ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1024】 中華そば みたか (東京・三鷹) チャシューメン・大盛り

  日曜日の昼下がりに地元のラーメン屋にサンダルで行きつける。そして、一切のストレスもなくただラーメンを食う。ビール片手にね・・・・。オレ、年取って隠居したら、毎日通うと思う(笑)。大衆系エキストリームとはこのことだと何時も思うのですよね〜。 



【スープ:大衆系を突き詰めれば・・・こういうスッキリ醤油なのだと。そういうエキストリーム感覚】

1)大衆系ピッチリクリア醤油!醤油酸味とアミノ酸がシャープ!

  語り尽くしたこのスープ。荻窪から三鷹・小金井界隈に存在するクリア醤油のサッパリラーメンの典型のようなスープ感ですよね〜。肉の旨味をスープに最大限に生かすのがまたたまらん。そして、酸味ある醤油が伸びやかに響き、調味料とからんで・・・・近隣のラーメンラバーを虜にしております。接客もグッドなのは有名な話だし、休日昼前後は付近のオッサンがひとりで静かにビールを飲みながら、ラーメン食って帰るというのが、「みたかスタイル」なのです。

  そんな付近のオッサンを虜にするスープは、やはり大衆系に徹した居心地の良さを表現したかのような醤油スープでしょうな・・・。醤油ダレのまたシャープな熟成度合いがまたええねん! 甘ったるく無く、塩味でじっとりと食わせるタイプがベーススープと調味料で軽やかに広がります。個人的には、鶏ガラのさっぱりさを表現した動物コクがナイスと思っております。また、豚骨のさらっとした煮出し感もグッドでして、魚介存在をアピールしない(もしくは排除)した潔さがまたええですな。豚鶏というのは黄金コンビですぜ。



2)野菜の出汁があればこそイキイキする動物系

  しかし・・・・個人的には、醤油よりも野菜スープの仕業の方が気になるのです。話は全く飛ぶのですが、うちの嫁さんの野菜スープはまた格別です。その玉ねぎからでる甘みが出汁となったり、根菜が滲んだ汁が華やかさ過ぎて総華的になるところを抑える渋さがあったり・・・・。人参とかキャベツの甘みなど、ベーコンの出汁と相乗効果を放ってこれがなかなか旨し!そんな野菜の計算もなんとなく、このスープには香るのです。非家庭的な大衆系なのですが、そこに共通するのは、野菜の優しさといいましょうか。ご店主がさりげなく振りかける調味料に、ややジャンキーな興奮も覚えますが、実は下支えしているのは、野菜スープと察します!



   グルタミン酸にたなびく食指

     結びつく醤油の酸味と動物系のサッパリコク!

       そして下支えの野菜の旨味で三鷹のオヤジ達はむせび泣く



 本当に・・・何度食っても飽きない!他にええ食いもんがあっても、この一杯を食わないと休日が始まらない気さえする。店主の笑顔もまた調味料なのだが、まさしく金銭換算できない幸せがここにあるという感じですな。





【麺:蕎麦ライクな麺は・・・・実はラーメン独特のグルテンも押さえている!】

1)蕎麦ライクな風貌・・・そのザラツキがたまらん!

  以前にここの冷やし中華を食って、尚更確信したのは・・・蕎麦ライクな風貌とそのザラツキがこの一杯の命!と思える点。この茶褐色は、まさにトレードマークとも思える存在感ですよ〜。ストレートさが際立つ麺で、そば殻があるわけでないのですが、やはり艶めいて見えていても、舌触りはややざらっとする・・。それがまた、スープとのからみを演出しており、サッパリな個性を見事にリフトアップします。また汁を吸い込むところもあって、スープとのコンビネーションとしては最高だと思いますね・・・。


2)蕎麦ライクなふりして・・・どくとくなグルテンも存在

  蕎麦みたいと割り切れないところは・・・・グルテン。蕎麦には絶対ないクッシリ感があり、そこに独特のグルテン感覚を感じます。これは、噛み切って切り口を実際に視認してみると良くわかるのですが、わずかに芯があるのです。そういう微妙な茹で方をこの素朴な蕎麦ライク麺で表現しておりまして、その湯切りタイミングを指先だけで計る店主の技術を感じます。蕎麦よりコシがある・・・とそれだけでも十分な表現です。ただ、汁吸い込みと中心部分の芯のニュアンスには、蕎麦という単純さでは計り知れない豊かさがあると思うのですよ・・。



   蕎麦と見まごうストレートな風貌

     そのザラツキに昭和の大衆系を感じる

       噛むと納得するそのコシつきにここでにか食えないスペシャリティを感じる



 もしも関西から客人がくれば、三鷹ではこの麺を食わせてみたい。大阪・新今宮の南海そばや、京都・西院の阪急そばと同じや!とか言ったら頭をひっぱたくかもしれへんがな(笑)。そんなことを平気で言いそうなヤツを約1名知っていますが(笑)。 





【具:チャーシュー三昧!このままビールを頂きたい気分!】

 常連さんに昇格したら(笑)、まず「チャーシュー盛りとビール」を注文しましょう。このチャーシューが平皿に盛られてネギと調味料が振りかけられ、醤油ダレをたらりとかけ回したものが提供されます。それをダマ〜って、静かに食いながらビールをやるのです。一人飲みが好きな方なら、よりおすすめです。そんな常連さんが食っているこの肉が実に端から見ていて旨そう〜♪ それを今回は、チャーシューメンとして十二分に堪能ですわ!

  腕肉、肩ロース部分など割と筋肉質なところと脂身がハッキリしている部分の乱切りスライスがまた見事なのです。汁を吸わせて麺と食うとかね・・・。そういえば前回、秋葉原の青島食堂で同じ様なことをしたっけ(笑)。でもね・・・・こっちはもっと大衆系かもしれなくて、だからこそ好きなのです。ご店主があとからチャーシューを追加サービスしてくれたりして、ちょっと嬉しい(笑)。



   いろんな職業柄の方々が集い静かに同じ肉を食う

     それぞれがまどろむ幸せを与えてくれるチャーシューメンのチカラ

       子供のころの贅沢だったものを今惜しげも無く大人食いする幸せに酔う



 どうも昭和の世代には、チャーシューという言葉は特別の意味合いを込めてしまうのだよな(笑)。アタクシは京都出身なので、こういう薄切りチャーシュー系は、馴染み易いのですが。





 総じまして、アタクシの一番リラックスできる一面をお見せ致しまして・・・少し恥ずかしい思いをする次第。ご店主がまだ若くてそして誠実。見習いたいくらいですわ・・・。そんないい空気感が流れる三鷹の駅近ビルの地下一階のお店です。凹んだとき・・・・ここに来て、アタクシの嫌な流れを変えているのです。嗚呼、三鷹に「みたか」があって良かった・・・・。なので詠います!




  雨降りて
  気だるく通う
  正午過ぎ


  休日集う
  ラーメンラバー



 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!
 


followme