうスープの透明度はハンパねーわけですんで、麺が奥の方まで丸見えでして、最初からアタクシを誘いかけます。見た目の感覚を一言で例えると、

 「上品な和服の似合うお姉さん!」
 
といいましょうか・・・。色白加減がまた日本女性的でございましょう(エロい意味とちゃうで!)。細麺で加水が低めというと、引き出しの少ないアタクシはいつも博多麺を引き合いにだすんですが、ちと違う・・・・。なんか・・・関東に古くからティピカルにある麺のような気がいたしますねん・・・。

 茹で上げは、周囲が半透明になり中心部が細く見える程度の感じ。実際に噛むと丁度アルデンテ越えな感覚で楽しませてくれます。また細麺ゆえに、多少多めの本数が一度にクチに入り、一本一本が滑り落ちる感覚も楽しい。もちろんその前の噛む感覚も、それぞれが、クチリクツリクチリクツリと感じさせてくれて楽しい!澄んだ淡麗系エキストリームスープには、この麺が非常にバランスよく合っていると思いますわな。それにしても、六本木のラーメン食って、和服美人を想像するなんて・・・。アタクシの頭ン中の和服美人は、場所柄、バーの姉ちゃんということか? そんな高い店行ったことないのにな・・・・。

 ※麺の感覚:加水やや低め?、適度なすべりと、クツリクチリと一本一本感じらる楽しみ
 ※麺の形状:色白ストレート細麺、茹で上げ的には、アルデンテ越え
  全然関係ないけど、サントリーハイボールCM変わったのね。菅野美穂に。この麺なら小雪の方が合ってるな。




【誠に味わい深いチャーシューですね・・・】

 個人的には、京都ラーメンで育ったアタクシ。ぺらぺらチャーシューのてんこもり、ひまわりもりが大好きという輩でっさかい、こういう渋い仕事をきっちりされた肉を語る資格がなかと尻込みしそうです(泣)。しかし、ひるまず言うと、分厚目の脂肪少ない肉が、キッチリ凝縮しているようなその肉繊維が、噛むとコンビーフに化けてしまうかのごときほぐれ感でっせ!もう・・・・これ以上、アタクシを泣かせるようなことをせんといて欲しいわ・・・・。肉自体の味もじんわり、そして淡麗醤油スープも吸い込んでベスト!チャーシュー麺などせず、いいものを少しだけ頂きたいという肉質ですね・・・。

 あと・・・・フレッシュ玉ねぎの歯ごたえがいいっすね!これは、ネギよりも面白いし、アイデア的にもすばらしい!。しかも苦いネギなら台無しになってしまうゆえ・・・具材の選択も神経をつかっているはずですよね!時間をかけた醤油スープの甘みと、時間をかけないのがいいフレッシュ感あふれる玉ねぎの新鮮な甘みという2つの甘みバランスが最高でーす。

 すっかり脇役な、メンマは、極細タイプで古風な風貌。海苔のそばに鎮座して、アイデンティティを主張しているようですな。まさに・・・・昔ながらの味付けという深みを感じます。

 ※具のおさらい:肉厚チャーシュー1枚(ロース?)、フレッシュ玉ねぎみじん(山盛り)、メンマ、海苔
  かけそばスタイルでも成立するんだけど、敢えて味を重ねる!玉ねぎで更にランクアップする醍醐味!


 総じまして、六本木という場所柄もあり、食べてのアタクシが少々はしゃぎ過ぎなレビューになってしまったことをお詫びいたします。しかしながら、その気にさせる実力麺でして、これは麺好きなら食していただきたい一品でありましょうな・・・。それにしても、かわいい規模の店、その座席数が4つというのが微妙でもあり、スペシャリティさも演出いたしまんな・・・(向のお家が飼っている猫の数の方が多いやん(笑))。六本木の隠れ家ラーメン!いかが?という宣伝を最後にして、合掌!今日も本当にごちそうさまでした!!








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