ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3243】 零一弍三 (千葉・船橋) 濃厚煮干し蕎麦 + 味玉 〜魂受け継ぐハイブリッド崇高濃密ニボニボ煮干麺!

<すごい修行経歴ですよね〜>
 
 ドトールで仕事やレビューの整理をするのが日課。利便性と価格、そして喫煙対応がよろしくて利用頻度が多いです。こう言う店のトイレは、男性(小)と男女兼用の組み合わせが多いんだが、男の大待ちは女性と一緒に並ぶ。これが、なんだか恥ずかしい。このオッサン、今から大をするつもりやで〜っと晒し者にされてるようでねー。いっそ男性(小)を取り払ってほしいかも。どうでもいい話ですんまそん〜。
 

f:id:TOMASSOON:20180507113937j:plain

 
 そんなことより・・・前からとても気になってたので、思い切って千葉まで遠征してみました。今回はこちら「零一弍三(すうじ)」さんです。なんたって、Jインスパイア名店「ちばから」と煮干と言えばの「伊吹」さんで、経験を積まれておられるとか!。素晴らしい!。しかも曜日によって、J系と煮干系を提供分けていると言うので・・・これは選ぶの悩みますね。曜日の都合上、煮干のタイミングとさせてもらいました。
 

f:id:TOMASSOON:20180507113900j:plain

 
 訪問タイミングは、嵐が近寄ったような非常に怪しい天候。しかしこう言う日こそ、行列回避にもってこい。そんな意識で開店時間前に、余裕を持って訪問したものの、ツワモノがもっとおられるわけで焦るー。なんとか一巡目をゲットできたのでやれやれです。
 

f:id:TOMASSOON:20180507113902j:plain

 
 
 
<決して期待を裏切らない超濃厚ニボニボパンチ!コラーゲン感も濃密にバックアップ!>
 
 開店時刻に近づくと、かなり店前が混雑してきて、ご店主が早めに開店をしてくれました。店内にも待ちスペースがあるのね。券売機はやはり二郎系(笑)。プラ券でないと二郎系営業では雰囲気出ませんからね。すごすごと奥に順番に座ってゆき、静かにプラ券をおきます。一人営業でさぞ大変そうなんですが、非常にテキパキとされてて見ていて気持ち良い。そんな感じで割と早めに配膳が完了。それはこんな麺顔でした。
 

f:id:TOMASSOON:20180507113904j:plain

 
 うおー、思い描いていた超濃厚ニボニボ感丸出し!まさにセメントカラーでして、深いモスグリーンにも思える泥系の色合いが素晴らしい!。そしてフレッシュ玉ねぎが、多めに投入されているのも好印象ですし、チャーシューというより「豚」というような肉のプレゼンスも申し分なし。もう見ているだけでビシビシと質感が伝わってまいります。もう慌てて写真メモを取って食らいつこうとしますが、そんなの私だけで、皆さんこの味を食うことを純粋に楽しんでおられます。
 

f:id:TOMASSOON:20180507113903j:plain

 
 
 さてその味わいですが、もう一言ですよ。「超ニボニボ、超濃厚」ってな感じで締めくくっても良い感じ。その煮干しの味わいには、ニボっとした苦味が冒頭から痛快に響き渡り、ニボシストの心を鷲掴みですよ。ビターな感じが遠慮ないのに、エグ味も旨味と見紛う嬉しさです。相当の煮干量と溶け具合が感じられます。煮干しの旨味も苦味と一緒に丸ごと溶け込んでおり、なかなかの味わい。
 

f:id:TOMASSOON:20180507113917j:plain

 
 また少し塩気が強めと感じます。ここはポイントでしょうね、煮干しのエキスを引き出すというか、クローズアップさせる役割とすら感じ、ニボニボ感覚には無くてはならないアイテムと言えましょう。さらにコラーゲン感が十分に感じられるため、濃厚さがさらにブラッシュアップされ、濃密とすら思えるドロドロ感へと繋がります。なので、小さめに感じる器も、これを全部飲み干すと相当胃袋にのしかかるので、食べ応えも十分です。
 

f:id:TOMASSOON:20180507113919j:plain

 
 ニボニボ感を楽しんでいる中盤から、玉ねぎの粗みじんの部分を全部一気に溶かしこみましょう。さすればスープに歯応えが生まれて、フレッシュなクランキー感覚が味わえると同時に、玉ねぎが吐き出す甘みと苦味が、濃厚煮干に程よく中和され、昇華するように一気に食べやすくなります。玉ねぎ最高!。
 
 
 
<パツパツ過ぎず、やや滑らかに啜れて粉風味感もバッチリ!ニボって溶けゆく一体感!>
 
 言わずと知れた、低加水ストレート細麺タイプです。しっかりとスープに絡みまくり、麺と麺との隙間にもスープが入り込んで持ちあげも最高です。中心部が残る感じを明確にさせるようなパツパツでは無く、全体的に淡くクッシリと感じさせるような歯応え。その中に、乾いたようなイメージの麺の風味と熟成すら覚えます。そこに濃厚煮干しの味わいが、徐々に混じってゆく。
 

f:id:TOMASSOON:20180507113920j:plain

 
 
 クシクシとした前歯の当たり、束になった麺を奥歯へ送ってプレスしてすり潰す。そこで粉風合いから、煮干し等エキスと混じり合った旨味へと昇華しますね。時折玉ねぎのシャリシャリ歯応えと、フレッシュな汁が混じりますが、それもまた苦味と結合し清涼感を感じるような旨さへと繋がります。
 

f:id:TOMASSOON:20180507113934j:plain

 
 
 いや〜濃厚煮干しと低加水麺のコンビネーションは最高だと再認識。粉感とニボ感の一体した旨味は最高!。
 
 
 
<J系をちょっと感じさせるバラ肉チャーシュー!塩気が効いて旨し!>
 
 ちょっとだけ見栄えに違和感覚えるようで、馴染みのあるチャーシュー。バラ肉がロールになっていて、しかも分厚めにカットされています。二郎系に乗ってる見栄えと変わりませんね。二郎系営業の時を意識してかは不明ですが、肉でもしっかりと楽しませてくれました。
 

f:id:TOMASSOON:20180507113918j:plain

 
 
 しっかりと周囲に炙りが効いていて香ばしいし、また持ち上げるだけで崩れるほど柔らかい。スープを吸い込むというより濡れる感じでかぶりつきますが、意外と塩気が効いております。なので、スープに埋没することなく、肉の主張ってなものも感じます。隣の方がチャーシュートッピングを追加されておられましたが、半レアっぽい別の肉が追加されてたご様子。何気に二種の肉を備えておられるのですねー。
 
 
 
<味玉にハズレなし!>
 
 これほど、どこを見てもキャラクターが濃ゆい一杯の中で、味玉は埋没しそうに思えますが、いえいえいどうしてどうして・・・。これがまた味わいが超深いのです。タレの浸透が半端なくて、白身は味噌漬けにでもしたのか?と思えるほどに茶色に染まり、まるでコーヒー牛乳のような色合いですよ。また卵黄も超濃厚で、味噌漬けしたのかと思えるほどの艶いた深い色合い。ガーネットのような色気さえ感じ、味わうと一転して甘みを感じさせる濃密タイプ。味玉で酒が飲めるかもしれません。今回も・・・嗚呼、味玉にハズレなし!。
 

f:id:TOMASSOON:20180507113935j:plain

 
 
 
 
 総じまして、「魂受け継ぐハイブリッド崇高濃密ニボニボ煮干麺!」と言う感覚しか思い浮かびません!。言わずもがな濃厚煮干しの伊吹魂と、スープコラーゲンと肉の処理あたりにちばから感を。これ食ったらもう一日が終わったような満足感に包まれることでしょう。こうなれば、普通の淡麗煮干しがどんなのか、そのギャップを確かめて見たくなる!また年内にこれるでしょうかね・・・画策してみます。そんな深い満足感を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   濃厚な
   雲と嵐に
   負けじとて
 
 
   濃厚求め
   煮干し魂
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!
 
 

関連ランキング:ラーメン | 東海神駅新船橋駅船橋駅

 

 

 

【今週のラーメン3241】 拉麺アイオイ (東京・志村三丁目) 辛ネギラーメン 大盛 〜Beauty & Wild 更に Contemporary & Classical な辛ネギ麺!

<見逃せず!〜東京都内の辛ネギラーメン探求魂!>
 
 今年になって初めてラーメン抜きの日が二日間続来ました。実家に帰って法事があったものですから、さすがに一時中断となったのですが、ようやく東京に戻って来て、ラーメン魂がうずうずとしてしまいました。何を食おうかと、素直に自分の胃袋に問いかけると、奴は「辛ネギ」と答える。そんな感じでうだうだとネット検索して、探し出したのがこちら「拉麺アイオイ@志村三丁目」さん。自分でブックマークしてたのを忘れておりました店。ちょいとクルマを飛ばしてレッツゴー。
 

f:id:TOMASSOON:20180505113928j:plain

 
 天気の良い休日は、皆さん郊外へと出かけるようで、逆に都心の道が空いておりますー。窓を全開にして気持ちよくクルマを流す環八。我が愛車もご機嫌のようで、都心でとんでもない燃費値を叩き出しましたよ。メーターがついに壊れたのかと思ってしまうほどに。
 

f:id:TOMASSOON:20180505111722j:plain

f:id:TOMASSOON:20180505112558j:plain
f:id:TOMASSOON:20180505112630j:plain
 

 
 目的地あたりはコインPが多くて本当に重宝でした。開店直後のようでして、客入りは私を入れて2名。気温も高くなりそうで、限定の冷やしラーメンに強く誘惑されてしまいましたが、これからも食う機会増えるだろうから、そこは焦らず初志貫徹で「辛ネギラーメン」を選択です。実はこの「辛ネギラーメン」は我がブログで特集したことがあるネタでして、今後も研究テーマになる予定です。
 

 

 
 
<汁を啜った瞬間に・・・優しい旨さに辛ネギ魂を失いそうになる〜>
 
 いい店というのは、店の空気感もいいよね。店主の人柄や店箱の作りやセンスもありましょうが、スタフ間のやりとりなどもポイント。入ったばかりのバイト君だろうか、とてもナチュラルな対等目線で仕事を教えたり、尋ねやすいからか質問も的確。丁度来週あたりから、我が職場も長い研修を終えた新人が入ってくるので、とても参考になりました。そんな休み明けの仕事を考えていたところで、丁度配膳が完了いたしました。それはこんな麺顔。
 

f:id:TOMASSOON:20180505113213j:plain

 
 
 うお!?穏やかな町中華っぽいラーメンに盛られた赤い辛ネギが、結構ワイルドっぽくていい感じ。質と量も申し分なく、これは痛快に食えそう!。関西なら青ネギがのるところですが、ティピカルな関東系の白辛ネギのピリ辛さが、見ているだけで伝わり、唾液量が一気に増えるのがわかります。
 

f:id:TOMASSOON:20180505113210j:plain

 
 
 まずは、スープを一口。実はこの瞬間に、今回「辛ネギ」にしたのを少し後悔したかもしれません。どういう事かというと、ベーススープがまだ辛ネギの味に混じる前だったのですが、その味はとても柔らかい醤油味。つまり、これだけでとても美味いと感じてしまったから。こんなに美味いのなら、わざわざ辛ネギで染めること無かったかも・・・・とね。動物感がとてもしっかりしているのに、クリアーな味わいで優しく広がる。塩気は円やかで魚介系の乾物も優しく滲むし、その明るく優しい味わいに野菜汁の溶け込みすら覚える始末。しかし次第に、トッピングに味が支配されていく。
 

f:id:TOMASSOON:20180505113227j:plain

 
 
 しかし、辛ネギの味わいに全部が支配されることはなかったのが更に好印象。ベースの柔らかい味わいを感じつつ、ピリ辛アミューズメントを楽しめるもので、結論的には何も後悔することは、実はなかったとうわけでした。伝統的で定番的な中華そば感と、辛ネギ感覚。しかしまた、この組み合わせにどこか今風のラーメン感も見た感じもします。トッピングを外せば「ネオ・中華そば」と言った美しさがあるような気がしたからか・・・。
 
 
 
<本格的辛醤の攻め!ボリューミーな辛和え白ネギ旨し!>
 
 辛ネギもこれまたいい質感。色合いから、辣油と豆板醤系の組み合わせなのは分かりますが、意外と辣油感は低い。むしろ辛醤・・・豆板醤に唐辛子感が更に高く、熟成度合いがはっきりとしている。かなり本格的なタイプで、唐辛子の辛さがフレッシュに感じ、後味には微かに酸味すら覚える。ネギのジリジリしたフレッシュ苦味も合わさって、かなりカオスな辛味。
 

f:id:TOMASSOON:20180505113218j:plain

 
 
 言わずもがな、ネギの質感も高くて、一緒に和えられた細切りチャーシューも美味い。もも肉かロース肉あたりの、脂が少なくフワッとした肉繊維に、スープと辛醤が染み込んでとても美味い。これだけでもビールがどんどん進んでしまうことでしょう。
 

f:id:TOMASSOON:20180505113220j:plain


 
 
 
<素朴さと明るさがナイス!モッチリ感が印象的な自家製麺旨し!>
 
 店側の蘊蓄によると、この店2階で打っている自家製麺。小麦粉へのこだわりが熱く、うどん用の粉と全粒粉も混ぜているそうな。加水は高めで、モチモチした感じもあり、非常に広くウケるタイプだと思う。滑らかなコシときめ細やかさから、熟成もしっかりとしている感じ。
 

f:id:TOMASSOON:20180505113239j:plain

 
 
 完全なストレート麺ではなく、うっすらとボコボコしている部分も見受けられ、見た目は素朴。そこに穏やかなスープと辛醤の刺激が染み込み、唾液と絡んで旨味が更にシフト。辛いネギと絡んだりして、もちもちっと前歯で感じて、奥歯でプレスするとザクザクとネギが潰れこみます。歯ごたえにもコントラストを感じて美味いです。
 

f:id:TOMASSOON:20180505113247j:plain

 
 
 最後にこちら、大盛はサービスとのこと。ここも見逃せませんね。
 
 
 
 総じまして、「Beauty & Wild 更に Contemporary & Classical な辛ネギ麺!」と言う旨さがカオスなネギの一杯。はっきり言って美味いです。我がブログの「辛ネギラーメン」特集も、少し修正して乗せなけらばならないと思います。それにしても、後ろ髪引かれたのは普通の「ラーメン」。これが後客や先人のレブーコメントを拝見するに・・・またこれを宿題としなくてはならなくなった(汗)。ここは必ず再訪問させてもらいます。今回この店のスタンプカードもいただいたことだしねー。ともあれ、これからはまた冷やしが恋しくなって来ますが、辛いラーメンも汗かきながら食べたい。今後は限定品も期待なお店、俄然応援してゆきたいと思います。そんな決意を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   辛ネギに
   初夏の匂いと
   額汗
 
 
   看板揺らす
   薫風さやけき(字余り)
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!
 
 

関連ランキング:ラーメン | 志村三丁目駅志村坂上駅蓮根駅

 

 

ユウキ ぜいたくラー油 95g

ユウキ ぜいたくラー油 95g

 
わたしはおかずうま辛ねぎ味噌 120g

わたしはおかずうま辛ねぎ味噌 120g

 

 

【今週のラーメン3240】 ラーメン二郎 神田神保町店 (東京・神保町) 小豚 麺半分ニンニク 〜二郎本来のボリューム感!スケール感!を追体験してみませんか?

<「キッチン ジロー」のお向かいに「ラーメン二郎」!?しかも屋根黄色!!>
 
 ラヲタとして、二郎制覇はやってみたいものの、札幌店が出来た時点で諦めてしまいます。しかし、意地と言うか、見栄と言うか、「関東平野制覇」だけはキープしたい。この度、神田神保町店が、移転したことにより、食べログ、およびRDBの訪問済みチェックが外れてしまいましたので、見栄を果たし度やって参りました。
 

f:id:TOMASSOON:20180502113019j:plain

 
 
 訪問時、とあるGW平日。開店一時間前に到着で7人待ち。どうやら一巡目はキープできた模様で、後から続々とやって参ります。途中からスタフさんが行列整理に出て来られますが、ある集団は場違いな面々ながら店の中へと入って行く〜、きっと取材陣か何かでしょう(どこかでも見た面々〜?)
 

f:id:TOMASSOON:20180502123633j:plain

 
 オレは待ちながら考えていた。今日の麺量をどうしようかと。つまり前日夜の深酒がたたり、気持ち悪い〜。見栄と意地を放棄して「麺半分」としようか。時間が経つと体調復活し「少なめ」でいこうか。少なめにして小豚にしようか等など。しかしね〜、もうオレも歳だよなぁ〜なんて考え出したりして、結局妥協して「小豚(麺半分)」とさせてもらいました〜。
 

f:id:TOMASSOON:20180502103822j:plain

   
 
 
<おいおい・・・これ本当に「麺半分」なのか!>
 
 こちらは、回転がゆっくりめで進みますが、事前に麺の量を確認しに来てくれるので、入店すると割と早めに配膳が進みます。中々、サービスを工夫しておられるのもわかりますし、近隣の方々への行列配慮には対応がとても早いです。好印象を抱いていたところで、コールタイミングとなり、配膳されたのがこれだ!。
 

f:id:TOMASSOON:20180502112126j:plain

 
 
 おいおいおい、オーダー間違ってないか??・・・いや、確かに「半分の方、ニンニク入れますか?」と聞かれた記憶がまあ新しい。これ、麺半分の麺顔とは思えません。ヤサイもデフォルト。危ない危ない・・・体調復活めで調子に乗ってデフォルト量だったり、ヤサイコールなんてしようものなら、今回はきっと遭難していたことでしょう。移転前もこんなだったっけ??。
 

f:id:TOMASSOON:20180502112116j:plain

 
 
 麺自体は、いつものオーション感覚の太麺ですが、太さがちょうど良いし、麺線が割と美しくストレートさがいい感じです。多少柔らかめな歯ごたえですが、その分スープをやや吸い込みがちだったり、ラードが吸着する部分が多そうです。なので、いつもの通りワシワシと食う中でも、後半はズボボボボボーーーっと啜り上げで食うのです。他客の様子を見ると、半分はカタメでお願いしていたみたい。やわ目がこの店の特徴なのかもしれません。移転前もそうだったような遠い記憶ー。
 

f:id:TOMASSOON:20180502112150j:plain

 
 
 しかし、体調悪めなのを言い訳にしたくないが、麺半分で遭難しては、もう二郎系を引退しなければならないだろうな・・・と最後は少し怖くなって来た。恥ずかしながら、半分で腹パンになってしまいました。一番美味しく食い切るボリュームと言えば聞こえが良いが、我に潮時を感じた一杯だったかも・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20180502112211j:plain

 
 
 
<非乳化系のオイリー感覚の醤二郎!これは中々の好み!>
 
 所謂「非乳化」系の二郎ですね。透明なオイリー感が綺麗で、醤油のブラウンが透けて見える中で、プカプカと浮いている背脂が印象的。カエシは個人的にはマイルドな感じと受け取れ、ヤサイ(マシ)ならカラメが必要になるかも。カウンターにはカネシはなく、唐辛子が置いてあるので、足らないと思ったら振りかけるのがよろしかろうです。
 

f:id:TOMASSOON:20180502112122j:plain

 
 
 ニンニクはジリジリとせず、すんなりとカネシに馴染みますねー。これ食った後、新幹線に乗る予定なのだが、調子ぶっこきましたー。ブレスケアに処理を任せる次第。
 
 
 
<豚が柔らかくて美味し!遭難しそうになってもスルスル食える!>
 
 キャベツはやや少なめで、ほぼモヤシのイメージ。故に後半にはスープが薄く感じる部分もありましょうが、ヤサイの盛りもこちらはデフォルトがハンパないので、要注意かもですね。くどいですが、ヤサイ(マシ)にしないで本当に良かった・・・・遭難せずに済んだから。
 

f:id:TOMASSOON:20180502112118j:plain

 
 
 今回は麺半分にした見返りで、豚を追加したのが正解だったのかどうだったのか。体調とボリュームの観点でそう感じましたが、味わいはお見事!。ふわふわな脂身にカネシが染み込んで、甘辛く口の中で蕩けます。そして赤身の部分は柔らかく砕ける感じで、歯を立てる必要性すらないのかも・・・それくらい柔らかい。そして多かった。野菜の下にも沈み込んでいて、ずっとスルスルと食えたにに、とても旨いのに、最後の一切れの豚肉で遭難寸前でありました。
 
 
 
 総じまして、「二郎本来のボリューム感!スケール感!を追体験してみませんか?」と投げかけてみたい気がいたします。野猿街道でも死にそうになりましたが、それ以来の腹パン。決して体調のせいにしてはいけないかもですが、次回は、いや今度二郎を攻めるときは、前日に酒を抜こうと心を決めた一杯でした。最後にもう一度、自分自身に言いますが、「麺半分で遭難したら二郎は引退」しよう・・・・。そんなヘタレな私の神田神保町体験の巻でございました。自省を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   欲望と
   ヘタレな見栄の
   ラヲタ道
 
 
   苦しさ嬉し
   二郎の登山
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!
 

関連ランキング:ラーメン | 神保町駅新御茶ノ水駅小川町駅

 

ラーメン二郎にまなぶ経営学 ―大行列をつくる26(ジロー)の秘訣

ラーメン二郎にまなぶ経営学 ―大行列をつくる26(ジロー)の秘訣

 
人生で大切なことはラーメン二郎に学んだ (光文社新書)

人生で大切なことはラーメン二郎に学んだ (光文社新書)

 
ラーメン二郎ニュースまとめ -簡単!二郎のまとめリーダー-

ラーメン二郎ニュースまとめ -簡単!二郎のまとめリーダー-

 

 

【今週のラーメン3238】 満鶏軒 (東京・錦糸町) 特製鴨中華そば 塩 〜私の経験領域の外に生き、旨味を育んできた鴨塩!

<じっくり深く休暇を楽しむために〜好きなものをじっくり深く味わう>
 
 大型連休が過ぎ、ぽっかりと心に穴が空いてしまったー。性懲りも無く、合間で麺活動に勤しんだものの、もっともっと〜と旨いものを求める心を抑えきれません。鴨・・・そうだ鴨が食いたい。先日実家で食った鴨肉が忘れられなく、鴨つながりでやって来たのが、こちら「満鶏軒」さん。「麺魚」旧店舗跡地だから分かりやすい。
 

f:id:TOMASSOON:20180506110958j:plain

 
 
 一時間ほど早めに着いて、WINSでも覗いてから行こう〜と思って見たものの、まさかと思って目的の店前を先に確認。するとありゃぁーーーー既に行列発生。行列トップの方は、携帯できる折りたたみ椅子を持参。二郎神田神保町でもそうだったが、私とは気合いの入れ方が違うんだね。そして列は、公園側に並び始めている〜。仕方なくそのまま行列に連結させてもらいましょう。まだ午前中で涼しいし、木の陰でとても過ごしやすいから、まあいいか。欄干に腰掛けてたら寝そうになりましたが ^ ^ 。
 

f:id:TOMASSOON:20180506111146j:plain

 
 
 それにしても、店先からの香りがそそりまくりです。鴨の匂いがちょうど店先から流れてくる〜。なんだか香りを浴びているよう。朝飯をわざわざ抜いて来たもんだから、楽しみが通り越して、空腹に沁み入るようで逆にツライ〜。こうなったら、ビールも頂いてしまおう!。いろんな事をうだうだ考えていくうちに、ラーメン女子も並び始めた。なんとラーメン食してそのスタイリングはお見事〜。もう煩悩の塊状態MAXで、ようやく開店時間ですよ。やっと、欲望解放の時を迎えます。
 
f:id:TOMASSOON:20180506105737j:plain
f:id:TOMASSOON:20180506110106j:plain
 

 
 
 
<ほのかに香る程度の野趣感と濃密さ!通常鶏の旨さ3倍!私にひざまずけ、鴨よ!>
 
 腹へって震える手で食券を購入し、いざ着席!と思いきやもう一度外に並ぶ・・・。愕然としながらも3分後にはもう一度店内に誘導され席に案内され、そこにはエビス缶ビールが待ち構えている。もう一気にあおりますと、手の震えがようやく鎮まり出す。オレはアル中か!?。それにしても、ビール350mlとしか表示がなかったけど、エビスだったとは嬉しいね!
 

f:id:TOMASSOON:20180506110041j:plain

 
 
 
 さてと溜息を吐いてようやく落ち着いたところで、汁系は早めに配膳が進みようやく対面。それがこんな麺顔!。
 

f:id:TOMASSOON:20180506110255j:plain

 
 うおおお!鴨肉が二種なのね!それに所狭しと味玉をはじめ、青菜、海苔と贅沢に投入されとります。スープの白濁さがとても煌びやかにも見えて、ちょっと普通の鶏塩とは趣が随分と違います。さらにゆずのジュレが妙に目を引きますし、色彩感もなんだか優しくて華やか!これは見た瞬間から美味いという説得力を感じます。
 

f:id:TOMASSOON:20180506110250j:plain

 
 
 スープを早速味わいますと、醤油系鴨南蛮のような脂の色気が、実は低めと感じます。しかしトッピングから香りが滲んで、鼻腔から鴨感を感じて味わう。香りと旨味の関係はとても重要でして、香りが占める脳の処理により、スープの穏やかさの中にも濃厚な味わいが滲んでいるように感じるものです。しかし、舌が慣れ出してから、このスープにも鴨エキス感が芳醇なことに気がつきます。鴨ガラを丁寧に煮出したかのような、程よい濃密さ。通常の鶏ガラとは明らかにエキス感が濃密ですね。鶏油をプラスせずとも、華やかさだし、さらに言うと鴨らしい野趣な風味すら覚えるところがすごい。ビールを飲んだタプタプなお腹でも、これはスルスルと胃袋に入ってゆくー。
 

f:id:TOMASSOON:20180506110317j:plain

 
 
<小松菜とゆずのジュレがこれほど似合うとは!>
 
 しかも青菜がこれほど、鴨に合うとは知らなんだ。鴨と言ったらネギなんだが、ネギ大好き「ネギ星人」な私は、本音では青菜をバカにしていたわけだ。ところが、青菜独自の清涼感が、ネギ清涼とは違った風味ではあるが、絶妙に合うところが素晴らしい。またほんの少しだけトッピされた柚子ジュレは、味見する前に、スープに溶けてしまったのですが、ほのかにそのフレッシュな柑橘風味が広がり、これがさらに味わいに華を添えるー。鴨オレンジソースもいいけれど、鴨って柑橘に相性が良いのを、改めて感じ入りました。
 

f:id:TOMASSOON:20180506110300j:plain

 
 
 
 
<低温調理のレア鴨肉、そしてお馴染み炙り系鴨肉!>
 
 鴨をそれとなくこれまで食ってきた中で、低温調理のレアタイプは初めてだと思う。これがまたソフトでシルキーな肉繊維なのが驚き!。レストランで食べると、少し引き締まった肉繊維なのがイメージだったため、こんなにソフトに仕上がるなんて感無量。また野趣が上品に転じて、脂身の甘みがとってもナチュラルで、一緒に噛みしめていくのがいちいち楽しくなってくる。
 

f:id:TOMASSOON:20180506110302j:plain

 
 
 また炙りの鴨肉も、寂しくならないほどにしっかり投入されており、こちらは馴染み深い香ばしい脂の匂いと甘みが、舌を包み込みます。思わず・・・日本酒が欲しくなる味わい。いやあえて辛口の白ワイン?。何れにせよ、人気店でなかったら腰を据えて酒と合わせて対峙した質感ですな。
 

f:id:TOMASSOON:20180506110413j:plain

 
 
 
<とても素直に風味を感じさせる細麺!柔らかく汁を吸い込み旨味に昇華!>
 
 白い地肌が印象的な、ストレート細麺。かん水は極力抑えてあり、スープを吸い込んでからが美味そうな作り込みです。なので歯ごたえは非常に淡白でスパスパと切れ込み、密度感がとても低め。スープの吸い込みと、麺の隙間からのスープ持ち上げにも優れていて、存分にスープのエキスと、炭水化物の融合を誘い出します。
 

f:id:TOMASSOON:20180506110326j:plain

 
 
 ライトな口当たりから一気にズボボボボっと啜り上げ、前歯では軽やかに千切れる。この瞬間に麺の風味がふわっと感じたところを、奥へと送り込み奥歯でプレスします。すり潰すと顎の端から唾液が滝のように溢れ、痛くなるのを我慢しながら咀嚼を続けると・・・グルテンの粉感が旨味へと変化するのがわかりますねー。いやー旨味への昇華ですよ!
 

f:id:TOMASSOON:20180506110333j:plain

 
 
 
 
<味玉にハズレなし!>
 
 薄っすらと出汁に使った感じがある薄い褐色の地肌。しかし中はとても自然な色合いで、塩ダレ系の味わいが深く浸透しています。白身は色変化なくふるふる震えるようなソフトな感覚。卵黄はトロミがジュレっぽい状態になっており、崩すとまったりと舌全体に絡みつきます。塩味の素直な味わいに少し出汁感が広がりとても美味い!全体的にふわふわした歯ごたえなのも嬉しく、二口三口で食い終えてしまうのが、なんだか勿体無いような気分にさせます。嗚呼、味玉にハズレなし!。
 

f:id:TOMASSOON:20180506110454j:plain

 
 
 
 
 総じまして、「私の経験領域の外に生き、旨味を育んできた鴨塩!」と言う感覚でして、驚きを隠せません。鴨ラーメン自体経験低いのですが、鴨塩系は生涯通じて、2杯目なんじゃないかな・・・。美味いねー・・・これならつけ麺系も食べたくなるのだが、いまは醤油系しかないらしい。ちょっとこれは、メニュー制覇したくなる。並びの長さが課題ですが。まだ醤油はこれからのタイミングなので、それ以後また参りましょう。さてと・・・食い終わってからウインズへ。小さく負けて、さっさと退散いたしました。ラーメン代稼げず。明日から地道に働きますかね。そんな感じで新たな開放感を教えてくれた一杯に感謝!。それを忘れないように、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   緩々と
   気温が上がる
   腹減りて
 
 
   街に流れる
   鴨の香沁みる
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!
 

関連ランキング:ラーメン | 錦糸町駅住吉駅菊川駅

 

 

 

【今週のラーメン3237】 ジョナサン武蔵野西久保店 (東京・武蔵野) 酸辣湯麺+ローストビーフ丼 〜週末の家族外食も明日へのエネルギー!ファミリー中華麺!

 たまにはこう言うのを上げておきましょう。いつも「家族にも感謝しながら合掌!」と言う割りには家族で麺活動ができてませんが、GW最後の晩飯に、とあるジョナサンに家族で立ち寄りました。もっと他のを食べようとも思ったのですが、妻がタンメンか酸辣湯麺かどちらか食べたいが決められない・・・・と言うので、私が片方を担当して注文しただけ。まあ、「野菜たっぷりタンメン」は、似たようなのを日高屋で普段食っていましたし、「酸辣湯麺」をとりあえず担当して、あとでシェアしました。
 

f:id:TOMASSOON:20180506201400j:plain

f:id:TOMASSOON:20180506194638j:plain

 
 
 ファミレスの中華麺ですから、そこは良しなにと言うことで、対峙いたしました。一般的な中華屋のそれに比べて、かなり食べやすい感じで、酸味も辛味もおとなしめです。しかし、酸辣湯麺たる矜持は感じる部分があり、酸味は主張しますが豚ガラ鶏ガラ出汁に巻き込まれます。また溶き卵がかなり細かく散らばります。全体的に黄色い感じがするのは、辣油等の辛味を抑えているためで、辣油ボトルが欲しかったかもしれません。
 

f:id:TOMASSOON:20180506201413j:plain

f:id:TOMASSOON:20180506201417j:plain

 
 
 麺は細縮れ麺。スパスパと安易に切れ込むタイプで、とろみのあるスープに絡みまくりです。ちょっとダマになっていたところがあり、残念なところも見え隠れしますが、決して切り捨てにするほど悪くはありません。
 

f:id:TOMASSOON:20180506201437j:plain

 
 
 意外に300円のローストビーフ丼は、お得感があったかも。ミニ丼ですが、肉感がしっかりあり、それにタレが白飯と良く会うので、食が進みます。
 

f:id:TOMASSOON:20180506201415j:plain

 
 
 総じまして、「週末の家族外食も明日へのエネルギー!ファミリー中華麺!」と言う感じでしょうか。食べ盛りな子供がおりますので、そう高級そうな外食は懐痛むのですが、今後は家族揃った外食機会をもう少し増やしたいと思う次第でした。今回は簡単ですが、軽く詠って締めたいと思います。
 
 
   連休も
   あっと言う間に 
   通り過ぎ 
 
 
   下る天候 
   雨風出勤
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

関連ランキング:ファミレス | 三鷹駅

 

 

明星 中華三昧 赤坂榮林 酸辣湯麺 3P

明星 中華三昧 赤坂榮林 酸辣湯麺 3P

 
明星 中華三昧タテ型 赤坂榮林 酸辣湯麺 66g×12個

明星 中華三昧タテ型 赤坂榮林 酸辣湯麺 66g×12個

 

 

【今週のラーメン3236】 弘明寺丿貫 (横浜・弘明寺) 紅ズワイガニ蕎麦 + 四川式カレーの和え玉 + サッポロラガー赤星 〜ズワイ好きなら一回食っとけ!的な文句なしの崇高完成度なる一杯!

<忘れられずに弘明寺の方に行ってみた結果〜>
 
 うーん、関内の煮干そばが忘れられなくていかん。思わずスマホで店の名を検索して、悶々としてしまいます。ここまで心を持っていかれてしまっては、もう行かずにはおれん!ということで、ビールをあおることを前提に、わざわざ東京多摩エリアから、JR&ブルーラインに乗って弘明寺界隈まで、来てしまいました。目指すは当然、「弘明寺丿貫」さんです。
 

f:id:TOMASSOON:20180430120325j:plain

f:id:TOMASSOON:20180430120617j:plain

 
 
 関内同様の並びを覚悟しておりましたが、ランチピークで行列は5人程度と、逆に拍子抜けしてしまいます。なぜわざわざ関内の本店を越えて、ここまで来たかと言うと、新店舗開拓と言うのもありますが、こちらでレギュラーメニューとなっている「紅ズワイガニ蕎麦」なるものに、強く惹かれたから。オマールエビではビクともしないのですが、無類の蟹好き「カニ星人」な私なのですから、仕方がありません。ズワイガニは、正確には・・・ヤドカリに近いと言うことは抜きにして、まあこれ食ってGWの気分を高めたかったと言う流れです。
 
f:id:TOMASSOON:20180430112911j:plain
f:id:TOMASSOON:20180430120309j:plain
 

 
 それに・・・今回は和え玉をフルサイズでいただきたいと言う野心もありましたし!。今回は、他店連食は視野に入れず、この店だけに対峙させていただきましょう。
 
 
 
<男は黙ってサッポロビール赤星!>
 
 それにしても・・・暑いのだ。待つ場所がちょうど日陰になっていたので助かったが、汗ばむ季節には違いない。ハンカチはもうタオルハンカチに変更しないと、間に合いません。加えて花粉症の薬をまだ服用しているので、喉がカラカラ(薬の影響)。なので入店して当然のように、Sapporo赤星をいただきます。
 
f:id:TOMASSOON:20180430114554j:plain
f:id:TOMASSOON:20180430114617j:plain
f:id:TOMASSOON:20180430114622j:plain
 

 
 キンキンに冷やされたコップが、白く凍りついているのが嬉しいー。なみなみと瓶から注いで、慌てるように喉に流し込みプハーーーーっと大きくため息をつきます。幸せ!。どんどん酒が進んで行きますが、最後の和え玉のために、少しは残して置かねばならぬ。しかし止まらないー旨いからー。
 
f:id:TOMASSOON:20180430114628j:plain
f:id:TOMASSOON:20180430114700j:plain
 
 
 
<お見事なるズワイガニの丸ごと感!ミソ感に加え甲羅のバーミックス級すり潰しスムージー濃厚感!>
 
 それにしても、接客が明るいし丁寧だが、店の雰囲気もちょっといい感じで、夜なら酒がマッチしそうです。それにコンテンポラリーなジャズのBGMも心地よく、音量が少しだけ大きめなのが邪魔にならずでいい感じ。心地よくビールの酔いが回り始めたところで、ちょうど配膳が完了いたします。それがこの麺顔!。
 

f:id:TOMASSOON:20180430115134j:plain

 
 
 うおおおお!まさに甲殻類の色合いイメージ。クリーム色っぽいので、ビスクでも染み込ませて食うと美味そうな風貌です。香りのほのかにズワイガニのエキス感を伝えます。チャーシューのピンクさがまた、スープに負けずに優しい美味さを連想させ、さらに万能ネギの蒼さが、色彩的に補色構成となっており、コントラストにも似た目に焼きつくような美しさです。
 

f:id:TOMASSOON:20180430115130j:plain

 
 レンゲをそっと差し込む時点で、もう興奮してしまう私。スーッと紅ズワイ甲殻のオレンジ色が別れるのだー。その奥からは甲殻エキスをすり潰して越したような、深緑のようなスープが浮かんでくる。そしてレンゲを持ち上げると、またオレンジ色の層の下に隠れてしまうー。甲殻のすり潰しは予想できたけど、内臓系のエキス感もしっかりと溶かしているようなのです。
 

f:id:TOMASSOON:20180430115139j:plain

 
 味わいは、ズワイの味わい全部を感じ取れる感じ。甲羅の香ばしさが素晴らしく、エグ味が一切ない独特の香ばしさを発揮します。すりつぶしの欠けらが見て取れるのだが、舌にはざらつき感が一切ない。相当丁寧に、ミキシングされたようで、バーミックスを使った時のようなスムージー感とすら思えてなりません。また、下の層は全部ではないでしょうが、ミソっぽい内臓系もすり潰されているように思え、あの濃厚な旨味がしっとりと感じられるのです。蟹大好き「カニ星人」としては至極の幸福感に包まれますー。アニマルオフでも、こんなに濃厚でしっかりとした味わいを残すとは・・・ズワイガニ恐るべし。
 

f:id:TOMASSOON:20180430115151j:plain

 
 半分以上食べ終えたところで、和え玉を注文しました。和え玉が来てもスープを少し残しておいて楽しむか、和え玉にひと匙ばかりかけようか・・・など予定しておりました。しかし、美味すぎて和え玉が到着する前に、全部飲み干してしまいましたー
 
 
 
<嬉しい超パツパツ感で風味高し!個性的スープをガッシリ受け止める!>
 
 デフォルトが固めの茹で上げらしいです。いわゆるパッツパツの低加水麺でして、細麺を噛む歯ごたえがとてもハキハキとして、風味がしっかり伝わります。相当濃厚で特徴的なスープをしっかりと受け止める感覚があり、ズワイの旨味と麺の乾いたグルテン感が、咀嚼するごとに混じり合って昇華した旨味へと変化してゆきます。
 

f:id:TOMASSOON:20180430115204j:plain

 
 
 表面はうっすらと滑り層があって、そこにスープが薄く浸透する。いわゆる濡れた感じなので、口当たりが意外とライトであり、強い啜りをしなくても、心地よく口の中へと持ち上がります。時々万能ネギが貼り付いてザクリとした歯ごたえと苦味が響きますが、不思議なことに、これもズワイスープに絶妙に合いますね!
 

f:id:TOMASSOON:20180430115213j:plain

 
 
 
<レアタイプの肩ロース肉スライスが崇高過ぎて美味すぎる〜!>
 
 スープがとても個性的で、麺がとてもしっかりしたパツパツ感覚。個性と個性のぶつかり合いの中で、ひときわ心落ち着けて食えるのが、レアチャーシューでした。極薄のスライス肉ですが、肩ロースと思われ、脂の部分もしっかり残り、そして甘い。赤身の中にも脂が差しており、そのまま丸めて一口で食うと、空気を含んだ食感となり、すごくうまい。思わず、和え玉のためにとっておいたビールを半分程度、この肉を食いながら空けてしまう・・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20180430115141j:plain

 
 
<辣油と辛味噌感混じりのカレー玉!コッペコペ な混ぜ混ぜ感をビールで流し込む幸せ!>
 
 今回はハーフなどにせず、フルサイズでいただきました。前回は牡蠣だったので、今回は、「四川式カレー」。カレー玉が一個、丼に放り込まれたと言う麺顔です。これを崩しながら混ぜてゆく。味見をすると、辣油がじっとりと滲んでおり、少しばかりの豆板醤があるのか?しかし全体的にはやはりカレーでして、四川と聞くとパンチ予想でしたが、結構マイルドなカレー味でした。
 

f:id:TOMASSOON:20180430115708j:plain

f:id:TOMASSOON:20180430115704j:plain

f:id:TOMASSOON:20180430115713j:plain



 麺がカタメですから、このカレー玉を混ぜきるにはちょっと時間がかかりましたが、やりきるとかなり旨そう。いや・・・美味かった。少しばかりのニンニクがカレーの風味を引き上げ、黒胡椒がビチっと味の輪郭を整えます。また刻み玉ねぎがいい仕事をしており、シャリシャリ感が麺のパツパツ感の隙間で随分アピールしますし、フレッシュな苦味が清涼感を高めます。これを単品で出してくれたら、これだけでビールを2本は軽く空けられる気がします。夏にビールにカレー味!って最高ですからね。旨し!。
 

f:id:TOMASSOON:20180430115717j:plain

f:id:TOMASSOON:20180430115828j:plain


 
 
 総じまして、「ズワイ好きなら一回食っとけ!的な文句なしの崇高完成度なる一杯!」と言う感覚でして、これ以上語ると、巧言令色鮮なし仁・・・・ですかな。丿貫さんは、本店と支店で少しづつ違うのを限定で提供してくれるようですので、限定追い続けても飽きずに通えるでしょうね。惜しむらくは、このエリアは、仕事でも縁がないので頻繁には来れないということ。週末、四季折々に限定を確かめに来ることと、今後はいたしましょう。今回は、酒、麺、締め、と全部痛快でした!また必ず来ますが、ツイッターをチェックしていきたいと思います。嗚呼、良いもの食って満腹。この幸福感を忘れないように、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   晩春の
   夏の匂いに
   誘われて
 
 
   ハマ風嬉し
   今日も丿貫
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 
YouTubeにまとめてみました!
 

関連ランキング:ラーメン | 弘明寺駅(横浜市営)弘明寺駅(京急)蒔田駅

 

 

 

【今週のラーメン3235】 くじら軒 横浜本店 (横浜・センター北) 塩らーめん 〜どこかホッとさせる安寧感、どこか説得力のあるティピカルな塩そば

<ようやく伝説を確かめに行くことが出来た〜>
 
 長年の宿題「くじら軒」へとやって参りました。一方で、八重洲店は閉店してしまったのね・・・。だいたい私のラヲタ生活の黎明期は、西新宿ラーメン戦争時代に遡るのですが(友達が引き込んだ)、麺屋武蔵の秋刀魚節を使った濃厚魚介が火種となり、時がかなり過ぎて松戸のとみ田が営業開始あたりの頃に、偶然出くわしたころで爆発。麺屋武蔵を意識してた頃前後に、ブレイクしてたのがこちらだったような・・曖昧な記憶。まだラヲタ火種状態だったため、「遠いから行けない」で済ませていたんです(その友達は神奈川ラーメンなんて興味なかったみたいだったし)。八重洲店や、コラボ企画のカップ麺で、制覇した気になってただけではイカン!と実は心の隅では思っていた。最近、神奈川ラーメンを攻めているなら、行くしかないでしょ!・・・と言うことで、「進化@中山」の帰り道に突撃してみました。
 

f:id:TOMASSOON:20180429122319j:plain

 
 
 場所は「ブルーラインセンター北駅」界隈・・・横浜は広すぎてピンとこない。丘陵地帯に、どでかい都市開発がなされた感じで、多摩・南八王子エリアとそう変わらん風景・・・と言えば怒られるか?(すみません)。港町横浜の香りはありませんが、横浜!と言う洗練さはありましょう。周囲の住宅地はいい感じであります。そんな区画整理された一角に、何とも味な雰囲気した店がポツネンとありまして、それが「くじら軒 横浜本店」です。ランチタイムピークに近い時間帯だったんだけど、行列もなく、すぐに座れたのが意外。
 
f:id:TOMASSOON:20180429122745j:plain
f:id:TOMASSOON:20180429122808j:plain
f:id:TOMASSOON:20180429120023j:plain
f:id:TOMASSOON:20180429120037j:plain
 


 厨房には、カップ麺の上蓋に映ってた店主がおられた!腕に絆創膏をあちこちに貼られてあり、やけどでもしたのでしょうか・・・。奥さんは、ハキハキと丁寧で、食券をもぎって厨房へと消えてゆきます。客層は、ほぼ私のような観光気分の方々と、めっきり常連で通い続けてる方々と半々。前者は、店先で記念写真なんて撮っておられたから、このGWで首都圏へやって来た方何でしょうか。いい旅行になばいいですね(今思うとシャッター押したげれば良かったわ)。
 
f:id:TOMASSOON:20180429120242j:plain
f:id:TOMASSOON:20180429122258j:plain
 
 
 
<塩気に節感!更に焦がしネギの香ばしさで、グイグイ食わせるアッサリ塩味!>
 
 だいたいオーダーを見ていると分かるのが、常連さんだと「パーコ麺」、初訪問や観光気分だと「らーめん薄口醤油」。前者は考えにも及ばなかったが、天邪鬼な私は「塩らーめん」とさせてもらいました。ここは、ラーメンデータベースの諸兄の評判を大変参考にさせていただいた次第。ずるい奴でごめんちゃい。懺悔を多少感じてたところで、案外早く配膳が完了。それはこんな麺顔でした!。
 

f:id:TOMASSOON:20180429121527j:plain

 
 
 おおお!何と偉大なるフツー感覚!それは新たなる定番を築き上げたと言う称賛ですよ。水菜のトッピングとか、焦がしネギなどのフレーバーも、当時から変わらないとすれば、先進的だったんではないでしょうか。半濁りの塩スープも穏やかな表情ですし、ナルトが「の!」と熱くメッセージを伝えます。生まれの関西ではまず考えられなかった海苔トッピングは、疑う余地のない当たり前すぎるアイテム。ラヲタ駆け出しの頃の心境で、今回は味わいます。
 

f:id:TOMASSOON:20180429121522j:plain

 
 
 まずはスープから。これがひと啜りしたら、初めてのはずなのに、初対面ではない味わいなのには驚きました。神奈川系で味わう塩ラーメンってこう言うのあるある!。コピーでないので悪しからず。●村屋さんや、●ND Bar、・・・とくれば●夫利など、ちょっと参考にしたくなる輪郭があるではないでか。それぞれどんな関係があるのかは、全く無知ですので重ね重ねごめんちゃい。正直言って、先例に出したのどれも大好きなので、この味がとても自分には会う!
 

f:id:TOMASSOON:20180429121523j:plain

 
 
 スープのベースは、鶏ガラ豚骨両方なんでしょうか。近年の神奈川だと鶏一辺倒の方がウケている気がしますが、これは豚の柔らかい旨味はいい感じでして、半濁りにも伝わるイメージです。塩気ははっきりとアピールしてますが、焦がしネギの風合いのためか、生姜とは違う甘みのある香ばしさを伝えるジリジリした風味と味わい。これがじわじわと広がります。そこにゴマの風合いがまったりとハマりますから、実にうまい。単なる色合いのトッピングとして水菜があるのではない。時折かじると野菜系のフレッシュな味わいが、下味スープに反応するのが実にいい!
 

f:id:TOMASSOON:20180429121540j:plain

 
 
 
<淡いクツクツ感とスープ持ち上げの良い、極細ストレート玉子麺!>
 
 最初に謝りますが、コラボ企画のカップ麺をすぐに思い出してしまいました。カップ麺がよく特徴を捉えたなと冒頭で感心してしまった(汗)。決してこちらの麺を卑下していないので、誤解しないでいただきたい。実に極細ストレート麺にセンスを感じました。この麺も、とても店のオリジナリティーを感じます。
 

f:id:TOMASSOON:20180429121552j:plain

 
 
 「淡麗な塩スープで、クツクツした歯ごたえの細いストレート麺」とお題を出したなら、麺の風味を感じる低加水麺とか、近年なら全粒を打ち込んで風合いをアピールする麺とか連想します。しかし、何となくこちらの麺は、たまご麺の素直さを思うのですが、どうなんでしょう。うまく表現できませんが、原点回帰なうまさを思い知ると言った感じで・・・・これは、贔屓が過ぎましょうか。
 

f:id:TOMASSOON:20180429121600j:plain

 
 
 そして、それにしてもスープの持ち上げが半端ないのです。スープが浸透するでもないのに、しっかりと汁麺としてスープ一体化した味わいが染み渡る!。旨し!。この日、時間をあまり置かず連食となってしまいましたが、するする別腹のように食えたのが、何よりの証明だと思います。
 
 
 
<蕩けて崩れるように柔らかい豚肩ロース肉!塩気が滲んでなお旨し!>
 
 チャーシューは小振りなのが二枚。いずれも肩か腕に近い部位の肉と思われ、肩ロース辺りの肉とひとまとめー。これが実に侮れず。基本的に塩だれに浸かった肉と思われ、スープとの愛称は抜群です。その上、脂身のトロトロ感が半端なく、赤身に至ってはスープを吸い込みまくっております。一口で食うしかありません。食うと実際には、肉の塩気に混じった脂身の甘みが美味すぎる。少ししか面積を残さない脂身が、つけダレと共に肉全体を支配するとは・・・・。我にかえったら、すでに飲み込んだ後でした。ずるい!ずるいよ、もっとちゃんと意識あるうちに、味わいを認識させてくれい。
 

f:id:TOMASSOON:20180429121532j:plain

 
 
 総じまして、「どこかホッとさせる安寧感、どこか説得力のあるティピカルな塩そば」と言う感覚でして、妄想入りすぎの感想まとめでごめんちゃい。確かに時代の注目を集めた一杯だと認識させていただきました。それと同時にこの業界のスピード感というものも。偉大なるフツーも、時を重ねれば大いなる定番として確立してゆくと思います。心配はしていません。きっとそうなると確信する一杯。こちらの地縁は全くない上に不便なんですが、間隔を置いて定点観測させていただきたい次第です。次は醤油系ですかね。ともあれ、単なる宿題片付けのつもりが、感慨深い一杯になりました。それを忘れないうちにとっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   はるばると
   野山を越えて
   行く雲に
 
 
   くじら見立てて
   吹く塩いただき
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeでまとめてみました!
 

関連ランキング:ラーメン | センター北駅中川駅

 

 

 

【今週のラーメン3234】 町田汁場 しおらーめん 進化 中山店 (横浜・中山) 伊吹いりこの塩煮干 〜煮干と麺双方の旨味の透明感が素晴らしい塩煮干麺!

<春の陽気に誘われて〜やることなくてやって来た〜>
 
 一年の中で一番自由に羽を伸ばせるGW。のはずが、日頃サボっている家の中の仕事・・・例えば、家の中のカビ退治と防カビとか、風呂の目地を補修とか、要らぬものの整理と処分とか、車の掃除とか等など、やることはたくさんある。一日ひとつづつ片付けよう・・・と言うことで、いつもの出勤時間に跳ね起きて、家中のカビ対策を実行するのです。最近は、とてもいい薬剤が販売されていて、新宿のTOKYU HANDSのスタフにしこたまアドバイスをいただきましたよ。その薬剤を使うのが楽しくて楽しくて・・・あっという間に1本なくなってしまいました。完璧!!。お陰で、ちょっと家族も私もいい気分になりまして、めでたしめでたし。「じゃ、ちょっと行ってくるね!」と堂々と、ラーメン活動に出かけると言う流れです。
 

f:id:TOMASSOON:20180429110714j:plain

f:id:TOMASSOON:20180429111301j:plain

 
 
 朝から汗を流したせいだろうか・・・・塩を補給したいように、塩ラーメンが食いたくなっていた。宿題リストの中から、塩の店をピックアップしたところ、こちら「町田汁場 しおらーめん 進化 中山店」さんと相成りました。混雑覚悟でクルマを流しましたところ・・・GWは逆に都内エリアは空いているのでした!。246号のスイスイ〜、溝の口あたりもノーストップで駆け抜け、あっという間に中山まで着いてしまいました。早く着き過ぎて開店前の一番のり状態でした。
 

f:id:TOMASSOON:20180429103421j:plain

 
 
 ぼーっと待つと、朝から働いたから眠気が襲う。しゃがみこんで10分ほどうたた寝しても、誰も後からやってこない。あまりに暇だったから、メニュー看板を眺めておりましたら、「伊吹いりこの・・・」なるものがあります。進化にこんなのあったっけ?と思ってネットで調べてみると、中山店限定らしいですねー。先人のコメント・レビュー・ブログをささーっとチェックしたところ、評価が別れるところも面白い!。じゃ、いっちょこれ食おう!と相成りました。
 

f:id:TOMASSOON:20180429105814j:plain

   
 
 
<塩気の中にフレッシュな煮干の風合い!苦味と甘味のコラボ感ある塩ダレがナイス!>
 
 店の中に案内されて適当に座りますが、なかなか若い人向きの洒落た感じですね。カウンターがタイル目地調になっていて、あ・・・・風呂場の補修をやらんといかんと、急に現実に引き戻されそうになってしまいます。全体的に黒を基調としているようですが、BGMにビビッと来たよ!。GUN’S & ROSES じゃないですか!。ご店主がどうもGUN’Sのファンらしく、若い人にもウケてるなんて嬉しいじゃないですか!。どうせなら、もう少しボリュームアップしても良いぞ!と気分的に乗って来たところで、配膳が完了しました。それはこんな麺顔。
 

f:id:TOMASSOON:20180429110216j:plain

 
 
 ううう!塩の名店系らしい清らかさと深みを感じる塩清湯。いつもの塩より色合いが少し濃ゆい感じがするところに、イメージ的に伊吹いりこのエキスを感じさせます。チャーシューのピンク色も可愛いく綺麗なことだこと!。香味油の漂いと、煮干エキスの泡立ちがとても美味そうな演出に思えます。
 

f:id:TOMASSOON:20180429110212j:plain

 
 
 さてそのスープですが、意外に煌めいて深い色合い。レンゲに透かすと山吹色した透明感のようです。うっすらと香味油の余韻を感じますね。心静めて味わいますと、冒頭から煮干の挨拶から始まります。最初はチリッとしたビターな味わいと感じますが、徐々に味わうとそれに慣れてしまいあまり感じなくなる。それよりも、煮干の旨味感が結構フレッシュでして、塩気に引き出された煮干エキスのニボとした風味を豊かに感じますが、全体的には淡麗な輪郭。甘みも感じますが、塩気がやや勝ると行った煮干の味風景です。全体的には苦味と甘味のバランスがよろしく、馴染みやすい煮干感でした。
 

f:id:TOMASSOON:20180429110222j:plain

 
 また微妙にアクセントを感じるのは、玉ねぎの微塵切り。玉ねぎエキスがあるだけで、煮干味が反応して凛とするようなイメージです。歯ごたえも少し感じたりして、煮干のフレッシュ感と共鳴する玉ねぎ感ですね。
 

f:id:TOMASSOON:20180429110240j:plain


 
 
 
<やや透明感感じる手もみ風ボコボコフォルムの多加水細麺!弾んで喉越しシルエット残す!>
 
 そして、先人達の好みが分かれるところの麺ですが、ちょっと改良を重ねているのか、私的には非常に柔らかさの中に引き締まりを感じました。マイクロボコボ感覚というか、細麺なのに手打ちのようなフォルムがとても印象的。そして加水は多めなのですが、全体的に透明感ある見栄えでして、モチモチ感と言うよりは、ブルンブルンとした弾みと感じてしまうー。
 

f:id:TOMASSOON:20180429110253j:plain

 
 
 またスープに濡れただけでとても塩気を引き上げてくれますし、味わいとしてもスープの風味と麺の食感がよく合います。口元のタッチは軽やかでズボボボボボっとすすり上げると、ボコボコしたフォルムが口の中を刺激して楽しい。滑りが良いので、喉奥までたどり着きそうになりますが、咀嚼の後で嚥下すると、喉元を駆け抜けるときに、麺のシルエットをはっきりと感じます。
 

f:id:TOMASSOON:20180429110301j:plain

 
 
 これは好きなタイプかも。これでつけ麺などしても楽しそうですが、むしろブリブリし過ぎてしまうおだろうか・・・・。中山店限定の新開発麺。ちょっと個人的には宣伝しておきたいー。
 
 
 
<柔らかいレアチャーシューにも程よく効いた塩気が旨し!>
 
 レアチャーシュー。肩ロース部位なのか?。少し塩気が効いていて、肉味の芳醇さとすごくマッチしておりました。また柔らかさも言わずもがなでして、特に、脂身と赤身の入り混じる部分の歯ごたえがソフト極まる。こう言う肉ならビールに合うだろうー。
 

f:id:TOMASSOON:20180429110226j:plain


 
 ちなみに、クルマで来てしまったからビールが飲めなかった。悔しいのは・・・こちら、ハートランドとエビスと両方置いてあるのであって、実に悔しいー。ジャックダニエルハイボールまであるではないか!!。自論!ハートランドが歩いせは旨い。今回もその通りでありました。
 
 
 
 総じまして、「煮干と麺双方の旨味の透明感が素晴らしい塩煮干麺!」と言う感覚でして、何のひねりもない感想まとめでごめんちゃい!。まだ、このブランドで、白醤油も食ってないし、ゆずの辛塩麺なんてのも、後から写真整理してからあるのを知った次第で、「進化」を知っているようでまだまだ序の口であります。再訪問は確実。電車で来れば酒も飲めるのだが・・・仕事の遠出外出では利用したいと思う次第です。食った後、いい気分になったので、カーステレオで「GUN’S & ROSES」をガンガン聴きながら、第三京浜を流して帰りましたー(痛快!)。気分が良いので、このままとっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   咲き揺れる
   躑躅眩しく
   みなみ風
 
 
   伊吹いりこの
   香りも運ぶ
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!
 

関連ランキング:ラーメン | 中山駅

 

GUN’S&ROSES

GUN’S&ROSES

 
APPETITE FOR DESTRUCTION

APPETITE FOR DESTRUCTION

 
Guns & Roses (From

Guns & Roses (From "Baccano!")

 
USE YOUR ILLUSION 2

USE YOUR ILLUSION 2

 
Unplugged 1993

Unplugged 1993

 

 

【今週のラーメン3233】 中華蕎麦 時雨 (横浜・伊勢佐木町) 中華蕎麦 〜ハマの和心感じる崇高!鶏醤油清湯麺!

<港町でお散歩ラーメン活動・・・GWのひと時>
 
 横浜の中心地に来るのも久し振りなので、ブラブラとしてしまいました。結局、風に吹かれてコンビニで買った缶ビールなんか空けてるわけですが、家族が見たら怒られそうです。結局景色も見飽きて、スパホの画面を見てるのが多くなって来たところで、さて一杯食って帰るとするか・・・。そんな気分でやって来たのが「時雨@伊勢佐木町」さん。昼の部にギリギリ間に合った次第でして、それでも行列は絶えておりませんでした。すごい人気だ。
 

f:id:TOMASSOON:20180428134457j:plain

f:id:TOMASSOON:20180428142610j:plain

f:id:TOMASSOON:20180428142056j:plain

 
 
 店内は、とても清潔感あふれた和風チックでありながら、壁には絵など描かれていて、今時の店って感じ。接客はいたって気持ち良く、案内も非常に丁寧でした。何やら、少し前からつけ麺の麺を変えたのだそうで、そちらにも非常に興味をそそられたものの、デフォルトを食ってないのに、麺の変化も語れないだろうと思う。なので定番の「中華蕎麦」とさせてもらいましょう。
 

f:id:TOMASSOON:20180428140143j:plain

 
 
 ・・・・ピクピク。「冷酒 600円」とな!。つい先ほど、ビール空けたばかりだったし、昼の部最終に長居もしづらいかと思って、泣く泣く辞退。
 
 
 
<透明感のように澄んだ醤油の円やかさと、優しく纏う鶏出汁感のバランス絶妙!>
 
 しかしだ・・・直後のお客が、辛いようなメンマ盛りでお酒を召し上がっているのを、真横で見せつけられては、これはツライ。やっぱり飲むか!メンマが異様に旨そうだぞ!どうする!!どうする!!!と迷いのピークに達した時、生憎と言っていいのか、私の配膳が完了いたします。ここはやっぱり麺だけに集中いたしましょう!。そんな迷いを断ち切ってくれたのがこんな麺顔です。
 

f:id:TOMASSOON:20180428141217j:plain

 
 
 おおお!いかにもここ2〜3年隆盛して来た『ネオ中華蕎麦』のお姿そのものですな。いわゆる淡麗系醤油清湯。場所が横浜だから、神奈川淡麗系?とも頭もかすめたが・・・そんな色気よりも、和風とすら感じる落ち着き感が、ファーストインプレッションです。透明で透き通る醤油ブラウンは、優しい色合いで映えるし、スープの中でローリングして見える麺線が実に美しい。チャーシューもどうやら二種。ネオ中華蕎麦の要所要所は、きっちりと押さえられてるようです。
 

f:id:TOMASSOON:20180428141212j:plain

 
 
 そしてまずスープから味わいますが、レンゲで透かすととても脂がキラキラして美しい。ワックスのような濃密感はないけれど、上品な感じと濾過されたような清らかさすら覚えます。ゆっくりと神経を集中して味わうと・・・・これがまた優しい鶏系の旨みが広がる。香味油が何なのかは不明何ですが、よくある神奈川系で出て来る鶏油のバターのような濃密感とは別物。そんな鶏エキス感でして、脂なのにさっぱりしている味わいが素晴らしい。きっとがぶ飲みしても胃もたれ皆無。見た目よりは随分とさっぱりしていて滋味が広がるねー。
 

f:id:TOMASSOON:20180428141213j:plain

 
 そして醤油感はとても繊細。厨房に印象的な醸造所っぽいマークがあったのを覚えていて、後からネットで調べたら「ヤマロク醤油」という小豆島の蔵元らしいです。私は門外漢なので詳しくは述べられませんが、カエシと言った印象の塩気の尖りが一切ない。そして醸造っぽい感じがする後味の酸味も少なくて、全体的に円やかな仕上がり感です。だからなのか、鶏の旨味感とのバランスが非常によくて、穏やかな全体味わいにしては、「ピントが合う」ようなスッキリしたイメージが心地よいですー。いや〜、思っていたより相当美味いぜ。
 

f:id:TOMASSOON:20180428141242j:plain

   
 
 
<非常に滑らかでスープの持ち上げ感あるしなやかストレート細麺がナイス!>
 
 こういう上品で優しいスープの方が、麺の相性選びって面白そうです。優しい味には、優しい物腰。明るい透明感には、明るい歯ごたえ感。良いですねー、コンビネーションが。加水自体は高めで、モチモチ感を演出するけど、派手な感じはしません。中盤から箸でリフトすると、よく麺同志で揃いますし、スープの持ち上げもいい。ひとことで言えば「しなやか」できっと済むのだろうが、理屈っぽくてごめんなさい。
 

f:id:TOMASSOON:20180428141252j:plain

 
 
 スープが繊細だから、麺もあまり風味を全面的に出さなくてもいいよね。そんな感じで、するすると食えるから、やはりお酒の後に食うのが似合うかな・・・って、やっぱり未練がある感じです。
 

f:id:TOMASSOON:20180428141308j:plain

   
 
 
<薄味豚肩ロースと細工された鶏ももロール肉が、スープを吸って旨し!>
 
 メンマがいい!深くタレが染み込んでいるようで、実にあっさりした味わいで、歯応えがクニャリとして楽しい感じ。そして後味が地味にいい感じ。きっとこれに、辣油とネギをのせて食うと美味いだろうね。スープに浸ったメンマを食って、再訪問して酒と合わせたいと深く思った次第です。
 

f:id:TOMASSOON:20180428141230j:plain

 
 
 それに輪をかけるように、鶏肉チャーシューがいい。きっとモモ肉で、人参・牛蒡・隠元などを巻いて整形したのだと思うけど、これが実に美味いし酒に合いそう。皮に近い部分の鶏肉のツルッとした肉繊維と味わいが、スープに良く合います。昔学生だった頃、うちのお袋がこういう風に上品ではないけど、牛蒡を肉で思い切り巻いて、弁当に入れてくれてたっけ・・・。GWに実家に帰るから、お袋と覚えているか話してみよう。
 

f:id:TOMASSOON:20180428141329j:plain

 
 そして最後に、豚チャーシュー。肩ロースとモモ肉って、なかなか見分け難いので間違ってたら御免なさいだが、淡白だけど肉味に脂の甘みを感じるから、一応肩ロースとしておくね。ややこしいことに、とても柔らかいので、モモ肉だったか?と記憶が定かではありません。ちょっと肉の勉強もしないと、だんだんブログで語れなくなってきた・・・。
 
 
 
 総じまして、「ハマの和心感じる崇高!鶏醤油清湯麺!」と言う何のひねりもない感想まとめでごめんちゃい!。ネットで多賀野のご出身ってのを後追いで知りましたが、そうなると塩蕎麦も食わねばならなくなるー。そんなフィーリングがなかったのがまた面白いところですが、そういう私も、まだ多賀野で塩しか食ってなかったんだっけ(笑)。系譜の話は脇に置くとして、とても全体的に上品さがある一杯。ご店主の大きく恰幅の良いお姿から、こういう繊細なのが生み出される・・・と思うと、人の才能って不思議ですね。滅多に来れないエリアですが、必ずお酒とメンマをいただきにくる所存ですから、長く営業を続けて活躍していただきたいと切に願います。そんな応援気分を記憶に残すべく、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   澄んだ空
   乾いた風が
   心地よく
 
 
   澄んだスープも
   快きかな
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 
YouTubeでまとめてみました!
 
 

関連ランキング:ラーメン | 伊勢佐木長者町駅関内駅石川町駅

 

ヤマロク 鶴醬 500ml

ヤマロク 鶴醬 500ml

 
ヤマロク 菊醤 500ml

ヤマロク 菊醤 500ml

 
ヤマロク醤油 鶴醤・菊醤(100ml)各1本 お試しセット
 

 

【今週のラーメン3232】 灰汁中華 丿貫 福富町本店 (横浜・関内) 煮干そば classic +牡蠣和え玉ハーフ+サッポロラガー赤星 〜突き抜けて穏やかなる崇高灰汁煮干!和え玉必須のエンタテイメント!

<いつでも探しているよ、どこかに煮干の香を〜>
 
 一年で一番幸せを感じるのがこの季節。新年度が始まった一息ついた頃合いに、GW突入〜というのが、私の仕事では一番余裕ができるタイミング。なのでいつもは帰省して、ついでにラーメン活動を行うのですが、今年はどうも無理っぽいので、関東近場で活動することとしました。そんなわけで、プチひとり旅気分でやって来たのが、横浜です。
 

f:id:TOMASSOON:20180428120447j:plain

 
 
 関内といえば、二郎?と言う方も多い中、最近どうも煮干欠乏症でして、ちょっとカルシウム不足かイライラ気分が治らない。なので、こちら「灰汁中華 丿貫」さんへやってまいりました。移転前に一度訪問済みなのですが、記憶も薄くなってますので、もう一度煮干インプットさせてもらいましょう〜。
 

f:id:TOMASSOON:20180428120843j:plain

 
 
 まーGWですから大行列ですよ〜。ざっと30名以上。向かい側にある駐車場の壁際が、ちょうど影になってて、風に吹かれ気持ちよく並べました。そろそろラーメン活動にも日傘と団扇が必要になって来ましたね。客層は老若男女様々。一匹狼みたいな凄みを感じるマダムやら、カップル、ラヲタ男子フレンド、家族連れなど、まわされたメニュー表見てあれこれと悩んでおられましたー。限定にも激しく惹かれますが、初志貫徹と言うことで、食ったのが「煮干そば classic」。看板定番の味に対峙いたしましょう!。
 
f:id:TOMASSOON:20180428105542j:plain
f:id:TOMASSOON:20180428120503j:plain
 

 
 
 
<待ちくたびれてラガーをあおる>
 
 結局、一時間弱程度、行列待ちをしていたので、いい感じで疲れてしまいました。喉も渇くしねー。赤星でなかったら水をガブ飲みして済ませるところですが、このブランドだったら飲むしかありますまい。私の個人的に好きな3つのブランドは、「ハートランド」「ハイネケン」そして「サッポロ赤星」。とりあえず、これらがある店は旨い店と、勝手に法則作って言い訳がてらに飲む次第。やはりラガーは旨いわー・・・昼間だったから回るのがすごく早い。
 

f:id:TOMASSOON:20180428115139j:plain

   
 
 
<灰汁の看板にしては崇高感と優しさ感じる煮干感覚!苦味がするっと香る芳醇な甘まさがナイス!>
 
 そう言えば・・・待ってる間、次の時間の都合で諦めて行列離脱のご家族が痛ましく思い出されます。両親のラーメン好きに、子供が付き合わされてると思っていたが、食いたかったのは子供の方らしく、子供が半分べそをかきなが歩いて去っていった〜。その悔しさ痛いほどわかる。食える幸せをありがたく感じ始めたところで、配膳が完了です。その麺顔はこちら。
 

f:id:TOMASSOON:20180428115604j:plain

 
 
 おお!移転前の薄い記憶では、そこそこの濃厚さだったのですが、こちらは「classic」という通り、オーディナリーさを少し滲ませる煮干し感が伝わります。トッピングの肉も質が良いのがアリアリ。玉ねぎ微塵も多めに投入されていて、私の好みにも合いますし、スープから少し透けて見える麺線はとてもハキハキしてて、見ているだけで元気が出そう。
 

f:id:TOMASSOON:20180428115600j:plain

 
 
 そしてその煮干し感ですが、最初はふわっと煮干しの苦味?というか香ばしさを感じさせますが、すぐに芳醇な甘みへと味風景を変化させます。片口とうるめが投入されてるということで、ニボとした苦味を想像してましたが、鰺の上品な甘さが引き寄せたのか、とても口当たりの良い煮干し感。これなら、泣きそうになりながら帰って言った子供にも、ドンピシャな旨さが伝わりましょう。大人びた煮干し感だけでなく、広く受けそうな煮干しの味わいです。
 

f:id:TOMASSOON:20180428115608j:plain

 
 
 シャリシャリとした玉ねぎの歯ごたえの後に広がる、フレッシュな苦味が煮干し感を刺激し、相乗させますねー。煮干しの苦味が玉ねぎの苦味に乗り移ったかのような、爽やかさがとても印象的です。動物感を殆ど感じないけど、表層にはエキスっぽい脂の和が漂うのが不思議な感覚でした。
 

f:id:TOMASSOON:20180428115626j:plain

 
 
 
 
<気持ち良いほどのパッツパツが痛快に響き渡る咀嚼感覚!>
 
 煮干そばの定則にのっとったような、パツパツストレート低加水麺。麺の乾いた風合いをしっかりと伝え、熟成感と新鮮味を味わえるという寸法です。表層には軽い滑り層が出来上がっており、その部分だけにはスープの浸透を許しているよう。滑り層ゆえに見栄えは漆喰のようで美しく、口あたりは滑らかかつ軽やか。ズボボボボボーーっと啜り上げるその快感が週末の開放感に華を添えます。
 

f:id:TOMASSOON:20180428115641j:plain

 
 
 もう最初の二口三口目で、和え玉を食おうと決めてしまいました。パツパツさが強いので、箸でリフトしても麺同士が貼りつくようなイメージがありませず、束の解れがとても早い。なので喉越しが、まるで一本一本シルエットをアピールするかのように、心地よい喉奥の感覚がたまりません!
 

f:id:TOMASSOON:20180428115654j:plain

   
 
 
<非の打ち所がないのないレアチャーシュー!唯一感じさせる動物感が鮮やかに決まる!>
 
 今やラーメン界を圧巻している勢いのレアチャーシュー。もうこれだけで差別化は難しくなって来た様相ですが、それでもこのスライス肉はいいね!。肩ロースだろうか・・・脂身のさしがいい感じで入っており、赤身の部分もとてもシットリした感じ。肉味がしっかりと伝わるし、塩気等の刺激がとても低い。なので淡麗な酒にとても合うと思われ、ビールのお供として有効活用させていただきました。旨し!。
 

f:id:TOMASSOON:20180428115614j:plain

 
 

 
<ペッパー感とニンニク風味で洋風にも感じる牡蠣ペースト感覚>
 
 先客の席に目を移すと、全員に丼が2個おいてあり、追加で和え玉をしたのがまる分かりです。女性の一人客でも、ここでは恥じらっている場合ではありません。一番人気は牡蠣のようだったので、それをお願いしました。というか、牡蠣大好き「カキ星人」なので、放っておいてもそうなったのだがー。
 

f:id:TOMASSOON:20180428120100j:plain

 
 
 
 ニンニクと生姜で、風味を選べるようです。迷わずニンニク!休日だから!。なんならマシマシとふざけてみても良かったが、いい歳なのだからやめといた。これが意外と洋風なテイスト感にも感じる和え玉でして、牡蠣のペースト感はとても食べやすいタイプ。牡蠣特有の苦味に似た風味は抑えられてて、その上にペッパー感も加わり、サクサクと食える味わいです。瓶ビール1本空けたから胃袋スペースを気遣ってハーフサイズとしたけれど、これなら別腹でどんどんと食える!
 

f:id:TOMASSOON:20180428120102j:plain

f:id:TOMASSOON:20180428120129j:plain

   
 
 
 総じまして、「突き抜けて穏やかなる崇高灰汁煮干!和え玉必須のエンタテイメント!」と言う感覚かしらん。いやー、主役の煮干、遊び心の和え玉、大好きなブランドのビール、どれも心のツボにはまったので、食い終わった後は心のしこりや灰汁が抜けていくような気分でした。灰汁中華とは、心の灰汁をシミ抜きするような旨き中華ということか!?。いずれにせよ、少し遠いからとあまり言い訳せず、定期的に通いたい店だと思いました。今度、横浜方面の外出があったら、また足を伸ばして食いに来ますとも!・・・それにしても食べたくても食べれなかったあの子供さん。負けずにまた来てね!。ちょっと応援気分を込めて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   突き抜ける
   空の蒼さに
   ふわふわと
 
 
   ハマ風にのる
   煮干の香り
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeでまとめてみました!
 

関連ランキング:ラーメン | 桜木町駅関内駅日ノ出町駅

 

 

One more time,One more chance

One more time,One more chance

 

 

 

【今週のラーメン3231】 麺屋 蓮花 (相模原・古淵) マー油塩とんこつらーめん + ねぎ増し + エビスビール 〜街角レストラン的上品感+本格派の塩とんこつ!

古淵がこんなにパワフルなショッピングスポットだとは!!>
 
 珍しく週末にJR横浜線を利用したものだから、ちょっとラーメン活動をしてから帰りましょう。居る場所は「橋本」。北へ行って八王子で食って帰るか。南に行って町田で食って帰るか。とあるラーメンアプリで検索すると、古淵にひときわ目立つ店がありまして、それが「麺屋 蓮花」さんでありました。聞いたおことないけど有名店らしい!・・・・アタクシもまだまだヒヨッコですね。ということで、今回は古淵へと移動しました。しかし、勝手なイメージと、実際の古淵は違ってた。
 

f:id:TOMASSOON:20180422121440j:plain

 
 
 古淵スゲーーーーーーー!ショッピングモールだらけやん!【ヨーカドー】【イオン】【メガドンキ】【島忠】などなど・・この他にパチスロなど加えたら、ワンダーランドじゃないの!。なぜテレビ東京アド街でこの街をピックアップしないのか不思議ですよ(ひょっとしてもうやってたらゴメン!)。
 

f:id:TOMASSOON:20180422124941j:plain

 
 こんなところに本当にラーメン屋があるのかと思ってきたら、大交差点から入り組だところに、ポツネンと一軒の店がありました。そしてそこには人だかり。さらに極めて地元民ばかり。地元にこんなに色々ショッピングモールがあれば、他にももっと美味しものもいっぱいあるのに・・・・。なぜか、あえて一軒のラーメン屋に並ぶ。なんと素敵な人々たち。
 
f:id:TOMASSOON:20180422122448j:plain
f:id:TOMASSOON:20180422123008j:plain
 
 
 
 
<男は黙って・・・エビスビール!>
 
 そんな驚くほどの行列じゃないので、ラヲタの私としては耐性十分です。しかしこの日は、春なのに暑くて暑くて・・・分厚めなインナー着て失敗しました。汗だく状態になってしまったので、医学的には、ここで水分補給をしなくてはいけないはず。券売機には、「経口補水液OS-1」の代わりに「エビスビール」があったので、これを押しました。
 

f:id:TOMASSOON:20180422123228j:plain


 
 嗚呼、確かに潤う〜〜〜〜〜染み渡る〜〜〜〜〜思わず唸る〜〜〜〜〜。酒は百薬の長。おそらく、2分も経ずひと瓶空けたと思うので、隣客は変に思ったのか、少し私から離れるように椅子をズラらしたようでした(苦笑)。
 
 
 
<とてもクセのない品の良さ!まるで塩とんこつポタージュのようなマイルド滑らかさではないか!>
 
 汗かいた後のビールほど美味いものはない。しかしこれで、ラーメンに対するモチベーションが下がっていいのか!?。ちょっと自分の軸がブレ始めてしまったところで、非常に恭しくご店主が両手で目の前に配膳をしてくれました。それはこの麺顔!。
 

f:id:TOMASSOON:20180422124114j:plain

 
 
 はーっはぁはぁはぁ!そうだった!「マー油」選んで正解だったぜ!しかも「ねぎ増し」。ビールだけではない、アレンジとトッピングまで好き放題させてもらったのであったわ!。好きなものだらけのプチ饗宴なわけだ!(一人ぼっちのカウンター席でー・・・)。
 

f:id:TOMASSOON:20180422124110j:plain

 
 
 さて「塩豚骨」というスープ。実はこれまで何千杯と食ってきて一番馴染みがないジャンル。普通の豚骨だったらいくらでもあるのにね。なので、塩豚骨は自分の中では「ちゃんぽん系」なイメージしかなかった・・・。しかしこれほど、洗練された塩豚骨があるとは改めて教えられました!
 

f:id:TOMASSOON:20180422124119j:plain

 
 豚骨ながらエグ味匂いなど皆無。それが好きというのもあるけど、豚骨エキス自体が塩気と結びつくのはどうしようもない。そんな中で、これほど洗練されてるとは!。白濁なスープは豚骨エキス純度100%。コラーゲン感たっぷり。なれど優しい・・・・鶏のあの貼りつくような粘りなく、さらっとして濃厚という感覚。塩豚骨なのに、塩が旨味を押さえつけることなく、一体感なるイメージ。例え方が今回は思い浮かばないが・・・・上質なまとまり館と独特のクリーミー感から、「塩豚骨ポタージュ」なるスープ感と言わせてもらいましょう!。
 

f:id:TOMASSOON:20180422124128j:plain

 
 
 そこでさらに、マー油の香味が広がるのだから、脳内麻薬を覚えます。独特な焦がしたような香ばしいニンニクパンチ。そこに敢えて触媒となるべく、おろしニンニクを投入。味わいながら混ざると、それはまるで「もののけ姫」の「でいだらぼっち」のように・・・スープ表層をとぐろを巻いて広くうごめき、そして頃合いを見ては一気に下界に襲いかかるような爆裂感ですよ!。刺激ーーーーー!。
 
 (今回もブレスケアを所持しておりますからできること)
 
 
 
<最後まで風味を持続するナイスなストレート細麺!カタメ調整素晴らし!>
 
 こちらは、家系のように、味の濃い薄いと、麺の硬さも選べます。そこも面白いところですが、麺を茹で上げを聞かれると「カタメ」と無意識に答えてしまう。そしてその「カタメ」をあまり意識して食うことは少ないのですが、今回はしっかりと伝わったねー・・・カタメが。
 

f:id:TOMASSOON:20180422124155j:plain

 
 
 バリカタの乱暴さはなく、程よく麺の風合いが持続するイメージです。スープの粘度が麺の汁浸透に影響するのか、麺は細いながらも「外カタ」を持続。束になったそれを奥歯で噛むと、一気にグルテンの風合いと塩豚骨、マー油とニンニク風味が混じり合うのが美味いっす!。他客を見ると、次々と替え玉を注文。しかも現金が多いということは、その場で心を変えたということでしょう。で、私は?というと・・・ビールを飲んでも汁は全部飲み干すつもりですから、胃袋の中はチャップチャプ・・・・。最近、年齢を感じて無理しなくなりました。でもビール飲んでなかったら絶対替え玉やってた!
 

f:id:TOMASSOON:20180422124209j:plain

 
 
 
 
<ネギ大好き「ネギ星人」が、ねぎ増しを堪能する>
 
 はい、私・・・ネギ大好き「ネギ星人」。やらかしました。さて、このねぎ増しですが、白髪ねぎのマシマシ。九州豚骨なら青ネギだらけになるところですから、やはり一線を画する部分はあります。そしてその白髪ねぎですが、とても大切に管理されているようで、しかもご店主の指先での扱いも優しい。乾かないように湿った手ぬぐいでカバーしてるし、カットの繊細さを見れば美しさがわかります。細麺を食っているつもりが、いつの間にか白髪ねぎの束を食ってたという事件も面白い。このねぎ増しは、どこまでも、この一杯の中では面白い。
 

f:id:TOMASSOON:20180422124121j:plain

   
 
 
自重で崩れるほど柔らかいバラ肉!汁吸って最高に馴染み旨味が濃ゆい!>
 
 いつもはトッピングなど、ラーメン表現の中心に近い位置にあるチャーシュー。今回は影が薄そうに感じないでほしい。バラ肉のトロトロ加減が見事なのです。自重で崩れるほどの柔らかさで、隙間にスープが入り込む。箸だけでリフトすることはまず無理です。レンゲでサルベージして、クチへと放り込みます。するとそれはジューシー・・・・。肉繊維の隙間にはスープが十分浸透し、脂身はすでに蕩けて崩壊寸前。この状態でご店主はどうやってトッピングできたのかが不可思議。塩ダレならぬ、塩豚骨タレということで、煮出したエキスが一周回って成長して還ってきたきたような旨さですよ、いやホンマ。
 

f:id:TOMASSOON:20180422124143j:plain

   
 
 
 総じまして、「街角レストラン的上品感+本格派の塩とんこつ!」と言う感覚でして、これは買い物ついでにまた来たい!。芳醇な塩豚骨ってのを、改めて認識させてもらいました。この味わいは、今の淡麗流行とは別だけど、それだけにしっかりと地に足がついた感じがしつつ、上質さにパッションも感じますよ。しっかりと地元のファンをすでに取り込んでる感じがありありですが、全国区よりも、じっくりとこのエリアの動かさざる名店になって欲しいと思います。かなり家から遠いけど、また来ます!そしてまたビール飲むと思うけど悪しからず。ってな感じでまとまりつかなかったけど、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   喉乾く
   真夏日並みの
   ホットな日
 
 
   空腹沁みる
   極楽ビール
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeでまとめてみました!
 
 

関連ランキング:ラーメン | 古淵駅

 

 

 

【今週のラーメン3230】 麺酒処 ふくろう (横浜・戸塚) 限定 はまぐり ✖️ 干しタコ ラーメン 〜春海のめぐみ!そんな地味旨味に溢れる今だけ極上正油そば!

<春のラーメン遠征活動!横浜戸塚にやって来た>
 
 天気が良いので、ついでに戸塚まで足を伸ばして見ました。気のせいか、中央線沿線よりも、こちらの方が日差しの強さを感じるのですが。しかし、飲み屋があちこちにある風景は、同じですねー。区役所など発展しつつも、どこか庶民的な匂いがするところが、とてもホッとさせます。
 

f:id:TOMASSOON:20180421132025j:plain

 
 
 今回は、「麺酒処 ふくろう」さんに訪問先をあらかじめ定めておりました。ラーメン・データベースでハイスコアながらも、限定が美味そうでそそられてしまった次第。特に今回気になったのは、「はまぐり」と「タコ」の合わせ技でして、貝好きタコ好きとしては、行くしかないでしょう!それに・・・店の雰囲気が興味津々でもありましたし。
 

f:id:TOMASSOON:20180421132132j:plain

 
 
 店内は昭和の匂いがプンプンです。昔の雑誌や漫画キャラ、ブロマイドなど至る所に貼り付けられており、個人的には涙ちょちょ切れ状態ですー。本当は昼酒あおる場面なのですが、この日は夜の宴会が予定されており、ちょっと控えてしまいました。ここはラヲタのオフ会にはもってこいな場所ですー。
 
f:id:TOMASSOON:20180421132144j:plain
f:id:TOMASSOON:20180421132021j:plain
 
 
 
 
<貝出汁の滋味柔らかく、干しタコの風味が味の輪郭を感じさせる!優しい醤そば>
 
 訪問時、午後1時半に近い時間帯でして、何の気なしに「限定 はまぐり ✖️ 干しタコ ラーメン(正油)」をコールいたしました。しかし、直後の後客さんが注文しようとしたら「もう終わってしまいました」と店員さんが申し訳なさそうにお応えになってた・・・。あっぶねぇ〜・・・食い逃すところだったよ!そんな感じで恐縮しながら配膳されたのがこの麺顔です。
 

f:id:TOMASSOON:20180421132744j:plain

 
 
 うお!じっとりしていそうな醤油の色合いだけど、どこか柔らかい雰囲気ありあり。春の余韻って感じで実は明るさを感じるのは、透明な香味油がかかっているせいでしょか。それに、干しタコのカットされたトッピングがあるだけで、スペシャリティさを感じさせます。ところで、タコって旬があるのでしたっけ?。私は春のイメージなんですが、実際はどうなんでしょう。
 

f:id:TOMASSOON:20180421132757j:plain

 
 
 スープ表面には、エキスが油となって、大小無数の真円を形成して漂ってます。そこをレンゲですくいまずは味わいます。するとそれは、何と言っても貝類の滋味が響く。メニュー名通りの貝出汁のグッとくる旨味が染み渡ります。また貝にも華やかさと明るさがあるような感覚。日頃アルコールで酷使している肝臓を労ってくれましょう。健康飲料のようにゴクゴクと調子に乗って飲み干そうとしてしまいます。
 

f:id:TOMASSOON:20180421132800j:plain

 
 
 しかし二口目以降からは、タコの風合いがじわじわと感じだし、また鼻孔の感じ方を占領してしまいます。タコの風合いにも色々ありますが、干したために旨味が凝縮され、またアミノ酸が深みを増すといった感じか・・・。さすが酒処的な発想と申しましょうか、発想がユニークです。貝の滋味に対して、タコは、海の燻製といったような深みを持つ味ですな・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20180421132813j:plain

 
 
 ベースのスープもさっぱりとした鶏豚の炊き出しで、非常に好感が持てます。また魚介等の乾物もしっとりと滲んでいることと思われ、裏方の仕事ぶりが質実に感じられます。このクセのあるもの同士のエキス感の交わりを、受け止める土壌の素晴らしさ!。旨し。
 
 
 
<全粒打ち込みで風味高く、汁の浸透と持ち上げ嬉しい素朴な極細系多加水麺!>
 
 面白いのは、店箱は飲み屋にしか見えないながらも、店先には製麺室があって、なんともミスマッチ感がミステリアスさとして全体に跳ね返ってます。そんな自家製麺ですが、これが実に唸ってしまう・・・・。実に風流!実に素朴!実に優しい!のであります。
 

f:id:TOMASSOON:20180421132827j:plain

 
 
 なんと全粒粉の打ち込みがはっきりと見て取れて、配合度は5%どころではなさそうです。引き上げるとまざまざとそのジラフな文様全体を表します。基本的にはストレートと言いたいが、薄っすらとデコボコ感があるようで、また割と極細系に近い仕上がりとなってます。表面の光沢ぶりから多加水と見て取れます。全粒配合で風流。見た目でそれは素朴感たっぷりな自家製麺ですね。
 

f:id:TOMASSOON:20180421132837j:plain

 
 そして実際に食してみると、これが実にスープとからむ。吸い込むし、麺の隙間に入るスープの持ち上げがが素晴らしい。汁との一体感が口に含んだ時点でありありと感じました。前歯を当てるとそれは、そうなるのを待っていたかのように、スパスパ、サクサク、と切れ込んで行きます。その感触がとても淡くて実にソフト。つまりとても優しいタッチ。奥歯に送ってプレスすると、まるでスープを吐き出しながら潰れていくような感覚で、潰れた瞬間からスープエキスとグルテン成分が一体化した旨味が生まれる。これは、ちょっとあまりお目にかかったことのない麺風合いでして、他のメニューだとどんな感覚なのか。また同じ麺なのかと、どんどんと興味が沸き起こってくる次第ですー。
 
 
 
<トッピングに干しタコ!麺下にはアサリ?の魚介仕立て!>
 
 トッピングにある干しタコを、箸でつまんで食ってみる。うう・・・スープが染みてうまいけど、そのまま炙って焼酎でやりたい!という感覚に襲われます。確かにうまい。酒好きにはたまりませんな。そして次々に食い出していくと、中盤からあさり身がゴロゴロと浮かんでくる。中に沈んでいたのね。それが、掘っても掘っても次々と出てくるので、これは途中から楽しくてたまらなくなってくるね。これが全部ハマグリだったら原価割れしてしまうだろうが、貝出汁との相乗効果で嬉しくなる一方です。
※後日訂正:ハマグリだったようです!
 

f:id:TOMASSOON:20180421132806j:plain

f:id:TOMASSOON:20180421133235j:plain

   
 
 
<もも肉?のようなしっとり繊維質感じる肉!薄味上品なで柔らかさ極上!>
 
 肉も侮れません。とっても上質感ありあり。低温調理とは違うと思うけど、薄っすらとピンクさを残すもので、肉の繊維質が細かくてとても柔らかい。薄味仕立てでスープを少し吸い込んだところがまた美味い。周囲の部分はまた違った繊維質に変化し、また皮に近づくに従って脂身が少し乗る。ジューシーさも味わえる。これは柔らかさなどから、もも肉と感じましたが、最近よく諸兄から部位の判断ミスを指摘されるので、あしからずー。
 

f:id:TOMASSOON:20180421132802j:plain

 
 
 
 総じまして、「春海のめぐみ!そんな地味旨味に溢れる今だけ極上正油そば!」と言う感じでして、何の捻りもない感想でごめんちゃい!。こちらは本来、夜に訪問した方が楽しそうですが、オフィスとは帰りが逆方向な上に、遠いのでちょっと無理かな・・・。デフォルトも試してみたいが、今後またネットでチェックし続けて、気になる限定が出てきたら、また週末に突撃させていただきましょう。実に久しぶりのタコのラーメン!。ブロガーとしてもゲットできて満足感に包まれましたー(笑)。そんな気分を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   ゆらゆらと
   春の陽気に
   誘われて
 
 
   来た貝ありなむ
   タコの香沁みる
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 
YouTubeにまとめてみました!
 
 

関連ランキング:居酒屋 | 戸塚駅

 

 

昭和40年代の東京トラック風景(モデルカーズトラックス・スペシャル) (NEKO MOOK 1788)

昭和40年代の東京トラック風景(モデルカーズトラックス・スペシャル) (NEKO MOOK 1788)

 
ぼくらのメイドインジャパン―昭和30年~昭和40年代

ぼくらのメイドインジャパン―昭和30年~昭和40年代

 
発掘カラー写真 昭和40年代バス浪漫時代 (単行本)

発掘カラー写真 昭和40年代バス浪漫時代 (単行本)

 

 

【今週のラーメン3229】 末廣家 (横浜・白楽) ラーメン + のり ~さすがの盤石定番さと肉のオリジナリティが素晴らしい家系

<陽気に誘われなんだか家系気分!>

 鬱陶しい雨続きが終わり、ようやく春の盛りか初夏の陽気かというモードになってきましたねー。東横線の車窓から見る風景も、陽で反射する住宅地の屋根がまぶしかったり、庭のすこしばかりの木々も力強い緑色をしているように感じられます。こういう時はガッツリ食いたい~・・・と言うことで、白楽でつけ麺でも!と思い途中下車いたしました。しかし・・・案の定満席行列でえして、待ってると昼休みがなくなる~。まあ、押さえで「末廣家」も候補にしていたので、そちらへ向かいます。
 

f:id:TOMASSOON:20180426124908j:plain

 


 確か、以前も並んでたんだよな・・・・と思って行ってみると、なななんと約半分が空席!。お昼のピークタイムとしてはどういうこと?と、驚いてしまいます。で、好きなところに座ろうとしたところ、端から詰めてくださいと指導を受けてしまいました。別にいーじゃん・・・と少し思ったのですが、その3分後辺りから続々と後客がやってきてすぐに満席と行列ができてしまいましたー。お店の言うこと正しかったー。
 

f:id:TOMASSOON:20180426124906j:plain

 

 何と言っても、吉村家直系!と言うのは、家系に疎い私でも知ってたわけで、何となく期待ハードルが上がってしまう。白い作業服も特攻服みたいでかっこいいし、いかにも直系って感じですねー。私、ブランドに弱い性格なもので、嬉しさのあまり、麺カタメの他に、海苔増しで更に気分を高めました。
 

f:id:TOMASSOON:20180426124909j:plain

 



<醤油感覚もしっかり感じる豚骨スープ!さすがは吉村家直系!?>

 しかし、平日昼間の家系の客層は、男くささがプンプンですねー。ガテン系の方がガッツリ食おうと大盛がばんばん出てましたし、濃いめオーダーや丼物も多数。若い人たちに囲まれて食うのも、エネルギーをもらうようでこれまた楽しからず哉。うきうきしていたところで、ちょうど配膳が完了いたします。それがこの麺顔。
 

f:id:TOMASSOON:20180426124932j:plain

 

 おお!やはり美しき扇のような海苔の舞。くたったほうれん草と思ったらこれは小松菜でしょうか。これはこれでサッパリして旨そうです。そしてマットなベージュ色した醤油豚骨がいい感じ。何と言ってもチャーシューが見事で、嗚呼これだったらチャーシュー麺にしておけばよかったと思いましたよ。
 

f:id:TOMASSOON:20180426124934j:plain

 



 さてそのスープですが、豚骨の煮出しを感じるきめ細かい濁りが実に旨そう。また上層はもっと細かいクリーミィーさがあり、なんとなく鶏系の煮出したエキスではないかと思われます。また表面には鶏油がありありと浮き出ており、動物系のコクをアピールするには十分です。特徴的には、やはり吉村家直系のイメージからか、醤油の輪郭がわりとピッチリと反映されており、とても塩気を感じさせて食いやすくなるイメージ。思い切ってカラメでもよかったかな?。全体的に重すぎないところが好きですねー。
 

f:id:TOMASSOON:20180426124936j:plain

 

 また薬味ですが、「ニンニク」と「無臭ニンニク」が両方置かれていて、これはサラリーマンとしては大変重宝します。生姜にしとくかと思ってたんですが、「無臭ニンニク」をドバドバと投入しました。するとググッと味わいが厚みを増すというか、豚骨エキスと塩気にガッツリと結びついて、激しく食欲をそそります。やはり家系はこうでないと! 
 

f:id:TOMASSOON:20180426124910j:plain

 



<王道!酒井製麺の安定度旨し!>

 ご存知、酒井製麺。微妙に黄色めの色合いが相変わらず醤油豚骨の色と合う。意外に思っていたよりスリムな中太感で、捩れはそれほどなくとも、ウネリは見られるフォルム。カタメ指定だったので、淡く芯を残す程度のクッシリ歯応えで、麺の風合いを程よく残す感覚。今回は、海苔を巻きながらバリバリクシクシと食い進めましたが、磯と豚と鶏油が混じりながらの炭水化物を分解させる旨さは、脳内麻薬を発生させるよう。悦に浸る・・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20180426124959j:plain

 

 調子にのって爆食しつづけましたが、しなやかそうで、剛麺のようなハネあがりも見せつけます。だから、汁がとびます。体制を前かがみにして麺顔に近づけてから、力強くすすることとしました。最後の海苔を食いつくしたところで、ちょうど丼の中の固形物がなくなりました。
 

f:id:TOMASSOON:20180426125000j:plain

 




<汁と麺のワイルドさから一転した、上品なモモ肉スライスがナイス過ぎる!>

 こんなに美しいピンク色したすらいす肉だったとは知りませんでした。きめ細かい肉繊維は、どこからどう前歯を立てても食い千切ることができるほど、柔らかい。言わずもがな見た目とおりの薄味感覚で、酒にも飯にも合いそうな気がします。その柔らかさと大判ぶりから、モモ肉と思ってますが、隣客のチャーシュー麺の異様に旨そうな麺顔が印象的で、夢に出そうな気がします。ああ、また新たな宿題なる一杯を作ってしま気がする・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20180426124933j:plain

 



 総じまして、「さすがの盤石定番さと肉のオリジナリティが素晴らしい家系」と言う感じかしら〜。押さえとして訪問しておきながら、大変満足した昼ごはんとなりました。食い終えてご馳走様と席をたったら、前客3人と同じタイミングになってしまった・・・・ワシ食うのが早すぎか?。その後、ドトールでコーヒー飲みながらタバコふかしたりして、胃に悪いことばかり。もう少し体を労わろう(自省)。この後は、神奈川大学の学生さんたちに紛れて、東横線にのって座って爆睡~。降りる駅を乗り過ごすのでありました(汗)。そんなバカばかりやって、反省を忘れないように、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。


   薫風と
   陽気誘われ
   途中下車


   髪が気になり
   海苔増す家系



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 
YouTubeにまとめてみました!
 
 

関連ランキング:ラーメン | 白楽駅東白楽駅

 

 

 

【今週のラーメン3227】 自家製麺 中華そば 多繋 (東京・上野) 醤油そば・中 ~磨き抜き感じる醤油のさっぱり感とワックス感!ハイ・コンテンポラリー醤油そば!

上野駅近!名店2号店の跡地に再スタート!>

 知らなううちに、「Ramen&Bistro ushio ueno east」が閉店となってるのに愕然です。潮の2号店としてブランド&実力に加え、ロケーションの便利さゆえに、安定感すら感じていたため、改めてこの業界の厳しさを感じます。しかし、新しくなっても関係者の方が店主としてがんっばっておられるとのことで、一定の安堵は感じました。今回、ちょっと東京東エリアに近いところに用向きがありましたので、昼過ぎにちょこっと訪問してみました。
 

f:id:TOMASSOON:20180424130800j:plain

 

 ランチタイム過ぎとは言え、ほぼ満席状態で、旨い具合に客回転しております。一人オペレーションだったようですが、待たせることなく小気味よく、配膳が次々と進んでゆきます。比較的女性も入りやすい店箱を意識してか「べジ豚そば」なる気になるメニューもラインナップされておりました。なぜか初訪問の店では、券売機ポールポジションの左上ボタンを選んで、様子見をしたいもの。今回は、非常にオーソドックスに「醤油そば」をチョイスさせていただきました。
 
f:id:TOMASSOON:20180424130802j:plain
f:id:TOMASSOON:20180424130801j:plain
 

 


 屋号の頭に「自家製麺」とありますが、これがうれしいことに並・中と同額。当然中盛りをお願いしましたが、ボリュームOKとして、味次第ではかなりコスパがいい店となるかも!。おのずと期待のハードルを上げてしまいました。
 

f:id:TOMASSOON:20180424130759j:plain




<クリアーで円やかな醤油感覚!動物感も優しく節乾物の旨味に薬味が映える!>

 それにしても駅からここに来るまで、整然と広場があって、昼飯すぎになるといろんな人々の坩堝に感じますねー。このエリアで居ついてる歯の抜けたオジサンやら、大きな旅行ケース運び込んで居酒屋ランチを堪能する外国人。どこで売っているのか不明なジャージ上下のお兄さんたち。マーケティングの的が非常に多様化していおります。寧ろこうやってラーメン啜るサラリーマンがマイナーなのかと思えてしまう。職業柄しみじみと考え込んでおるところへ、意表を突いて配膳が完了いたします。それはこんな麺顔。
 

f:id:TOMASSOON:20180424130827j:plain

 

 うおー!何とも最近よく見かけるコンテンポラリー系清湯そば。丼が鋭角的なタイプだから、余計にそう感じさせます。この時点で何となく味わいが予想できそうで、美しい透明感ある漆黒の醤油に、麺の白さがコントラストきっぱりでなお美しく感じます。チャーシューも薄ピンクで今風タイプ。よく見かけるタイプだけに、どんな個性を溶かし込んでいるのかと楽しみです。
 

f:id:TOMASSOON:20180424130829j:plain



 まずレンゲでひと啜り・・・・・うん!醤油感が明るいね!。とてもライトと思えるけど単なるそれではなく、透き通った感じが味わいを凛と感じさせ、また後味がとても円やかで、丸さを感じさせるところが、火を通してないナチュラル感すら覚えます。オーバーに言えば味醂のような円やかさが響く。塩気をもう一度確認して味わうが、塩気を探してみると醤油の風味に意識が辿り着いてしまい、塩気にストレスや尖りを一切感じません。これはとても、うつくしい醤油味と言えましょう。
 

f:id:TOMASSOON:20180424130830j:plain

 

 また動物感がすっきりしていますね。薄いと言ってません。変な言い方だけど、動物観にキレがあるというか、優しいというか・・・不思議な感覚。このタイプだと鶏油が滲んでいたり、また炊き出し感を感じるのだけど、あの独特な色気ある旨味が見られない。独身のころに、よく豚ミンチや、豚こま肉で、暇に任せてスープを作ってたことが多かったけど、何となくそれを思い出してしまった。豚肉エキスが深いという感じでしょうかね。
 

f:id:TOMASSOON:20180424130845j:plain

 

 また魚介と薬味がとても印象的。節系がしっかりと滲んでいる一方、若干煮干しが助けを入れている・・・そんな大人しい魚介味を感じました。そこにトッピングの薬味がいい感じで滲みます。特に柚子皮が、仄かに香って酸味を淡くにじませる・・・。この味の構成は、「潮」というより、「きみはん」を連想してしまうのうなんだけど、誤解だったらごめんちゃい。



<中盛まで同額対応!パツパツさが程よい快感を誘う歯切れと風味がナイス!>

 並盛が150g、中盛が200gなのだそう。なので、配膳された瞬間には、麺が盛り上がっているように見えるわけ。たしかに200gという麺量は満足感ありありで、実に頼もしい。そしつその歯応えは、パツパツ系で非常に風味がよいもの。密度感はほどよい高さで、窮屈さはありありません。適度に汁を吸うし、しなやかさを持ちつつも、麺独自の風合いを最後までキープするという感覚でしょうか。前歯をいちいち当てて、力をいれるのが楽しくなってきます。直後にふわっと感じる風合いを感じたくて、奥歯で潰して汁とスープを一体化させる咀嚼がうれしくて。
 

f:id:TOMASSOON:20180424130844j:plain



 表面はツルツルというより、漆喰のようなすべすべ感。角が多少立ってる感じがして、みていて麺線をアピールするかのようです。意外と麺と麺が貼りつかないので、スープ持ち上げは普通って感じ。しかしその分、麺の風味をダイレクトで味わえと、伝えているかのよう・・・。粉感やグルテンの風味が好きな人は、これピッタリと来るかもです。
 

f:id:TOMASSOON:20180424130846j:plain

 
 



<大判で柔らかくしっとり!もも肉の繊維質が細かくて上品ながら旨し!>

 やはり配膳された瞬間に、肉が占める面積が大きいと嬉しくなる。特にデフォルトでなら。大判でそこそこの厚みがあるため、食べごたえとしては十分です。しかも薄いピンク色した感じは、丁寧な温度管理を伝え、肉本来の味わいも芳醇と、食う前から妄想が湧きおこる。これはサイズと脂肪分の低さ、そして柔らかさから、モモ肉なんでしょうか。きめ細かい肉繊維の隙間に、スープがいちいち浸透していくようで、噛み締めるとジューシーに吐き出され、特に旨し!。これは何かを肉で巻いて食うというより、そのまま単品で食いたい思いにさせます。辛い酒と一緒に食いたいなー。とても上品な仕上がり。旨し!。
 

f:id:TOMASSOON:20180424130831j:plain

 



 総じまして、「磨き抜き感じる醤油のさっぱり感とワックス感!ハイ・コンテンポラリー醤油そば!」と言う感覚でして、これはまた便利な場所に、美味いものが食えて嬉しい次第です。べジ豚も気になりますが、海老の白だしもあるし、ラインナップもとてのユニーク。面白い方向性と思え、この地で根付いていけば、限定品など期待もできそう。近くに協力な個性あるお店がありますが、双方でこのエリアを盛り上げていただきたいです。また期待ですが、おそらく次回は夜かな・・・。お酒とともに。そんな期待を寄せつつ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。


   傘忘れ
   春雨降るか
   空重し



   気分を変えて
   スッキリ醤そば



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

YouTubeにまとめたてみました!
 

関連ランキング:ラーメン | 稲荷町駅上野駅京成上野駅

 

 

繁盛ラーメン店から学ぶ自家製麺の技術

繁盛ラーメン店から学ぶ自家製麺の技術

 
ラーメン自家製麺の技術―有名店・人気店の麺づくりの手法とこだわり (旭屋出版MOOK)

ラーメン自家製麺の技術―有名店・人気店の麺づくりの手法とこだわり (旭屋出版MOOK)

 
パスタマシンで作る自家製麺入門

パスタマシンで作る自家製麺入門

 

 

【今週のラーメン3226】 らーめん飛粋 (東京・蒲田)チャーシューめん(もも肉) + キクラゲ ~ワイルド&ビューティーな質実家系チャーシューめん!

<レゲエにのってノリノリ家系〜海苔以外もノリノリ〜^_^ >

 午前中に出先でのプレゼンが何とか無事終わり、ほっこり気分で京浜東北線に乗って帰社いたしますー。本当にすっかりと日差しが強さを増しており、上着は邪魔になってきます。最近、めっきりラーメン店の新規開拓訪問が鈍ってしまいまして、手抜きが続いております。飛び乗った電車がたまたま蒲田駅終点だったので、ここでラーメン活動をする昼飯タイムでした。

 

f:id:TOMASSOON:20180419112300j:plain

 



 蒲田なら、まだまだ評判がいい未訪問店があるのですが、食傷気味でJ系は食えず(また午後に匂いが響くから食えず)、激辛タンメン系も・・・・お尻が腫れそうで怖くて食えず、かといって日高屋では気分が盛り上がらないため、困ったものだ・・・・。そんな感じで、とあるアプリで普段歩かない方向を探ってみらた・・・・なかなか感じの良い店を発見してしまいました。それが今回のターゲット「飛粋」さんです。先人のレビューを拝読すると、どうも家系のようですね。

 

f:id:TOMASSOON:20180419112339j:plain

 



 入店すると丁度これから混みそうなタイミングの前あたりで、すんなりと入ることができました。雰囲気は家系っぽくなく、BGMもレゲエ。なだかノリのいい感じでして、体育会的家系とは、一線を画するようです。一見口頭でオーダーする店かと思いきや、入って右手奥にちっちゃくてかわいい券売機があります。メニューにいちいち「もも肉」か「ばら肉」かが書かれていて、チャーシューの拘りが相当強そうな感じ。本当は、家系だったら海苔増しいしてノリノリ~にしたかったのですが、肉で埋もれてみてもいい・・・・。と思い、チャーシューめんとさせていただきましょう!。今回は気分的にもも肉をチョイスです。

 

f:id:TOMASSOON:20180419112301j:plain
f:id:TOMASSOON:20180419112259j:plain
 




<重厚な豚骨炊出しに鶏のエキス感芳醇なり!>

 とても若いご店主ですね。いい男じゃないですか。また接客がとっても丁寧でハキハキとして気持ちが良い。日本の未来も明るいじゃないですか!。内の会社とは大違い(いやいやそうならんように頑張る)。ランチタイムのサービスライスもしっかりと両手でサービスを受けました。いい仕事はいい職場いい空気感から生まれるものだ・・・・・と、最近読んだビジネス本を思い出してたところで、配膳を受けます。それはこんな感じ!。

 

f:id:TOMASSOON:20180419112303j:plain

 



 うおーーーー、これは美しき団体旅行の大広間的肉布団。家系というややワイルドなイメージとはかけ離れた、しっとりとした色合いと断面がキレイです。順列よろしく海苔の扇状の中心部と、肉の扇状展開の中心が一致しているのか、とてもバランスよく感じられます。そこのクタクタほうれん草の深緑と、漆黒のキクラゲがワサっと鎮座して、見ただけで歯応えを想像してしまう。なかなかご店主同様男前な麺顔。

 

f:id:TOMASSOON:20180419112316j:plain

 

 


 スープはデフォルトとさせていただきました。いわゆる豚骨醤油という分類ですが、なかなか豚骨の煮出しがしっかりしつつも、嫌味と臭みがないところは流石。全く抵抗感がないためか、女性客もちらほらと見受けられます。外回りの常識「ブレスケア」があるので、今回はニンニクも投入させてもらいましょう。豚骨エキスと塩気の結びつきがビチッと決まって、円やかな塩パンチを感じる一方で、ニンニク投入により、更にキレが加わり、香りもシャープに昇華しますね!。やはり家系とニンニクは欠かせん・・・。あまり入れすぎると度を越えるので、少しだけのニンニク量だったのですが、それでも香りの存在感はアリアリです。

 

f:id:TOMASSOON:20180419112320j:plain


 また鶏の煮出しもしっかりしておるようです。口の周りの貼りつきを鑑みると、モミジ等コラーゲンもほどほど溶け込んでいるような感覚。また塩気がマイルドながらも分厚さを感じるのは、鶏油の存在感かと。風味だけでなく塩気も引っ張り出しており、まさしく白飯が後から欲しくなるあの感覚ですよ。

 

f:id:TOMASSOON:20180419112319j:plain

f:id:TOMASSOON:20180419112302j:plain

 




<ナイス茹で上げコントロール!カタメが旨い酒井製麺

 ご存知、家系なら酒井製麺。ここもそうですね。今回はカタメをお願いしましたが、ちゃんと私の好みのカタメでして、濃厚なスープの中にあっても、しっかりと麺の風味を感じることができます。スープを吸い込むというより濡れる感じでも、しっかりとスープエキスと、かん水混じりの小麦粉風味が結合する旨さを表現しますねー。ゴワゴワしたフォルムの中太な捩れ麺。すすり上げるとブルンと跳ねるようなワイルドさもあります。

 

f:id:TOMASSOON:20180419112336j:plain

 



 スープがしっかりした醤油風味もあるため、麺が引き立ちます。表面に薄く塗れるだけでも塩気を旨みと感じるれるのが素敵。また角ばった部分が少し半透明となり、そこには微妙に浸透するニュアンスも認められますね。この微妙さも実はいい働きをしているのかもしれません。・・・などと麺をじっくりと観察していたら、麺が箸からスベってチャポン!と堕ちる。嗚呼・・・汁ハネ発生(泣)。

 

f:id:TOMASSOON:20180419112337j:plain




<もも肉の絨毯爆撃!ライスに被せてチャーシューご飯!>

 このチャーシューなら追加料金の払い甲斐があります。断面の美しいことったら!。お歳暮用高級ハムのようなうっすらピンク色と肉繊維のきめ細やかさが素敵です。全体的にしっとりと濡れた感がるし、シルキーな舌触りも何となく感じます。また脂身部分もしっかり残しておいてあり、そこから滲む甘味も最高。全体的な薄味に、スープも足されて、非常にナイスバランスな肉味。しかも大きくて分厚いから、麺を食う時の置き場に困るほどです。


 おお、ライスの上に乗せておこう!と思いたって早速実行。見事な即席チャーシューご飯が出来上がりました。海苔も後から下に敷いたりして、遊び食いをしてしまった・・・・でも旨し!。

 

f:id:TOMASSOON:20180419112338j:plain

 





<ほうれん草とキクラゲ!柔と剛の歯ごたえコラボ>

 くったくたのほうれん草の、ヤワヤワな歯応えも家系の醍醐味。それに今回は真逆のゴリゴリ歯応えのキクラゲを投入してみました。濃厚動物系の出汁には良く合います。わりとカットせずそのままサイズのキクラゲだったので、食べごたえあったし、ゴリゴリと音を立てるのが楽しい。しかしあまりにもゴリゴリと元気良いキクラゲだったから、こいつで汁ハネが起きてしまう・・・今回二個めの染みを作ってしまった(号泣)。

 

f:id:TOMASSOON:20180419112317j:plain




 総じまして、「ワイルド&ビューティーな質実家系チャーシューめん!」と言う心象なる一杯かと!。店のBGM、店主の男前さ、もも肉のしっとり感、スープのまったり感など、うまい具合にみながブレンドされて、美しいまとまり感がありましたよ。これはまた来たいと思う!。もちろん今度はばら肉でしょうが。食べ終わって、器を上げて、飛び散った汁を手拭きで拭いたら、とても丁寧なお礼の言葉を頂いた。こっちが恐縮してしまい、椅子をちゃんと元にもどして、ご馳走様と伝えて店を出ました。嗚呼、満足感。集中しすぎて額に汗をかいているのを忘れていた。そうかもうこんなに気温が上がってるんだ・・・・。一気に初夏のような陽気で、アイスが恋しくなってコンビニで一休みました。そんなこんなで昼飯終了。感動を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。



   薫風に
   腕まくりする
   初夏日和


   額汗して
   食らう家系



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

 

YouTubeでまとめてみました!


らーめん飛粋 チャーシューめん(モモ肉)  〜ラーメン食べて詠います

 

関連ランキング:ラーメン | 蒲田駅京急蒲田駅蓮沼駅

 

Reggae Music Volume 1

Reggae Music Volume 1

 
レゲエ入門 (ON BOOKS 21)

レゲエ入門 (ON BOOKS 21)

 
横浜レゲエ祭 2016 -二十周年- [DVD]

横浜レゲエ祭 2016 -二十周年- [DVD]