<春のラーメン遠征活動!横浜戸塚にやって来た>
天気が良いので、ついでに戸塚まで足を伸ばして見ました。気のせいか、中央線沿線よりも、こちらの方が日差しの強さを感じるのですが。しかし、飲み屋があちこちにある風景は、同じですねー。区役所など発展しつつも、どこか庶民的な匂いがするところが、とてもホッとさせます。
今回は、「麺酒処 ふくろう」さんに訪問先をあらかじめ定めておりました。ラーメン・データベースでハイスコアながらも、限定が美味そうでそそられてしまった次第。特に今回気になったのは、「はまぐり」と「タコ」の合わせ技でして、貝好きタコ好きとしては、行くしかないでしょう!それに・・・店の雰囲気が興味津々でもありましたし。
店内は昭和の匂いがプンプンです。昔の雑誌や漫画キャラ、ブロマイドなど至る所に貼り付けられており、個人的には涙ちょちょ切れ状態ですー。本当は昼酒あおる場面なのですが、この日は夜の宴会が予定されており、ちょっと控えてしまいました。ここはラヲタのオフ会にはもってこいな場所ですー。
<貝出汁の滋味柔らかく、干しタコの風味が味の輪郭を感じさせる!優しい醤そば>
訪問時、午後1時半に近い時間帯でして、何の気なしに「限定 はまぐり ✖️ 干しタコ ラーメン(正油)」をコールいたしました。しかし、直後の後客さんが注文しようとしたら「もう終わってしまいました」と店員さんが申し訳なさそうにお応えになってた・・・。あっぶねぇ〜・・・食い逃すところだったよ!そんな感じで恐縮しながら配膳されたのがこの麺顔です。
うお!じっとりしていそうな醤油の色合いだけど、どこか柔らかい雰囲気ありあり。春の余韻って感じで実は明るさを感じるのは、透明な香味油がかかっているせいでしょか。それに、干しタコのカットされたトッピングがあるだけで、スペシャリティさを感じさせます。ところで、タコって旬があるのでしたっけ?。私は春のイメージなんですが、実際はどうなんでしょう。
スープ表面には、エキスが油となって、大小無数の真円を形成して漂ってます。そこをレンゲですくいまずは味わいます。するとそれは、何と言っても貝類の滋味が響く。メニュー名通りの貝出汁のグッとくる旨味が染み渡ります。また貝にも華やかさと明るさがあるような感覚。日頃アルコールで酷使している肝臓を労ってくれましょう。健康飲料のようにゴクゴクと調子に乗って飲み干そうとしてしまいます。
しかし二口目以降からは、タコの風合いがじわじわと感じだし、また鼻孔の感じ方を占領してしまいます。タコの風合いにも色々ありますが、干したために旨味が凝縮され、またアミノ酸が深みを増すといった感じか・・・。さすが酒処的な発想と申しましょうか、発想がユニークです。貝の滋味に対して、タコは、海の燻製といったような深みを持つ味ですな・・・。
ベースのスープもさっぱりとした鶏豚の炊き出しで、非常に好感が持てます。また魚介等の乾物もしっとりと滲んでいることと思われ、裏方の仕事ぶりが質実に感じられます。このクセのあるもの同士のエキス感の交わりを、受け止める土壌の素晴らしさ!。旨し。
<全粒打ち込みで風味高く、汁の浸透と持ち上げ嬉しい素朴な極細系多加水麺!>
面白いのは、店箱は飲み屋にしか見えないながらも、店先には製麺室があって、なんともミスマッチ感がミステリアスさとして全体に跳ね返ってます。そんな自家製麺ですが、これが実に唸ってしまう・・・・。実に風流!実に素朴!実に優しい!のであります。
なんと全粒粉の打ち込みがはっきりと見て取れて、配合度は5%どころではなさそうです。引き上げるとまざまざとそのジラフな文様全体を表します。基本的にはストレートと言いたいが、薄っすらとデコボコ感があるようで、また割と極細系に近い仕上がりとなってます。表面の光沢ぶりから多加水と見て取れます。全粒配合で風流。見た目でそれは素朴感たっぷりな自家製麺ですね。
そして実際に食してみると、これが実にスープとからむ。吸い込むし、麺の隙間に入るスープの持ち上げがが素晴らしい。汁との一体感が口に含んだ時点でありありと感じました。前歯を当てるとそれは、そうなるのを待っていたかのように、スパスパ、サクサク、と切れ込んで行きます。その感触がとても淡くて実にソフト。つまりとても優しいタッチ。奥歯に送ってプレスすると、まるでスープを吐き出しながら潰れていくような感覚で、潰れた瞬間からスープエキスとグルテン成分が一体化した旨味が生まれる。これは、ちょっとあまりお目にかかったことのない麺風合いでして、他のメニューだとどんな感覚なのか。また同じ麺なのかと、どんどんと興味が沸き起こってくる次第ですー。
<トッピングに干しタコ!麺下にはアサリ?の魚介仕立て!>
トッピングにある干しタコを、箸でつまんで食ってみる。うう・・・スープが染みてうまいけど、そのまま炙って焼酎でやりたい!という感覚に襲われます。確かにうまい。酒好きにはたまりませんな。そして次々に食い出していくと、中盤からあさり身がゴロゴロと浮かんでくる。中に沈んでいたのね。それが、掘っても掘っても次々と出てくるので、これは途中から楽しくてたまらなくなってくるね。これが全部ハマグリだったら原価割れしてしまうだろうが、貝出汁との相乗効果で嬉しくなる一方です。
※後日訂正:ハマグリだったようです!
<もも肉?のようなしっとり繊維質感じる肉!薄味上品なで柔らかさ極上!>
肉も侮れません。とっても上質感ありあり。低温調理とは違うと思うけど、薄っすらとピンクさを残すもので、肉の繊維質が細かくてとても柔らかい。薄味仕立てでスープを少し吸い込んだところがまた美味い。周囲の部分はまた違った繊維質に変化し、また皮に近づくに従って脂身が少し乗る。ジューシーさも味わえる。これは柔らかさなどから、もも肉と感じましたが、最近よく諸兄から部位の判断ミスを指摘されるので、あしからずー。
総じまして、「春海のめぐみ!そんな地味旨味に溢れる今だけ極上正油そば!」と言う感じでして、何の捻りもない感想でごめんちゃい!。こちらは本来、夜に訪問した方が楽しそうですが、オフィスとは帰りが逆方向な上に、遠いのでちょっと無理かな・・・。デフォルトも試してみたいが、今後またネットでチェックし続けて、気になる限定が出てきたら、また週末に突撃させていただきましょう。実に久しぶりのタコのラーメン!。ブロガーとしてもゲットできて満足感に包まれましたー(笑)。そんな気分を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
ゆらゆらと
春の陽気に
誘われて
来た貝ありなむ
タコの香沁みる
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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