蔓延防止でも休日だから飲みたい!その15
今回は橋本店主が開店から仕切ったスタートですな。やっぱり明るさの中にも引き締まる雰囲気もありなむか。少し早開けのタイミングで、一斉に常連が好きな席に陣取って、一斉に注文するかと思いきや、すでに知ったるという感じ?。客の顔だけで判断して勝手にビールが出てきます。私の場合は、オートマチックにサッポロ赤星が出てくるー。でもそれだけじゃなく、行列待客まで目が届いてて、一人客なのか二人客なのか・・・その中に常連がいて、どのビールをサクッと出すべきか、サブのスタフさんに指示を飛ばしてますぜ。まさに橋本マジックという感じ!やるね!
ま、私のラーメンヲタク人生で一番語り尽くしている店とその一杯なので、詳しくは以下に譲ります。ご参考まで。
<酒> サッポロラガービール赤星!図太いボディでしっかりした苦味!厚みのある旨味と後味の軽やかさがナイス!
へへへ・・・・コンコンコン!と奥で栓抜きで栓を叩き、その直後に気持ち良いほど「シュポっ!」と栓が空く!。昔はどこでも見かけたシーンだが、令和の今となってはここでしか見かけなくなったね。
さて赤星!やはり、図太いボディーとしっかりとした苦味がいい。オヤジになってくると図太い本格派が好きになってくる。苦いのがいいのよ。苦いだけじゃなく、仄かに甘味も感じさせるところがいいところ。厚みのある味わいで楽しませてくれます。更に言うと、図太い割には後味が軽やか。やっぱり赤星最高!。
<つまみ> チャシュー皿!魔法の醤油ダレと調味料がさっぱり煮豚をコク深く仕上げる旨さ!麦酒に最適!
もう定番。小皿にメンマを少々敷いた上に小さいめにカットされた薄切り豚バラ肉。サイズが大小違う青葱微塵が振りかけられ、調味料と魔法の醤油タレが垂らされると言う、極めてシンプルな逸品。麦酒との相性が抜群であります。
醤油と調味料の塩気が、脂身の甘味に混じるのが合う!更にメンマも絡めて食らうと食感も楽しいし旨さも増す!。ここてビール飲むなら絶対に合わせるべきかと!。
<全体> 何度食ったか数えきれん焼豚麺!半熟玉子を乗せて今回は細葱山盛りで攻めてみた!
ちょっと今回はいつもと違う麺顔だと思えてなりません。へへへ・・・前回訪問時に、隣にいた先輩常連さんが、「こまネギ」って注文通してたから、真似しただけ。本当に何でもリクエストに答えてくれるのね。こまネギとは、細かく刻んだ薬味ネギのことで、「ザクぎりネギ」と「こまネギ」の2種類あるのですな。
2種類あるのは知ってたけど、最近見なくなったなぁ・・・と感じてたのよね。しかも、ネギの量が、ふふふ・・・多いじゃないか。これはきっと気を効かせてくれたんだと思います。だってネギ大好き葱星人な私だからー。
<スープ> 豚と野菜と乾物が円やかに溶ける旨味のハーモニー!ライトでコク深い醤油感!抵抗感なくゴクゴク味わう!
あゝこれぞ実にあっさりな醤油味。化学調味料の塩気は尖りないのは、ベースの出汁がとてもお優しい味わいだからか。豚の旨味と、昆布系の乾物がしっかりと溶け出しており、お出汁感覚がしっかりと表現されてます。
甘味はナチュラルで、野菜もしっかりと煮出されたイメージ。とってもヘルシーな一杯なのだ!。個人的に魔法の醤油と読んでいるタレには、それだけで十分なこくまろな味わい!。ライトでコク深い醤油出汁となって広がります!豚と野菜と乾物が円やかに溶け込むエキスのハーモニーでゴクゴクと飲み味わえる痛快さ!。
<麺> 自家製麺!心地良い滑らかなザラつき感!出汁を吸っても強い粉の風味と甘味!比類なしの蕎麦ライク中華麺!
何度も性懲りも無く語っておりますが、これを抜かしては置けぬ・・・「まるで蕎麦」!。相変わらず蕎麦ライク極まれりです。落ち着きのある素朴な褐色が印象的。そして風味と甘味がとても強いです。
しかも熱ダレにも強く、ゆっくり食っても、伸びない感じ。ずっとクシクシとした歯応えが続くようです。別に潰し込みや引き締まりが強いという感じはしないのだが、実に麺としての味わいが強いと言えましょう。
<チャシュー> ノスタルジーな仕上がりが好きさ!ちょっと抜けた感ある豚肉に醤油出汁が浸透!
チャーシューじゃなくて「チャシュー」です。誤字ではありません。いかにもノスタルジーを感じさせる肉です。中華そばチャーシューの原風景を感じさせるような仕上がりが、オヤジ心を泣かせます。決して驚く旨さじゃないんだが、何周か回ってか実に新鮮に感じるようなイメージと言ったところでしょうかね。
茹で豚の脂が抜けた感に、醤油スープが逆に染み込んで別の旨さが生まれるようです。アテでチャシュー皿食ってる上に、さらにチャシューを食らうという・・・・それだけ好きってことですな。
<メンマ> あっさりしつつ出汁を吸い込み温もりの旨さ!これもノスタで味わい深し!
これも薄味仕立てです。フニャっとしてそうな短冊型で、思いの他、淡くコリっとした歯応えがあるのがいいね。出汁を吸い込みやすいようで、醤油タレや醤油スープにもすぐに馴染むようです。それだけでもシンプルに旨いが、実は麺や薬味と絡ませながら食らうのが旨いかと。
<玉子> 毎度定番の半熟玉子風に!割って麺に絡める楽しさ!熱感こもる熱々卵黄に思わず興奮!
麺の湯で釜にポトンと生卵は落とされ、静かに短時間煮たところで平ザルで救い上げる。手法的にはポーチドエッグと同じです。これを自宅でもやってみたくて・・・どれだけ失敗したことか。Amazonで作る道具を見つけて最近ゲットしたばかりです(笑)。
薄く卵白部分に白い茹で上がりが生じ、卵黄は熱感がしっかり伝わって、熱々なコク円状態。まず存分に麺に直接絡めましょう!。その、麺に絡む卵黄の姿が素朴な風景がナイス。食えば旨さ質実です。これは最近クセになってる味わい方かと!。
総じまして「蔓延防止のストレスを優しく解きほぐすノスタルジーな旨さ!三鷹に昭和の旨さあり!」
・・・と言う感動の嵐!。地下に潜る怪しさながらも明るい雰囲気!しかもとってもハートフルな接客!フェスティブな雰囲気!老若男女問わず広く愛され続ける店とその味わい!疲れた時には元気をもらえますよ!ほっこり気分で啜れるので激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!