<上野駅近!名店2号店の跡地に再スタート!>
知らなううちに、「Ramen&Bistro ushio ueno east」が閉店となってるのに愕然です。潮の2号店としてブランド&実力に加え、ロケーションの便利さゆえに、安定感すら感じていたため、改めてこの業界の厳しさを感じます。しかし、新しくなっても関係者の方が店主としてがんっばっておられるとのことで、一定の安堵は感じました。今回、ちょっと東京東エリアに近いところに用向きがありましたので、昼過ぎにちょこっと訪問してみました。
知らなううちに、「Ramen&Bistro ushio ueno east」が閉店となってるのに愕然です。潮の2号店としてブランド&実力に加え、ロケーションの便利さゆえに、安定感すら感じていたため、改めてこの業界の厳しさを感じます。しかし、新しくなっても関係者の方が店主としてがんっばっておられるとのことで、一定の安堵は感じました。今回、ちょっと東京東エリアに近いところに用向きがありましたので、昼過ぎにちょこっと訪問してみました。
ランチタイム過ぎとは言え、ほぼ満席状態で、旨い具合に客回転しております。一人オペレーションだったようですが、待たせることなく小気味よく、配膳が次々と進んでゆきます。比較的女性も入りやすい店箱を意識してか「べジ豚そば」なる気になるメニューもラインナップされておりました。なぜか初訪問の店では、券売機ポールポジションの左上ボタンを選んで、様子見をしたいもの。今回は、非常にオーソドックスに「醤油そば」をチョイスさせていただきました。
屋号の頭に「自家製麺」とありますが、これがうれしいことに並・中と同額。当然中盛りをお願いしましたが、ボリュームOKとして、味次第ではかなりコスパがいい店となるかも!。おのずと期待のハードルを上げてしまいました。
<クリアーで円やかな醤油感覚!動物感も優しく節乾物の旨味に薬味が映える!>
それにしても駅からここに来るまで、整然と広場があって、昼飯すぎになるといろんな人々の坩堝に感じますねー。このエリアで居ついてる歯の抜けたオジサンやら、大きな旅行ケース運び込んで居酒屋ランチを堪能する外国人。どこで売っているのか不明なジャージ上下のお兄さんたち。マーケティングの的が非常に多様化していおります。寧ろこうやってラーメン啜るサラリーマンがマイナーなのかと思えてしまう。職業柄しみじみと考え込んでおるところへ、意表を突いて配膳が完了いたします。それはこんな麺顔。
うおー!何とも最近よく見かけるコンテンポラリー系清湯そば。丼が鋭角的なタイプだから、余計にそう感じさせます。この時点で何となく味わいが予想できそうで、美しい透明感ある漆黒の醤油に、麺の白さがコントラストきっぱりでなお美しく感じます。チャーシューも薄ピンクで今風タイプ。よく見かけるタイプだけに、どんな個性を溶かし込んでいるのかと楽しみです。
まずレンゲでひと啜り・・・・・うん!醤油感が明るいね!。とてもライトと思えるけど単なるそれではなく、透き通った感じが味わいを凛と感じさせ、また後味がとても円やかで、丸さを感じさせるところが、火を通してないナチュラル感すら覚えます。オーバーに言えば味醂のような円やかさが響く。塩気をもう一度確認して味わうが、塩気を探してみると醤油の風味に意識が辿り着いてしまい、塩気にストレスや尖りを一切感じません。これはとても、うつくしい醤油味と言えましょう。
また動物感がすっきりしていますね。薄いと言ってません。変な言い方だけど、動物観にキレがあるというか、優しいというか・・・不思議な感覚。このタイプだと鶏油が滲んでいたり、また炊き出し感を感じるのだけど、あの独特な色気ある旨味が見られない。独身のころに、よく豚ミンチや、豚こま肉で、暇に任せてスープを作ってたことが多かったけど、何となくそれを思い出してしまった。豚肉エキスが深いという感じでしょうかね。
また魚介と薬味がとても印象的。節系がしっかりと滲んでいる一方、若干煮干しが助けを入れている・・・そんな大人しい魚介味を感じました。そこにトッピングの薬味がいい感じで滲みます。特に柚子皮が、仄かに香って酸味を淡くにじませる・・・。この味の構成は、「潮」というより、「きみはん」を連想してしまうのうなんだけど、誤解だったらごめんちゃい。
<中盛まで同額対応!パツパツさが程よい快感を誘う歯切れと風味がナイス!>
並盛が150g、中盛が200gなのだそう。なので、配膳された瞬間には、麺が盛り上がっているように見えるわけ。たしかに200gという麺量は満足感ありありで、実に頼もしい。そしつその歯応えは、パツパツ系で非常に風味がよいもの。密度感はほどよい高さで、窮屈さはありありません。適度に汁を吸うし、しなやかさを持ちつつも、麺独自の風合いを最後までキープするという感覚でしょうか。前歯をいちいち当てて、力をいれるのが楽しくなってきます。直後にふわっと感じる風合いを感じたくて、奥歯で潰して汁とスープを一体化させる咀嚼がうれしくて。
表面はツルツルというより、漆喰のようなすべすべ感。角が多少立ってる感じがして、みていて麺線をアピールするかのようです。意外と麺と麺が貼りつかないので、スープ持ち上げは普通って感じ。しかしその分、麺の風味をダイレクトで味わえと、伝えているかのよう・・・。粉感やグルテンの風味が好きな人は、これピッタリと来るかもです。
<大判で柔らかくしっとり!もも肉の繊維質が細かくて上品ながら旨し!>
やはり配膳された瞬間に、肉が占める面積が大きいと嬉しくなる。特にデフォルトでなら。大判でそこそこの厚みがあるため、食べごたえとしては十分です。しかも薄いピンク色した感じは、丁寧な温度管理を伝え、肉本来の味わいも芳醇と、食う前から妄想が湧きおこる。これはサイズと脂肪分の低さ、そして柔らかさから、モモ肉なんでしょうか。きめ細かい肉繊維の隙間に、スープがいちいち浸透していくようで、噛み締めるとジューシーに吐き出され、特に旨し!。これは何かを肉で巻いて食うというより、そのまま単品で食いたい思いにさせます。辛い酒と一緒に食いたいなー。とても上品な仕上がり。旨し!。
総じまして、「磨き抜き感じる醤油のさっぱり感とワックス感!ハイ・コンテンポラリー醤油そば!」と言う感覚でして、これはまた便利な場所に、美味いものが食えて嬉しい次第です。べジ豚も気になりますが、海老の白だしもあるし、ラインナップもとてのユニーク。面白い方向性と思え、この地で根付いていけば、限定品など期待もできそう。近くに協力な個性あるお店がありますが、双方でこのエリアを盛り上げていただきたいです。また期待ですが、おそらく次回は夜かな・・・。お酒とともに。そんな期待を寄せつつ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
傘忘れ
春雨降るか
空重し
気分を変えて
スッキリ醤そば
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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